毎週発売される新製品の中から注目度の高い製品を、さまざまなカテゴリから横断ピックアップして紹介する連載「今週発売の注目製品ピックアップ」。今週は、カシオ計算機のセパレートデジカメ「Outdoor Recorder EX-FR100」や、auのスマートフォン「DIGNO rafre KYV36」、AKGのヘッドホン「K550MKII」を紹介する。
2015年12月11日(金)発売
カシオ計算機から、デジタルカメラ「EXILIM(エクシリム)」シリーズの新モデルとして、「Outdoor Recorder EX-FR100」が登場。2014年9月に発売したデジタルカメラ「EX-FR10」より、カメラ部とコントローラー部のセパレートスタイルを継承したデジタルカメラ。新たに、超広角16mmレンズ(35mmフィルム換算)を装備したほか、高速撮影技術と高速画像処理技術を融合させた「EXILIM エンジン HS ver.3」も搭載し、高画質で快適な撮影を可能にした。
また、ハンズフリーで撮影できるインターバル撮影機能では、新たにハイスピード技術とセンシング技術、画像解析技術を用いたインテリジェントインターバルを追加。高速連写した画像の中から、ブレや傾きを判別して1枚を自動的に選ぶことで、アクティビティの最中でも撮影を意識せずに、失敗の少ない画像を残せる。
さらに、「ハイライトムービー」では、撮影時のさまざまな情報を活用することで、人物や記念撮影、アクティビティを楽しむ風景などを織り交ぜながら、臨場感あふれるダイジェストムービーを作成できるようになった。このほか、「エクシリム オートトランスファー」により、専用アプリ「EXILIM Connect」をインストールしたスマートフォンに、撮影画像を自動転送することで、写真や「ハイライトムービー」のSNSへの投稿、友人との共有を簡単に行える。
撮像素子は、有効1020万画素の1/2.3型正方画素CMOSセンサーを搭載。レンズは、焦点距離が35mm判換算で16mm相当、明るさがF2.8。記録メディアは、microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード。動画撮影はフルHD画質に対応する。カメラ部とコントローラー部ともに、1.7m(合体時は1.3m)からの落下に耐える耐衝撃性能、−5度の耐低温仕様、IPX8/6相当の防水性能、IP6X相当の防塵性能にも対応した。
背面モニターは、タッチパネル対応の3.0型液晶(約92万ドット)を搭載。バッテリー寿命は約235枚(静止画撮影枚数)。合体時の本体サイズは60.9(幅)×154.8(高さ)×38.7(奥行)mm、重量は約214g(メモリカード含む)。ボディカラーは、イエロー、ホワイト、ブラックの3色を用意する。
2015年12月11日(金)発売
au(KDDI)から、スマートフォンの新モデル「DIGNO rafre KYV36」(京セラ製)が登場。世界初の(11月1日時点で発売されているスマートフォンにおいて)、ハンドソープで洗うことができる5型のスマートフォン。IPX5/8相当の防水性能に準拠したほか、従来の防水機能を強化し、ハンドソープで洗うことが可能だ。キッチンでスマートフォンを使ってレシピを見たり、身の回りの物を清潔に保ちたい、小さい子どもがいる家庭でも安心して使用できる。
また、温水防水対応となっており、浴室で湯がかかっても利用可能。画面が濡れていても操作可能なタッチパネルディスプレイを搭載しており、バスタイムに動画をゆっくりと視聴したりすることができる。
さらに、ディスプレイのガラス面は高い強度を実現した「Dragontrail X」を継続して搭載。米国国防総省が定める耐久試験(MIL-STD-810G)にも準拠した耐久性能も備えた。背面にはスクラッチヒーリング加工を施しており、日常生活で生じる浅い傷も自然に回復する。
このほか、京セラ独自機能のスマートソニックレシーバーや、約1300分の連続通話が可能な3000mAhの大容量バッテリーを搭載する。
主な仕様は、ディスプレイが5型HD液晶(720×1280ドット)、OSが「Android 5.1」、プロセッサーが「MSM8916」(1.2GHz、クアッドコア)、メモリー(RAM)が2GB、ストレージが16GB。外部メモリーは、最大128GBのmicroSDXC メモリーカードをサポート。カメラ画素数は、メインカメラが約1300万画素、サブカメラが約200万画素。機能面では、ワンセグ、おサイフケータイ、NFC、赤外線、テザリングなどに対応する。
本体サイズは71(幅)×141(高さ)×10.1(奥行)mm。重量は約155g。バッテリー駆動時間は、連続通話が約1300分(LoLTE)、待受時間が約790時間(LTE/WiMAX 2+)。ボディカラーは、コーラルピンク、カシミアホワイト、マリンネイビーの3色を用意する。
2015年12月10日(木)発売
ハーマンインターナショナルから、AKG製ヘッドホン「K550MKII」が登場。密閉型のオーバーヘッドモデル「K550」の高音質を継承しつつ、新世代ドライバーを採用したモデル。
具体的には、大口径50mmドライバーを搭載。ドライバー本体や内部ハウジングに空気の流れを調整するポートを装備して、振動板の振幅時に発生する背圧を最適化する「ベンチレーション・システム」を採用した。さらに、ヘッドホン・ハウジング内にバスレフ・エンクロージャの役割を持つバス・ポートを装備した内部ハウジングを装着し、大口径ドライバーのポテンシャルを最大限引き出すという。
本体は、ヘッドバンドの内側とイヤパッドにレザー調素材を採用し、長時間のリスニングでも疲れにくい装着感を実現。また、ラチェット式調整システム装備のヘッドバンドや、ハウジング・ハンガーに金属素材を用いることで、高い耐久性に加えて、高級感のあるデザインを施している。このほか、独自の「2D-Axis機構」によって、平らに折りたたむことも可能だ。
主な仕様は、周波数特性が12Hz〜28kHz、感度が94dB、インピーダンスが32Ω。ケーブル長が3m。重量が305g(ケーブル含まず)。ボディカラーはブラック。