売れ筋製品の中からピックアップ

価格.comで高い評価の360°Bluetoothスピーカー3機種を聴き比べ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

数々の種類が販売されているBluetoothスピーカー。その中でも最近じわじわと注目を集めているのが「360°スピーカー」と呼ばれるタイプだ。このスピーカーは文字通り、全方位に音が広がるモデルで、リビングの中央などに置いておけば部屋中に均一にサウンドが広がることから、最近人気となっている。そこで今回は、価格.comで高い評価を受けている360°Bluetoothスピーカー3モデルの聴き比べを行い、その実力を探った。

BOSE「Soundlink Revolve」
価格.com上でも根強い人気があるBluetoothスピーカーの定番モデル

コンパクトな筺体とは思えないほどのパワフルな音が楽しめると価格.com上でも人気のBOSEのBluetoothスピーカー。そのBOSEサウンドを継承しつつ、全方位に音が飛ぶスピーカーに進化したのが「Soundlink Revolve」だ。

円筒形のボディデザインに一新され、大きさは500mlペットボトルサイズよりひと回り小さいサイズに。ちょうど片手でも握れる手軽さだ。室内だけでなく、外に持ち運ぶのも苦にならない。筺体の上部と下部を除いた胴体は、メタル素材を使った一体成型。衝撃に強くうっかり手を滑らせて落としてしまっても安心できる。また、キッチンやお風呂場などの水回りにも置ける防滴仕様(IPX4対応)で、アウトドアでも使用可能だ。

高さは500mlペットボトルより少し小さいくらい。同周りは太めだが片手で握れるサイズとなっている

高さは500mlペットボトルより少し小さいくらい。同周りは太めだが片手で握れるサイズとなっている

音については、文句なしのBOSEサウンドで、しっかり360°周囲に音が広がっている。フルレンジのスピーカーユニットが下向きに配置されているため、音の聴こえ方が心配だったが不自然さはなかった。また、小音量でも音がやせず、にぎやかな環境でもしっかりと音楽を聴かせてくれるので、BGM的に使うのもアリだろう。BOSEならではの音の厚みを継承しつつ、クリアさにも磨きがかかっており、ポップスやアニソンなど、ボーカル曲との相性は抜群だ。

そのほか、ヘッドホンジャックで音声入力が可能。音声ガイドによるペアリング(多言語対応。日本語対応)、ハンズフリー通話、SiriやGoogleの音声コマンドなどもサポートし、機能も充実している。

電源用microUSBポートの下に、3.5mm音声入力端子が装備されている

主な仕様
・スピーカーユニット:フルレンジトスピーカー×1、パッシブラジエーター×2
・バッテリー駆動時間:最大12時間
・アナログ音声入力:3.5mmステレオミニ×1
・ハンズフリー通話:対応
・ワイヤレス連携(ステレオ化):対応
・本体サイズ:82(幅)×152(高さ)×82(奥行)mm
・重量:670g

<いいところ>使い勝手がいい多機能モデル。BOSEサウンドを360°で楽しめる
<気になるところ>ひっかけたりすることができないので置き方が限定的

使い勝手:★★★★☆
機能性:★★★★☆
携帯性:★★★☆☆
高域:★★☆☆☆
中域:★★★☆☆
低域:★★★★☆
音の広がり(360°)感:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

Bang&Olufsen「B&O PLAY Beoplay A1」
小型ワイヤレススピーカーながら2Way構成を採用したこだわり派

ドーム型形状の美しい筺体が目を引く「Beoplay A1」は、音質はもちろんデザインにも徹底してこだわる、デンマーク発の高級オーディオメーカー「Bang&Olufsen(バング&オルフセン)」が手がけた製品だ。

筺体の上部にアルミを、台座に二重成形のポリマーを使い、上質な見た目を演出。表面は滑らかな仕上がりで肌触りもやさしい。加えて堅牢さも両立させており、アルミ部分がたわむこともなく、台座も硬くできている。ボタンはすべて埋め込まれており突起部もない。カバンの中に乱雑入れても大丈夫そうだ。

台座には二重成形のポリマーベース素材を使用している。各種操作ボタンはこの側面にに搭載されている

台座には二重成形のポリマーベース素材を使用している。各種操作ボタンはこの側面にに搭載されている

サウンドについても想像以上だ。こうした小型ワイヤレススピーカーでは、フルレンジスピーカー1基に、低音の量感を出すためのパッシブラジエーターを組み合わせる構成が主流だが、本製品ではパッシブラジエーターを使っていない。約89mmの大型フルレンジスピーカーと約19mmツイーターの2Way構成にし、さらに、各スピーカーユニットを30Wクラスのデジタルアンプでドライブ。これにより低音を含む、フルレンジのサウンドをクリアでキレよく再生する。

実際に聴いてみると、低域から高域までまんべんなく出ており、特に小型のワイヤレススピーカーで気になる、音のこもりも感じられなかった。低音のパワー感は他社に比べて弱く感じる面はあるものの、その分歪みはよく抑えられており、特に低音から重低音の階調は、つぶれないよう健闘していると思う。さらに、360°全方位に広がる「True360 オムニディレクショナルサウンド」により、そのサウンドが周りに広がっていく。EDMなどではパンチ不足をやや感じたが、それでも大きなクセがないため、生楽器から電子楽器までバランスよく聴けるだろう。聴くときは小音量よりボリュームを上げたほうがよりよく聴こえる印象だ。

ちなみに、レザー製のストラップが付いており、リュックに取り付けたり、部屋のドアノブにぶら下げたりすることもできる。なお、2200mAhのリチウムイオン電池を搭載することで、約1日という長時間駆動を実現しているのもありがたい。

本体に付いているレザー製のストラップ 給電はUSB Type-Cポートから行う。USB Type-Cポートの隣に、3.5mm音声入力端子を備える 自宅ではドアノブなどにひっかけることもできる

主な仕様
・スピーカーユニット:フルレンジスピーカー×1、ツイーター×1
・駆動時間:最大24時間(充電時間約2.5時間)
・アナログ音声入力:3.5mmステレオミニ×1
・ハンズフリー通話:対応
・ワイヤレス連携(ステレオ化):対応
・本体サイズ:133(幅)×48(高さ)×133(奥行)mm
・重さ:約600g

<いいところ>低音から高音までバランスよく、あたりいっぱいに広がる360°サウンド。バッテリー駆動時間も長い
<気になるとろ>設置面積がやや大きい

使い勝手:★★★☆☆
機能性:★★★☆☆
携帯性:★★☆☆☆
高域:★★★★☆
中域:★★★★☆
低域:★★★☆☆
音の広がり(360°)感:★★★★★
コスパ:★★★☆☆

ソニー「SRS-XB10」
360°スピーカーではないが、同等レベルで使える逸品

本製品、実は360°スピーカーではない。「EXTRA BASS」という低音を重視したモデルだ。というのも、当初はソニーの360°スピーカー「SRS-X1」を紹介する予定だったが、この製品、すでに生産完了になっていたのだ。そこで代わりの製品をソニーの方に聞いたところ、候補のひとつとして出てきたのが「SRS-XB10」になる。同社には高級な360°スピーカー「LSPX-S1」があるのは知っていたので、おそらくそちらになると思っていたが、こちらも360°感をほどほどに楽しめるというのだ。とはいえ「LSPX-S1」に比べて価格は10分の1。正直、半信半疑だったが、聴いてみてビックリした。

Bluetoothスピーカーでよく見る樽型の形状だが、思っていた以上に音の広がりが感じられた。本体サイズは握りこぶし1個分程度。構造についても、本体上部に上に向けたフルレンジスピーカーユニットを、下部にパッシブラジエーターを搭載するというシンプルなもの。防滴仕様(IPX5相当)のためキッチンやバスルームなどの水回り近くにも設置できる。

音に関しては、「EXTRA BASS」というだけあって、低音よりのチューニングが特徴的。特に低音から重低音は迫力重視といった感じで、EDMなどではパンチのある音が楽しめた。ボディが小さいためか全体的に音がこもる感じはするが、再生する楽曲によってはいい味を醸し出す。厚みのある音が好みの方にはピッタリだろう。ジャズやEDM、ポップスなどとは特に相性がよく感じた。価格も今回紹介した中では、もっとも安い。ちなみに、2017年9月15日時点における、価格.comのBluetoothスピーカーの売れ筋ランキングでは5位に位置する人気製品となっている。

ちなみに、付属のストラップは、フックにかけるだけでなく、本体の下に置いて横置きにすることもできるスグレモノだ。

ストラップを本体下に置くことで、横置きにできる。2台連携してステレオで再生するときにも役立つ 電源用のmicroUSBポートと3.5mm音声入力端子のみキャップによって保護されている

主な仕様
・スピーカーユニット:46mmフルレンジスピーカー×1、パッシブラジエーター×1
・駆動時間:最大16時間(充電時間約4.5時間)
・アナログ音声入力:3.5mmステレオミニ×1
・ハンズフリー通話:対応
・ワイヤレス連携(ステレオ化):対応
・本体サイズ:約75(直径)×91(高さ)mm
・重さ:約250g

<いいところ>じゃまにならないコンパクトサイズ。低音〜中音寄りのチューニングで厚みのある音が楽しめる
<気になるところ>音がややこもって聴こえる

使い勝手:★★★☆☆
機能性:★★★☆☆
携帯性:★★★★☆
高域:★★☆☆☆
中域:★★★☆☆
低域:★★★☆☆
音の広がり(360°)感:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

まとめ いずれも個性的な3台

以上、360°Bluetoothスピーカー3製品のレポートをお届けした。BOSEはBGM的に流して聞くにはピッタリで、心地よく聴けるのがポイント。また機能が充実しており、今回取り上げた中では使い勝手はダントツだ。いっぽうの、「Beoplay A1」は、デザインと音質にとにかくこだわった製品だ。特に音質については、小型ワイヤレススピーカーとしては珍しくパッシブラジエーターを用いず、フルレンジスピーカー+ツイーターの2Way構成とし、専用のデジタルアンプを搭載するなど、強いこだわりが感じられる。音の広がりは、今回取り上げた製品の中では随一だったように思えた。また、ソニーの「SRS-XB10」は機能も音質もずば抜けた点はないが、実勢価格8000円前後というお求めやすい価格ながら、バランスよくまとまっているように思う。360°スピーカーを探している人なら一度聴いてみてほしい製品だ。


銭袋秀明(編集部)

銭袋秀明(編集部)

編集部の平均体重を底上げしている下っ端部員。アキバをフィールドワークにする30代。2015年4月、某編集部から異動して価格.comマガジン編集部へ。今年こそ、結果にコミット!

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
特集最新記事
特集記事一覧
2017.10.21 更新
ページトップへ戻る