選び方・特集

《2025年》ブルーレイレコーダーのおすすめ製品7選! 格安機から全録対応機まで

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ブルーレイレコーダー・DVDレコーダーとは、テレビ番組を録画するためのもの。時代とともに記録メディアがDVDからブルーレイへと拡大し、現在では4KメディアであるUltra HDブルーレイの再生に対応した製品もあります。

ブルーレイレコーダーを発売するメーカーは少なくなってきたものの製品のバリエーションは多く、製品選択のポイントがわかりにくいこともあるでしょう。ここでは、ブルーレイレコーダーを購入するメリットのほか、基本的な選び方と価格.comで人気のおすすめ製品を紹介します。

〈レビュー・監修〉AVライター 鳥居一豊
オーディオ専門誌の編集スタッフを経て独立。マンガ、アニメ、ゲームをこよなく愛し、視聴取材などでも数多くの名作を取り上げる。ホームシアターのために家を新築して早10年。現在は8.4.4ch構成のDolby Atmos対応サラウンドシステムと120インチスクリーン+プロジェクターによる視聴設備を整えている。ホームシアターは今後も進化する予定。

ブルーレイレコーダーのメリットは? テレビ+外付けHDDとの違いは?

実は、ほとんどの最新テレビには録画機能が付いています。データ保存用の外付けHDDをテレビにつないでおけば、それだけで録画自体はできるのです。たまに気になる番組を録画して後で見る、というだけならばブルーレイレコーダーを購入する必要はありません。それでもブルーレイレコーダーには以下の大きなメリットがあります。

・自動録画やオートチャプター、スマホ連携など、録画/再生に便利な機能が充実している
・録画した番組をディスクに残せる
・DVD/Ultra HDブルーレイ/ブルーレイ/CDのプレーヤーとしても使える

ブルーレイレコーダーならば、録画した番組をDVDやブルーレイにディスクとしても残せるため、テレビを買い替えても録画番組を視聴できます。逆に、テレビ+外付けHDDで番組録画する場合、テレビを買い替えるともう視聴できません

そのほか、多くの番組を同時録画したり、スマホと連携したりと録画と視聴のための機能が充実していることもブルーレイレコーダーを使うメリットです。さらに、DVDやブルーレイ、CDの再生機として使えることも大きなポイントでしょう。

ブルーレイレコーダーはTVerよりも便利!

地デジの放送番組は、録画せずともTVerなどで見られるものが増えています。しかし、普段からTVerなどを使っている人にとっても、ブルーレイレコーダーには大きなメリットがあります

TVerを例にとると、そもそもすべての番組が配信されているわけではありませんし、視聴できるのは1週間など期限もあります。いっぽうのブルーレイレコーダーは一度保存すれば期限なく好きなときに視聴できるうえ、CMを早送り/スキップできるなどの便利機能も多数備えています

番組録画を予約するのが面倒と思われるかもしれませんが、最新ブルーレイレコーダーでは予約すら必要ない場合もあります。ユーザーが好きそうな番組を自動で録画してくれる機能があるほか、指定しておいたチャンネルの番組すべてを録画する「全録」という機能を持った製品もあるのです。

おさえておきたいブルーレイレコーダーの種類3つ

ブルーレイレコーダーは、大きく3つのパターンに分類できます。(1)スタンダードな機能を持った格安製品、(2)「全録」対応の高機能製品、そして(3)4K放送の録画とUltra HDブルーレイ再生に対応した「4K」レコーダーです。最も高級で高機能な製品として、(2)と(3)の機能をどちらも備えたものもあります。

(1)コスパ重視なら格安レコーダー「DMR-2W102」で十分!

格安モデルであればブルーレイレコーダーは3万円台後半から購入可能です。こうした価格の製品でも実は基本機能は十分。価格.comで人気の製品は、パナソニックの「DMR-2W102」です。もう少し(3,000円程度)安い製品はありますが、発売日が新しく、機能が充実したこの製品が人気になることは当然と言えるでしょう。ここで数千円を渋ることはおすすめしません。数千円の違いが使い勝手に大きく影響する可能性があるからです。

2番組同時録画、DVDやブルーレイディスクへの番組保存はもちろん、指定した時間帯のドラマ・アニメを自動録画する「ドラマ・アニメ1クール自動録画」機能やスマホでの視聴機能など、基本機能が充実しています

なお、「DMR-2W102」の後継モデルとして「DMR-2W103」が発売されています。機能はほぼ同じため、価格.comでの最安価格次第でどちらかを選ぶとよいでしょう。

ディーガ DMR-2W102の製品画像
  • パナソニック
  • ディーガ DMR-2W102
  • 価格.com最安価格38,779 ( 発売日:2023年3月上旬 )
  • 売れ筋ランキング2
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
1TB
同時録画番組数
2番組
チューナー
地/BS/110x2
録画時間目安
ハイビジョン:127時間(地デジ)/90時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
ディーガ DMR-2W103の製品画像
  • パナソニック
  • ディーガ DMR-2W103
  • 価格.com最安価格44,272 ( 発売日:2025年2月14日 )
  • 売れ筋ランキング10
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
1TB
同時録画番組数
2番組
チューナー
地/BS/110x2
録画時間目安
ハイビジョン:127時間(地デジ)/90時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

(2)録画予約の必要なし! 予算が許せば「全録」レコーダーがおすすめ

最低でも6万円前後と少し高価ですが、予算が許すのであれば「全録」対応製品がおすすめ

「全録」とは、指定したチャンネルで放送される番組をすべて録画する機能のこと。たとえばNHK総合を指定すると、NHK総合で放送されるすべての番組を録画し、HDD容量に応じて数日〜数週間にわたって保存してくれます。

そもそも録画予約をする必要がなくなるため、手間がなく、利便性が劇的に向上します。「全録」では、番組表がそのまま視聴可能な番組リストになるようなもの。YouTubeなどでコンテンツ一覧から見たいものを選ぶときと似た感覚で、テレビ番組を横断できるのです。

(3)4K放送やUltra HDブルーレイを楽しみたい人は「4Kレコーダー」が必須

BS・CSの4K放送を録画したい人、4K解像度の映像を楽しめるUltra HDブルーレイを再生したい人は「4Kレコーダー」がおすすめ。4K放送の受信(視聴)と録画、Ultra HDブルーレイの再生が可能です。

格安ブルーレイレコーダーでもDVD、ブルーレイ、CDは再生できますが、Ultra HDブルーレイは再生できません。地デジの放送は4Kではないため、多くの人にとって4K放送は無関係かもしれませんが、Ultra HDブルーレイはどうでしょうか。

映画好きならばUltra HDブルーレイを持っているかもしれませんし、“推し活”の一環などで、ブルーレイなどのボックスセットを購入する場合もあるでしょう。そこにUltra HDブルーレイが入っていれば、「4Kレコーダー」でより高画質を楽しめる可能性があります。

「4Kレコーダー」の価格は5万円前後から。一般的な格安ブルーレイレコーダーと比べると1万円以上の差があります。4K放送の録画とUltra HDブルーレイ再生にその価値を感じるかどうかが選択のポイントです。

ブルーレイレコーダーの選び方

ブルーレイレコーダーの種類について理解したところで、いよいよ選び方について詳しく見ていきましょう。ここではパナソニックの製品を例にとっています。

ブルーレイレコーダーの選び方(1) HDD容量は2TB以上がベター

ブルーレイレコーダーにはHDDが搭載されていて、その容量が大きいほど多くの番組を保存できます。HDD容量は1TBからが基本で、同機能のHDD容量違いモデルが複数用意されていることがほとんど。その中でおすすめは2TB以上です。

具体的に数字を見ると、1TBのモデルで地デジ放送を録画した場合(DR=高画質モード)、約127時間の録画が可能です。1日2時間の録画をすると、60日(約2か月)以上は録画番組を消さずに使い続けられる計算です。

こう見ると1TBでもよさそうですが、価格.comを参照すると1TBと2TBモデルの価格差は大きくありません。コスパを考えれば2TB以上がすぐれていると言えるのではないでしょうか。

ほとんどのモデルでは外付けHDDで容量アップが可能です。検討しているモデルがHDDを足せるかどうかも確認して、HDD容量を選ぶとよいでしょう。

ブルーレイレコーダーの選び方(2) 家族で使うならチューナー数は3つ以上あると安心

録画したい番組が同時間帯に重なる可能性がある人は、ブルーレイレコーダーに搭載されたチューナーの数を確認しましょう。チューナー数は、基本的に同時に録画できる番組数と言えます。たとえば、3つのチューナーを内蔵していれば、最大3番組を同時に録画できるというわけです。

ただし、チューナーは地デジ用、BS用など対応する放送が決まっています。それぞれの放送用チューナーをいくつ搭載しているかにも注意しましょう。

多くのチューナーが必要なのは、特に2人以上で使う場合ではないでしょうか。ブルーレイレコーダーを家族で使うならば、(地デジ用)チューナーを3つ以上搭載したモデルを選ぶとよいでしょう。

ブルーレイレコーダーの選び方(3) メーカーに迷ったらパナソニックを選ぶべし

ブルーレイレコーダーの主要メーカーはパナソニック、ソニー、シャープ、TVS REGZAの4つ。ブルーレイレコーダーの開発は減速している状態ですが、そのなかでもコンスタントに新製品を発売しているのはパナソニック。

デジタル機器の進化は急速ですから、選択に困ったら、常に新製品をリリースしているうえ製品ラインアップが幅広いパナソニックから製品を選ぶとよいでしょう。

テレビとブルーレイレコーダーのメーカーを揃えたほうがよいのか、気になるかもしれません。テレビのメーカーとブルーレイレコーダーは必ずしも揃える必要はありませんが、同一メーカー品であればテレビのリモコンだけである程度の操作ができるなど、連携がスムーズな場合はあります

記事で紹介しているブルーレイレコーダー一覧

おすすめブルーレイレコーダー7選

ここからは、AVライター鳥居一豊さんが“これは買い!”とおすすめする製品を紹介します。

コスパ重視! おすすめの格安ブルーレイレコーダー

まず紹介するのは、格安で購入できるブルーレイレコーダーです。同カテゴリーの主要メーカーは名の知れた大手ばかりですから、格安と言っても高機能なものばかり。シンプルにDVDやブルーレイの再生、ディスクへの保存ができればよい、という人は4万円前後の格安モデルで十分満足できるはずです。

コレ買っときゃ間違いない!
パナソニック「DMR-2W102」

気に入った点
  • 基本機能が充実している
  • HDD容量を1TBと2TBから選べる
気になる点
  • 有線LAN接続用の端子がない(Wi-Fi専用)

DVD、ブルーレイソフトの再生、録画した番組をディスクに残せればOKならば、パナソニック「DMR-2W102」がおすすめ。ドラマ・アニメを約90日分自動録画してくれる「ドラマ・アニメ1クール自動録画」機能などは上位機とほぼ同様のお買い得モデルです。

ただ安いだけでなく、オートチャプター機能でCM部分と本編部分の分割も自動で行ってくれるなど、基本的な機能が最も充実しているのが大きな魅力。録画した番組の編集機能もひと通り備えていますから、さまざまな使い方に幅広く対応できます。

HDD容量は1TBと少なめなので、録り貯めしがちな人は外付けUSB HDDを接続して録画容量を増設するとよいでしょう。初めからHDD容量の大きな2TBモデル「DMR-2W202」を選ぶとより安心です。

そのほかに気になったのは、有線LANの接続端子がないこと。Wi-Fi(無線)接続が全体になることには留意しましょう。

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・必要十分の機能。編集には慣れが必要と感じるが、それ以外はほぼ直感的に操作できる。
・簡単操作で2番組同時録画もできるので便利。
・録画予約だけでなく、録画番組や放送中の番組視聴もスマホでできるのが便利。

※2025年7月29日時点の、価格.com「DMR-2W102」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

ディーガ DMR-2W102の製品画像
  • パナソニック
  • ディーガ DMR-2W102
  • 価格.com最安価格38,779 ( 発売日:2023年3月上旬 )
  • 売れ筋ランキング2
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
1TB
同時録画番組数
2番組
チューナー
地/BS/110x2
録画時間目安
ハイビジョン:127時間(地デジ)/90時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
ディーガ DMR-2W202の製品画像
  • パナソニック
  • ディーガ DMR-2W202
  • 価格.com最安価格42,880 ( 発売日:2023年3月上旬 )
  • 売れ筋ランキング5
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
2TB
同時録画番組数
2番組
チューナー
地/BS/110x2
録画時間目安
ハイビジョン:254時間(地デジ)/180時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

「見どころサーチ」が時短再生に便利
シャープ「2B-C10GW1」

気に入った点
  • 新作のドラマやアニメを自動録画できる
  • 「見どころサーチ」 で時短再生が可能
  • HDD容量を1TBと2TBから選べる
気になる点
  • 長時間録画の圧縮率が低め

シンプルでコスパにすぐれたレコーダーならシャープも見逃せません。機能や装備は上位機とほぼ同等なので、パナソニック同様に安価なモデルでも安心して使えます。

自動録画機能では、指定したドラマ・アニメを1クール(約3か月)自動録画する「新ドラ丸&アニ丸」が便利。話題になった作品を後からまとめて視聴する……といった使い方が手軽にできます。

上に紹介した総合力にすぐれるパナソニック「DMR-2W102」との選択に迷うところですが、シャープの強みは再生時の利便性でしょう。再生時に番組内容をサムネイル状に表示する「見どころサーチ」が便利です。たとえば、歌番組で好きなアーティストの出演部分だけを見るなど、気になる部分だけ時短で楽しむこともできます。

番組を圧縮して(画質を下げて)記録する長時間録画は他社と比べると短めで、最大12倍対応。気になる点と言えばこれくらいですが、それ以下の圧縮率にして記録をする人は少数派では。HDD容量2TBモデルの「2B-C20GW1」も選択できるため、実用上は問題ないと言える機能性です。

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・機器に詳しくなくても設定が簡単。録画の設定もいろいろな形でできて満足。
・テレビも「AQUOS(アクオス)」なので、リモコンを共有できて便利。

※2025年7月29日時点の、価格.com「2B-C10GW1」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

AQUOSブルーレイ 2B-C10GW1の製品画像
  • シャープ
  • AQUOSブルーレイ 2B-C10GW1
  • 価格.com最安価格40,500 ( 発売日:2024年6月 )
  • 売れ筋ランキング4
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
1TB
同時録画番組数
2番組
チューナー
地/BS/110x2
録画時間目安
ハイビジョン:127時間(地デジ)/90時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
AQUOSブルーレイ 2B-C20GW1の製品画像
  • シャープ
  • AQUOSブルーレイ 2B-C20GW1
  • 価格.com最安価格45,500 ( 発売日:2024年6月 )
  • 売れ筋ランキング11
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
2TB
同時録画番組数
2番組
チューナー
地/BS/110x2
録画時間目安
ハイビジョン:254時間(地デジ)/180時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

新ドラマ・アニメを1か月先から予約できる
ソニー「BDZ-ZW1900」

気に入った点
  • ドラマ・アニメを1か月先から予約できる
  • 自動録画機能も快適
気になる点
  • 価格が他社製品よりも高め

ブルーレイレコーダーの主要メーカーの1つ、ソニーの最安製品が「BDZ-ZW1900」。ダブルチューナーのシンプルなモデルですが、2024年発売の比較的新しい製品とあって価格は高めです。

それでも本製品をおすすめとしてあげた理由は、番組表(EPG)で表示できる期間よりも先の新作ドラマやアニメを1か月先取りして予約できる「新作ドラマ・アニメガイド」が便利なため。テレビ番組改編時期は新番組が多く、すべてのコンテンツをフォローするのは難しいもの。「BDZ-ZW1900」ならば、一般的な番組表に情報が反映される前から先行してドラマ・アニメを予約できるので、新番組の録り逃しを避けられるのです。

ジャンルやキーワードを登録しておくと、好みに合わせた番組を録画してくれる自動録画機能「おまかせ・まる録」にも対応。シンプルなレコーダーを検討していて、新ドラマやアニメは逃さずチェックしたい! という人にぴったりのモデルと言えます。

ただし、2025年7月22日時点での価格.com最安価格は6万円を超えています。パナソニックの4Kレコーダー「DMR-4TS204」や「全録」対応レコーダー「DMR-2X203」も選択肢になる価格ですから、「新作ドラマ・アニメガイド」を重視するかどうかをしっかり検討する必要があります。

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・自動録画、毎週録画、1か月先の録画予約機能などが便利。
・以前からソニーのレコーダーを使っていたところ、操作性が変わらないため迷うことなく使用できた。

※2025年7月29日時点の、価格.com「BDZ-ZW1900」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

BDZ-ZW1900の製品画像
  • SONY
  • BDZ-ZW1900
  • 価格.com最安価格69,347 ( 発売日:2024年4月27日 )
  • 売れ筋ランキング7
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
1TB
同時録画番組数
2番組
チューナー
地/BS/110x2
録画時間目安
ハイビジョン:129時間(地デジ)/90時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

録画予約の手間ゼロ! おすすめ「全録」対応ブルーレイレコーダー

機能性だけでブルーレイレコーダーを選ぶならば、おすすめは間違いなく「全録」対応モデル。指定したチャンネルと時間帯の番組をすべて録画できてしまう、夢のような製品です。実質上の録画の手間がなく、録り逃しという概念すらなくなると言えます。

高コスパ「全録」モデルならコレ!
パナソニック「DMR-2X203」

気に入った点
  • 便利な「全録」モデルながら非常に手ごろ
  • ネット動画ライクなホーム画面が便利
  • リモート再生なども幅広く使える
気になる点
  • HDD容量は少なめ。HDD増設も検討したい

これから「全録」モデルを選ぶならば基本的にはパナソニックが候補になります。2K放送(地デジと一般的なBS/110度CS放送)専用の「DMR-2X203」は、指定した最大6ch(BS/110度CSは最大2ch)をすべて録画可能。6chを指定できるということは、首都圏の民放キー局をすべてカバーできるということ。それに加えて、あえて録画予約を行う「通常録画」も1ch分対応しています。

HDD容量は2TBと控えめですが、比較的安価な点もうれしいポイント。圧倒的な利便性を6万円程度で実現できてしまうのです。

ただたくさんの番組を録画できるというだけではなく、よく見る番組やお気に入りのアーティストの番組などを素早く探せる、ネット動画アプリのようなホーム画面を採用し、使い勝手も良好。また、リモート再生機能も充実していて、「全録」した番組を外出先でもほぼリアルタイムで視聴できます。

「全録」レコーダーでは、一定期間が過ぎると(HDD容量がいっぱいになると)番組は自動で消去されます。つまり、HDD容量は大きいほうが長期間番組を保存できて便利ということ。使い方によって外付けHDDを使って容量を増やすことはもちろん、HDD容量3TBの「DMR-2X303」や6TBの「DMR-2X603」も検討するとよいでしょう。

特に「DMR-2X603」は、最大10ch×28日間もの録画が可能。非常に高価になってしまうものの、テレビ番組を余すところなく楽しみたい人におすすめです。

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・「全録」機能は必要なかったが、3番組同時録画が可能でお得な機種。
・「全録」には感動した。視聴体験が劇的に変わると聞いていたがまさにそのとおり。

※2025年7月29日時点の、価格.com「DMR-2X203」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

全自動ディーガ DMR-2X203の製品画像
  • パナソニック
  • 全自動ディーガ DMR-2X203
  • 価格.com最安価格61,380 ( 発売日:2024年10月18日 )
  • 売れ筋ランキング3
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
2TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
計7チューナー/地/BS/110x3/地上D専用x4
録画時間目安
ハイビジョン:127時間(地デジ)/90時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
全自動ディーガ DMR-2X303の製品画像
  • パナソニック
  • 全自動ディーガ DMR-2X303
  • 価格.com最安価格82,500 ( 発売日:2024年10月18日 )
  • 売れ筋ランキング21
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
3TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
計7チューナー/地/BS/110x6/地上D専用x1
録画時間目安
ハイビジョン:132時間(地デジ)/93時間30分(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
全自動ディーガ DMR-2X603の製品画像
  • パナソニック
  • 全自動ディーガ DMR-2X603
  • 価格.com最安価格154,294 ( 発売日:2024年10月18日 )
  • 売れ筋ランキング12
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
6TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
計11チューナー/地/BS/110x6/地上D専用x5
録画時間目安
ハイビジョン:254時間(地デジ)/180時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

4K対応も「全録」もかなうフルスペックモデル
パナソニック「DMR-4X403」

気に入った点
  • 最大6chの「全録」と4K対応を同時に実現できる
  • ネット動画ライクなホーム画面が便利
気になる点
  • 価格はやや高め

「全録」レコーダーにも4Kに対応するモデルがあります。それがHDD容量4TBの「DMR-4X403」。4K放送を録画できるほか、Ultra HDブルーレイも再生できるフルスペックモデルと言えます。

2K放送を最大6ch(BS/110度CSは最大5ch)指定して「全録」できるほか、2K放送最大4ch+4K放送1chを指定して「全録」することも可能。高画質な4K放送の映画やドラマなどを4K画質ですべて録画できるのがポイントです。

機能的にもパナソニック製レコーダーの機能は基本的にすべて備えているので、番組の編集やダビング、精度の高いオートチャプターなどで快適な視聴がかないます。4K放送を指定して「全録」しているときでも、もうひとつ4K番組を録画する余裕があるのも安心。

2Kモデルである「DMR-2X203」同様に、よく見る番組や好みに合った番組を自動でリストアップするホーム画面が快適。大量に録画した番組の中から、見たいものを簡単に探せる楽しさも魅力です。

HDD容量10TBの「DMR-4X1003」は、価格がグッと上がってしまうことには注意。こちらはチューナー数が多く、最大10ch×28日間の録画が可能です。

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・大容量のHDDと、本体奥行きの短さがよい。

※2025年7月29日時点の、価格.com「DMR-4X403」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

全自動4Kディーガ DMR-4X403の製品画像
  • パナソニック
  • 全自動4Kディーガ DMR-4X403
  • 価格.com最安価格128,000 ( 発売日:2024年10月18日 )
  • 売れ筋ランキング20
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タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
4TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
計7チューナー/(地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx2、地/BS/110x4、地上D専用x1)
録画時間目安
ハイビジョン:135時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
全自動4Kディーガ DMR-4X1003の製品画像
  • パナソニック
  • 全自動4Kディーガ DMR-4X1003
  • 価格.com最安価格273,727 ( 発売日:2024年10月18日 )
  • 売れ筋ランキング30
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タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
10TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
計11チューナー/(地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx2、地/BS/110x4、地上D専用x5)
録画時間目安
4K:390時間/ハイビジョン:762時間(地デジ)/540時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

テレビの「レグザ」ユーザー向け「全録」機
TVS REGZA「DBR-4KZ400」

気に入った点
  • 「レグザ」と連携して「タイムシフトマシン」を拡張できる
  • 番組を探しやすい「みるコレ」が便利
  • Ultra HDブルーレイ再生を含む4K対応がかなう
気になる点
  • 4Kの長時間(圧縮)録画は不可

2K放送(地デジと一般的なBS/110度CS放送)を最大6ch指定して「全録」する機能があるだけでなく、4K放送の通常録画にも対応するのが「DBR-4KZ400」です。4K放送を指定した「全録」はできません(4K放送の録画は手動)が、パナソニックよりも安く、「全録」+4K対応のレコーダーが手に入ります。「全録」した番組を好みのジャンルやタレントごとに自動でレコメンドしてくれる「みるコレ」が便利。

最大の特徴は、TVS REGZA製テレビ「レグザ」と連携できること。「レグザ」には「タイムシフトマシン」と呼ばれる「全録」機能がありますが、その録画番組数を拡張したり、「タイムシフトマシン」非対応テレビに「全録」機能を追加したり、テレビから一括して操作が可能です。

とにかく安く「全録」と4K対応できることも魅力ですが、「レグザ」テレビユーザーが全録を楽しみたい! という場合にぴったりの製品です。

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・テレビの「REGZA(レグザ)」番組表からワンタッチで録画予約できるのがよい。
・「全録」のおかげで「曜日・時間・チャンネルを確認しながら録画する」という行為が皆無になり、生活習慣が一変した。
・「全録」のためのチューナー割り当てをしたいが、設定の縛りが厳しすぎる。

※2025年7月29日時点の、価格.com「DBR-4KZ400」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

4KREGZAブルーレイ DBR-4KZ400の製品画像
  • TVS REGZA
  • 4KREGZAブルーレイ DBR-4KZ400
  • 価格.com最安価格110,000 ( 発売日:2021年11月30日 )
  • 売れ筋ランキング27
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タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
4TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
地/BS/110x2/地x3(タイムシフトマシン用)/地/BS/110x1(兼用)/地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx2(通常録画専用)
録画時間目安
4K:254時間/ハイビジョン:494時間(地デジ)/350時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
4KREGZAブルーレイ DBR-4KZ600の製品画像
  • TVS REGZA
  • 4KREGZAブルーレイ DBR-4KZ600
  • 価格.com最安価格137,754 ( 発売日:2022年1月下旬 )
  • 売れ筋ランキング25
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タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
6TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
地/BS/110x2/地x3(タイムシフトマシン用)/地/BS/110x1(兼用)/地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx2(通常録画専用)
録画時間目安
4K:382時間/ハイビジョン:741時間(地デジ)/525時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

Ultra HDブルーレイに対応! おすすめ「4Kレコーダー」

4K放送の録画とUltra HDブルーレイの再生に対応しているのが「4Kレコーダー」です。「全録」対応モデルにも「4Kレコーダー」はありますが、もっとシンプルな製品が欲しい、という人には以下の製品がおすすめです。

機能充実度で他を寄せ付けない「4Kレコーダー」
パナソニック「DMR-4TS204」

気に入った点
  • 4K放送の録画とUltra HDブルーレイ再生に対応
  • 4K解像度のまま長時間録画もOK
  • パナソニックの充実機能を4K番組でも楽しめる
気になる点
  • HDD容量は控えめ

地デジ放送よりも高画質な4K放送を録画できる「4Kレコーダー」を選ぶならば、パナソニックがおすすめ。録画した番組をスムーズに編集できることはもちろん、長時間録画(画質を下げて圧縮記録すること)も解像度を下げずに4Kで行えるなど、機能の充実度では他を圧倒する完成度です。

4K放送を存分に楽しみ、ディスクへの保存もしたい人にとっては手堅い定番的モデルと言えるのが「DMR-4TS204」。最大3番組までの同時録画が可能(4K放送の録画は1番組のみ)でHDD容量は2TBというシンプルな仕様。

4K放送の録画、Ultra HDブルーレイ再生など、4Kに関わる部分以外は、格安レコーダーとしておすすめした「DMR-2W102」とよく似ています。指定したジャンル、時間帯の番組を1クール(約3か月)自動録画する機能を搭載しているので、やはり幅広く便利に使える柔軟性があります。

非常に充実したオーソドックスモデルですが、HDD容量は2TBのみ。より大きなHDDが必要な場合は、外付けHDDを使うか、基本機能は同等でチューナーの構成が異なる「DMR-4T303」(HDD容量3TB)や「DMR-4T403」(HDD容量4TB)を検討するとよいでしょう。これらは4K放送を2番組同時録画可能です。

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・全体として安定感のある製品で、普段使いには十分な性能。
・3番組同時録画、2TBのHDD、4K放送録画対応という基本性能を揃え、さらにスマホ連携が充実しているなど、非常に汎用性が高い。

※2025年7月29日時点の、価格.com「DMR-4TS204」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

4Kディーガ DMR-4TS204の製品画像
  • パナソニック
  • 4Kディーガ DMR-4TS204
  • 価格.com最安価格59,800 ( 発売日:2024年12月13日 )
  • 売れ筋ランキング1
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タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
2TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx1/地/BS/110x2
録画時間目安
4K:130時間/ハイビジョン:254時間(地デジ)/180時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
4Kディーガ DMR-4T303の製品画像
  • パナソニック
  • 4Kディーガ DMR-4T303
  • 価格.com最安価格79,034 ( 発売日:2023年5月19日 )
  • 売れ筋ランキング22
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タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
3TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx2/地/BS/110x1
録画時間目安
4K:195時間/ハイビジョン:381時間(地デジ)/270時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
4Kディーガ DMR-4T403の製品画像
  • パナソニック
  • 4Kディーガ DMR-4T403
  • 価格.com最安価格97,164 ( 発売日:2023年5月19日 )
  • 売れ筋ランキング23
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タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
4TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx2/地/BS/110x1
録画時間目安
4K:260時間/ハイビジョン:508時間(地デジ)/360時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

ブルーレイレコーダー・DVDレコーダー 価格.com人気売れ筋ランキング

2025年7月25日時点の価格.com「ブルーレイ・DVDブルーレイレコーダー 人気売れ筋ランキング」

2025年7月25日時点の価格.com「ブルーレイ・DVDブルーレイレコーダー 人気売れ筋ランキング」

価格.comマガジン編集部 柿沼良輔
価格.comマガジン編集部 柿沼良輔

価格.comでのブルーレイレコーダー売れ筋製品はやはりパナソニック。シンプルな「4Kレコーダー」である「DMR-4TS204」のほか、2K対応モデル「DMR-2W102」やHDD容量違いの「DMR-2W202」、高コスパ「全録」対応モデル「DMR-2X203」など、本ページで紹介した手堅い製品が上位に並びます。

特定のメーカー品や用途に強いこだわりがない限り、これらの上位モデルを選び分ければ大きな失敗はありません。後は必要に応じて外付けHDDの追加を検討するとよいでしょう。

柿沼良輔(編集部)
Writer / Editor
柿沼良輔(編集部)
AV専門誌「HiVi」の編集長を経て、カカクコムに入社。近年のAVで重要なのは高度な映像と音によるイマーシブ感(没入感)だと考えて、「4.1.6」スピーカーの自宅サラウンドシステムで日々音楽と映画に没頭している。フロントスピーカーだけはマルチアンプ派。
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