レビュー
プレミアムレザーをまとった大人のためのプレミアムヘッドホン

見た目も音もエレガントなNY生まれのワイヤレスヘッドホン MASTER & DYNAMIC「MW50」

米ニューヨーク発のイヤホン&ヘッドホンブランド「MASTER & DYNAMIC(マスターアンドダイナミック)」

米ニューヨーク発のイヤホン&ヘッドホンブランド「MASTER & DYNAMIC(マスターアンドダイナミック)」

センスのよさが人気を呼び、セレブな方々の間でも注目が高まっているというウワサのある、米ニューヨーク発のイヤホン&ヘッドホンブランド「MASTER & DYNAMIC(マスターアンドダイナミック)」。メタル&レザーを多用した上質感溢れるスタイルが人気のポイントとなっているのは紛れもない事実だが、同時に、躍動感溢れる表現力豊かなサウンドも持ち合わせており、デザインだけでなく“音もいい”ヘッドホンであることこそMASTER & DYNAMICならではの魅力といっていいだろう。

そんなMASTER & DYNAMICから、新モデル「MW50」が登場した。こちら、“究極のモバイル・シンキングキャップ”というコンセプトを掲げて開発した製品ということで、端的にいえば、aptX対応のBluetooth機能を搭載したオンイヤータイプのポータブルヘッドホンとなる。

MASTER & DYNAMIC「MW50」。メタルとプレミアムレザーを組み合わせた非常にかっこいいデザインに仕上がっている

いわゆる、ポータブル性と質感のよさ(音もマテリアルとしても)との両立を目指して作り上げられた製品ということだが、その手法がなんとも「MASTER & DYNAMIC」らしい。まず外観は、縦長楕円型のメインハウジングのセンター部分に円形のハウジングを置くという、どちらかというと「MH40」に近いデザインを採用。もちろん、オンイヤータイプのため、ハウジングの大きさはひとまわり小型になっていて「MH40」よりも軽快な印象を覚える。

ちなみに、アウターハウジングの“金網”メッシュデザインといい、同じオンイヤーヘッドホンの「MH30」でなくアラウンドイヤーヘッドホン「MH40」とデザインが共通しているのは、こちらに近いグレードクラスというアピールなのかもしれない。確かに、価格的にも「MH40」に近いといえる。

いっぽうで、メタルとレザーを巧みに組み合わせている手法はいつも通り。メインハウジングなどにはアルミ素材を、ヘッドバンドやイヤーカップなどにはプレミアムレザーを、ヘッドバンド裏面とイヤーパッドにはソフトな感触のラムスキンを採用するなど、外観の上質感とともに快適な装着感も追求されている。また、当然のようにスイーベル機構も採用され、ハウジング部を90度回転してブリーフケースなどに収納することも可能だ。

持ち出して使うときに便利なスイーベル機構も備わっている

持ち出して使うときに便利なスイーベル機構も備わっている

もうひとつ、個人的に気に入っているのが着脱可能なイヤーパッドだ。マグネットによる装着方式を採用しているため、着脱がとても容易。手入れをしたり、予備への交換も手軽にできるのはありがたい。今のところ特に予定はないようだが、「MH40」や「MH30」のように交換用イヤーパッドのカラーバリエーション展開などにも期待したいところだ。

ソフトな肌触りのラムスキンを採用したイヤパッド

ソフトな肌触りのラムスキンを採用したイヤパッド

マグネット式で簡単に着脱でき、お手入れも簡単だ

マグネット式で簡単に着脱でき、お手入れも簡単だ

その内部に搭載されているドライバーは、ネオジウムマグネットを採用する40mmユニットと、基本スペックは「MH30」と変わらない。しかしながら、「MW50」ではベリリウムコーティングが施された新バージョンが採用されている。イヤホンならともかく、ヘッドホンにベリリウムコーティングを施した製品は少数派のため、サウンドにどういった影響をもたらしているのか、興味が惹かれるところだ。

さて、「MW50」のメインファクターといえる、Bluetoothまわりだが、一般的なBluetoothヘッドホンに比べて約3倍の距離の受信が可能とアピールするほか、音切れも低減されているという。詳細な方式は不明だが、“音切れ”の回避にはかなり気を遣っているようだ。

また、バッテリー寿命も連続再生で約16時間と、長時間に渡って使い続けられるようになっている。これはありがたい。ちなみに、充電用端子はUSB Type-Cタイプを採用する。さらに、コーデックはaptXに対応。対応機器と接続することで、比較的高音質な再生が可能だ。なお、付属の有線ケーブルを利用してのリスニングも可能となっているので、不意のバッテリー切れなどにも安心だ。

充電用のUSB Type-Cケーブルのほか、有線ケーブルも同梱されており、バッテリー切れの場合は有線接続も可能となっている

操作系は、左側がオンオフ/リンクスイッチ、右側が再生関係となる。ボタン自体はかなり小型だが、突起がハッキリと認識できるため装着中の操作は比較的容易に行えた。

左ハウジングには電源やBluetoothペアリングに使用するスイッチを搭載。ハウジング下部には、有線接続用端子も用意されている

右ハウジングには、楽曲再生用ボタンと充電用のUSB Type-Cタイプの充電用端子を装備する

右ハウジングには、楽曲再生用ボタンと充電用のUSB Type-Cタイプの充電用端子を装備する

さて、肝心のサウンドはというと、オンイヤータイプのパンチング穴式イヤーパッドによくある、独特のウォーミー感を最初に感じたものの、装着位置を微調整していくことで、そういった印象はかなり改善された。ヘッドバンドを短めにしたり、イヤーパッドの角度を調整するなど、耳たぶにピッタリ装着される角度を見つけ出すのが(音色的には)よさそうだ。

基本的なサウンドキャラクターは、ぶれることなくMASTER & DYNAMIC共通のもの。けっしてドンシャリ重低音系ではなく、派手だけど質感のいいサウンドという表現がピッタリのもので、解像度感の高い中域とキレのいい高域、芯の強い低域によって、グルーブ感の高い迫力あるサウンドを聴かせてくれる。高域の倍音成分の整いがいいのか、特に女性ボーカルかキラッとした輝きのある艶やかな歌声を聴かせてくれた。普段より、少し上品な歌声にシフトしたイメージもある。同じく、バイオリンとの相性もよく、艶やかで伸びやかな、心地よい響きの演奏を堪能させてくれた。

いっぽうの低域は、十分な量感を持ち合わせていて、フォーカス感もしっかりしている。ユニット口径からか、「MH40」などで聴かせてくれる超絶なグルーブのよさまでは持ち合わせていないものの、その代わりに音色的に心地よい響きを持ち合わせている。バスドラムやベースのリズムが、ヘビーではないものの、しっかりとした存在感を主張、心地よく体に響いてくる(ような気になる)のだ。オンイヤーヘッドホンならではのアドバンテージであるダイナミック感、ダイレクト感を積極的にコントロールし、心地よい音色や響きのよさを巧みに引き出している、そんな印象だ。それでいて、十分な音質的クオリティを確保しているのだから興味深い。なかなか絶妙なセッティングといえるだろう。

軽量ボディや扱いの手軽さも含め、長時間にわたって心地よい音楽を楽しみたい人や、スマートなヘッドホンが欲しい女性ユーザーにとっては、とても相性のよい製品といえるだろう。

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野村ケンジ

野村ケンジ

ヘッドホンなどをはじめ幅広いジャンルで活躍するAVライター。ハイレゾ音源についても造詣が深く、アニソンレーベルのスーパーバイザーを務めるほか、TBSテレビ開運音楽堂「KAIUNハイレゾ」コーナーではアドバイザーとしてレギュラー出演している。

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