手動だけれど簡単でおいしいエスプレッソが淹れられる

アウトドアに持っていきたい! 電気も電池も不要なエスプレッソマシン「ミニプレッソ」

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バーベキューやハイキング、登山など屋外でのレジャーを楽しんでいる時に、淹れたてのエスプレッソを味わってみませんか? キャンプ場や標高の高い所では夏でも肌寒く感じることがありますし、なにより自然に囲まれた、澄んだ空気の中で飲むコーヒーは格別においしくてクセになります。このようなことから筆者は、2年前に電気を使わずにエスプレッソが淹れられる「ハンドプレッソ」を購入したのですが、最近、もっと使い勝手のよさそうな「minipresso(ミニプレッソ) LG12-MP」(以下、ミニプレッソ)が発売されました。その使い勝手とエスプレッソの味をチェックします。

電池、電気不要でエスプレッソが淹れられる仕組みとは?

エスプレッソはお湯に圧力をかけて短時間で抽出することで、雑味のない深くて濃い味わいが楽しめるコーヒーです。エスプレッソマシンであれば自動で適切な圧力に調節してくれますが、筆者が持っている「ハンドプレッソ」は手動なため、自力でポンピングして圧力をかけねばならず、これが非常に重労働。ポンピングの目安は40回程度なのですが、ハンドルを押すごとに気圧が高まるのでどんどん重くなっていき、手が痛くなるほど大変でした。いっぽう、今回用意した「ミニプレッソ」は5〜6回空押ししたら、その次からのポンピングで抽出が始まるそう。ポンピング回数が筆者所有のモノより圧倒的に少ないので、手動ながらとてもラクそうです。さっそく、構造をチェックしつつ、エスプレッソを淹れてみました。

サイズは60(幅)×177(高さ)×70(奥行)mmで、重量は360g。コンパクトなので、バッグに入れておいても持ち運びに苦労はしないでしょう

この小さなアイテムは分解できるようになっており、片方に、コーヒー粉やお湯を量る計量スプーンが装備されていました

反対側には、コーヒーを抽出するためのユニットとエスプレッソを飲むカップがセットされています

反対側には、コーヒーを抽出するためのユニットとエスプレッソを飲むカップがセットされています

飲むためのカップや計量スプーンも本体とあわせて収納できるので、アウトドアに持って行くことを考えると非常に便利です

ここからは、実際にエスプレッソを淹れていきましょう。コーヒー粉、お湯を準備しておいてください。

計量スプーンにコーヒー粉をすり切り1杯入れます。なお、コーヒー粉は市販されている粉末状のものであればOKですが、目の粗いコーヒー粉は味が薄くなる可能性があるので注意。できるなら、エスプレッソ用のコーヒー粉を用意するほうがいいでしょう

計量スプーンに入れたコーヒー粉は、抽出カップに移し替えなければなりません。容器が小さいので難しそうだと思いましたが、計量スプーンに抽出カップをかぶせひっくり返すだけで完了。コーヒー粉がこぼれることもなく、簡単でした

本体にコーヒー粉を入れた容器をセットし、ノズルユニットでフタをします。なお、コーヒー粉は、写真のように計量スプーンから移した状態のままでOK。抽出カップにキレイに収めようと、押し込んだりしないほうがいいそうです

次はお湯の準備です。熱湯を注いだ計量カップを本体に取り付ければ、準備完了

次はお湯の準備です。熱湯を注いだ計量カップを本体に取り付ければ、準備完了

圧力をかけるために、ピストンを引き出します。ピストンのある部分を回すとロックが解除されるので、手間には感じません

ポンピングしている途中でエスプレッソが抽出されるため、飲用カップを準備します。ロゴが逆さまになるようにすると、下にコーヒー粉、上にお湯という配置になるので、この状態でポンピングスタート!

ピストンを押し引きする最初の5〜6回は加圧するために空押しとなりますが、十分な圧がかかったタイミングでエスプレッソが抽出されました(下の動画参照)。

最初の空押しの段階では楽勝と思っていたのですが、気圧が高まってからは指ではなく手のひらを使わないとピストンを最後まで押すことができないほど力が必要でした。とはいえ、16回ぐらいで抽出が終わるのでそこまで大変ではありません

ミニプレッソで淹れたエスプレッソは、クレマがしっかりできていました。メーカーによると、ミニプレッソはおよそ8気圧で抽出するそう。一般的にエスプレッソの抽出は9〜10気圧と言われているので少し低めかもしれませんが、エスプレッソ特注の苦味がありつつも、まろやかであと味スッキリ! かなりおいしいエスプレッソに大満足です

ミニプレッソがいかに簡単かは、筆者所有の手動のエスプレッソマシン「ハンドプレッソ」と比べればわかります。ハンドプレッソは自分で圧力計を確認し(下の写真A参照)、緑のゾーンにくるまでポンピングしなければならず、その回数は30回以上。その後、お湯を注ぎ、ダンパーで押し込んだコーヒー粉をセットし、ようやく抽出へ。この工程に比べたら、ミニプレッソはラクすぎです!

ハンドプレッソは@の状態でポンピングするのがつらくなり、片方をテーブルにつけて上から体重をかけて押し込まねばならないほどでした

<関連記事>「ハンドプレッソ」の抽出方法が知りたい人は、こちらをチェック!

まとめ

手動のエスプレッソマシンは、とにかくポンピングが大変! と、過去の経験から思っていたのですが、ミニエスプレッソは簡単すぎて拍子抜けしました。ただ、熱を逃がさない保温機構になっているわけではないため、抽出したエスプレッソの温度は少々ぬるめ。飲用カップと計量カップを事前に温めておけば56℃で淹れることができたので、カップの温めは必須でやったほうがよさそうです。このように、お湯の温度キープには若干注意は必要なものの、味は上々。価格.comマガジン編集部員にも試飲してもらいましたが、「普通にエスプレッソだ! おいしい」と高評価でした。本格的なエスプレッソマシンで淹れたような味を求める人には適さないかもしれませんが、アウトドアで1杯楽しむにはサイズも手間も味も不服なしです。もちろん、室内で楽しむエスプレッソマシンとして使ってもOK!

本体以外は水洗いOK。本体は、お湯のみをセットし(コーヒー粉は入れない)、エスプレッソを淹れる手順でポンピングして抽出してキレイにします

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌の白物家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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2017.7.27 更新
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