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《2021年》モバイルプロジェクターの選び方ガイド|最新&注目モデルも一挙紹介

《2021年》モイルプロジェクターの選び方ガイド|最新&注目モデルも一挙紹介

最近、映像機器で人気を高めている製品カテゴリーが「モバイルプロジェクター」だ。価格.comの「プロジェクタ」カテゴリーで「バッテリー」の条件を付けて絞り込むと人気製品を確認できるが、「モバイルプロジェクター」として上位にランクインするブランドはAnker、XGIMI、BenQ……といった海外メーカーの製品群。「モバイルプロジェクター」という呼び名は古くからあるのだが、以前のバッテリー内蔵でPCやスマホとケーブルで接続して画面を映す単機能型から、Wi-Fi内蔵でYouTubeやサブスク動画を映す一体型タイプへと、すっかり製品が入れ替わり人気化しているのだ。

今回は、そんな最新の「モバイルプロジェクター」の選び方のポイントを解説するとともに、最新&注目モデルを一挙紹介しよう。

モバイルプロジェクターの選び方のポイント

【ポイントその1】Wi-Fi内蔵とOSの種類をチェックしよう

「モバイルプロジェクター」で現在人気のタイプは、Wi-Fi&OS内蔵の一体型モデル。まずはWi-Fiの有無やOSの種類をチェックしておこう。OS内蔵モデルは「Android TV」か「Android系」か(よく混同されがちだが「Android TV」はUIが標準化されGoogle Playや音声入力搭載で使いやすく、「Android系」は各社独自の実装でUIも異なる)、はたまた「独自OSの」かも要確認。なお、記載のないモデルはケーブル接続やUSBのファイル再生前提のタイプとなるので、後半の最新&注目モデル紹介部分では対象外としている。

Android TVを搭載したモデルはGoogle Playでエンタメ系アプリを手軽に追加でき、音声入力も使えるので便利

Android TVを搭載したモデルはGoogle Playでエンタメ系アプリを手軽に追加でき、音声入力も使えるので便利

独自OS系は機種によって利用できるサービスが大きく異なり、アプリを簡単に追加できない場合もあるので注意

独自OS系は機種によって利用できるサービスが大きく異なり、アプリを簡単に追加できない場合もあるので注意

【ポイントその2】動画配信の対応を要チェック。全機種がNetflix、Amazonプライム・ビデオ対応とは限らない!


Wi-Fi&OS内蔵のモバイルプロジェクターを選ぶということは、やはりYouTubeやNetflix、Amazonプライム・ビデオといった動画を大画面で映したいという人が多いはず。このうちNetflix、Amazonプライム・ビデオを試聴したい人は、必ず対応を明記している機種を選ぶようにしてほしい。Wi-Fi内蔵、Android系OS対応で、Google Playや独自ストアを利用できても、Netflix、Amazonプライム・ビデオは対応不可という機種が意外と多く存在しているためだ。なお、機種によってはiOSやAndroidのキャストで投写できるケースもあるが、やはり利便性としてはプロジェクターのOS側に内包されているほうが、操作もスムーズで扱いやすい。

Android TV搭載モデルでも、NetflixとAmazonプライム・ビデオはGoogle Play経由でインストールできない場合も。多くは独自のアプリ経由でインストールできるようになっているが、まれに対応していない機種もあるので、購入前に確認しておこう

Android TV搭載モデルでも、NetflixとAmazonプライム・ビデオはGoogle Play経由でインストールできない場合も。多くは独自のアプリ経由でインストールできるようになっているが、まれに対応していない機種もあるので、購入前に確認しておこう

【ポイントその3】スペックは「明るさ」が最重要

プロジェクターの画質性能はパネル解像度に注目しがちだが、モバイルプロジェクターでは明るさ、輝度スペックを重視したい。プロジェクターは部屋の明るさに対して輝度が不足すると、映像がぼやけて見えてしまうためだ。プロジェクターの輝度スペックはANSI lm(ルーメン)が統一基準となるスペックで、本当の理想としてはANSI 1000lm以上は欲しいところ。ただしバッテリーの制約のあるモバイルプロジェクターにそんなに高輝度のモデルは存在しないし、価格にも比例する。目安としては、日中や照明を付けたまま使うならANSIルーメンで500lm以上。暗室なら100lm程度でも使えるので、そこは予算と相談としよう。

写真は500lmのプロジェクターを照明ありの環境で投写したところ。明るい部屋で投写するなら、これくらいのスペックはほしいところ

写真は500lmのプロジェクターを照明ありの環境で投写したところ。明るい部屋で投写するなら、これくらいのスペックはほしいところ

【ポイント4】投写は壁投写がお手軽。窓や家具の位置には要注意

モバイルプロジェクターは手軽に設置できることもあって、スクリーンを用意せず壁投写で使うという人がほとんど。窓や家具にじゃまされない投写する壁面があるか確認しておこう。壁は無地の真っ白でなくても、白以外の色や塗り壁風クロスの模様なら十分実用的だ。投写距離はモバイルプロジェクターや投写したい画面サイズによって異なるが、1.5〜3mくらいの投写距離に設置できるようにしよう。

白い壁でなくても、無地の壁であれば投写は可能。画面を写す場所の状況に合わせて、うまく設置したいところだ

白い壁でなくても、無地の壁であれば投写は可能。画面を写す場所の状況に合わせて、うまく設置したいところだ

【ポイント5】斜め投写を想定するなら自動台形補正が便利

モバイルプロジェクター設置の際には、フォーカス合わせと台形補正で投写位置向けのセットアップを行う。フォーカスはAF(オートフォーカス)対応の機種がベターといった程度だが、斜め位置の投写を四角い画面に補正する台形補正を活用するつもりなら、手動では手間がかかるので自動台形補正付きを推奨したい。上下方向は自動補正で簡単に補正してくれる機種が多いが、左右方向も自動補正できる機種は限られる。なお、台形補正がかかると画質が落ちることがあるので、このあたりも気を付けておきたいところだ。

自動台形補正が付いているモデルなら、斜め位置からの投写も簡単に行える

自動台形補正が付いているモデルなら、斜め位置からの投写も簡単に行える

モバイルプロジェクター最新&注目モデルを一挙紹介

ここまでモバイルプロジェクターの選び方のポイントを詳しく解説したが、実際にどの機種を買えばいいの? と結論を知りたい人も多いはず。そこで、2021年8月時点で発売中の機種から、選び方のポイントに沿って厳選した最新&注目モデルを紹介していこう。

とりあえず人気の機種を選ぶならAnkerが定番

ANKER Nebula Capsule II D2421J11
ANKER Nebula Vega Portable D2121N11

人気・定番モデルを選びたい人にはAnker「Nebula Capsule II D2421J11」、もしくは「Nebula Vega Portable D2121N11」を候補としてあげたい。いずれもAndroid TV搭載でNetflix、Amazonプライム・ビデオとも完全対応の定番モデルとも呼べるモデルだ。

同じAnkerの2機種を同時に選んだ理由は、サイズや価格、スペックが異なるためだ。2019年発売の「Nebula Capsule II D2421J11」はHD解像度、輝度200lmで価格.com最安値59,800円。2021年発売の「Nebula Vega Portable D2121N11」はフルHD、輝度500lmで価格.com最安値で79,900円(価格はいずれも2021年8月時点)。「Nebula Capsule II D2421J11」はペットボトルほどのスマートなボディが魅力的だが、輝度が明るくフルHDにも対応した「Nebula Vega Portable D2121N11」は、明るいリビングでも使える。価格差がそれなりにあるので、利用用途に合わせて選ぼう。

モバイルプロジェクターで画質・音質の最高を追求するなら

XGIMI XGIMI Halo

モバイルプロジェクターの最高性能モデルとしては「XGIMI Halo」が強力な選択肢だ。見た目は若干大きいが、モバイルプロジェクターで最大の800lmの輝度スペック、Android TV対応とスペックは申し分ない。Harman Kardonブランドを冠した内蔵スピーカーのサウンドもなかなかの高音質だ。自動補正もAF対応かつ台形補正が上下だけでなく左右も対応と取り回しも優秀で、まさにオールマイティな1台だ。

予算重視だけど、外れの機種は買いたくない人には

Nebula Astro D2400521

モバイルプロジェクターでお手頃な機種が欲しいという人には、Anker「Nebula Astro D2400521」が最有力候補だ。2021年8月時点の最安価格で3万円以下と、手の届きやすい価格設定が魅力だ。もちろん、価格が安いだけあって割り切りもあり、輝度100lmで自動補正もなし。Wi-Fi内蔵でOSはAndroid系の独自となっているが、YouTube・Netflix・Amazonプライムは対応と最低限のポイントを押さえているので、モバイルプロジェクターの楽しみはしっかり体験できる。

折原一也

折原一也

PC系版元の編集職を経て2004年に独立。モノ雑誌やオーディオ・ビジュアルの専門誌をメインフィールドとし、4K・HDRのビジュアルとハイレゾ・ヘッドフォンのオーディオ全般を手がける。2009年より音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員。

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