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Mark Levinson初のノイキャンヘッドホンやJBLスタジオモニター初のアクティブスピーカーも! 『HARMAN EXPLORE TOKYO 2022』レポート

Mark Levinson初のノイキャンヘッドホンやJBL初のアクティブモニタースピーカーも! 『HARMAN EXPLORE TOKYO 2022』レポート

ハーマンインターナショナルは、メディアや関係者向けに『HARMAN EXPLORE TOKYO 2022』を開催。JBLやMark Levinsonといった同社が取り扱うブランドからこの春発売予定の新製品や、今後日本市場への投入を検討している参考出品の製品などを披露した。ここでは、実機の写真を交えた注目製品レポートをお届けする。

【JBL】多機能なアクティブコンパクトスタジオモニター「4305P」

「4305P」は、JBLのスタジオモニターシリーズ初となるアクティブスピーカーだ。本体にDACを内蔵し、USBや光デジタル、Bluetooth、有線・無線LANなどのデジタル入力に対応したほか、AUXやXLRといったアナログ入力も備え、1台で多彩な使い方ができるオールインワンな1台となっている。なお、左右のスピーカーの接続は有線だけでなく無線でも可能。入出力端子やボリューム調整機能などはプライマリー側に搭載する。本体もかなりコンパクトに仕上がっており、タブレットなどと組み合わせれば、非常にミニマムなオーディオシステムを構築できそうだ。6月ごろの投入を予定しており、価格は20万円前後(ペア)を想定しているそうだ。

【JBL】HDMI搭載のユニークなオールインワンミュージックシステム「L75ms」

「L75ms」は、「L1000 Classic 75」「SA750」に次ぐ、JBL75周年モデル第3弾となるオールインワンミュージックシステムだ。テレビと接続できるARC対応のHDMI端子をはじめ、レコードプレーヤーと接続可能フォノ(MM)入力、AUX入力、Bluetooth、Chromecast、Airplay 2とのワイヤレスデジタル接続対応など、多彩な入力に対応。ウォールナット天然木突板仕上げの扇形の特徴的なキャビネットは、音響工学に基づけ、自然な広がりを作り出す「マルチアングルバッフル設計」を採用し、133mmウーハー×2、25mmアルミドーム・ツイーター×2、100mmセンターミッドレンジによるパワフルなサウンドを楽しめる。発売は3月下旬で、価格は198,000円だ。

【Mark Levinson】ブランド初のポータブル製品。ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン「No5909」

今年50周年を迎えるMark Levinsonブランド。同初となるポータブルオーディオデバイスとして発表されたのが、ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン「No5909」だ。ノイズキャンセリング機能は、ノイズ低減効果の高いハイブリッド方式を採用。プレミアムレザーを使用したラグジュアリーなデザインのヘッドホン本体には、ベリリウムコーティングを施した40mmダイナミック型ドライバーを搭載し、純度の高いサウンドを楽しめるという。Bluetoothコーデックは、SBC、AACに加え、LDACやaptX Adaptiveにも対応。USB DACを内蔵しており、PCと直接デジタル接続することで24bit/96kHzまでの音源を楽しめる。バッテリー駆動時間は最大34時間(ANC ON時は最大30時間)。6月発売予定で、価格は121,000円だ。

【JBL】光るBluetoothスピーカーに新モデル。「FLIP 6」に新色追加

Bluetoothスピーカーカテゴリーは、今後投入予定の新製品が多数披露されていた。

まずひとつ目が、ワイヤレススピーカー「PULSE 4」の後継モデルとなる「PULSE 5」。内蔵LEDが10%増加し、より明るいライティングが可能となったほか、下向きに発光するLEDを新たに搭載し、広がるようなライティングが楽しめるようになるという。また、同軸配置のツイーターユニットを新たに追加し、パッシブラジエーターを大型化するなど、音質面も強化。これにより、「PULSE 4」よりもひと回りほど筐体が大型化しているが、持ち運び用のストラップを新たに搭載し、可搬性にも配慮している。防水性能はIP67で、バッテリー駆動時間は最大12時間だ。

ふたつ目は、「PARTYBOX Encore Essential」。ライティング機能を搭載した大型モデル「PARTYBOX」シリーズで最も小さなモデルとなる製品だ。これまでの「PARTYBOX」シリーズに比べてかなり軽量な仕上がりで、天面のハンドルを使って片手で手軽に持ち運び可能。背面にはマイク入力も備えている。バッテリー充電は電源ケーブル(メガネ型)から直で行え、駆動時間は最大6時間。総合出力は100Wだ。

「BOOMBOX 3」は、「BOOMBOX 2」の後継モデルとなる製品。スピーカーが、ウーハー×2、ツイーター×2、ミドル×1の3way5ユニットとなったほか、フロントのJBLロゴがボールドデザインとなり、ハンドルにアルミ素材を使用するなど、本体デザインも大きくブラッシュアップしている。防水性能はIP67。バッテリー充電は電源ケーブル(メガネ型)から直で行え、駆動時間は最大24時間だ。

このほか、大人気Bluetoothスピーカー「FLIP 6」に、春らしいピンクとホワイト、JBLのBluetoothスピーカーでおなじみとなっているSQUAD(迷彩柄)の3色のカラーリングが追加予定とのことだ。

大人気Bluetoothスピーカー「FLIP 6」に新色も追加予定

大人気Bluetoothスピーカー「FLIP 6」に新色も追加予定

【JBL Quantum】お手ごろ価格のワイヤレスゲーミングヘッドセット「Quantum 350」やUSBマイク「Quantum STREAM」が登場

ゲーミング用オーディオブランドのJBL Quantumからは、ゲーミングヘッドセットとマイクが登場する。

「Quantum 350」は、専用ドングルによる2.4GHzワイヤレス接続に対応したゲーミングヘッドセット。ライティング機能や有線接続などはないものの、その分本体は軽量に仕上がっており、価格も1万円台前半というかなりお買い求めやすいものとなっている。なお、本体充電はUSB Type-Cだが、こちらを使った有線接続には非対応となっているが、本体を充電しながら専用ドングルによるワイヤレス接続は可能となっている。また、PCだけでなく、Playstasion 4/5などでも利用可能とのことだ。

「Quantum STREAM」は、USB接続で簡単に使えるデュアルコンデンサーマイクだ。本体に単一指向性と無指向性のマイクを縦に配置しており、切り替えはボリュームボタン長押しで簡単に行える。本体天面にはタッチセンサー式のミュート機能も用意されており、マイクをミュートにすると本体下部のLEDが赤色に変わり、マイクの状態をひと目で確認できるのも便利。底面部分には、ヘッドホン出力も備え、マイクに入力された自分の声を確認しながらチャットなどを楽しめる「サイドトーン」に対応しているのもポイントだ。また、マイク本体をスタンドから取り外し、アーム取り付けなども簡単に可能となっている。なお、「Quantum STREAM」はPCにUSB接続だけで利用可能だが、「QuantumENGINE」を使うことで、LEDライティングや各種プリセット登録など、さまざまなカスタマイズが可能となっている。発売は3月25日で、直販価格は11,000円。

【JBL】コンパクト・多機能・高コスパなノイキャン完全ワイヤレスイヤホン「LIVE FREE 2」

JBLが近年、特に注力している完全ワイヤレスイヤホンからは、「LIVE FREE 2」というノイズキャンセリング機能搭載の新モデルが発表された。ノイズキャンセリング機能は、ノイズ低減効果の高いハイブリッド方式を採用。周囲の状況に応じてリアルタイムにノイズキャンセリング効果を調整する「リアルタイム補正」や、手動による7段階の調整機能など、高機能なノイズキャンセリング機能を有している。完全ワイヤレスイヤホンとしてはやや大型の11mmサイズのダイナミック型ドライバーを搭載しているが、本体は非常にコンパクト。独自のデュアル・オーバルシェイプデザインで、耳へのフィット感もかなり良好だ。
2台同時待ち受けできる「マルチポイント」や片耳使用できる「デュアルコネクト」、イヤホンを付けたまま周囲の状況を確認できる外音取り込み機能、ワイヤレス充電Qiの対応など、機能性もかなり充実している。なお、本製品はBluetoothのLE Audioにも対応予定とのことだ。カラーバリエーションは、ブラック、ブルー、シルバー、ローズ(台数限定)の全4色。発売は4月1日で、直販価格は15,950円だ。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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