2015年6月1日に改正道路交通法が施行されてから、自転車は必ず車道の左側を通行しなければならなくなりました。施行直後の厳しさは大分なくなりましたが、それでも歩道を走行したり、車道の右側を通行する逆走をしたりすると、捕まってしまう可能性はあります。なので、やはり極力車道の左側を通行すべきなのだと思います。
で、車道を通行するのに気をつけなくてはならないのが、自動車の存在。自動車自体が昔はキープレフトが推奨されているので、左側に寄りがちです(最近は教習所ではキープレフトを教えていないという話もありますが)。視界が開けた昼間であれば、早めに自転車の存在に気がついてくれて、ゆっくり追い抜いてくれたり、右に膨らんで追い抜いてくれたりもするのですが、夜だとなかなか自転車の存在がわかりにくかったりするわけです。
なので、自転車側も自分の存在でできるかぎりアピールする必要があります。同じ車線を走っていて、自動車のほうが速いことを考えると、前照灯以上にテールライトが重要であるのは言わずもがな。反射板の設置が義務付けられているので、自動車のライトが反射して自転車の存在がわかるのですが、やはり角度によって反射度合いが変わる反射板よりも、発光するテールライトのほうが確実かつ安全になるわけです。
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電池は単4形乾電池を2本使います。ちょっと聞き慣れないメーカーですが、2本同梱しているのですぐに使えます。そして、2か所の発射口からレーザービームが発射されます |
テールライトで自転車の存在を知らしめたとしても、テールライトだけでは距離感がつかみづらく、自転車の状態もわかりません。そこで、車幅を示すレーザーライトの出番というわけです。さすがにこのレーザーライトを見れば、どのくらいの幅があるのかひと目でわかるというもの。
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こんな感じで、自転車の車幅を知らせてくれます。自転車と一緒に動くのでさすがに自動車のドライバーは気がつくと思います |
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横から見たところ。結構はっきり表示されています |
まあ、ドライバーが地面に映ったレーザーライトの意味を理解してくれないと効果が発揮されませんが、それでも認識してもらえる可能性は格段にあがるのは間違いないでしょう。
テールライトは全部で7つの光るパターンがあります。ずっと点灯しているよりも目立つのでいい感じです。レーザーライトも点灯と点滅の2パターンあるのですが、こちらは点灯がいいのではないでしょうか。
テールライトの7つの光るパターンはこんな感じです
取り付けはドライバー1本でできますし、アジャスターも付いているのでいろいろなバーの太さに対応できます。本体の取り外しはワンタッチでできるので、どこかに駐車するときは持ち運べます。
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アタッチメントのボタンを押し、本体を上にスライドさせると、外すことができます |
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駐輪場に停めたり、雨が降ってきたりしたときは外しておきましょう |
これで盗難の心配もないですし、一応防滴とはいえ、防水ではないので、ゲリラ豪雨などの激しい雨にさらされるようなときにも安心です。