牛島義之のアウトドアのススメ
高さや装備など、調理しやすい工夫が施された調理用テーブル

調理が断然スムーズに! キャンプで料理するならキッチンテーブルはあるほうがイイ!!


キャンプで調理する際、食事をとるためのダイニングテーブルで作業している人もたくさんいますが、キャンプをよくするならキッチンテーブルを用意してみてはいかが? 調理するためにデザインされたテーブルなので、アウトドア料理作りがもっと快適になるはずです!

キッチンテーブルがあると、なぜいいの?

食材を切ったり、下味をつけたりするような作業をダイニングテーブルで行っていたら腰が痛くなってしまったという人は案外多いのではないでしょうか。その理由は、天板の高さ。主に食事に使われるダイニングテーブルは、座面高45cm前後のダイニングチェアに腰かけた際にちょうどいい位置に天板がくるようになっているため、立って作業すると、どうしても前かがみの姿勢になってしまいます。その点、キッチンテーブルはダイニングテーブルよりも10cm以上高い位置(80〜90cm)に天板がくるように設計されているので、一般的な大人の身長であれば、自然な姿勢で調理可能。わずかな差ですが、キッチンテーブルがあると断然調理がラクになります。

左がキッチンテーブルで、右がダイニングテーブル。キッチンテーブルは調理台であるため、普通のテーブルとは形状がまったく違います。なお、ここで紹介しているキッチンテーブルは、コールマン「オールインワンキッチンテーブル」

キッチンテーブル(左)とダイニングテーブル(右)を並べてみると、天板の高さがこれだけ違います。その差は約10cmですが、この10cmが超重要!

天板の高さが約70cmのダイニングテーブルで調理をすると、身長165cmの筆者の場合、このような姿勢になります。身長160cm前後の女性でも、やはり腰は曲がってしまうもの。下準備の少しの時間だと思われるかもしれませんが、腰痛持ちでなくても腰にだるさや痛みを感じる人は意外と多いのです

いっぽう、天板の高さがダイニングテーブルよりも10cmほど高いキッチンテーブルでは、腰を曲げずに作業できます。家庭のキッチンに近い感覚で、断然ラク!

キッチンテーブルが調理に適している理由は、ラクな姿勢で作業できる高さだけではなりません。「オールインワンキッチンテーブル」のように調理器具を置けるラックやお玉などを吊せるツールハンガーなどの装備がセットになったモデルを選べば、より使い勝手がよくなります。

テーブルの前にお玉やフライ返しなどが吊せるツールハンガーがあるほうが、作業効率がグンとアップします

テーブルの前にお玉やフライ返しなどが吊せるツールハンガーがあるほうが、作業効率がグンとアップします

「オールインワンキッチンテーブル」のように、テーブル下に棚があると収納にも困りません。ネット製だけでなく、重みにも耐えられる棚が装備されていれば、クッカーなどの調理器具も載せられます

ツーバーナーを載せられるスタンドも装備されているタイプなら、テーブルの天板とツーバーナーの高さが同じくらいになるので使い勝手はさらにアップ

手もとが明るく照らせるランタンスタンドが用意されていると、さらに便利に!

手もとが明るく照らせるランタンスタンドが用意されていると、さらに便利に!

いろいろな装備のあるキッチンテーブルですが、収納はコンパクト! ツーバーナーを載せられるスタンドやランタンスタンド、ツールハンガー、テーブル下の棚などを備えた「オールインワンキッチンテーブル」も写真ほどのサイズに収納できます

使いやすいキッチン作りも忘れずに

キッチンテーブルを用意したら、次に考えたいのがレイアウトです。一般的に調理は、食材を出す→洗う→切る→加熱するという流れで行うので、クーラーボックス→水場→ゴミ箱→キッチンテーブル→バーナー類と流れに沿ったアイテム配置をすると作業効率が格段にアップ! ちなみに、右利きの人は右から左に調理ができる「右勝手」、左利きの人は左から右に作業できる「左勝手」が使いやすいと言われています。

右利きの人が使いやすいとされる「右勝手」のレイアウト。調理を進める順に必要なものが手に届くように配置されていると、スムーズに作業が行えます。なお、ゴミ箱は火もとの近くには置かないようにしましょう

このように一直線に配置されたスタイルは「I型レイアウト」と呼ばれています。横に広いので動線が長くなる半面、家族みんなで並んで調理するのには最適

主にひとりで作業する時には、動線が短い「L型レイアウト」にするといいでしょう

主にひとりで作業する時には、動線が短い「L型レイアウト」にするといいでしょう

注目のキッチンテーブルをピックアップ!

いろいろな装備が用意されたモデルから調理台と収納棚のみのシンプルなモデルまで、人気のキッチンテーブルを厳選してみました!

コールマン「オールインワンキッチンテーブル」

上でも紹介したこのモデルは収納棚やランタンスタンド、ツールハンガー、バーナースタンドなど、キッチンテーブルに求められるひととおりの装備が揃えられています。スタンド類を別途購入しなくてもいいのもお得!

使用時のサイズは約149(幅)×55.5(奥行)×170/190(高さ)cm、テーブルサイズは約80(幅)×54(奥行)×80(高さ)cm。テーブルは約30kg、シェルフは約25kgの耐荷重となっています。収納サイズは約80(幅)×11(奥行)×28(高さ)cmで、重量は約6.7kg

コールマン「コンフォートマスターワンタッチキッチンテーブル」

多機能なキッチンテーブルをカンタンに設営したいならコレ! 折りたたまれた天板を開くと脚も同時に開くので、短時間で準備が完了できます。竹集成材を採用した天板やブロンズ色のアルミフレームなど、大人っぽいデザインも魅力。バーナースタンドやランタンスタンド、ツールハンガー、収納棚が備えられています。

使用時のサイズは約170(幅)×50(奥行)×183(高さ)cm、テーブルサイズは約100(幅)×45(奥行)×83(高さ)cm。約30kgの耐荷重となっています。収納サイズは約50(幅)×12.5(奥行)×82(高さ)cmで、重量は約9.4kg

ユニフレーム「キッチンスタンドU」

エンボス加工が施されたステンレス製の天板は熱に強く、汚れもカンタンに拭き取れます。メンテナンスがラクなうえに、傷も目立ちにくいのでアウトドアで使うのにうってつけ。バーナースタンドのほか、純正「キッチンtank」などのウォータータンクも載せられる棚板(耐荷重約15kg)が左右に装備されています。

使用時のサイズは約108(幅)×37(奥行)×77.5(高さ)cm、テーブルサイズは約36(幅)×58(奥行)cm。片側あたり約15kgの棚板分散耐荷重となっています。収納サイズは約58(幅)×37(奥行)×9.5(高さ)cmで、重量は約5.9kg

ロゴス「smart LOGOS kitchen クックテーブル(風防付き)」

バーナースタンドは必要ないというなら、このモデルはいかが? ツールハンガー、調味料ラック、キッチンペーパーホルダー、メッシュラック、ゴミ袋ホルダーなど、調理に必要な装備が用意されているうえに、天板の奥に着脱可能な風避けも完備しています。

使用時のサイズは約65(幅)×56(奥行)×162.5(高さ)cm、テーブルサイズは約65(幅)×56(奥行)×85(高さ)cm。約30kgの耐荷重となっています。収納サイズは約21(幅)×15(奥行)×86(高さ)cmで、重量は約4kg

テンマクデザイン「ワークテーブル」

調理台と収納棚で構成されたモデルですが、アウトドアコーディネーターの小雀陣二氏がプロデュースしただけあってムダがなくて使いやすい! サイズが「HI」「MID」「LOW」と3種類用意されており、調理台にHIサイズ、バーナースタンドにMIDサイズ、ジャグスタンドにLOWサイズというように、複数を組み合わせてキッチンを作ることもできます。オールステンレス製で掃除がしやすいのも◎。

左から「LOW」「MID」「HI」。使用時のサイズ(LOW/MID/HI)は約54(幅)×42(奥行)×37(高さ)cm/約85(幅)×54(奥行)×69(高さ)cm/約85(幅)×54(奥行)×85(高さ)cm。収納サイズ(LOW/MID/HI)は約54(幅)×42(奥行)×3.5(高さ)cm/約85(幅)×54(奥行)×8(高さ)cm/約85(幅)×54(奥行)×9(高さ)cmで、重量(LOW/MID/HI)は約3.81kg/約9.8kg/約10.1kg

オンウェー「イージーハイテーブル」

アルミ製の天板と収納棚を備えており、キッチンテーブルとして使うだけでなく、収納ラックとして使うことも可能。スノコ状になった天板を折りたたみ、脚を収束すれば、細長くコンパクトに収納できます。

使用時のサイズは約100(幅)×45(奥行)×86(高さ)cmで、約20kgの耐荷重となっています。収納サイズは約102(幅)×20(奥行)×20(高さ)cm、重量は約5.6kg

DOD「マルチキッチンテーブル」

容量約170Lの収納スペースを持つ「マルチキッチンテーブル」は、入れたいモノの大きさに合わせて、中を仕切る棚数を1段から3段まで切り替えできます。棚を外してポールを折りたたみ、天面と底面をくっつけてアタッシュケースのように収納できるので持ち運びもラクラク。

使用時のサイズは約60(幅)×48(奥行)×81(高さ)cmで、約30kgの耐荷重となっています。収納サイズは約60(幅)×48(奥行)×7.5(高さ)cm、重量は約7.2kg

DOD「ソトデーチューボー」

ウッド天板の広い調理スペース以外に、熱い鍋なども置けるスチール天板を装備。テーブルの高さは自宅キッチンのように立って調理しやすい80cm、ミドルスタイルの70cm、ロースタイルの56cmと3段階に調節できます。調理台兼ダイニングテーブルとして役立つはず。

使用時のサイズは約114(幅)×60(奥行)×56/70/80(高さ)cmで、約20kgの耐荷重となっています。収納サイズは約72(幅)×24(奥行)×24(高さ)cm、重量は約6.7kg

DOD「テキーラキッチンレッグ」

キッチンテーブルを作るための脚が3つセットになったもの。同社のパーツ「テキーラプレート」だけでなく、市販のワンバイ木材を使用してキッチンテーブルを組み立てることができます。耐火塗装が施されているので、焚き火で調理をするためのファイヤーハンガーとしても使用可能。

写真の脚以外のパーツは別売。約34(幅)×88(奥行)×2(高さ)cmのサイズのレッグが2個、約34(幅)×77(奥行)×2(高さ)cmのレッグが1個セットになっています。重量は3個で約5.8kg

牛島義之

牛島義之

アウトドア雑誌の副編集長職を経てフリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、グッズ、クルマ、旅行などレジャー関連を中心に執筆している。

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