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10万円以下で始められる入門機から4Kモデルまでタイプ別に一挙紹介

今から80〜100インチの超大画面を始める!!ホームプロジェクター購入ガイド【2019年最新版】

4Kも選べる定番の10万円クラスのホームシアタープロジェクター

Blu-rayや映像配信、ゲームプレイなどを自宅で楽しむためにホームシアターの導入を検討している人にとって、一つのスタンダードとなるのが10万円クラスのホームシアタープロジェクター。以前はフルHDの定番クラスとなっていたが、2018年から海外メーカー製からDLPデバイスの疑似4K対応モデルも登場してきている。

BenQ「TK800」とViewSonic「PX727-4K」は、いずれもDLPデバイスによる疑似4Kに対応し、4K UHDクオリティを低価格で家庭に届けることを意識して開発されたモデルだ。4K/HDRの映像信号に対応しているのがこれからのプロジェクターの常識、と考えるとハイコスパと呼ぶほかないだろう。両モデルともレンズシフトは搭載しないので設置難易度はやや高めだが、それに見合う価値のあるモデルだ。

BenQ「TK800」は、DLPデバイスによる4K UHDに対応したモデル。スポーツファン向けに展開されているプロジェクターということで、サッカーモード、スポーツモードとスポーツ好きに向けた映像モードや、迫力のある音を再現できる独自のオーディオエンハンサー「CinemaMaster Audio+2」といった機能を備えている。輝度は3000lmと明るいのも特徴。1.2倍ズーム搭載で80インチの最短投写距離は約2.6m


ViewSonic「PX727-K」は、リビング向けに作られたDLPによる疑似4K表示対応のホームシアタープロジェクター。4K/HDR対応はもちろん、ViewSonic独自の「Deeper Black」「High Contrast Ratio」を使った引き締まった黒のによる高コントラスト、「SuperColor」による広色域にも注目だ。1.2倍ズーム搭載で80インチの最短投写距離は約2.6m


いっぽう、10万円クラスでは実績あるフルHDプロジェクターも現実的にはまだまだ候補に入る。トータルの画質は光学系と画質チューニングの完成度が重要だし、導入の際に頭を悩ます設置性までケアしてくれるのは、やはり国内ブランドだ。エプソンの「EH-TW5650」は、ズーム1.6倍まで対応。設置の悩みを解決してくれるレンズシフト対応と高級機譲りの利便性に、Bluetoothオーディオ対応もこのクラスから対応と至れり尽くせり。もちろん、画質についてもフルHDながら文句なしで、個人的には特におすすめしたいモデルだ。

エプソン「EH-TW5650」は、3LCD方式でフルHDパネルを搭載したホームシアタープロジェクター。フレーム補間技術やイメージ強調技術も搭載。輝度は2500lm。約2.35mで80インチ投写に対応する

リビングやマンション設置の救世主!? 超短焦点プロジェクター

近年、プロジェクターでブームとなっているのが超短焦点タイプだ。自宅にホームシアタープロジェクターを購入する際のハードルとなっていたのが部屋の中に2m以上の空間が必要な投写距離と設置場所の確保だが、超短焦点タイプなら数十センチ〜1m程度の距離で大画面を表示できる。高精細なBlu-rayや最新ゲームを楽しむのはもちろんだが、気軽に使えることもあり、レコーダーをつないで放送波を大画面で映すスタイルもオススメだ。

超短焦点プロジェクターは各社からいろいろとでているが、なかでも積極的に展開しているのがLGエレクトロニクスだ。「Minibeam PF1000UG」は約38cmの距離で100インチ、「ProBeam HF85JG」は約8cmの距離で90インチ、約20cmの距離で120インチという圧倒的な短距離投写を達成している。同社のプロジェクターはWi-FiやBluetooth接続の連携も強力なのも魅力的だ。

LGエレクトロニクス「Minibeam PF1000UG」は、DLP方式でフルHDパネル、RGB LED光源搭載の超短焦点プロジェクター。100インチの投写距離は約38cmという圧倒的な短焦点とシアター志向でも使える高画質がウリのモデルだ。輝度性能は1000lm


レーザー光源採用のLGエレクトロニクス「ProBeam」シリーズにラインアップされている「HF85JG」。DLP方式のフルHDパネル搭載で、約20cmの距離で120インチ、公表している最小サイズの90インチを約8cmで投写可能。WebOSとマジックリモコンによる操作も多機能だ。輝度性能は1500lm


Optomaの超短焦点プロジェクター「EH320UST」は、100インチを約31cmで投写する超近距離投写に対応。4000lmという高輝度に対応しているのもポイントだ。このほか、予算10万円以下で紹介したソニー「LSPX-P1」も超短焦点プロジェクターのひとつで、超短焦点タイプのプロジェクターのなかで近年もっともヒットした1台となっている。

Optoma「EH320UST」は、DLP方式のフルHDパネル搭載のモデル。超短焦点プロジェクターながら4000lmとかなりの高輝度を誇っており、明るいリビングでの利用にも最適だ。約31cmの投写距離で100インチ大画面、80インチの投写距離は約19cmだ

最高画質を追求するなら、やっぱり4Kプロジェクター

Ultra HD Blu-rayなどの高画質な映像ソースを再生するためにプロジェクターで本格的なホームシアターを導入したい人の目標となるのが“4K”だ。4Kプロジェクターは既に10万円クラスとしても紹介しているが、画質もしっかりと信頼できるというホームシアタープロジェクターならやはり20万円以上の予算は必要になる。本格的な4Kプロジェクターは本体こそ大きめだが、ズームやレンズシフトといった設置性を高める機能をフル装備しているモデルが多く、実はこれまで紹介してきたプロジェクターよりも設置の自由度は高い。

2018年8月に登場して4Kプロジェクターに設置性革命を起こしたモデルがLGエレクトロニクスの「CineBeam HU80KS」だ。4K対応のレーザープロジェクターなのだが、筒型の独特なボディに鏡を搭載していて、縦置きスタイルならミラーを反射して台を使わずに投写が可能。4Kプロジェクターでは考えられない天井投写も可能としている。ハンドル付きで持ち歩きに対応、天吊り設置も可能と従来にない設置場所を選ばない4Kプロジェクターなのだ。

4Kプロジェクターとしては異例の設置性重視のモデルとなっているLGエレクトロニクスの「CineBeam HU80KS」。自立する本体の形状により、横置き、ミラーによる縦置き、天井投写などさまざまなスタイルに対応。輝度は2500lm、80インチ投写距離は約2.3m


もちろん、4Kプロジェクターの本流は高画質志向のハイエンドモデルだ。エプソン「EH-TW8400」は、同社お得意の3LCD方式を採用したモデル。パネル自体はフルHDだが、独自の「4Kエンハンスメントデバイス」で、4K解像度を実現している。2018年5月の発売で大ヒットとなったモデルがJVCの「LX-UH1」。D-ILAデバイスを自社開発するJVCが初めてDLPデバイスを採用し、4Kプロジェクターの低価格化を推し進めたモデル。実際の映像を見るとやはり画質は信頼のJVCらしいチューニングだ。

3LCD液晶方式で「4Kエンハンスメントテクノロジー」を採用した4Kプロジェクターとして中堅モデルと呼ぶべきエプソンの「EH-TW8400」。輝度は2600lmと輝度性能をアップさせている。80インチ投写距離は約2.39m


JVC「LX-UH1」は、DLPデバイス搭載のプロジェクター。最大2000ルーメンという低めの輝度スペックはホームシアター志向の強いJVCらしい。80インチ投写距離は約2.4mだ


これまで疑似4K表示対応ばかりで本物の4Kパネル搭載の機種はないの?というと、ソニーの「VPL-VW255」が候補となる。ソニー製0.74型4K SXRDパネル(4096x2160ドット)を3枚搭載していて、ネイティブ4K画質表示に対応。ソニーは4KプロジェクタのハイエンドにVW555(約90万円)、VW745(約140万円)、VW855(約280万円)、VW5000(約800万円)と超ハイエンドの機種も用意しているが、いずれもネイティブ4Kパネル搭載。ネイティブ4K目当てと考えると40万円台で購入できるソニー「VPL-VW255」が最もハイコスパだ。

ソニー「VPL-VW255」は、実売40万円台のモデルながら、自社開発のSXRD対応のネイティブ4Kパネルを搭載。「データベース型超解像」とソニーの高画質技術を結集した仕様がウリだ。80インチ投写距離は約2.44m

折原一也

折原一也

PC系版元の編集職を経て2004年に独立。モノ雑誌やオーディオ・ビジュアルの専門誌をメインフィールドとし、4K・HDRのビジュアルとハイレゾ・ヘッドフォンのオーディオ全般を手がける。2009年より音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員。

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