完全ワイヤレスイヤホンの先駆け、「EARIN」の新作が登場

音飛び/音ズレに強く、NC付きのハンズフリー通話機能も搭載した「EARIN M-2」登場!

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スウェーデンの新興オーディオメーカー「EARIN」は、左右が独立したBluetoothイヤホンの新モデル「EARIN M-2」を発表した。市場想定価格は29,800円(税別)で、2色のカラーバリエーションを用意する。発売時期は、ブラックが8月末、シルバー&ホワイトが2017年秋頃。

EARINの新完全ワイヤレスイヤホン「EARIN M-2」。まずはブラックモデル「EARIN M-2 Black」が2017年8月末に登場し、続いて同年秋頃にシルバー&ホワイトモデルの「EARIN M-2 Aluminum」が登場する

音飛びや音ズレに強い「MiGLOテクノロジー」を採用

「EARIN M-2」は、前作「EARIN M-1」の後継モデルとなる、左右ユニットが完全独立したBluetooth接続のワイヤレスイヤホン。2015年末に登場した初代「EARIN」は、直径14.5mm、全長20mmという極小サイズの耳栓型ボディ(重量約3.5g)に、バランスドアーマチュア型ドライバーを搭載した製品で、今でこそ種類が増えている超小型かつ超軽量の完全ワイヤレスイヤホンの先駆けとして、多くの注目を集めた。価格.comの「イヤホン・ヘッドホン」カテゴリーの売れ筋ランキングでも、2016年1月〜5月にかけてベスト5内にランクインしていた(最高位第2位)のでご存知の方も多いことだろう。

今回発表された「EARIN M-2」では、「EARIN」の極小ボディはほぼそのままに、無線通信の安定性を向上。特に左右ユニット間のワイヤレス通信の品質をより高めるために、新たにNXPセミコンダクターズ社の「MiGLO(ミグロ)テクノロジー」を採用した。

MiGLOテクノロジーのロゴ

MiGLOテクノロジーのロゴ

これは補聴器の両耳通信に約10年前から使われているという「近距離電磁誘導/NFMI (Near Field Magnetic Induction)」技術をベースとしたもので、Bragi(ブラギー)社の完全ワイヤレスイヤホン「Dash」にも使われている。これにより左右ユニット間の音飛びや音ズレ(遅延)に強くなっている。Bluetoothの遅延はコーデックにより40〜1000ミリ秒ほどと言われているが、今回採用されたMiGLOテクノロジーでは、音声通話なら5ミリ秒、音楽再生なら10ミリ秒程度を実現。完全ワイヤレスイヤホンの欠点をほとんど感じさせないレベルとなった。

「EARIN M-2」の本体サイズは14.5(幅)×17.2(高さ)×21(奥行)mmで重量は3.6g。従来モデルと比較してもサイズはわずかに大きくなった程度だ。またボディはより耳にフィットしやすい人間工学に基づいたものに変更されている

「MiGLOテクノロジー」で使われている「近距離電磁誘導/NFMI (Near Field Magnetic Induction)」技術。一般的な電波ではなく、コイルを使った電磁誘導でデータ通信を実現する技術で、磁気を使うため人体や水に強く(電波は一般的に水などにより弱くなる。人体の50〜75%は水分と言われている)高品質な通信が可能。マイクロ波を利用するBluetooth などと比べて人体にやさしいのも特徴だ。また低消費電力にもすぐれているのでバッテリー駆動時間も期待できる

NC機能付きハンズフリー通話機能を搭載。タッチセンサー操作にも対応

機能も充実した。新たにノイズキャンセリング機能付きのハンズフリー通話機能を、音楽の再生や一時停止などの操作が行えるタッチセンサーを搭載。さらに左右どちらの耳でも装着できる兼用ボディ(耳に装着すると左右チャンネルを自動調整)になるなど、使い勝手を大幅に改善している。

左右ユニットのそれぞれに2個のマイク(赤丸部。もう1個はイヤーチップで隠れている)を搭載。通話相手側のノイズを10〜15dB下げるだけでなく、「EARIN M-2」ユーザー側の周辺ノイズも20dB以上下げ、会話を聞きとりやすくできる。また、相手と直接顔を合わせて会話するようなシーンでも、周囲の不要なノイズをカットしてくれるという

タッチインターフェイスは左右ユニットの背面に搭載される。クリック、ダブルクリック、長押しなどのジェスチャーで、再生/一時停止のほか、ノイズキャンセルの調整やオン/オフなどの操作も行える

前モデル同様、バランスドアーマチュア型ドライバーを1基搭載。再生周波数は20〜20,000Hzで、他社に比べてフラット寄りの自然なチューニングとなっているが、特に高域の伸びをよくしていたという。対応する音声コーデックはAAC、aptX、SBC。

バッテリー駆動時間は約3時間で、スタンバイは12時間。専用の充電カプセルが付属し、3回分の本体充電が可能。またカプセルも改良されており、左右ユニットを収納する台座部分もボディと同じメタル素材に統一されたうえ、マグネットによる固定方法へと変わっている。さらに充電用LEDインジケーターがよりわかりやすくなり、3つのLEDステータスを備えている。

左右ユニットを収納する台座部はボディと同じメタル素材に変更。固定方式もマグネット式に変わっている

左右ユニットを収納する台座部はボディと同じメタル素材に変更。固定方式もマグネット式に変わっている

充電用microUSBポート。3個の充電用LEDインジケーターを備えており、充電状態がよりわかりやすくなっている(従来はひとつのみ)

そのほか、「EARIN M-2」用のアプリもリリース予定。OSはiOS/Androidに対応し、これまでできなかったファームウェアのアップデート(機能追加や改善)もサポート。そのほかにも、外部周辺ノイズの取り込みレベルの調整、タッチ方法の設定、バッテリー残量、各チャンネルのボリュームバランス調整に対応した。ちなみに、「EARIN M-1」には非対応とのこと。

新アプリもリリース予定

新アプリもリリース予定

なお、7月15日〜16日に東京・秋葉原で開催される、ポータブルオーディオ機器の総合イベント「ポータブルオーディオフェスティバル2017」で、本機をひと足早く体験できる。量産前のプロトタイプ品だが、できうる限り最適なチューニングしたうえで展示デモを行うという。気になる方はこの機会に試してみるといいだろう。

銭袋秀明(編集部)

銭袋秀明(編集部)

編集部の平均体重を底上げしている下っ端部員。アキバをフィールドワークにする30代。2015年4月、某編集部から異動して価格.comマガジン編集部へ。今年こそ、結果にコミット!

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2017.11.17 更新
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