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約50年の歴史で培った独自技術を継承した高品位仕様

米Polk Audioのスピーカーシステム「Reserveシリーズ」が日本上陸!2021年6月下旬発売

ディーアンドエムホールディングスは、同社が取り扱う「Polk Audio(ポークオーディオ)」のスピーカーシステム「Reserveシリーズ」を、2021年6月下旬から国内販売開始する。ディーアンドエムホールディングスによるPolk Audioスピーカーシステムの国内導入第一弾となる本シリーズは、同社が約50年にわたるスピーカー開発で培った独自技術を搭載しながら、比較的リーズナブルな価格帯を実現しているのが特徴となる。以下、詳細をお伝えしよう。

カラバリは、シリーズ共通でブラウンとブラックを用意。ブックシェルフスピーカー2機種のみ、ホワイトモデルもラインアップする

カラバリは、シリーズ共通でブラウンとブラックを用意。ブックシェルフスピーカー2機種のみ、ホワイトモデルもラインアップする

「Reserveシリーズ」全9機種のラインアップをチェック

Polk Audioは、1972年に米国メリーランド州ボルチモアで創業されたオーディオブランド。1974年に発売された「Monitor 7」が最初のヒットモデルとなり、現在に至るまでコンポーネントスピーカー市場においては北米地域で高いシェアを獲得する。日本では近年、2020年6月発売の「Signa S3」や2021年2月発売の「REACT」といったサウンドバー製品が展開されており、いずれもサウンドクオリティの高さで評価されていた。

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そんな中、満を持して同社のスピーカーラインアップが日本市場に投入されるということで期待も高まる。製品ラインアップは、以下の9機種。まずは、モデルごとの価格とユニット構成をずらっと紹介しよう。詳細は後述するが、いずれも独自技術であるピクナル・リング・ラジエーターを採用したツイーター部、タービンコーンユニット、X Port技術を搭載したバスレフポートを装備するのが特徴となる。

▼フロアスタンディングスピーカー

「R700」132,000円(1台・税込)
「R600」103,400円(1台・税込)
「R500」77,000円(1台・税込)

R700のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+6.5インチ タービンコーン・ミッドレンジ+8インチ アルミ/ポリプロピレン ウーハー、不要共振を排除するプレミアム・キャビネット仕様/Power Port 2.0(底面に搭載)

R700のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+6.5インチ タービンコーン・ミッドレンジ+8インチ アルミ/ポリプロピレン ウーハー、不要共振を排除するプレミアム・キャビネット仕様/Power Port 2.0(底面に搭載)。再生周波数帯域は30Hz〜50kHzで、最小インピーダンスは3.6Ω、感度は88dB。クロスオーバー周波数は350Hz/2700Hzとなる

R600のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+6.5インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー×2、Power Port 2.0(底面に搭載)

R600のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+6.5インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー×2、Power Port 2.0(底面に搭載)。再生周波数帯域は35Hz〜50kHzで、最小インピーダンスは4.0Ω、感度は87.5dB。クロスオーバー周波数は2700Hzとなる

R500のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+5.25インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー×2、XPort(背面に搭載)

R500のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+5.25インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー×2、XPort(背面に搭載)。再生周波数帯域は32Hz〜50kHzで、最小インピーダンスは3.9Ω、感度は87dB。クロスオーバー周波数は2500Hzとなる

▼ブックシェルフスピーカー

「R200」103,400円(1組・税込)
「R100」77,000円(1組・税込)

R200のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+6.5インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー、XPort(背面に搭載)

R200のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+6.5インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー、XPort(背面に搭載)。再生周波数帯域は39Hz〜50kHzで、最小インピーダンスは3.8Ω、感度は86dB。クロスオーバー周波数は3000Hzとなる

R100のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+5.25インチタービンコーン・ミッド/ウーハー、XPort(背面に搭載)

R100のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+5.25インチタービンコーン・ミッド/ウーハー、XPort(背面に搭載)。再生周波数帯域は44Hz〜50kHzで、最小インピーダンスは3.6Ω、感度は86dB。クロスオーバー周波数は2700Hzとなる

▼センター・スピーカー

「R400」90,200円(1台・税込)
「R350」70,400円(1台・税込)
「R300」51,700円(1台・税込)

R400のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+6.5インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー×2、デュアルX Port(背面に搭載)

R400のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+6.5インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー×2、デュアルX Port(背面に搭載)。再生周波数帯域は36Hz〜50kHzで、最小インピーダンスは4.1Ω、感度は89dB。クロスオーバー周波数は2500Hzとなる

R350のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+4インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー×4、密閉型

R350のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+4インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー×4、密閉型。再生周波数帯域は50Hz〜50kHzで、最小インピーダンスは3.9Ω、感度は87dB。クロスオーバー周波数は140Hz/2700Hzとなる

R300のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+5.25インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー×2、密閉型

R300のユニット構成:1インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+5.25インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー×2、密閉型。再生周波数帯域は45Hz〜50kHzで、最小インピーダンスは3.8Ω、感度は86.5dB。クロスオーバー周波数は2200Hzとなる

▼ハイトモジュール兼壁かけスピーカー

「R900」77,000円(1組・税込)

R900のユニット構成:0.75インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+4インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー。密閉型のスピーカー・トップマウントで、設置方法に合わせて、背面のアッテネーター・スイッチで音の特性を変えることができるようになっている

R900のユニット構成:0.75インチ ピナクル・リング・ラジエーター・ツイーター+4インチ タービンコーン・ミッド/ウーハー。再生周波数帯域は50Hz〜50kHzで、最小インピーダンスは4.2Ω、感度は85.5dB。クロスオーバー周波数は2100Hzとなる。密閉型のスピーカー・トップマウントで、設置方法に合わせて、背面のアッテネーター・スイッチで音の特性を変えることができるようになっている

フラッグシップの思想を受け継ぐ独自技術

Reserveシリーズは、上述の通り比較的リーズナブルな価格設定ながら、Polk Audioが培ってきた高音質技術をしっかり継承した高クオリティ仕様となっているのが特徴。ここからは、シリーズに共通して採用される独自技術を紹介していこう。

▼独自設計のツイーター「ピナクル・リング・ラジエーター」

Polk Audioのユニットはすべて自社オリジナル設計となる。なかでも特徴的なのは、同社が数十年にわたるツイーターユニットの設計を経て開発したという、1インチの「ピナクル・リング・ラジエーター」。高域エネルギーの拡散性を大きく改善するよう調整されたウェーブガイドを採用しており、幅広いスイートスポットを確保するとともに、徹底的にダンプされたリアチャンバーが不要な共振を解消する設計となっている。これにより、不要な色付けや歪みの少ないクリアで鮮明な高音再生を実現する。

同社によれば、38kHzくらいまで安定した高域が出るとのこと

同社によれば、38kHzくらいまで安定した高域が出るとのこと

▼独自開発の中域ユニット「タービンコーン」

続いては、人間の耳が特に敏感な中音域を自然に再現するために開発したというタービンコーンユニット。元々は、フラッグシップモデル「Legend シリーズ」(日本未発売)のために作られたもので、それがReserveシリーズでも継承された形となる。ポリプロピレン素材のユニットで、振動板は独自のフォームコアとタービン形状を組み合わせ、インジェクション成形によって製造。質量を増やすことなく剛性と内部損失を飛躍的に高めた。

軽くて薄い素材に凹凸をつけて強度を増す設計としている

軽くて薄い素材に凹凸をつけて強度を増す設計としている

▼特許取得のバスレフポート技術「X Port」

もうひとつ、今回発表されたReserveシリーズのリアバスレフモデルに共通する特徴として、Polk Audioの特許技術であるバスレフ技術「X Port」の採用があげられる。吸音体を配置した棒状パーツをリアのバスレフ内に取り付ける独自設計で、これにより、バスレフポートの中に漏れる中低域のひずみを抑え、共振を低減。バランスのとれたクリーンな中低音域を確保する。

不要なキャビネットとポートの共振を抑える設計で、低域だけではなく中域の歪みも抑制

不要なキャビネットとポートの共振を抑える設計で、低域だけではなく中域の歪みも抑制

▼上位モデルに採用される「Power Port」

Power Portは、Polk Audio が特許を取得している特別なバスレフポート技術で、フロアスタンディング型のR600とR700にのみ採用される。空気の流れをスムーズにしてポートノイズを抑えるように設計されたポート形状により、一般的なバスレフポートに比べ低音域をより深く、より高い出力レベルで再生するというもの。特に今回、R600とR700に採用された「Power Port 2.0」は、上述のX Port技術とPower Port技術を組み合わせたもので、ポートチューブのベースをアルミニウムで再設計し、従来の Power Port デザインよりも床に近い位置にレイアウトすることにより、音響特性と美観を向上させているのが特徴。

底面にバスレフが付いている特別設計。脚部にはスパイクにゴムキャップが付属しており、取り外すこともできる

底面にバスレフが付いている特別設計。脚部にはスパイクにゴムキャップが付属しており、取り外すこともできる

そのほか、R700のみ専用設計の8インチ径アルミニウム/ポリプロピレン・コーン・ウーハーを 2基搭載する特別仕様となっているのもポイント。不要共振を排除するプレミアム・キャビネットにPower Port 2.0を組み合わせる設計で、スケール感と透明感を両立した低音再生を実現する。

なお、R700のウーハーはPolkの理想とする音響特性を再現するため、逆相接続される仕様となっている。そのため、AVアンプの音場補正機能による測定時に、「フロント右:逆位相」等のエラー表示(メーカーにより異なる)が出ることもあるようだが、これは不具合ではなく、製品の仕様に即した正常な動作となる(接続を変える必要はない)

なお、R700のウーハーはPolkの理想とする音響特性を再現するため、逆相接続される仕様となっている。そのため、AVアンプの音場補正機能による測定時に、「フロント右:逆位相」等のエラー表示(メーカーにより異なる)が出ることもあるようだが、これは不具合ではなく、製品の仕様に即した正常な動作となる(接続を変える必要はない)

R700のみバイワイヤリング接続に対応

R700のみバイワイヤリング接続に対応

まとめ

米国で大きな人気を誇るPolk Audioだが、近年の日本ではオーディオに詳しい一部のファンを除き、そこまで知名度が高くなかった。特にスピーカー関連はここ1年ほどの間でサウンドバーが2機種発表されたのみだったが、いずれも音質的に高い評価を獲得しており、ここに来てReserveシリーズが日本市場で本格展開されることに期待がかかる。今後の展開にも注目していきたい。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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