牛島義之のアウトドアのススメ
お湯をザッと注ぐだけで誰でもおいしいコーヒーが淹れられる!

ベテランキャンパーにも支持されるカリタのコーヒードリッパー「ニューカントリー102」

キャンプシーンで朝に飲む温かいコーヒーは、ホッとした気持ちにしてくれるもの。コーヒーは、インスタントでも十分ですが、やっぱり、その場でドリップしたほうが味わい深く、インスタントでは味わえないおいしさや楽しさが得られます。とはいえ、起床してすぐにハンドドリップで淹れるのはめんどうだと思う人もいるはず。そんな人に紹介したいのが、カリタ「ニューカントリー102」。お湯の注ぎ方にこだわらなくてもおいしいコーヒーが淹れられる、ベテランキャンパーにも評判の高いコーヒードリッパーです!

コーヒーを簡単においしく淹れられる秘密とは?

コーヒードリッパーでコーヒーを淹れる場合、細口のケトルを用意して、お湯で「の」の字を書くように回し入れるのが一般的ですが、「ニューカントリー102」は、お湯を無造作にザッと入れるだけでOK。ドリッパーの上に複数の小さな穴が空いた「シャワーポット」が装備されており、お湯を一気に注いでもシャワー状となってコーヒー粉にムラなく注がれるようになっているのです。しかも、シャワーポットがドリッパーのフタとなるので、コーヒー粉は蒸らされた状態に。抽出前にコーヒー粉を蒸らす工程はコーヒーの成分をしっかり抽出するために必要なことですが、ニューカントリー102はお湯を1度に注ぐだけで、蒸らし工程も自動的に行われます。また、お湯の注ぎ方によって味が変動することもなく、毎回安定した抽出が望めるのもメリット。ハンドドリップの経験がない人でも、細かいことを気にせずに使うことができます。

本体はサビに強く、丈夫なステンレス製。サイズは約170(幅)×125(奥行)×240(高さ)mmで、重量は約515gです

本体はサビに強く、丈夫なステンレス製。サイズは約170(幅)×125(奥行)×240(高さ)mmで、重量は約515gです

上から、フタ(右下)、シャワーポット(右上)、ドリッパー(左下)、ポット(左上)の順に重ねて使用します

上から、フタ(右下)、シャワーポット(右上)、ドリッパー(左下)、ポット(左上)の順に重ねて使用します

ドリッパーにお湯を注ぐのが一般的な方法ですが、ニューカントリー102はシャワーポットにお湯を一気に入れます

ドリッパーにお湯を注ぐのが一般的な方法ですが、ニューカントリー102はシャワーポットにお湯を一気に入れます

シャワーポットのお湯は底部の小さな穴からポタポタとゆっくりコーヒー粉に注がれるので、その間に蒸らしもしっかり行えます

シャワーポットのお湯は底部の小さな穴からポタポタとゆっくりコーヒー粉に注がれるので、その間に蒸らしもしっかり行えます

コーヒーを淹れてみよう!

さっそく、ニューカントリー102でコーヒーを淹れてみます。1度に淹れられる量は、最大約4カップ分。ペーパーフィルターとコーヒー粉、お湯を用意しておきましょう。

ペーパーフィルターは10枚付属。足りなくなったら購入しましょう。使用できるペーパーフィルターは2〜4杯用の台形フィルター。カリタ「102」やメリタ「1×2」などが使えます※写真は付属品ではありません

ペーパーフィルターは10枚付属。足りなくなったら購入しましょう。使用できるペーパーフィルターは2〜4杯用の台形フィルター。カリタ「102」やメリタ「1×2」などが使えます
※写真は付属品ではありません

ポットにドリッパーを載せます。ドリッパーはもちろん、3つ穴のカリタ式

ポットにドリッパーを載せます。ドリッパーはもちろん、3つ穴のカリタ式

ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、コーヒー粉を入れます。コーヒー粉は一般的なドリッパー同様、中挽きが最適。1杯で1カップ分のコーヒー粉(約10g)が入れられるコーヒーメジャーも付属しているので、計量に手間はかかりません。今回は、4カップ分のコーヒー粉を投入しました

ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、コーヒー粉を入れます。コーヒー粉は一般的なドリッパー同様、中挽きが最適。1杯で1カップ分のコーヒー粉(約10g)が入れられるコーヒーメジャーも付属しているので、計量に手間はかかりません。今回は、4カップ分のコーヒー粉を投入しました

コーヒー粉を平らに整えてから、シャワーポットを載せます

コーヒー粉を平らに整えてから、シャワーポットを載せます

シャワーポット内側に刻まれた、「3cup」と「4cup」の目盛りを目安にお湯を注ぎます。1〜2カップ分を淹れることも可能ですが、味が薄くなるなど仕上がりにバラツキがでやすいので、目盛りの分量を淹れるほうがいいでしょう

シャワーポット内側に刻まれた、「3cup」と「4cup」の目盛りを目安にお湯を注ぎます。1〜2カップ分を淹れることも可能ですが、味が薄くなるなど仕上がりにバラツキがでやすいので、目盛りの分量を淹れるほうがいいでしょう

お湯をシャワーポットに注ぎます。わざわざ細口のケトルを用意しなくても、コッヘルでお湯を沸かして、そのままザッと注げるのも、ニューカントリー102の魅力

お湯をシャワーポットに注ぎます。わざわざ細口のケトルを用意しなくても、コッヘルでお湯を沸かして、そのままザッと注げるのも、ニューカントリー102の魅力

お湯を注ぎ終えたらフタをセット。フタをすることにより、ある程度、お湯の温度低下が防げます

お湯を注ぎ終えたらフタをセット。フタをすることにより、ある程度、お湯の温度低下が防げます

あとは、抽出されるのを待つだけ。できあがりを告げるアラーム機能などは搭載されていないため、「そろそろかな?」と思ったら、フタを開けて確認してください。シャワーポットにお湯が残っていなければ、完成です(構造上、若干のお湯は残ります)

あとは、抽出されるのを待つだけ。できあがりを告げるアラーム機能などは搭載されていないため、「そろそろかな?」と思ったら、フタを開けて確認してください。シャワーポットにお湯が残っていなければ、完成です(構造上、若干のお湯は残ります)

抽出が終わったら、シャワーポットとドリッパーを取り外します。どちらもテーブルにそのまま置くと汚れてしまうので、あらかじめ受け皿などを用意しておきましょう。なお、今回抽出にかかった時間は約3分。コーヒーは3分以内に淹れるのが基本とされているので、なかなかいい感じですね

抽出が終わったら、シャワーポットとドリッパーを取り外します。どちらもテーブルにそのまま置くと汚れてしまうので、あらかじめ受け皿などを用意しておきましょう。なお、今回抽出にかかった時間は約3分。コーヒーは3分以内に淹れるのが基本とされているので、なかなかいい感じですね

抽出後のコーヒー粉を見ると、シャワーポットから出るお湯がコーヒー粉にまんべんなく降り注がれた様子がうかがえます

抽出後のコーヒー粉を見ると、シャワーポットから出るお湯がコーヒー粉にまんべんなく降り注がれた様子がうかがえます

ポットに抽出されたコーヒー。ドリッパーがポットの内側に入り込んだ構造なので、最大量の4杯分でもコーヒーはポットの半分くらいの量となります

ポットに抽出されたコーヒー。ドリッパーがポットの内側に入り込んだ構造なので、最大量の4杯分でもコーヒーはポットの半分くらいの量となります

ポットのコーヒーをカップに注ぐ時は、フタをしてから行いましょう。試しに、抽出されたコーヒーの量を計測してみたところ、約480ccでした。カリタでは1カップの量を約120ccとしているので、まさに4杯分ぴったりの分量!

ポットのコーヒーをカップに注ぐ時は、フタをしてから行いましょう。試しに、抽出されたコーヒーの量を計測してみたところ、約480ccでした。カリタでは1カップの量を約120ccとしているので、まさに4杯分ぴったりの分量!

なお、本体はステンレス製なので直火にかけることも可能。抽出したコーヒーが飲みきれなかった、時間が経って冷めてしまった時はポットを火にかけて温め直せます。ただし、沸騰させると味や香りが飛んでしまうので注意しましょう。

直火で温め直す際は、ポット+フタの状態にします。シングルバーナーで加熱も可能。気温が低い時期はコーヒーがすぐに冷めてしまうので、温め直せるのはうれしいですね

直火で温め直す際は、ポット+フタの状態にします。シングルバーナーで加熱も可能。気温が低い時期はコーヒーがすぐに冷めてしまうので、温め直せるのはうれしいですね

工夫次第でパッキングはコンパクトにできる

ニューカントリー102は最大4杯分のコーヒーが淹れられる容量なうえ、シャワーポットを装備しているため、アウトドア用のコーヒードリッパーの中ではサイズは大きめ。さらに、お湯を沸かすためのケトルやクッカー、バーナー、燃料も必要なので、持ち運び時にどうしてもかさばります。しかし、バーナーや燃料を小ぶりなものにすれば、ニューカントリー102のポット内に収納することも可能。パッキングを少しでもコンパクトにしたいなら、本体内の空間を上手に利用するといいでしょう。

小さめの燃料缶なら、ポット内に収納できます。今回使用したのは、SOTOのシングルバーナー「ウインドマスター」で、燃料は105g缶

小さめの燃料缶なら、ポット内に収納できます。今回使用したのは、SOTOのシングルバーナー「ウインドマスター」で、燃料は105g缶

抽出する時は次にドリッパーを載せますが、収納時はシャワーポットをセット。そして、シャワーポット内にペーパーフィルターを入れれば、パッキングのまとまりがよくなるだけでなく、その上に載せるドリッパーとシャワーポットの緩衝材となり、傷が付くのを防げます

抽出する時は次にドリッパーを載せますが、収納時はシャワーポットをセット。そして、シャワーポット内にペーパーフィルターを入れれば、パッキングのまとまりがよくなるだけでなく、その上に載せるドリッパーとシャワーポットの緩衝材となり、傷が付くのを防げます

ドリッパーを重ねて……

ドリッパーを重ねて……

最後にフタを裏返しにして載せたら、収納は完了

最後にフタを裏返しにして載せたら、収納は完了

使用する時と同じように普通に重ねると高さは約240mmとなりますが、ここで紹介したように収納すると約175mmに。高さが65mmほど圧縮できる程度ですが、バーナーや燃料、ペーパーフィルターも収納できるので、まとまりは断然よくなります

使用する時と同じように普通に重ねると高さは約240mmとなりますが、ここで紹介したように収納すると約175mmに。高さが65mmほど圧縮できる程度ですが、バーナーや燃料、ペーパーフィルターも収納できるので、まとまりは断然よくなります

まとめ

レギュラーコーヒーにも1杯ずつドリップできるパックタイプがありますが、複数人で飲むなら、ニューカントリー102のように1度にたくさん淹れられるコーヒードリッパーがあると便利。少し違うだけで味わいが変わると言われるお湯の注ぎ方に気を配る必要もなく、一気にお湯を注いだあとは放置しておけばいいので、みんなと会話を楽しみながら待つこともできます。収納はさほどコンパクトにはできませんが、難しいことを考えずに、誰でも安定したおいしさのコーヒーが淹れられるのは大きな魅力。2002年に発売されて以来、その手軽さとおいしさでベテランキャンパーにも支持される本製品は、コーヒー好きなら要チェックの逸品です。

牛島義之

牛島義之

アウトドア雑誌の副編集長職を経てフリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、グッズ、クルマ、旅行などレジャー関連を中心に執筆している。

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