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買い換え&買い足しに最適! 1万円以下で買える高コスパ完全ワイヤレスイヤホン8選

買い換え&買い足しに最適! 1万円以下で買える高コスパ完全ワイヤレスイヤホン8選

4月から新たな生活がスタートした社会人や学生も多いことだろう。そんな、環境が変わったことを機会に音楽リスニング環境を少しばかりアップデートしてはいかがだろうか。

というのも、いまやイヤホン製品の主流となっているTWS(完全ワイヤレスイヤホン)は、数多あるオーディオ製品の中でも最も進化の早い製品となっている。単に低価格化しているだけでなく、使い勝手のよさや音質が大きく進化しているのだ。

たとえば、3年前のTWSはスマートフォンの接続にちょっとしたクセがあり、最初はなかなか接続できなかったり、しばらくぶりに使おうと思ったら再接続しなければならないものが多かった。

また、接続安定性にしても、以前はかなり不安定で音が途切れる製品も多かったが、近年ではこのあたりの精度が格段に向上しており、室内なと電波環境が良好な場所であれば10mほど離れても音が途切れることはほとんどなくなった。

音質も、aptX AdaptiveやLDACなどのコーデック側の進化だけでなく、ドライバーユニットや筐体設計といったアナログ的な部分の進化も推し進められている。連続再生時間も、搭載チップの省電力化やバッテリー効率の改善などで、数年前の製品と比べると格段に長くなっている。

このように、すさまじい勢いで進化し続けるTWSは、2年くらいで買い換えるのが理想的という考えもあり、1年ごとに買い足して2台3台を使い分ける、というのも楽しい使い方だろう。とはいえ、そんなに新製品をポンポンと買えるわけではないので、今回は数ある完全ワイヤレスイヤホンの中から、買い換え&買い足し用にお財布へのダメージが少ない1万円以下で購入できる注目機種8機種を厳選して紹介していこうと思う。

1. JVC「HA-A5T」

「HA-A5T」は、JVCケンウッドがラインアップするTWSのスタンダードモデル。現在、4,000円を下まわる価格となっているだけに、対応するBluetoothコーデックはSBCのみ、イヤホン本体のデザインもいわゆる汎用的なスタイルとなっているが、イヤホン本体が片側3.9gととてもコンパクトで装着感が良好だ。しかもこれだけコンパクトなイヤホンながら、連続再生時間は最大5時間確保しており、安かろう悪かろうといった低価格製品とは一線を画す使い勝手のよさを持ち合わせている。また、IPX4相当の防滴性能や専用ケースがかなりの小型でかつイヤホンが取り出しやすかったりと、日常使いを想定したしっかりとした作り込みが行われている点も魅力だ。なお、カラーバリエーションは4色が用意されている。

とはいえ、最大の魅力はそのサウンドだろう。SBCコーデックなので解像感こそ凡庸なものの、ボーカルは実体感のあるバランスのよい歌声を聴かせてくれる。リズムパートもメリハリのしっかりした表現を持ち合わせており、音楽の重要な要素がしっかりと伝わってくるチューニングだ。できるだけ予算をかけず、音質にもある程度大事にしたいという人にぴったりな1台と言えるだろう。

JVC「HA-A5T」のスペック
バッテリー駆動時間(イヤホン本体):最大5時間
バッテリー駆動時間(ケース併用時):最大15時間
ノイズキャンセリング機能:×
防水性能:IPX4相当
対応コーデック:SBC
カラーバリエーション:グリーン、レッド、ブルー、ホワイト、ブラック

2. ANKER「Soundcore Liberty Neo 2」

ANKERは、オーディオ製品を展開するサブブランドのSoundcoreからさまざまなTWSをリリースしているが、その中でもダントツのコストパフォーマンスを誇るのが「Liberty Neo 2」だ。

こちら、4,990円(直販、ブラックカラーのみ)という価格ながら、イヤーフィン採用でしっかりした装着感を確保しつつ、最大10時間の連続再生(専用ケースからの充電を合わせると最大40時間の使用が可能)、IPX7の防水性能、AACコーデックの対応など、充実した機能性やユーザビリティを持ち合わせている。特に装着感はなかなか良好で、自分にぴったりのイヤーチップ&イヤーフィンを使用することで、かなりのフィット感をもたらしてくれる。

音質は、エッジの尖ったクリアな表現で、迫力あるサウンドが楽しめる。EDMもポップスも、勢いのある印象的な演奏に感じられる。Jポップはアーティストによって多少の向き不向きも感じられたが、基本的には、サウンドキャラクターの好みがあれば値段に関係なくお気に入りになれる良質な製品だと思う。

ANKER「Soundcore Liberty Neo 2」のスペック
バッテリー駆動時間(イヤホン本体):最大10時間
バッテリー駆動時間(ケース併用時):最大40時間
ノイズキャンセリング機能:×
防水性能:IPX7相当
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ネイビー、オフホワイト、ブラック

3. ag「COTSUBU」

登場は2019年とまだ日の浅いブランドながら、日本のオーディオメーカーであるfinalのサウンドコーディネートによる音質のよさから、瞬く間に人気となったag。そんな同ブランドのスタンダードモデルと呼べる製品が「COTSUBU」だ。

名前から想像が付くと思うが、「COTSUBU」は小型のイヤホン本体を持つことが最大の特徴となっている。片側約3.5gという最軽量クラスのコンパクト筐体を採用し、耳からはみ出ることのない自然な装着感を実現している。また、Bluetoothチップにクアルコム「QCC3040」を採用し、最大5時間の連続再生時間、aptXコーデックへの対応、アンテナ設計の改善と合わせた接続安定性の高さ、cVcマイク・ノイズキャンセル機能の採用による高品位な通話性能など、機能性に関してはかなりの充実度を誇っている。ちなみに、チューニングを変え、ASMRに最適化した「COTSUBU for ASMR」という兄弟モデルもラインアップ。こちらもかなりの人気を誇っている。

そんなag「COTSUBU」のサウンドは、フォーカスのよいクリア志向の音色傾向が特徴。ボーカルのヌケがよく、男性も女性もはつらつとした伸びやかな歌声を楽しむことができる。それでいて、高域は鋭くなりすぎず、ハイハットも金管楽器もわずかな煌びやかさに抑えられて、明瞭さと聴き心地のよさが見事にバランスしている。使い勝手と音質の両面で優秀な製品だ。

ag「COTSUBU」のスペック
バッテリー駆動時間(イヤホン本体):最大5時間
バッテリー駆動時間(ケース併用時):最大20時間
ノイズキャンセリング機能:×
防水性能:IPX4相当
対応コーデック:SBC、AAC、aptX
カラーバリエーション:CREAM、STONE、SKY、SAKURA、BROWNIE、SNOW、BLACK

4. HUAWEI「FreeBuds 4i」

一貫してスティック型形状を採用するHUAWEIの完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds」シリーズのエントリーモデル。比較的低価格なノイキャン搭載モデルということで、フィードフォワード式のアクティブノイズキャンセリング機能+カナル型というオーソドックスなスペックだが、外部音取り込みモードやビームフォーミング技術を用いたデュアルマイクによる通話音声など、機能性はなかなか充実している。

イヤホン本体での連続再生時間も、ANC OFFで最大10時間、ANC ON時で最大7.5時間を確保。ノイズキャンセリング機能搭載モデルとしてはバッテリー性能も比較的良好だ。ちなみに、10分間の充電で約4時間の連続音楽再生ができる急速充電機能も持ち合わせている。Bluetoothコーデックは、SBCとAAC対応。HUAWEI製端末(EMUI10.0以降)と自動的に簡単接続できる「ポップアップ&コネクト」なども用意されている。

高感度ポリマー振動板採用の10mm口径ダイナミック型ドライバー採用の恩恵か、ナチュラルな音色とダイナミックな抑揚表現をあわせ持つ、良質なサウンドを持ち合わせている。特に女性ボーカルは、ほんの少しハスキーな、やさしく朗らかな歌声が楽しい。帯域バランスもナチュラルで、音楽ジャンルを選ばない素性のよさがある。機能性と音質の両面で、コストパフォーマンスの高い製品だ。

HUAWEI「FreeBuds 4i」のスペック
バッテリー駆動時間(イヤホン本体):最大10時間(ANC OFF時、ANC ON時は最大7.5時間)
バッテリー駆動時間(ケース併用時):最大22時間(ANC OFF時、ANC ON時は最大16.5時間)
ノイズキャンセリング機能:〇
防水性能:×
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:レッド、シルバーフロスト、セラミックホワイト、カーボンブラック

5. GLIDiC「TW-6100」

フィードフォワード+フィードバック方式のハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能を搭載するモデル。イヤホン本体が、イヤーモニターメーカーであるカナルワークスの監修による独自のイヤホン形状になっており、良好な装着感と遮音性の高さから、アクティブノイズキャンセリング機能もかなりハイクオリティな仕上がりとなっている。デジタル的なノイズキャンセリングのセッティングも重要だが、ハードウェア(この場合はイヤホン本体)のデザイン形状によるパッシブノイズキャンセリングの大切さを改めて実感させられる製品だ。

機能面も、探し物トラッカー「Tile(タイル)」機能や低遅延モード、IPX5相当の防水性能、イヤホン単体で最大10時間(専用ケースからの充電で最大35時間)の連続再生、10分間の充電で約5時間再生できる「Fast Charge(急速充電)」など、ひと昔前であれば1クラスも2クラスも価格帯が上となる充実した多機能さを持ち合わせている。BluetoothコーデックはSBCとAAC対応だ。

そのサウンドは、メリハリがしっかりしていて聴きごたえ十分。低域も量感が備わっているので演奏が躍動的な感じられるし、ややハスキーな歌声のボーカルも魅力的だ。機能性、サウンドともに満足度の高い製品と言えるだろう。

GLIDiC「TW-6100」のスペック
バッテリー駆動時間(イヤホン本体):最大10時間
バッテリー駆動時間(ケース併用時):最大35時間
ノイズキャンセリング機能:〇
防水性能:IPX5
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ブルー、ホワイト、ブラック

6. AVIOT「TE-D01q」

日本人の手による日本人に向けた音作りをテーマにしたイヤホン製品を生み出している新進気鋭のブランドAVIOTのノイズキャンセリング機能搭載モデル。アクティブノイズキャンセリング機能はフォワード方式。外音取り込みや低遅延モード、比較的小柄なイヤホン本体でながらも最大11時間の連続再生を実現するなど、外観からは想像できない多機能さを備えている。また、専用アプリが用意されていて、こちらからアクティブノイズキャンセリング機能や外音取り込みのオンオフ、イコライザーやイヤホン探知機能を操作することができる。対応するBluetoothコーデックはSBCとAAC。カラーバリエーションは全5色で、着せ替えが楽しめる2色のイヤーウィングが付属するも特徴となっている。

そんなAVIOT「TE-D01q」は、機能性だけでなくサウンドも多いに魅力的だ。ボーカルは男性も女性も距離感の近い、明瞭ではつらつとした歌声を楽しませてくれるし、演奏はキレもノリもよい。低域の量感もしっかりと確保されているので、迫力もある。おかげで、どんな音楽ジャンルであってもそつなくこなしてくれる優等性だったりもする。機能性と音質、価格が見事にバランスした製品だ。

AVIOT「TE-D01q」のスペック
バッテリー駆動時間(イヤホン本体):最大11時間(ANC・外音取り込みモード使用時は再生時間2〜3割減)
バッテリー駆動時間(ケース併用時):最大33時間
ノイズキャンセリング機能:〇
防水性能:IPX4
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:レッドスピネル、ラピスブルー、ピンククオーツ、パールホワイト、ブラックオニキス

7. DENON「AH-C630W」

DENONは2021年に同ブランド初となるTWSを2製品同時リリースしたが、そのうち「AH-C630W」はスタンダードクラスに位置するモデル。4.7gと軽量なうえ、フィット感のよいオリジナルデザインのイヤホン本体や、操作性のよいタッチセンサー、Bluetooth5.0やアンテナの工夫により安定度の高い接続性の実現、AACコーデックへの対応、4.5時間の連続再生(専用ケースからの充電時間を含めると18時間)、IPXの防滴性能など、初のTWS製品だが、基本性能はしっかりと押さえたモデルに仕上がっている。

そして、なんといっても「AH-C630W」の最大の注目ポイントはサウンドだろう。コンパクトな外観にもかかわらず10mm口径のダイナミック型ドライバーユニットを搭載し、同社のサウンドフィロソフィーである「VIVID & SPACIOUS」に基づきサウンドマイスターの手によってチューニングされたサウンドは、1万円以下クラスの中でも格別のクオリティを持ち合わせている。抑揚表現に深みがあり、クラシックもそん色なく楽しめるほか、Jポップも臨場感のあるサウンドを味わうことができる。aptX AdaptiveやLDACなどの高音質コーデック対応でなくても、基本的な作りやサウンドチューニングがしっかりしていれは良音質が実現できる典型例と言えるだろう。TWSでも音質最優先、クラシックも楽しみたい、という人には最有力候補と言える製品だ。

DENON「AH-C630W」のスペック
バッテリー駆動時間(イヤホン本体):最大4.5時間
バッテリー駆動時間(ケース併用時):最大18時間
ノイズキャンセリング機能:×
防水性能:IPX4
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ホワイト、ブラック

8. OPPO「Enco W51」

片側約3.95gというスティックスタイルのカナル型イヤホン。特に注目してもらいたいのが、アクティブノイズキャンセリング機能だ。8,000円前後の価格帯でフィードフォワード+フィードバック方式のハイブリッドタイプを搭載してるのは最新モデルならではのコストパフォーマンスだ。ちなみに、アクティブノイズキャンセリング機能は、最大35dBのノイズ低減を誇っている。

小型軽量イヤホン+アクティブノイズキャンセリング機能搭載ということもあり、連続再生時間はANC OFFで最大4時間、ANC ON時で最大3.5時間と短めだが、専用ケースからの充電を含めると20時間以上使い続けることができる。また、約15分の充電で最大9時間再生できる専用ケースへの急速充電機能やワイヤレス充電(Qi)機能、スマートフォンからのリバース充電などにも対応しているなど、充電関係に関してはかなりの充実度を持ち合わせている。BluetoothコーデックはSBCとAAC対応だ。

実際のサウンドもなかなかのもの。ダイナミックレンジが幅広く、音に勢いがあり、ボーカルの歌声が生き生きとしている。そのいっぽうで、音色がクリアで見通しがよいため、演奏全体がバランスよく伝わってくる。単に機能性の高さだけでなく、音質的にも魅力ある製品だ。

OPPO「Enco W51」のスペック
バッテリー駆動時間(イヤホン本体):最大4時間(ANC OFF時、ANC ON時は最大3.5時間)
バッテリー駆動時間(ケース併用時):最大24時間(ANC OFF時、ANC ON時は最大20時間)
ノイズキャンセリング機能:〇
防水性能:IP54
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:フローラル ホワイト、スターリー ブラック

野村ケンジ

野村ケンジ

ヘッドホンなどのオーディオビジュアル系をメインに活躍するライター。TBSテレビ開運音楽堂にアドバイザーとして、レインボータウンFM「みケらじ!」にメインパーソナリティとしてレギュラー出演。音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務める。

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