夏休みは終わってしまったけれど、まだまだアウトドアが楽しい季節! 今夏は暑過ぎたので、むしろ少し暑さがやわらいだ今から本格的に子どもと一緒にキャンプやハイキングなどをしようと考えている人もいるのではないでしょうか。そこで、そういったアウトドアシーンで子どもが快適に過ごせるための服装を紹介します。
外で過ごす時間が長いキャンプなどでは、熱中症にならないように帽子は必須。そんな帽子を選ぶ際のポイントは、通気性がいいこと。通気性が悪いと内部が高温になってしまい、直射日光を受けるよりも危険な状態になってしまいます。メッシュ生地が多いタイプがいいでしょう。また、キャップよりも、後頭部が守れるハットや日よけが付いているモデルのほうが、より頭部全体を守ることができます。
帽子をかぶるだけで、熱中症のリスクが下げられます! 前方だけでなく、後方にもツバのあるハットがベスト
キャップでも、後頭部に日よけが装備されているモデルを選べば安心!
紙70%とポリエステル30%でできた通気性の高いハット。丸めてコンパクトにすることもでき、長時間たたんでおいても形がくずれることはありません。帽子の内側には3点のループが装備されているので、別売のハットストラップや日よけ布を取り付けることも可能です。
サイズはキッズフリー(51〜54cm)で、ナチュラルとネイビーのカラーが用意されています
サイドに配置されたメッシュで通気性を確保するとともに、吸水速乾素材のライナーを採用することで、汗をかいても流れ落ちないように配慮されています。また、生地が自然由来の防虫素材になっているのもポイント。大人向けの「マリオンハイクウィメンズブーニー」も用意されているので、親子でお揃いコーデも楽しめます。
サイズはユースワンサイズで、ダークシアンのカラーが用意されています
紫外線カット率85%以上を備えた生地に一部メッシュ生地が施され、通気性は上々。さらに、後頭部を直射日光から守るためのサンシェードも装備され、その一部もメッシュ仕上げになっています。なお、サンシェードは取り外し可能。
サイズはKS・KM・KLで、ゴールデンロッド、ラズベリーソルベ、ターキッシュブルー、ブルーリボンのカラーが用意されています
紫外線カット率90%以上の効果が期待できる生地(メッシュ部は除く)を採用し、後頭部には日差しをさえぎる日よけを装備。さらに、側面は吸水拡散性にすぐれるワッフルメッシュとなっており、蒸れにくくて乾きやすく、快適性バッチリ。フィット感を調整できる機構も備えられています。
サイズはキッズフリー(51〜54cm)で、ライトタン、ネイビー、バーミリオンのカラーが用意されています
アウトドアアクティビティはほどほどにサイトでのんびり過ごすキャンプであれば、普段の服装でもOKですが、コットン製のウェアより、汗をかいてもすぐに乾く速乾Tシャツやパンツのほうがベターです。また、キャンプ場によっては、朝夕はブヨなどの吸血虫にかまれることもあるので、長袖・長ズボンは必携。ズボンの裾が絞れるタイプを選ぶと、ブヨの侵入を防ぐこともできるのでいいでしょう。
コットン製のTシャツは汗をかいて濡れるとなかなか乾かず、夕方の冷たい風に吹かれると体を冷やすことがあるので、すぐに汗が乾きやすい速乾Tシャツのほうが快適です
裾をファスナーで切り離すことができる「ジップオフパンツ」や「コンバーチブルパンツ」は、1本で長ズボンにも半ズボンにもなるのでかさばらないのも◎
UVカット効果のある伸縮性の高い生地の採用した本製品は、吸水速乾機能だけでなく、汗に反応すると冷却効果を発揮するので、暑い日でも快適に過ごせます。親子でコーディネートできる同素材の大人向け「ランボーンビーチショートスリーブクルー」「ランボーンビーチウィメンズショートスリーブクルー」もあり。
サイズはXXS・XS・S・M・Lで、カレッジエイトネイビーとブラックマルチのカラーが用意されています
表面にはコットンのような肌触りのいい短繊維、肌に触れる内側にはすぐれた吸水拡散性を備え、肌触りもいい長繊維を採用。毛玉の原因になるケバができにくいように配慮されているのも◎。さらに、紫外線を90%カットし、光に当たるとニオイのもとを分解・消臭する効果も備えられています。
サイズは130・140・150・160で、ライトシアンのカラーが用意されています
汗をかいたり濡れたりしても、より多くの水分を吸収・拡散するテキサクール素材が、ウェア内の快適さを調整します。UVカットや防臭効果も備えられており、清涼性もバッチリ!
サイズは116・128・140・152で、ナイトブルー、ターコイズ、ピークレッド、デザートオレンジのカラーが用意されています
ナイロンとポリウレタンの混紡生地を使用した薄手の本製品はストレッチ性にすぐれ、静電気の発生を抑えるシステムも使用されているので快適に動くことができます。また、裾の部分を取り外してショートパンツにすることも可能。撥水加工も施されているため、少々の雨も問題なし!
サイズは100・110・120・130・140・150で、ロコグリーンとアーバンネイビーのカラーが用意されています
ファスナーで裾を着脱できるようになっているので、日中は半ズボン、涼しい朝夕は長ズボンというように履き方を変えることができます。取り外した裾部分は、左右どちらに取り付けてもOKなのも◎。
サイズは130・140・150・160で、ハンターグリーン、オーカー、ロイヤルブルーのカラーが用意されています
高い速乾性と通気性、UVカット効果を備えた軽くてしなやかなサンショーツは、汗をかいても水遊びをしても、いつでもさらっと快適です。シンプルなデザインですが、フロントとヒップにそれぞれ2つのポケットが装備されており、機能性も上々。
サイズは116・128・140・152で、トロピックピンクとサンドデューンのカラーが用意されています
トレッキングやハイキングなどのアクティビティを楽しむなら、普段履いている運動靴ではなく、ソールが石や泥が詰まりにくいパターンになったトレッキングシューズを用意してあげましょう。すべりにくく、ねんざもしにくくなるので安心です。ただし、紐を通す部分の仕様には注意が必要。というのも、この部分がフックになったタイプの場合、蝶蝶結びした靴紐の輪がもう片方のシューズのフックに引っかかり、転倒する恐れがあるからです。コードロックを使って輪を作らないようにする方法もありますが、心配な人は、ベルクロストラップで固定できるシューズや、ダイヤルで靴紐を調整できる「BOAシステム」を搭載したシューズを選ぶといいでしょう。
靴紐をフックに引っかけて結ぶタイプのシューズは、もういっぽうの靴のフックに靴紐の輪が引っかからないように写真のようにコードロックで固定すると安心
ダイヤルを回すだけでワイヤーが締まる「BOAシステム」採用のシューズは、ダイヤルを引っ張り上げればワイヤーがゆるむので、脱ぐのも履くのも楽チン!
リールで簡単にワイヤーを締めたりゆるめたりできる「BOAシステム」を採用。透湿防水性なので、雨が降っても快適に歩けます。アウトソールには泥はけがよく、グリップ性にすぐれたパターンを採用。
サイズは16〜25cm(1cm刻み)で、重量(片足)は300g(20cm)。ブルー、レッド、タンのカラーが用意されています
子どもの足に負担をかけないよう軽量設計にするとともに、高いクッション性を持たせることで快適な歩き心地を実現。防水性能も備えられているので安心です。揃いのデザインの大人向けモデル「カラサワ2プラスオムニテック」と合わせ、親子でキメてみるのもいいかも!
サイズは19〜24cm(1cm刻み)で、重量(片足)は265g(21cm)。スチール、ボルダー、カレッジエイトネイビーのカラーが用意されています
小さな子どもでも脱ぎ履きがしやすいベルクロ仕様で、やわらかな履き心地に仕上げられています。また、かかとには夜間に光を反射するテープ付き。ハイキングはもちろん、林間学校や遠足にも最適です。
サイズは16〜21cm(1cm刻み)で、重量(片足)は202g(18cm)。ダークブラウン、ダークブルー、サンセットオレンジのカラーが用意されています
野外でずっと普通の靴を履いているのは疲れてしまうので、テントサイトではサンダルに履き替えさせてあげましょう。1足あるとテントへの出入りもラクになり、何かと便利です。そんなサンダルはつま先があり、かかとが固定さているタイプがベスト。水遊びをするのであれば、水陸両用のウォーターシューズを選んでもOKです。なお、前述のウェアと同じように、ブヨ対策として朝夕はサンダルではなく、靴下+普通の靴にしてあげてください。
底が薄いビーチサンダルは、石がゴロゴロとしたキャンプ場では歩きづらいうえ、鋭利なものを踏んでケガをしやすいので、キャンプ場ではあまり適しません。舗装されていない道でも脱げにくく、つまずいた際に負傷しにくい、足が覆われたタイプのサンダルやウォーターシューズを選びましょう
アウトソールは滑りにくいうえに耐久性も高く、ベルクロでしっかりと固定できるようになっているので水辺でも安心して遊べます。スリットが設けられており、通気性や水はけもバッチリ!
サイズは16〜21cm(1cm刻み)で、重量(片足)は129g(20cm)。ピオニー、レッド×イエロー、ターコイズ、イエローのカラーが用意されています
通気性と速乾性にすぐれたメッシュ素材のアッパーを備えた水陸両用のウォーターシューズである本製品は、軽くて滑りにくいので水辺でも陸地でも活発に遊べます。留め具の付いたドローコードが靴紐に採用されており、フィット感の調節もカンタン!
サイズは19〜23cm(1cm刻み)で、重量(片足)は220g(21cm)。スクトー、ブラック、グレイアッシュ、グレーアイスのカラーが用意されています
アウトドア雑誌の副編集長職を経てフリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、グッズ、クルマ、旅行などレジャー関連を中心に執筆している。