レビュー
筆者のサイドエフェクトが「買うべき」と言ってた

アニメ「ワールドトリガー」完全ワイヤレスイヤホン購入レビュー! 歴代OP・ED全曲聴いてみた

(C)葦原大介/集英社・テレビ朝日・東映アニメーション

(C)葦原大介/集英社・テレビ朝日・東映アニメーション

「少年ジャンプ」で2013年に連載開始して以来、その綿密な設定と世界観の作りこみで、熱狂的ファンを増やし続けている「ワールドトリガー」(原作:葦原大介/現在は「ジャンプSQ.」に移籍)。そのアニメとコラボした完全ワイヤレスイヤホン「TRUE WIRELESS STEREO EARPHONES アニメ『ワールドトリガー』」(以下、ワートリイヤホン)が登場しました。音楽好きで「ワールドトリガー」好きなら買うしかないヤツが出てしまった……!

というわけで今回は、ワートリイヤホンを購入した筆者が、いちファンとしてその詳細を全力レポート。「ワールドトリガー」という作品自体の魅力もご紹介しつつ、アニメ歴代OP・ED全7曲をワートリイヤホンで聴いた音質レビューもしてみました。

正確に言うと、今年の誕生日プレゼントとして夫(←「ワールドトリガー」ファン)が買ってくれました。実機を見るとテンション上がりますね! 私は編集兼ライター、レビュー書くって言ったからには絶対に書くのよと気合いが入りました

正確に言うと、今年の誕生日プレゼントとして夫(←「ワールドトリガー」ファン)が買ってくれました。実機を見るとテンション上がりますね! 私は編集兼ライター、レビュー書くって言ったからには絶対に書くのよと気合いが入りました

年々沼にハマるファン増加中! 「ワールドトリガー」とは?

イヤホンのレビューに入る前に、「ワールドトリガー」自体を知らない人もいるかもしれませんので、その概要をざっとご紹介しましょう。

異世界からの侵略者―「近界民(ネイバー)」、境界を守る者たち―「ボーダー」
次元を超えた出会い…今世界の引き金(トリガー)を起動する!

異世界からの侵略者「近界民(ネイバー)」と、それに対抗する防衛部隊「界境防衛機関(ボーダー)」の戦いを描くSFアクション漫画。「ボーダー」に所属する隊員・三雲修が、偶然にも近界民(ネイバー)の少年・空閑遊真と出会い、物語はスタートする。三雲は空閑、そして三雲の幼なじみである雨取千佳と共に、3人で三雲隊(玉狛第2)を結成。近界(ネイバーフッド)への遠征を目指して、三雲隊の奮闘の日々が始まる――。

TVアニメ「ワールドトリガー」3rdシーズン
毎週土曜 深夜1時30分〜 テレビ朝日系列「NUMAnimation」にて好評放送中
https://www.toei-anim.co.jp/tv/wt/

……と、一般的にワールドトリガーの作品概要を紹介するなら、こんなところでしょうか。しかし、その魅力はたかが200文字程度には収まりません。なんせ日本中に熱狂的ファンが存在する漫画です。筆者も一時期はその沼にハマり、美容院に行くたびに時枝先輩の髪型にしていました。

ハマる要素が細かくありすぎて、どこに魅力を感じるかは一概に言えないのですが、ここでは筆者個人が「ワールドトリガーのココがいいんだよな〜」と思っているポイントを大きく2点にしぼって紹介してみます。なお、すでにワールドトリガーを知っている人には当たり前すぎる情報ですので(笑)、こちらからイヤホンのレビューに移っていただければと思います。

▼1:少年漫画のお約束を地味に裏切っていくのがおもしろい

筆者にとって「ワールドトリガー」の魅力は、「のほほんと少年漫画のお約束を裏切ってくれること」。その要素も多すぎて書ききれないのですが、よく言われるのは、主人公の三雲修が戦闘力では本当に「普通の人」なところでしょうか。三雲くんには、バトル中にいきなり真の力に覚醒して必殺技が生まれるといったような、主人公特権がまったくありません。コミックスで24巻分(2021年12月時点)にわたるストーリーを、地道に自分の持っているもので工夫して戦ってきました。そんな彼の存在こそ、「ワールドトリガー」の大きな魅力。

公式に「持たざるメガネ」の異名まで付けられている三雲修くん

公式に「持たざるメガネ」の異名まで付けられている三雲修くん。彼がいるからこその「ワールドトリガー」です

あと、バトル漫画ですが基本「死なない」のも偉大な設定です。「ワールドトリガー」の世界では、「トリオン」というエネルギーで作った体を換装し、生身の体と入れ替えて戦闘を行う仕組みになっています。戦闘不能になるほどのダメージを受けると、戦闘中に緊急離脱<ベイルアウト>して生身の体に戻ることができるので、今のところ基本は死にません。<ベイルアウト>は偉大。

また、個人の戦闘力というよりは、チームプレイによる「戦術」でバトルが決着するので、結果的に「強さのインフレ」がほぼ起きないのも特徴。どちらかと言うと、味方側はチームプレイの戦術、敵側は個人の能力がフィーチャーされていたりもして、普通とは逆の構成なのも画期的です。

▼2:全員、主人公

あと「隊萌え」属性の方には最高です。ボーダーには、1組2〜5人で構成される「〇〇隊」が20組以上あります。そして、日常的に隊同士で自分たちのランクを競う練習試合のようなものを行っています。全隊員同士が、普段は互いを高め合うよきライバルでありながら、たまに敵国が襲撃してくると一致団結して共に戦う……はい、こんなの最高に決まってますよね!

で、そんな作品なので、とにかく登場人物が多いです。しかしスゴいのは、各キャラの特徴がしっかり際立っていて、それぞれに魅力があること。普通ならモブで終わるような登場人物までしっかり描写する作品も近年は増えていますが、なかでも「ワールドトリガー」は「全員が主人公」と言ってよいほど、各キャラの設定が作り上げられており、みんな魅力的! 推しが永遠に決まりません。

隊同士・キャラ同士の関係性にも注目してほしいほど、ストーリーテリングが巧み

隊同士・キャラ同士の関係性にも注目してほしいほど、ストーリーテリングが巧み

そのほか、「あのときのアレってそういうことだったの!」と、後からその意味に気付く伏線の張り方もスゴいし、とにかくそういう細かい仕掛けだらけ。「ワールドトリガー」が推理小説だったら、人間関係にトリック作ってくるタイプだと思います。何回読み直しても・見直してもおもしろい!

これがワートリコラボイヤホンだ

さて、まだ「ワールドトリガー」の魅力を表現するには不十分で、誰もが納得するような説明にはなっていないでしょうが、少しはお伝えできていることを願って、ここからはメインのワートリイヤホンをレポートしていきたいと思います。

シリーズは「三雲・空閑モデル」と「迅・ヒュースモデル」の2種類をラインアップ。筆者は「三雲・空閑モデル」を選びました。まずは、実機の写真をご覧いただきながら、製品プロフィールをご紹介しましょう!

「三雲・空閑モデル」(左)と「迅・ヒュースモデル」(右)。価格は17,600円(税込)

「三雲・空閑モデル」(左)と「迅・ヒュースモデル」(右)。価格は17,600円(税込)

こちら同梱品一覧です。イヤホン本体、充電ケース、充電用USB Type-Cケーブル、イヤーピース(S/M/L)、取り扱い説明書、保証書が入っています

こちら同梱品一覧です。イヤホン本体、充電ケース、充電用USB Type-Cケーブル、イヤーピース(S/M/L)、取り扱い説明書、保証書が入っています

イヤホンは玉狛カラーのブルーのデザイン。そのハウジングには、遊真(左)と三雲くん(右)の隊服につけられたエンブレムのデザインがあしらわれています。スペック的には、Bluetoothのバージョンは5.0。内部には50mAhのバッテリーを内蔵しており、連続音楽再生時間は最大6時間に対応。周波数帯域は20Hz〜20kHzです

イヤホンは玉狛カラーのブルーのデザイン。そのハウジングには、遊真(左)と三雲くん(右)の隊服につけられたエンブレムのデザインがあしらわれています。スペック的には、Bluetoothのバージョンは5.0。内部には50mAhのバッテリーを内蔵しており、連続音楽再生時間は最大6時間に対応。周波数帯域は20Hz〜20kHzです

イヤホン本体の重量は4.5gと軽量。実際に装着してみると、小ぶりな筐体が耳にすっぽりと収まり、かなりフィット感が高くてびっくりしました。エンブレムが正位置になるように装着すると、しっくり来るようになっています。イヤーピースは音の聴こえ方にかなり影響するので、3サイズを全部試して、自分の耳に合うサイズを見つけましょう

イヤホン本体の重量は4.5gと軽量。実際に装着してみると、小ぶりな筐体が耳にすっぽりと収まり、かなりフィット感が高くてびっくりしました。エンブレムが正位置になるように装着すると、しっくり来るようになっています。イヤーピースは音の聴こえ方にかなり影響するので、3サイズを全部試して、自分の耳に合うサイズを見つけましょう

あとコレ、見ました? 充電ケースがレプリカ先生なんです! 筆者は実機が届いて初めて知ったので、見た瞬間に「どぅわあああ〜」と感極まりました。イヤホン本体が豆つぶレプリカになっているデザインなんかもあったらよいのでは……? と妄想がふくらみます

そしてコレ……見ました? 充電ケースがレプリカ先生なんです。製品が届いて箱を開けたとき、久しぶりにレプリカ先生の顔が見えて「どぅわあああ〜」と感極まりました。何なら、次はイヤホン本体が豆つぶレプリカ型のデザインになっているバージョンもよいのでは……? と妄想がふくらみます

手持ちのスマホと接続してみると、設定画面には「WORLD TRIGGER Yuma,Osamu」の文字。BluetoothコーデックはSBC/AACのほか、aptXにもしっかり対応していることが確認できました。当初は単なるアニメコラボモデルだと思っていたので、aptX対応なのは予想外でうれしい

手持ちのスマホと接続してみると、設定画面には「WORLD TRIGGER Yuma,Osamu」の文字。BluetoothコーデックはSBC/AACのほか、aptXにもしっかり対応していることが確認できました。当初は単なるアニメコラボモデルだと思っていたので、aptX対応なのは予想外でうれしい

キャラのボイスナビ最高! あの名言も飛び出す?

上述の通り、完全ワイヤレスイヤホンとしての仕様は非常にシンプルで、ノイズキャンリング機能などは非搭載。しかし、こういったアニメコラボ製品の価値は、専用のオリジナルデザインと登場人物のオリジナル音声コマンドを搭載していることです。ええ、それだけでいいのです。筆者が購入した「三雲・空閑モデル」では、もちろん三雲修(CV:梶裕貴)と空閑遊真(CV:村中知)の声でナビゲートしてくれます。

実際に使ってみたところ、好きな作品のキャラクターがボイスナビしてくれるのって、すごくイイですね。イヤホンを使うたびに気持ちがうるおいます。

イヤホンの電源を入れると遊真が「トリガーオン」、初めての端末とペアリング設定するときは遊真が「登録してくれ」、ペアリング済の端末と接続されると三雲くんが「ペアリング完了だ」、接続が切断されると遊真が「ペアリングが切れたみたいだぞ」、バッテリーが10%以下になると三雲くんが「早く充電したほうがいいな」と教えてくれます。しかも、とある操作をすると、隠し音声コマンドとして、遊真「行くぞオサム!」三雲「あぁ!」というふたりのかけ合いが発動するんですよ。熱い。

ちなみに「迅・ヒュースモデル」のほうは、初めての端末とのペアリング時にヒュース(CV:島ア信長)が「ペアリングの設定をしてくれ」とか、バッテリーが10%以下になると迅さん(CV:中村悠一)が「そろそろ充電が必要だな。俺のサイドエフェクトがそう言ってる」とか話してくれるそうです。いやはや「迅・ヒュースモデル」も魅力的ですねえ。

しかし、「三雲・空閑モデル」のほうも見どころはまだあります。イヤホンの電源を切るとき、三雲くんが「トリガーオフ!」と言ってくれるんですよ。そう、原作9巻・アニメ1期34話のアフトクラトル戦の名シーン「トリガーオフ!」を彷彿とさせるセリフです。個人的には、音楽を聴き終わってイヤホンの電源をオフするたび、三雲くんにトリガーオフされるのがちょっとおもしろい。手に何か持ってたら投げそうになります。

あとこのキャラボイス、いろいろなバージョン展開を妄想しちゃいますね。生駒隊全員がしゃべる関西弁バージョンとか、「音」にまつわるので風間隊バージョンとかもよいですよね。菊地原くん(CV:菅沼久義)にそっけなく「はい、電源オフね」って言われたいです。

「ワールドトリガー」のアニメ歴代OP・ED全7曲で試聴レビュー!

それでは最後に、「ワールドトリガー」のアニメ歴代OP・ED全7曲をワートリイヤホンで聴いた音質レビューをもって、本記事を締めくくろうと思います。といっても、「ここまでですでに長文なのに、あと7曲も聴くの?」って感じですよね、すみません……。

なぜここまでやるのかと言われたら、もちろん筆者がそうすべきだと思ってるからです。では、さっそく行ってみましょう!

※楽曲はすべて、筆者私物のAndroidスマートフォン「Google Pixel 5」から「Amazon Music Unlimited」のHD音源またはULTRA HD音源で試聴

▼ソナーポケット「GIRIGIRI」(1stシーズン前期OP)

やはりアニメ「ワールドトリガー」と言えば、無数のトリオンキューブが降ってくる映像が印象的な1期1代目OP。疾走感のある打ち込みサウンドによる「ここから物語がスタートする感」がたまりません。

本楽曲をワートリイヤホンで聴いてみると、まず印象に残るのは、豊かな低域。重量感とキレのあるビートが楽曲全体を支え、低域が力強くて立体感があります。かと言って、低音が飽和していないのも好印象。このワートリイヤホン、本楽曲のような打ち込み系でリズムがグイグイ来るサウンドにはピッタリだと思います。ボーカルの距離感が近すぎず遠すぎず適度で、歌詞が聴こえやすいのも〇。

失礼ながら、単なるコラボイヤホンだと思って、音質にはそこまで期待していなかったのが正直なところだったのですが、思ったより音楽がしっかり楽しめてうれしい。実はこのワートリイヤホン、大手音響メーカーのヘッドホン&イヤホンのOEM/ODM事業を行っている(株)日特が製造を手がけているとのことで、納得です。

▼AAA「アシタノヒカリ」(1stシーズン中期OP)

1代目とは打って変わって、1期2代目OPは冒頭の切ないアコギの旋律が印象的な、しっとり感のあるダンスナンバー。途中のラップパートで隊ごとに次々と登場する映像演出にはワクワクしましたね!「隊萌え」にはたまりません。

本楽曲では、出だしの切ないアコギの旋律がなめらかで、一気に楽曲の世界へいざなってくれます。そこから、バスドラムやベースの力強い低域をベースに、ジャカジャカかき鳴らされるアコギなど中低域の厚みが印象的。また、AAAは男性ボーカルと女性ボーカルそれぞれの表現も聴きどころのひとつでしょうが、女性ボーカルに高域の突き刺さりがなく、神経質な音ではないのもよいところ。

▼Pile「ドリームトリガー」(1stシーズン後期OP)

「世界」「トリガー」「A級」「チーム」など、ワートリにまつわるキーワードをちりばめた歌詞が、疾走感のあるロックテイストの楽曲に乗って放たれるノリノリな1期3代目OP。サビの迅さんが、心なしか無邪気な表情に見えるのが好きです。

本楽曲の聴きどころは、パワフルな女性ボーカル。女性ボーカルと言えば、普通は高域の伸びなどをチェックすることが多いですが、ワートリイヤホンで本楽曲を聴いた特徴としては、豊かな低域がロックサウンドの重みをグッと持ち上げ、バックミュージックの中に浮かび上がるボーカルの力強さが引き立つイメージ。リズムのキレのよさが、スピード感のある楽曲を盛り上げます。

▼TOMORROW X TOGETHER「Force」(2ndシーズンOP)

続いては、あまりのカッコよさでファンの度肝を抜いた2期OP。冒頭で各隊のエンブレム+隊員シルエットが切り替わる演出を考えた人が天才とか、アニメ1期の主要シーンを振り返る構成でサビにアフトクラトル戦を持ってきたのが神とか、そのアフト戦で換装を解いた遊真が「『強』印<ブースト>」するカットを原作に寄せて描き直してくれたとか、今もこのOP映像を見ると賛辞が止まりません。

歌っているのは、男性K-POPグループのTOMORROW X TOGETHER。しかし本楽曲は日本オリジナルだそうで、人気バンド・Mrs.GREEN APPLEの大森元貴がプロデュースしています。ダンサンブルなアレンジの中に、時おりふっと現れるメロディアスな旋律がミセスを彷彿とさせますね。ワートリイヤホンで聴くと、打ち込みのビートが耳にズンズン来て超ノれる! 低域に弾力があるので、高いダンスパフォーマンスで盛り上げるK-POP全般に合う音作りになっているように思います。低音の印象が強く男性ボーカルとの相性のよさもあってか、メロディアスな大森節も引き立っています。

▼神はサイコロを振らない「未来永劫」(2ndシーズンED)

「ワールドトリガー」のアニメ1期はED曲がない構成だったので、2期で初のED曲としてこの楽曲が登場しました。EDにぴったりのメロウなロックバラードです。これを聴くと、ガロプラ戦やB級ランク戦の名シーンにじんわり浸ってしまう人も多いのでは?

楽曲としては男性ボーカルのバンドサウンドなわけですが、バスドラムなどの低域が強力に再生されるワートリイヤホンで聴くと、メロウな空気に重厚さが増して相性ドンピシャ。エレキギターの存在感もあり、全体的に高いグルーブを演出しています。続いて紹介する「タイムファクター」という楽曲もそうなのですが、本機の開発時に音決めのリファレンスで使ったのが神サイの音楽だったのではないかと思うほど、音色や音調の相性がよいです。

▼神はサイコロを振らない「タイムファクター」(3rdシーズンOP)

2期ED曲を担当していた神サイが、3期ではOP曲に登場。これもまた映像がすばらしいんですよね。ギターが心地よいバンドナンバーに乗せて、Aメロ〜Bメロでは主人公チームの背負う過去が描かれ、Cメロでアニメ2期のB級ランク戦名場面を振り返り、大サビでは三雲隊(玉狛第2)にヒュースが合流し、現在のボーダー各隊メンバーの日常風景がサブリミナルのように切り替わるという神構成。その日常シーンが尊くて切ない。

楽曲は上述の「未来永劫」と同じ神サイが担当しているわけですが、前回のバラードに対して今回はリズム隊が活躍するノリのよいバンドサウンド。ワートリイヤホンで再生すると、よりベースやバスドラムの重低音が引き立ち、聴きごたえがスゴい! ベースの弦のしなりまで見えてくるようですし、ギターのカッティングにもキレがあります。特に、Cメロ〜大サビはグルーブ感が増し増しで、体を前後に揺らしたくなります。

▼FantasticYouth「雲外憧憬」(3rdシーズンED)

3期ED曲は、切なさあふれる女性ボーカルのバラード。「ワールドトリガー」ファンとして、何だかんだで遊真が好きだと実感するED映像が泣けます。しかもこれ、3期OP「タイムファクター」と同時再生すると……映像がニクい演出になっているんですよね。制作陣がねらったのか、たまたまそうなったのかはわかりませんが、いずれにせよ神ってることに変わりはありません。

本楽曲の聴きどころとしては、女性ボーカル・Onyu(おん湯)の透明感とハリのある声と、ピアノなど楽器の空間への余韻。序盤は打ち込みのリズムをバックにピアノと女性ボーカルだけのシンプルな進行ですが、全体的に中域のなめらかさが感じられ、味があるなあと思いました。途中でリズム隊が入ってきてからサビまでは、一気に楽曲が盛り上がって加速度が上がります。高域の突き刺さりがないので、結果的に女性ボーカルはニュアンス表現に寄っているのが好印象。

さいごに

以上、ワートリイヤホンの購入レビューをお届けしました! ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました。正直、レビューしないことによる批判よりも、することによる批判のほうが怖いという気持ちもありました。でも、やっぱり自分が「書くべき」と思った企画から1度でも逃げたら、きっと本当に書かなきゃいけない企画からも逃げるようになりそうじゃないですか。だからレビューしてよかったです。それに、まだ「ワールドトリガー」を読んだこと・見たことのない方にも、少しでもその魅力がお伝えできていたらうれしいです。この沼にハマって損はない。筆者のサイドエフェクトがそう言ってます。

(C)葦原大介/集英社・テレビ朝日・東映アニメーション

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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