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Hi-Fiスピーカーと組み合わせて定額音楽配信を手軽に楽しもう

Amazon「Echo Link Amp」と小型ブックシェルフスピーカーでオリジナルコンポを作ってみた!

小型ブックシェフルスピーカー3機種と組み合わせて音質チェック

実際に「Echo Link Amp」と人気のブックシェルフ型スピーカー3機種の組み合わせでレビューしていこう。試聴ソースの音源はすべて定額音楽配信のSpotifyの楽曲をストリーミングで再生している。

JBL「STAGE A130」

スピーカーリスニングのトップバッターはオーディオの世界で常に憧れの対象にもなる老舗ブランドJBL「STAGE A130」だ。JBLを今日の地位に押し上げたプロ直系の技術であるHDI(High Definition Imaging)ホーン技術を用いたウェーブガイド/ホーンを高域ユニットに採用。114mm径ウーハーと組み合わせた2ウェイの構成。170(幅)×285(高さ)×185(奥行)mmのサイズは「Echo Link Amp」とのサイズバランスも取れている。

JBL「STAGE A130」。「Echo Link Amp」と合わせて買っても6万円弱だ

JBL「STAGE A130」。「Echo Link Amp」と合わせて買っても6万円弱だ

試聴曲として宇多田ヒカル「あなた」から聴くと、歌声を強めのタッチで描くような、鮮やかで躍動感のあるサウンド。声以外の帯域は少し控え目にしつつも、ピアノの音の階調も美しい響きを伴い鳴らす。低音は弾けるようにリズムを刻む。JBL「STAGE A130」の音を聴いて、やはり単体オーディオにしか到達できない音の世界があると思い知らされる。あいみょん「マリーゴールド」もアコギと女性ボーカルの鮮やかなタッチで伸びやかだし、「アナザー・デイ・オブ・サン」(映画「ラ・ラ・ランド」サントラより)もジャズ音源の楽器のライブ感、女性ボーカスのクリアネスがピタリとハマり、価格以上のサウンドで聴かせてくれた。

いっぽう、クィーンの「ボヘミアン・ラプソディ」や、「シャロウ」(『アリー/ スター誕生』 の映画サントラ収録、劇中ライブシーンの音源)、Bruno Marsの「24K Magic」、ASCA「RESISTER」は、音のクリアネスがそれなりといったところ。

JBL「STAGE A130」と「Echo Link Amp」によるシステム

JBL「STAGE A130」と「Echo Link Amp」によるシステム

JBL「STAGE A130」は「Echo Link Amp」と組み合わせても、価格以上にオーディオらしい高音質を実感できるスピーカーだ。録音の新しい音源で、アコースティックな楽器中心のバンド構成、そして女性ボーカルには特に推奨したい。

ヤマハ「NS-B330」

続いてブックシェフルの人気スピーカーからヤマハの「NS-B330」をピックアップ。プロのスタジオモニターとしての実績も持つ同社のナチュラルサウンドファンも多い、国内有数のスピーカーブランドだ。「NS-B330」はハイレゾ対応の新開発3cmブラックアノダイズド・アルミツイーターにツイーターの指向特性を家庭用に最適な水平135度/垂直120度に抑えるウェーブガイドホーンを採用。13mmのMD(Polymer-injected Mica Diaphragm)振動板搭載のウーハーの2ウェイ構成。スピーカーサイズは183(幅)×320(高さ)×267(奥行)mmで、「Echo Link Amp」と組み合わせにもちょうどいい大きさだ。

小型ブックシェフルとして手頃のヤマハの「NS-B330」

小型ブックシェフルとして手頃のヤマハの「NS-B330」

ヤマハ「NS-B330」も宇多田ヒカル「あなた」から聴く。雰囲気はナチュラルで、しやなかなサウンドだ。特に女性ボーカルの歌声は帯域にエネルギーが伝わる、独特のナチュラルさでバランスを保つ。ドラムはバスドラムの拡散する様、シンバルの金属音も丁寧。低音はやや迫力志向で、重厚感あるサウンドだ。

「NS-B330」で本当に素晴らしくハマった楽曲が「シャロウ」(映画 『アリー/ スター誕生』 劇中ライブ音源)で、冒頭のアコースティックギターの音もライブの雰囲気を再現。女性とも歌声とも声は瑞々しく引き立つし、会場の歓声の広がりも丁寧だ。あいみょん「マリーゴールド」はスタンダードなポップスらしく爽やか。「アナザー・デイ・オブ・サン」は歌声の楽器のバランスも適正。「ボヘミアン・ラプソディ」は音圧感を集めに出しつつも、フレディの歌声は軽やかで丁寧に引き出す。Bruno Marsの「24K Magic」もリズミカルに、そして重低音まで小気味よく鳴らす。ASCA「RESISTER」は、音を飽和させないバランスを維持するが、あと一歩だ。

ヤマハの「NS-B330」と「Echo Link Amp」のシステム

ヤマハの「NS-B330」と「Echo Link Amp」のシステム

ヤマハ「NS-B330」はサウンドの特徴をしなやかさとして捉えると、オールジャンルしっかり聴ける優等生。また「シャロウ」は今回レビューした3機種でもっともハマったので、ライブ音源を聴く人にも選んでほしい。

KEF「Q350」

最後はKEF「Q350」だ。KEFは英国のスピーカーメーカーでJBLやヤマハのような大手と比べると知名度は落ちるが、国内外で現役のHi-Fiオーディオを追いかけている人の間ではすでに定番ブランドの一角だ。KEFを象徴する技術がツイーターとウーハーの2つのユニットを同軸に配置して位相ずれをなくす「Uni-Qドライバー」の技術で、2017年発売の「Q350」は11世代目にもなる。今回紹介する3機種で唯一スピーカーを保護するグリルが付属しないこともあって、特にUni-Qドライバーが自己主張する。なお、「Q350」のサイズは210(幅)×362(高さ)×306(奥行)mmで「Echo Link Amp」と組み合わせるには少々大きめだ。

見た目にも一回り大きいKEF「Q350」

見た目にも一回り大きいKEF「Q350」

KEF「Q350」も宇多田ヒカル「あなた」から聴き込んでみた。中低域の厚みによる重厚感と情報量を両立させるレベルの違う高音質サウンドはさすが。歌声が空間の中にピタリと立ち上がり、ピアノの音も情感を出してくる。低音も音圧を伴いながら深く沈み込む。

ほかの音源を聴き込んでも、「アナザー・デイ・オブ・サン」はウッドベースの弦の動きの量感まで描写した上に精緻なフォーカス感が出るし、「ボヘミアン・ラプソディ」も今まで表現できていなかったピアノの質感、ギター、ドラムまで鮮明。「シャロウ」もライブ音源でも音の鮮明なフォーカス感で曲の実力通りの音が鳴らす。Bruno Marsの「24K Magic」は重低音まで締めてゴリゴリと出ており、急峻なリズムの刻みが気持ちいいほどだ。

そして「Q350」で本当に別格に違ったのがASCA「RESISTER」で、冒頭のギターの響き、そしてエレキギターとピアノが加わっても音の分離が素晴らしく、疾走感たっぷりに高音質に鳴らし切る。

KEF「Q350」と「Echo Link Amp」と組み合わせるとスピーカーの存在感が圧倒的

KEF「Q350」と「Echo Link Amp」と組み合わせるとスピーカーの存在感が圧倒的

KEFの「Q350」は聴き比べた3機種のなかでは、やはりワンランク上の音だった。ほかの2機種より実売価格で2〜3倍も高いのだから、音質のレベルが根本から違うのは当然の結果だろう。サウンド的には中低域までの音の深みと、音の淀みのなさ、刻みの鋭さが特徴。特にASCAの「RESISTER」を高音質と呼べるサウンドで聴けたのは圧巻。「Echo Link Amp」と合計予算約10万円弱で、ここまでの音のシステムを組めれば満足度も高いだろう。

ブックシェフルスピーカー3機種を組み合わせて「Echo Link Amp」のプリメインアンプとしての音の素性をチェックしてみたが、素直なデジタルアンプらしい音。言い換えると地味なタイプだが、10万円以下クラスの小型ブックシェルフなら十分駆動できるパワーは持ち合わせている。スピーカーの個性を楽しむベースとして十分な実力はありそうだ。

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