ダイビングも水中撮影も初心者な編集部員でもキレイな写真は撮れるのか!?

ハウジングなしで水深30mまでイケるニコン「COOLPIX W300」で初めての水中撮影にトライ!

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ダイビングのCカードを取得したので、ダイビング中に使えるカメラの購入を検討している筆者。これまで「OLYMPUS Tough TG-3」を愛用していましたが、ハウジング(別売)に入れないと水深15m以上は潜れないため、もっと深いところまで対応するコンパクトデジタルカメラが欲しいのです。そこで、水深30mの防水性能を備えるニコン「COOLPIX W300」でダイビング撮影し、その使用感をチェックしてきました。

ハウジングなしで深いところまで潜れるコンデジが欲しい!

COOLPIX W300の最大の魅力は、本体に水深30mの防水機能を備えている点。防水、耐衝撃といった機能を搭載した“タフネスコンデジ”をリリースするメーカーはいくつかありますが、販売価格が4万円以上のモデルでも防水性能は10〜15m程度が一般的です。体験ダイビングであれば水深12mまでしか潜れないので、これまで使ってきた「OLYMPUS Tough TG-3」(防水性能は15m)でも問題ありませんが、Cカードを取得した今、もっと深いところまで対応するカメラが必要に。そこで、価格.comで「ハウジングに入れずに水深15m以上に対応」という条件で絞り込んでみたところ、ニコン「COOLPIX W300」とキヤノン「PowerShot D30」が候補にあがりました。

防水性能はニコン「COOLPIX W300」が水深30m、キヤノン「PowerShot D30」は水深25m

調べる前からCOOLPIX W300が突出した防水性能を誇ることは知っていましたが、PowerShot D30のことは認識していなかったため、選択肢が増えたことをよろこんだのですが、よくよく見てみるとPowerShot D30の発売日は2014年。以降、新モデルはリリースしておらず、在庫限りということもあり値下がりしていない状況で、COOLPIX W300よりも15,000円ほど高い!(2017年10月20日時点の価格.com最安価格) 2年経てばカメラの性能は向上しますし、最新モデルであるということを考えるとCOOLPIX W300のほうがお買い得な気がします。

COOLPIX W300のほうが有効画素数は高く(1,605万画素)、レンズも明るいようです

COOLPIX W300のほうが有効画素数は高く(1,605万画素)、レンズも明るいようです

なお、COOLPIX W300は前モデルでも水深30mまで対応しているので、型落ち(COOLPIX AW130)を選ぶという手もありますが、価格.comのクチコミを見てみると、水中で撮影する際に選択する「水中モード」でマクロや強制発光の設定をしても、電源がオフになると設定がリセットされてしまうというコメントがあり、その点が改善されたのか気になります。改善しているなら、最新モデルのほうがいいですよね!

サイズは111.5(幅)×66(高さ)×29(奥行)mmで、重量は約231g(電池、メモリーカード含む)。筆者所有の「OLYMPUS Tough TG-3」より重量が16g軽く、持った時、その軽さに感動しました

使おうと思ったら、ストラップであたふた!

いよいよ翌日はダイビングだ! というタイミングでストラップがないことに気付きました。COOLPIX W300に同梱されているストラップは陸上用のため、ダイビングには使えません。ニコンが発売している「フロートストラップ FTST1」なら対応するかと思ったら、水深3mまでしか使用できず……。そもそも浮力があるアイテムはダイビングには適さないため、フロートストラップは海水浴やスノーケリング向けといった感じですね。結局、ダイビング中に切れないタフさも備えたストラップが短時間では入手できなかったので、アウトドアショップで購入したハーネスとロープなどを駆使し、ストラップを自作しました。ダイバーに響きそうなスペックを誇るカメラなので、ダイビングに適するストラップも付属してほしいな……。

付属のストラップは首にかけるスタイル。“タフネス”なカメラのスペックとは異なり、かなり細身な印象です。個人的にはハンドストラップのほうが好きなので、“タフネス”にあう、もう少しゴツイ感じのハンドストラップのラインアップを希望したい!

水中で使えるストラップとしてリリースされている「フロートストラップ FTST1」。腕に巻きつけた部分に浮力があるので、カメラが沈没する事態が防げます。比較的浅いところでの水遊びには役立つでしょう

ストラップに筆者がこだわるのは、ハウジングなしで使えるカメラを探していたことに関係します。ハウジングに入れるにはストラップを外さなければならないのですが、ダイビングだけでなく、登山、スノーボードといったアクティブな遊びをいろいろ楽しんでいるため、用途によって付け外しするのはめんどう。そんな考えから、ハウジングいらずの防水カメラを探しているのです。

自作のストラップはロープの長さを調整できる結び方にしたので、ダイビングだけでなくいろいろなシーンで使えそう! なかなかうまくできたのではないでしょうか(しかし、海水で錆びる素材だったことに後に気付くことに! 笑)

なお、筆者がこれまで使っていた「OLYMPUS Tough TG-3」をダイビングで使用するには、写真右のようなハウジングに入れなければなりません。ストラップを外す手間もですが、ハウジングに入れるとサイズが大きくなるのも気になるところです(とはいえ、これでもハウジングはコンパクトなほう)
※写真右のハウジングはダイビングのガイドのもの。ライトを付けてカスタマイズしています

水中モードで撮影してみよう!

使い始めるまでにかなりあたふたしましたが、重要なのは水中での使い勝手とキレイな写真が撮れること。水中撮影初心者なのでうまく撮れるか不安ですが、COOLPIX W300にはレンズシフト方式と電子式手ブレ補正機能、裏面照射型CMOSセンサーが装備され、光が届きにくい水中でもノイズやブレを抑えられるといいます。なお、撮影は「水中モード」で実行。カメラがシーンを判断し、最適なモードに自動設定してくれる「おまかせシーンモード」を選んでおけば、水圧を検知して自動で水中モードに切り替わるようですが、今回は最初から「水中モード」に設定しました。そして、GPS機能をオンにし、日時や位置情報、高度/水深のデータも記録します。なお、COOLPIX W300から現在値の位置情報などを一発で表示できるボタンがカメラ側面に装備され、方位磁石や高度計、水深計のように状況を瞬時にチェックできるようになりました。

内部位置情報記録をオンにすると、測位衛星の電波を受信するようになります。位置情報や高度、水深の移動情報を記録したい時には、ログ取得を開始しておきましょう

水中モードにすると、水深を示すバーが左側に表示されました。ダイビング中も水深がチェックできて便利

水中モードにすると、水深を示すバーが左側に表示されました。ダイビング中も水深がチェックできて便利

さらに詳細な位置情報などを確認したい時には、側面にある「ツールボタン」を押します

さらに詳細な位置情報などを確認したい時には、側面にある「ツールボタン」を押します

「ツールボタン」を押すと、現在取得している位置情報、高度・水深が液晶モニターに表示されます
※画像は公式サイトより

さっそく、ダイビング撮影にトライ! 今回は筆者のほか、ダイビング経験は数あれど、水中撮影は未経験という友達にもCOOLPIX W300を使ってもらうことにしました。COOLPIX W300を2台持ってダイビングしているので、以下で掲載しているスナップ写真はすべてCOOLPIX W300で撮ったものとなります。

水圧で液晶モニターは若干湾曲しますが、広視野角3型約92万ドットの解像度があるので視認性は上々。筆者愛用の「OLYMPUS Tough TG-3」は約46万ドットなので、COOLPIX W300のモニターはとても見やすいと感じました(最新モデルもTG-5も同じ)

水深5mの浅い所では、太陽の光も入り、なかなか幻想的な写真に!
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、7.04MB)

目の前に現れた魚もブレることなく撮影できました。筆者はまだ中性浮力が完璧ではないため水中で停止できないのですが、数百枚撮影した写真は予想以上にブレが少なかったです。COOLPIX W300に搭載されている手ブレ補正機能や、手ブレを感知すると自動でピントを合わせ直す「プリAF」のおかげかも!?
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、7.13MB)

光がほぼ入ってこない「青の洞窟」で撮影した写真にもノイズは出ていません。写真の話からはそれますが、水面(スノーケリング)と水中(ダイビング)ともに人が多過ぎてびっくりしました(笑)
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、5.6MB)

COOLPIX W300の限界である、水深30mにも行ってみました
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、6.8MB)

水深情報は写真データに記録されているので、再生画面で確認することができます。シャッターを切る時に上体を起こしてしまったので、水深29mになってしまいましたが水深30mでも撮影可能! 同じカメラを使ったことがあるガイドによると、水深32mでシャッターが下りなくなったそうです(すぐに水深30mより浅いところに浮上したので、カメラに不具合は起きなかったとのこと)

ガイドについて泳いでいたら、ウミガメに遭遇! 起動もなかなか速いようで、遭遇の瞬間も逃さず記録できました(筆者もちゃっかり後ろに写っております)
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、6.65MB)

少したわむれたら、ウミガメは遠くに行ってしまいましたが、その姿もバッチリ押さえることができました。陰影が強く出た被写体もいい感じですね
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、7.05MB)

ダイビング中は、小さな魚を撮ることが多いので接写にも挑戦! 最初は撮ることに精一杯だったので水中モードで撮影していただけだったのですが、途中で、フラッシュやマクロを使ったほうがキレイに撮れることに気付きました。水深が増すほど赤→黄→緑→青→紫と色が失われていくため、光を当てたほうがいいというわけです。ここで、価格.comのクチコミにあった「水中モード」でマクロや強制発光の設定をしても、電源がオフになると設定がリセットされないか」という疑問をテストしてみましたが、電源を切っても設定は残ったまま。COOLPIX W300ではリセットされないように改善されたようです。なお、COOLPIX W300のマクロモードは、レンズ前約1cmまで被写体に近づいても撮影可能。また、フラッシュではなくLEDを点灯させて撮影する方法もあります(以下で詳しく紹介)。

マルチセレクターでマクロやフラッシュの設定をします。撮影をしない状態が続くと自動で電源がオフになりますが、再起動しても設定は保持されていました

ボタン類が小さいのでグローブをしていると操作しにくいのでは? と懸念していましたが、手間取ることもなく操作できました(筆者は軍手をはめて操作しました)

スノーボードの際に使っているグローブでも試してみましたが、どのボタンも問題なく操作できました。かつ、グリップ感も上々です

フラッシュなしだと、全体に青みがかった写真ですが……
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、6.91MB)

フラッシュとマクロをオンにして撮影すると、まったく違う世界に! 何枚か撮影しましたが、若干、白い部分が飛びやすい傾向にあるものの、フラッシュをオンにしたほうが断然いいですね
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4,608×3,456、6.75MB)

フラッシュなしでは寂しげな印象ですが……

フラッシュなしでは寂しげな印象ですが……
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、7.37MB)

被写体から少し離れていても、フラッシュが届けば魚の色も鮮やかに!
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、6.87MB)

特に語ることはないのですが、かわいい写真が撮れたので載せました(笑)
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、6.58MB)

なお、フラッシュではなくLEDライトを点灯させて撮影するという方法もあります。側面にある「LEDライトボタン」を長押しするとLEDライトが点灯するので、すばやく照らすことが可能

LEDライトはわりと広範囲を照らしてくれるので、キャンプなどでちょっと明かりが欲しい時にも役立ちそう

LEDライトはわりと広範囲を照らしてくれるので、キャンプなどでちょっと明かりが欲しい時にも役立ちそう

望遠ズームは、光学5倍(35mm判換算24-120mm相当の撮影画角)とダイナミックファインズーム(35mm判換算で約240mm相当)が搭載されています。筆者は手ブレが不安だったので、あまり望遠ズームしませんでしたが、撮影した写真データを見返してみると、追いつけない位置にいる生き物に出会った時には思わずズームしていました。

上で紹介したウミガメとは別の個体を発見!

上で紹介したウミガメとは別の個体を発見!
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、7.08MB)

追いつけない! と思ったようで、焦点距離14mmで撮影していました。エサを食べている瞬間がキレイに撮れています
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、7.37MB)

大慌てでズームしましたが、このウミガメ、とても人に馴れているようで普通に接近できました。

最初のほうはお尻しか見せてくれない状況が続きました(笑)。でも、しっぽが短いのでメスなのかも! など、あとから写真を見て友達とワイワイできたので撮っておいてよかったです
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、6.56MB)

お尻しか撮れないと思っていたら、方向転換して筆者の目の前を通過!
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、7.1MB)

そして、筆者の目下に! こんな間近でウミガメを見たのは初めて!! と大興奮でシャッターを切りまくりましたが、体の模様や甲羅に生えたコケもしっかり撮影されていました
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、7.12MB)

動画で撮るとより楽しい!

ウミガメの大接近に興奮した筆者は、思わず動画撮影を開始! 動画撮影時には、5軸ハイブリッド手ブレ補正VR機能が手ブレを抑えてくれるそうで、下の動画を見ればわかるように、水中撮影初心者の筆者でもなめらかな動画が撮れました。音もなかなかクリアではないでしょうか。

筆者は目の前に現れたものを撮るだけで精一杯でしたが、撮影の仕事もしているガイドによると、ダイビングで自分の動きをコントロールできるようになったら、物語を作るように動画撮影するといいとのことでした。また、呼吸や動きはゆっくりにしたほうが、見る人が心地いい映像になるといいます。そんなガイドが撮ってくれたのが、下の動画。たしかに、被写体を必死に追っていた筆者の動画よりも没入感があり、まるで自分が水中にいるような気持ちになります。

普通に撮影しただけでクリアな動画が撮れましたが、状況に左右されずに安定して美しい動画を撮るための機能が用意されているので紹介しておきましょう。明るさが足りない時に役立つのが「動画照明」です。動画照明をオンにしておくと、照度が足りない時に自動でLEDライトが点灯し、撮影をサポート。そして、水面から光が射し込む場所と暗い場所が混在する時などに露出を固定できる「動画撮影時のAE固定」も搭載されています。

動画の設定画面で「動画照明」をオンにしておけば、動画撮影中のライト設定はカメラにおまかせ!

動画の設定画面で「動画照明」をオンにしておけば、動画撮影中のライト設定はカメラにおまかせ!

動画撮影中に露出を固定する時には、マルチセレクターの右側を押すだけ。露出の固定や解除が素早く行えます

動画撮影中に露出を固定する時には、マルチセレクターの右側を押すだけ。露出の固定や解除が素早く行えます

「動画撮影時のAE固定」をオンにしていない場合、下の動画のように明るさが自動で調整されます。実際は、マネキンの背景にはほぼ光がなく暗いのですが、カメラが露出を上げてくれたのでその部分もしっかり映ったものの、マネキンの顔は一部白とびしてしまいました。

いっぽう、光が射し込むところ(ぬいぐるみのあるところ)で露出固定すると、マネキンの背景の暗さはそのまま(下の動画参照)。マネキンの顔もしっかり映っています。撮影したシーンによっては、「動画撮影時のAE固定」が役立つはず。

今から思うと、上の水中動画(作例動画2)は「動画撮影時のAE固定」をオンにしたほうがよかったのかもしれません。

とはいえ、予想よりもうまく撮れた写真と動画に「やってやったぜ!」感いっぱいだった筆者。大満足で原稿執筆を始めた矢先、COOLPIX W300のウリである4K動画の撮影をしていないことに気付きました。初期設定がフルHD(1080/30p)になっていることを失念して、すべてフルHDで撮影していたのです。しかも、フルHDにはフレームレート(1秒間に撮影するコマ数)が60fpsの設定も用意されていました……。1080/60pのほうはまだしも、4K UHD動画(3840×2160)はCOOLPIX W300から搭載された機能。これを撮らずにレビューを完了するわけにはいかない、ということで再度ダイビングに行ってきました。なお、4K UHD動画にはフレームレート30fpsと25fpsが用意されています。

この動画(2160/30p)を撮った日は雨が降っていたため水中に太陽の光が入ってこず、比較的暗い状況でした。ダイビングポイントも伊豆なので、フルHDの動画を撮った沖縄の海に比べると透明度も低く、あまり好条件とはいえませんでしたが、思ったよりもクリア! YouTubeで再生する時にギアマークで画質を「2160p」と「1080p」で切り替えてもらえばわかりますが、ピントがきているロープの苔(?)が4Kのほうがくっきり見えます。また、動いている魚の尾びれの黄色い部分も4K動画のほうが先端まではっきり見えるような気が!

ログを取っておけば休憩中も楽しめる!

撮影が終わり、写真データを整理している時にいいなと思ったのが、液晶モニターでチェックできるログ表示。GPS機能をオンにしてログを取得しておけば、どのように水深を変えながら潜ったのかを知ることができます。しかも、サムネイル付きなので、どのポイントでどのような景色を見たのかもわかるのがイイ! ダイビングは複数回続けて潜ることができないので、休憩時間にこのログを見ているのが楽しかったです。

筆者は1ダイブごとにログ取得を終了し保存しておいたので、1ダイブでどのように潜ったのかが一目瞭然

筆者は1ダイブごとにログ取得を終了し保存しておいたので、1ダイブでどのように潜ったのかが一目瞭然

グラフにある黄色い囲み部分を拡大すると、より詳細なログが表示されます。サムネイルが表示されているので、ウミガメに出会ったのはどのぐらいの水深だったのかということもチェック可能

まとめ

COOLPIX W300は有名なので多くの人が知っていると思ったのですが、ダイビングを始めたばかりの人たちに「ハウジングに入れなくても大丈夫なの?」とよく質問されました。カメラだけで水深30mまで対応することを伝え、撮影した写真や動画を見せると、特に女性からの評判がよく、気軽に持ち歩けるコンパクトさとディープな水深まで撮影できるタフさを兼ね揃えている点にグッときている様子。現に、筆者と一緒に潜った友達(女)も水中撮影は初体験だったのですが、「ダイビングにはカメラがあったほうが楽しい!」と実感したようで、事前にハウジングに入れるなどの準備が不要なCOOLPIX W300の手軽さに心惹かれ、「買おうかな」と真剣に購入を考えていました。もちろんダイビングでは30mよりも深いポイントに潜ることもあるため、水深30mを超えるダイビングが中心の人にはCOOLPIX W300は適さないかもしれません。30m以上の水深に対応するためのハウジングはCOOLPIXには用意されていないので、潜る水深を考慮して購入を考えましょう。

なお、ベテランダイバーが一番食いついたCOOLPIX W300の性能は4K UHD動画です。4K動画が撮れることを知ると、COOLPIX W300を見る目が変わったほど(笑)。4K動画は情報量が多くて細部までしっかり表示されるので、一度4K動画を見ると「記録するなら4Kで」という気持ちになるのだそう。たしかに、筆者もフルHDで撮影したものを4K動画で撮ればよかったと後悔しています。ただ、4K動画を撮影するとバッテリーの消費が激しくなるのか、静止画を中心に撮影し、途中で何度か動画を撮るという使い方ながら、60分×2本のダイビングでバッテリー切れになってしまいました。バッテリーの予備は用意していったほうが安心かもしれません。

いろいろ書きましたが、ともあれ、ダイビング経験が浅く、初めて水中撮影した筆者でもこれだけの写真が撮れれば十分ではないでしょうか。もちろん構図のセンスもありますし、もっと接写したほうがいい写真になるなどツッコミどころはありますが、それはカメラの性能ではなく筆者の技量不足。LEDライトや「動画撮影時のAE固定」といった機能は使っていないので、COOLPIX W300を使いこなせるようになったら、さらに理想的な写真が撮れるようになるのかも……と考えると、早くダイビングしにいきたくてしかたない!

また、今回はダイビングで使用しましたが、ほかのアウトドアシーンにもCOOLPIX W300はうってつけ。スノーケリングや海水浴、登山、スノーボードといったようにいろいろな遊びに使いたい人には、COOLPIX W300は大いに活躍するカメラなはずです。

スノーケリングでも使用しましたが、泳ぐ時にもじゃまにならないのでコンパクトさは大きな魅力だと再度実感しました。また、旅行では荷物が多くなるため、かさばらないのもうれしい

水中撮影ばかりで風景をほぼ撮影していませんが、「おまかせシーンモード」で撮った写真がこちら! 色は大きく誇張されず、目で見た色に近いと思います
●「COOLPIX W300」で撮影した実際の画像(4608×3456、7.16MB)

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌の白物家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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2017.11.17 更新
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