キヤノンの「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」(2024年11月発売)と「RF70-200mm F2.8 L IS USM」(2019年11月発売)は、いずれも「70-200mm F2.8」のスペックを持つ高性能な「Lレンズ」。開放F2.8通しの、いわゆる“大三元”の一角をなす望遠ズームです。
望遠ズームの購入を検討している「EOS Rシリーズ」のユーザーにとって、どちらを選ぶべきか悩ましいところ。結論から述べてしまえば、「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」は静止画にも動画にも使いやすい最新モデルで、「RF70-200mm F2.8 L IS USM」は携行性を重視する場合に大変重宝する小型モデルだと言えます。
名称に “Z” が付くか付かないかだけで、ずいぶんとコンセプトの違いを実感することになる両レンズ。それぞれの違いがどのようなものなのか、実写にて検証しました。
どちらを選ぶか悩ましい2本の「70-200mm F2.8」レンズを比較
「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」と「RF70-200mm F2.8 L IS USM」の違いで最もわかりやすいのがサイズ感です。
左が「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」で、右が「RF70-200mm F2.8 L IS USM」
RF70-200mm F2.8 L IS USM Z
約88.5(最大径)×199(全長)mm
重量約1115g(ホワイトの場合、ブラックは約1110g、三脚座を含まず)
RF70-200mm F2.8 L IS USM
約89.9(最大径)×146(全長)mm
重量約1070g(三脚座を含まず)
両レンズを比べると、「RF70-200mm F2.8 L IS USM」のほうが圧倒的にコンパクトなことがわかります。特に全長が短いのがポイントで、ミラーレスの長所を押さえて設計されているように感じられます。
「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」を「EOS R5 Mark II」と組み合わせたイメージ。全長は一眼レフ用の「EF70-200mm F2.8L IS III USM」と同じ199mmです
「RF70-200mm F2.8 L IS USM」を「EOS R5 Mark II」と組み合わせたイメージ。非常にコンパクトでミラーレスシステムの利点を感じます
もっとも、「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」が焦点距離を変えても全長の変わらないインナーズームであるのに対し、「RF70-200mm F2.8 L IS USM」は望遠側にズームするほどに鏡筒が伸長するタイプです。携行性は高くとも、ズーム時の使用感はそれぞれ異なることに注意する必要があります。
コンパクトな「RF70-200mm F2.8 L IS USM」ですが、望遠側にズームすると鏡筒が伸長して長さが変わります
また、「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」がインナーズームであるのは、元々キヤノンがインナーズームタイプの望遠ズーム設計が得意ということもあると思いますが、何より、本レンズは静止画と動画の両方に積極的に対応した「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」と外観デザインを同じくしていることが大きな理由になります。同じ「70-200mm F2.8」というよりは、パワーズームアダプター「PZ-E2」「PZ-E2B」が使える、同じ動画対応のレンズという側面が強いということですね。
「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」は、同シリーズの「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」と共通の外観デザイン。パワーズームアダプター「PZ-E2」「PZ-E2B」も装着可能です
両レンズは、上記のズーム方式の違いもさることながら、コンセプトの違いによって操作性に関しても結構な違いがあります。
まずは、「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」のスイッチ類ですが、本レンズは上から「撮影距離範囲切り替えスイッチ」「フォーカスモードスイッチ」「手ブレ補正スイッチ」「手ブレ補正モード選択スイッチ」の4種類が並んでいます。以上の並びのほかに「IRISスイッチ」が装備されているところが、本レンズらしさと言えましょう。
「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」のスイッチ類。多彩なスイッチが並ぶのはさすが上位モデルの「Lレンズ」です
リング類はレンズ先端から順に、「コントロールリング」「フォーカスリング」「ズームリング」「アイリスリング(絞りリング)」が並びます。特徴的なのは動画撮影用の「アイリスリング」の存在。動画撮影に深く配慮した本レンズのコンセプトを特徴づけるリングですが、「クリック」の設定がなく常時無段階での動作になる点には注意してください。現時点では「EOS R1」と「EOS R5 Mark II」の2機種のみ静止画撮影時でも動作しますが、基本的には動画撮影用の機能です。静止画撮影で使用する場合は、「アイリスリング」のポジションを「A」にして、コマンドダイヤルで絞り値を設定するようにしましょう。
動画撮影で便利な「アイリスリング」を搭載する「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」。静止画撮影ではポジションを「A」にしてコマンドダイヤルで操作するのがオススメです
いっぽうの「RF70-200mm F2.8 L IS USM」を見ていきましょう。スイッチ類として上から「撮影距離範囲切り替えスイッチ」「フォーカスモードスイッチ」「手ブレ補正スイッチ」「手ブレ補正モード選択スイッチ」の4種類が並んでいるのは「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」と同じです。
多彩なスイッチ類が並ぶのは「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」と同じ。ここはさすがの「Lレンズ」です
しかし、リング類は大きく異なり、「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」に比べると、「コントロールリング」が最後端となっているうえに、「ズームリング」と「フォーカスリング」の並びが逆になっています。これは、レンズの小型化と「アイリスリング」の有無によることからくる違いでしょう。「アイリスリング」がありませんので、当然、「IRISスイッチ」もありません。
「アイリスリング」の有無という違いがあることから、リング類の並びと仕様は「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」と大きく異なります
インナーズームでなく伸縮タイプのズームを採用していることから、ちゃんと「ズームロックスイッチ」が装備されているのは、細かいところまで行き届いた配慮というものでしょうか。
伸縮タイプのズームを採用する「RF70-200mm F2.8 L IS USM」だけに、ちゃんと「ズームロックスイッチ」が装備されています
望遠ズームでは重要な三脚座にも変化が見られます。「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」の三脚座は、ロックのネジを回してボタンを押すだけで、すぐに解除して基部部分だけを独立できるという、新しい仕様を採用しています。
「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」は、三脚座の基部部分だけを即座に独立できる新タイプ。なかなかすぐれた構造だと思います
「RF70-200mm F2.8 L IS USM」はというと、ロックのネジを回してから、リング全体を取り外すという従来の仕様。望遠ズームは三脚座のリングで水平を調節することが多いので、三脚と手持ちを併用したい場合には、わずかに使用上の影響を感じてしまうことがあるかもしれません。
「RF70-200mm F2.8 L IS USM」は、三脚座をリングごと取り外す従来タイプの仕様。三脚に据え直した場合、水平を調整し直すというワンアクションが必要になります
レンズの描写性能において最も気になる解像性能について、両レンズでどれほどの違いがあるのでしょうか? 広角端/望遠端それぞれ絞り開放で比較してみました。
EOS R5 Mark II、RF70-200mm F2.8 L IS USM Z、70mm、F2.8、1/2000秒、ISO100、-0.3EV、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード
撮影写真(8192×5464、32.7MB)
画面の中心から周辺部まで、絞り開放らしからぬ高い解像感を示してくれています。さすが最新の「Lレンズ」といったところで、ミラーレスのデジタル補正とうまく協調した高画質を実現していると思います。
EOS R5 Mark II、RF70-200mm F2.8 L IS USM、70mm、F2.8、1/2000秒、ISO100、-0.3EV、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード
撮影写真(8192×5464、31.6MB)
画面の中心では「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」とそん色のない解像感を見せてくれていますが、周辺部分にいたると、若干だけ像の乱れがあるように感じられます。とはいっても、それはあくまで比べてみればの話。実用上はそれほどの問題を感じることはないでしょう。
EOS R5 Mark II、RF70-200mm F2.8 L IS USM Z、200mm、F2.8、1/2000秒、ISO100、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード
撮影写真(8192×5464、27.2MB)
望遠端であってもすぐれた解像感は高いレベルで維持されています。画面の中心はもちろんのこと周辺部にいたっても、解像性能が維持されているのはさすが最新の「Lレンズ」と言えましょう。
EOS R5 Mark II、RF70-200mm F2.8 L IS USM、200mm、F2.8、1/2000秒、ISO100、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード
撮影写真(8192×5464、24.9MB)
比べると、極わずかではありますが、「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」に比べて解像感が(特に周辺にいたるほど)劣っているようです。ただ、それは本当に少しのことでしかありません。
誤解のないように補足しますと、両レンズとも「Lレンズ」にふさわしい、非常にすぐれた解像性能を持っていることに間違いはありません。新しい「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」の描写性能が高いのは確かですが、実際のところ、それは本当に些事なこと。仕様上の違い、設計年代の違いということはともかく、実用上はほとんど気にすることはない高いレベルにあると考えて問題ないでしょう。
「70-200mm F2.8」レンズは、風景やネイチャーやポートレートなど幅広いシーンで活用できますので、被写体に寄って大きく写しながら背景はぼかしたい場合に、近接撮影性能は重要だと思います。こちらも広角端と望遠端で比較してみました。
EOS R5 Mark II、RF70-200mm F2.8 L IS USM Z、70mm、F2.8、1/800秒、ISO400、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード
撮影写真(8192×5464、12.1MB)
広角端での最短撮影距離は0.49mで、そのときの撮影倍率は0.2倍。ズームレンズとしては結構な近接撮影性能と言ってよく、ほどよく圧縮効果を効かせながら大きなボケのなかに被写体を浮き上がらせることができます。
EOS R5 Mark II、RF70-200mm F2.8 L IS USM、70mm、F2.8、1/800秒、ISO400、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード
撮影写真(8192×5464、12.1MB)
「RF70-200mm F2.8 L IS USM」は広角端での最短撮影距離/撮影倍率が非公開なので、「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」と比べてスペックがどのくらい違うのかは伝えられませんが、広角端での近接撮影性能は明らかに劣っています。被写体の周辺などをぼかして誤魔化したいモノがある程度ハッキリ写ってしまうのはやや残念に思えるところです。
EOS R5 Mark II、RF70-200mm F2.8 L IS USM Z、200mm、F2.8、1/800秒、ISO400、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード
撮影写真(8192×5464、12.1MB)
200mm望遠端での最短撮影距離は0.68mで、そのときの撮影倍率は0.3倍。0.3倍というのは、「0.25倍あればすぐれた近接撮影性能」と考える筆者にとっては「マクロに強い」と言える数値です。実際に使ってみて、被写体に寄って大きく写しながら、望遠レンズらしい圧縮効果と引き寄せ効果を満喫できると感じました。ボケ味も大変きれいです。
EOS R5 Mark II、RF70-200mm F2.8 L IS USM、200mm、F2.8、1/800秒、ISO400、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード
撮影写真(8192×5464、12.4MB)
望遠端での最短撮影距離は0.7mで、そのときの撮影倍率は0.23倍。最短撮影距離こそ「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」の最大撮影倍率0.3倍と比べると、本レンズの0.23倍というのは数値以上にもの足りなさを感じてしまいます。作例を見比べてみると違いがよくわかると思います。
「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」の近接撮影性能の高さを見てしまうと、「RF70-200mm F2.8 L IS USM」はちょっと見劣りしてしまうのが正直なところではないでしょうか。もちろん、どこまで性能を求めるかは撮影者自身の判断にゆだねられるところ。そこまで近接にこだわらないのであれば「RF70-200mm F2.8 L IS USM」でも十分だと思います。
両レンズともレンズ内の光学式手ブレ補正機能を搭載していますが、その性能にどれほどの違いがあるのか試してみました。両レンズとも望遠端(焦点距離200mm)時に補正効果が最大になると公表されているため、焦点距離200mmにおいてどこまで遅いシャッタースピードで手ブレを抑えられるかをテストしています。
「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」の手ブレ補正効果は、レンズ内手ブレ補正のみの場合は中央5.5段、ボディ内手ブレ補正機構との協調制御の場合は最大で中央7.5段/周辺7.0段。中央と周辺の効果を細かく分けているあたりにも進化が感じられますね。
「EOS R5 Mark II」との組み合わせでは、協調制御によって中央7.5段ですので、シャッタースピードに換算すると約0.32秒(1/3.125秒)程度まで手ブレ補正効果が期待できるはずです。ということで、どこまで補正できるかを試したところ、公称値を超える1.6秒まで手ブレの影響を抑えて撮ることができました。期待以上の効果で、「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」の手ブレ補正性能はホンモノと考えてよさそうです。
EOS R5 Mark II、RF70-200mm F2.8 L IS USM Z、200mm、F16.0、1.6秒、ISO1600、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード
撮影写真(8192×5464、9.5MB)
「RF70-200mm F2.8 L IS USM」は、レンズ内手ブレ補正のみの補正効果が公表されており、協調制御についてはアナウンスがされていません。そのレンズ内手ブレ補正のみでの補正効果は最大で5段となっています。
「EOS R5 Mark II」との組み合わせで協調制御が行われるかは不明。もし、レンズ内手ブレ補正のみの補正効果だとすれば、そのシャッタースピードは1/6.25秒(0.16秒)程度まで手ブレ補正効果が期待できるはずです。ということで、どこまで耐えられるか試したところ、1/4秒までは手ブレの影響を抑えて撮ることができました。これも公称値以上の効果ですので、「RF70-200mm F2.8 L IS USM」の手ブレ補正効果はホンモノと言うことができますが、どうやら協調制御はできておらず、結果的に「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」よりも、補正効果は劣るという結果になりました。しかしそれでも、レンズ単体の補正効果で最大5段分(以上)という結果は立派であることに間違いはありません。
EOS R5 Mark II、RF70-200mm F2.8 L IS USM、200mm、F6.3、1/4秒、ISO1600、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード
撮影写真(8192×5464、10.0MB)
「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」が「RF70-200mm F2.8 L IS USM」に対してすぐれている点で押さえておきたいのは「エクステンダー対応」です。「RF70-200mm F2.8 L IS USM」がテレコンバーターに対応していないことに、ちょっと驚いてしまうかも知れませんが、これはレンズの小型化を優先したうえでの判断だったのではないかと考えられます。
「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」は、ズーム全域において「EXTENDER RF1.4×」と「EXTENDER RF2×」に対応。「EXTENDER RF1.4×」装着時は望遠端の焦点距離200mmを1.4倍の280mmに、「EXTENDER RF2×」装着時は2.0倍の400mmに伸ばせます。
「EXTENDER RF1.4×」装着時は開放絞り値がF2.8からF4へと暗くなりますが、元々が大口径ですので、これくらいなら許容範囲というものでしょう。
「EXTENDER RF1.4×」を装着。焦点距離は望遠端で280mmとなり、開放絞り値はF2.8からF4になります
EOS R5 Mark II、RF70-200mm F2.8 L IS USM Z、280mm(「EXTENDER RF1.4×」使用)、F5.6、1/320秒、ISO100、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード
撮影写真(8192×5464、27.5MB)
「EXTENDER RF2×」は「EXTENDER RF1.4×」と比べるとややサイズが大きくなりますが、焦点距離400mmのレンズを扱っているのだと考えれば十分に納得ができるのではないでしょうか。開放絞り値はF2.8からF5.6へと暗くなりますが、このサイズでF5.6ならまったく実用の範囲内というものです。
「EXTENDER RF2×」を装着。焦点距離は望遠端で400mmとなり、開放絞り値はF2.8からF5.6になります
EOS R5 Mark II、RF70-200mm F2.8 L IS USM Z、400mm(「EXTENDER RF1.4×」使用)、F5.6、1/320秒、ISO100、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード
撮影写真(8192×5464、35.1MB)
エクステンダーを使用しても、画質の劣化が最小限に抑えられているのはさすがと言えます。使用頻度の高い「70-200mm F2.8」の望遠ズームが、テレコンバーターを利用することで、超望遠域にまで届くというのはとても有効だと思います。
本記事でレビューしたことをまとめると、以下のようになります。
・「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」は動画撮影でも使いやすくパワーズームアダプターに対応している。
・「RF70-200mm F2.8 L IS USM」はコンパクトで携行性にすぐれている。
・「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」のほうが描写性能は高いものの、「RF70-200mm F2.8 L IS USM」も「Lレンズ」らしく十分に優秀と言える。
・近接撮影性能は「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」のほうが明らかにすぐれている。
・光学式手ブレ補正機構は、ボディとの協調制御がよく効く分、「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」のほうが補正効果が高い。
・「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」はエクステンダーに対応している。
こうして書き出してみると、「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」のほうが多くのアドバンテージを持っているように感じられます。最新レンズですので当然とも言えますが、静止画撮影だけでなく動画撮影にもよく配慮された設計は、やはり魅力があります。
しかし、動画撮影やテレコンバーターにこだわらなければ、「RF70-200mm F2.8 L IS USM」のコンパクトさは大きなメリットであることに変わりありません。さらに言えば、「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」の価格.com最安価格が445,500円であるのに対し、「RF70-200mm F2.8 L IS USM」は344,000円(いずれも2025年2月24日時点)と、価格が比較的抑えられているのも考えさせられる点です。
キヤノン自身が「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」をして「”70-200mm F2.8”のもうひとつの選択肢」と銘打っているとおり、自身の撮影スタイルや目的をよくよく考えて、本当に必要なレンズを選ぶようにしたいところです。