レビュー
2018年1月にマイチェンされたばかりのアルヴェルへ試乗!

新型アルファード・ヴェルファイア“速”試乗/300ps超え3.5L V6の実力は!?

高価格帯ながら、堅調な販売で推移している車の代表といえば、トヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」だろう。

トヨタ 新型「アルファード」2018年1月マイナーチェンジモデル(グレード:Executive Lounge S)

トヨタ 新型「アルファード」2018年1月マイナーチェンジモデル(グレード:Executive Lounge S)

トヨタ 新型「ヴェルファイア」2018年1月マイナーチェンジモデル(グレード:Executive Lounge Z)

トヨタ 新型「ヴェルファイア」2018年1月マイナーチェンジモデル(グレード:Executive Lounge Z)

アルファード、ヴェルファイアは、大柄なボディを備えた背の高い3ナンバーサイズのミニバンで、ベースモデルを同じくする姉妹車モデルだ。エンジンラインアップは、2.5L 直4、 3.5L V 6、2.5L 直4ベースのハイブリッドと、多彩に揃えられている。昨今の日本車としては排気量が大きく、内装は上質で装備も充実していることから、売れ筋の価格帯は350〜500万円に達する。

これほどの高価格車にも関らず、アルファード、ヴェルファイアの販売は実に堅調だ。2017年の月間平均登録台数は、アルファードが3,493台で、ヴェルファイアが3,896台。合計すると、7,000台を超える。1.3Lエンジンのコンパクトカーと同等に売れており、まさしくトヨタの国内における基幹車種である。

そんなアルファード、ヴェルファイアへ、2018年1月8日にマイナーチェンジが施された。2015年1月に発売された現行モデルの内外装に手直しが加えられ、緊急自動ブレーキも進化している。

エンジンは、3.5L V6がレクサス「GS」などと同じタイプに刷新されて、8速ATが搭載された。ボディ剛性も高められており、走行安定性や乗り心地も向上している。

今回、マイナーチェンジが施された新型アルファード、ヴェルファイアへ試乗したので、その実力を評価したい。新型アルファードはハイブリッドの最上級グレード「エグゼクティブ・ラウンジS」へ、新型ヴェルファイアは3.5L V6の「ZG」グレードへと試乗した。

トヨタ 新型「アルファード」エアロ仕様のフロントフェイス

トヨタ 新型「アルファード」エアロ仕様のフロントフェイス

トヨタ 新型「ヴェルファイア」エアロ仕様のフロントフェイス

トヨタ 新型「ヴェルファイア」エアロ仕様のフロントフェイス

両車ともエアロパーツ装着車で、新型アルファードは格子状のデザインで斬新に仕上げられており、新型ヴェルファイアは正統派とも呼べるメッキグリルが特徴となっている。

※当記事では以下の項目を5段階で採点して、レビュー評価する。

・運転のしやすさ(取りまわし性/視界)
・内装(質感/スイッチの操作性とメーターの視認性)
・居住性&荷室(前後席の居住性/荷室の広さと使い勝手)
・走行性能(動力性能/走行安定性)
・乗り心地
・安全&快適装備
・価格
・総合評価

新型アルファード、ヴェルファイアの価格とグレードについては以下の通り。

※グレード名は [] 外がアルファード、[]内がヴェルファイア


-「2.5L」+「Super CVT-i」搭載モデル-

X [X]/3,354,480円(8人乗り)
S [Z]/3,692,520円(8人乗り)・3,735,720円(7人乗り)
S“Aパッケージ”[Z“Aエディション”]/3,905,280円(7人乗り)
S“Cパッケージ”[Z“Gエディション”]/4,362,120円(7人乗り)
G [V]/4,185,000円(7人乗り)

-「3.5L」+「Direct Shift-8AT」搭載モデル-

GF [VL]/5,205,600円(7人乗り)
SC [ZG]/4,947,480円(7人乗り)
Exective Lounge [Exective Lounge]/7,034,040円(7人乗り)
Exective Lounge S [Exective Lounge Z]/7,183,080円(7人乗り)


-「THSU」+「E-Four(電気式四輪駆動)」ハイブリッドモデル-

X [X]/4,363,200円(8人乗り)
S [Z]/4,610,520円(7人乗り)
G [V]/4,975,560円(7人乗り)
G“Fパッケージ”[V“Lエディション”]/5,529,600円(7人乗り)
SR [ZR]/5,120,280円(7人乗り)
SR“Cパッケージ”[ZR“Gエディション”]/5,674,320円(7人乗り)
Exective Lounge [Exective Lounge]/7,358,040円(7人乗り)
Executive Lounge S [Exective Lounge Z]/7,508,160円(7人乗り)

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」の運転のしやすさ(取りまわし性/視界)

トヨタ 新型「アルファード」とモータージャーナリストの渡辺陽一郎氏

トヨタ 新型「アルファード」とモータージャーナリストの渡辺陽一郎氏

新型アルファード、ヴェルファイアのボディサイズは、全長が4,945〜4,950mm、全幅が1,850mmと大柄だ。最小回転半径も5.6〜5.8mだから小回りのききもよくない。

しかも、現行型になってプラットフォームを改善していながら、床の位置はあまり下げていない。これは、乗員の見晴らし感覚を重視し、天井も同等にしてボディを大きく見せるためだ。

トヨタ 新型「アルファード」のリアイメージ

トヨタ 新型「アルファード」のリアイメージ

ただし、床が高いと乗降性、居住性、走行安定性にデメリットがあるうえに、空気抵抗の増大によって燃費も悪化させる。さらに、視線が高いと遠方の見晴らしがよい代わりに、ボディ左側面の死角が増えてしまう。見晴らしをよくして、ボディを大きく見せることは販売面では有利かもしれないが、ユーザーにとっての欠点も決して少なくはない。

評価:★☆☆☆☆(1点)
コメント:ボディが大柄で小回りがきかず、左側の死角も大きい。

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」の内装(質感/スイッチの操作性とメーターの視認性)

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」のインパネ

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」のインパネ

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」のインパネ

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」のインパネ

新型アルファード、ヴェルファイアに乗り込んだ時、思わず「すごい!」と驚いてしまうのがインパネだ。インパネ中央には、カーナビ画面を縁取るようにメッキパーツが備わり、木目調パネルも光沢を放つなど、豪華さがわかりやすく表現されている。ATレバーやスイッチの配置などは比較的オーソドックスなので、視認性や操作性はよい。

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」の「大型ハイグレードコンソールボックス」

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」の「大型ハイグレードコンソールボックス」

ひとつ気になるのは、エグゼクティブ・ラウンジやZGグレードの前席中央に装着されている、「大型ハイグレードコンソールボックス」についてだ。収納設備として便利に使えるのだが、大型ハイグレードコンソールボックスが装備されていることによって、1列目シートと2列目シート間の移動ができない。車庫の配置によって、ドライバーが左側から乗降する場合などの際には、不便が生じることがあるだろう。

評価:★★★★☆(4点)
コメント:内装の質感は高いが、大型ハイグレードコンソールボックスはじゃまな場合もある。

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」の居住性&荷室(前後席の居住性/荷室の広さと使い勝手)

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」の1列目シート

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」の1列目シート

1列目シートは、現行型になって身体のサポート性が向上している。適度に柔軟で、着座姿勢も乱れにくい。肩まわりのサポートも良好だ。

2列目シートは、グレードや仕様に応じて4種類が用意されている。8人乗りのベンチシートを除いた7人乗りのセパレートシートには、膝から先を支えるオットマンも装備されている(8人乗りベンチシート、サイドリフトアップシート除く)。

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」2列目のエグゼクティブラウンジシート

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」2列目のエグゼクティブラウンジシート

人気が高いのは、固定式アームレストと電動調節機能を備えた「エグゼクティブパワーシート」と、それをさらに上級化した「エグゼクティブラウンジシート」だ。上級グレードに装備されるこれらのシートは、豪華な雰囲気を味わえるうえにシートの調節もしやすい。

ちなみに、エグゼクティブパワーシートを装着して、外装ではエアロパーツを備えた「アルファード2.5S Cパッケージ」「ヴェルファイア2.5Z Gエディション」は、436万2,120円という高価格にも関らず、全グレードの中で販売比率が最も高い。アルファードでは33%、ヴェルファイアでは36%を占めることからも、豪華な2列目シートはアルファード、ヴェルファイアを象徴する存在といえる。

ところが、肝心のエグゼクティブラウンジシート、エグゼクティブパワーシートの座り心地は、ベーシックな「リラックスキャプテンシート」やベンチタイプの「6:4分割チップアップシート」に比べて、特別にすぐれているとは感じられない。シート内部に複雑な電動機能が詰め込まれているために、座面の柔軟性を確保しにくいという事情もあるのだろう。

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」2列目のエグゼクティブラウンジシート。画像はオットマンを上げた状態

また、背もたれを大きく寝かせてオットマンを持ち上げると、着座姿勢が不安定になってシートベルトが機能しにくい。そこで、座面の前側を持ち上げることで、着座姿勢が乱れにくくしている。この影響によって、特に小柄な方が2列目シートに座ると、大腿部を押された感覚になりやすい。見た目に反して、意外にもリラックス感覚は乏しい。

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」の3列目シート

トヨタ 新型「アルファード Executive Lounge S」の3列目シート

3列目シートは、2列目シートに比べると床と座面の間隔が不足している。格納性を重視したので座面の角度が水平に近く、腰の収まりがよくない。座面の柔軟性も今ひとつだ。

だが、頭上と足元空間は広い。身長170cmの大人6名が乗車して、2列目シートに座る乗員の膝先空間を握りコブシ3つ分と広めに調節しても、3列目シートには3つ半もの余裕が生まれた。3列目シートの着座姿勢と座り心地は、ライバル車のホンダ「オデッセイ」には負けるものの、3列目シートを含めた車内の広さは、国産ミニバンではアルファード、ヴェルファイアがナンバーワンだ。

トヨタ 「アルファード」3列目シートを跳ね上げた状態

トヨタ 「アルファード」3列目シートを跳ね上げた状態

また、3列目シートを左右に持ち上げて格納すると、高い天井を生かした大容量の荷室になる。2列目シートがベンチタイプの6:4分割チップアップシートなら、座面を持ち上げて前方にスライドできる。

この状態では2名しか乗車できないが、3列目シートの格納と併せて荷室の長さは2,025mmに達するから、まるで商用車のような広さのラゲッジルームとして使うことができる。

評価:★★★★★(5点)
コメント:2列目シートの豪華なエグゼクティブシートは必ずしも快適とは言えないが、3列目シートを含めて居住空間は実に広い。3列目シートを格納した時の荷室容量も大きく、使い勝手は高いだろう。

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」の走行性能(動力性能/走行安定性)

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」の3.5L V6エンジンは、「2GR-FKS」型エンジンへと刷新された

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」の3.5L V6エンジンは、「2GR-FKS」型エンジンへと刷新された

今回のマイナーチェンジで最も注目されるメカニズムの変更は、3.5L V6エンジンの刷新だ。排気量は以前と同じだが、レクサス「GS」「IS」と同型の2GR-FKS型が搭載されている。

筒内噴射とポート噴射を併用する高コストな「D4-S」を使い、最高出力は301馬力(6,600回転)、最大トルクは36.8kg-m(4,600〜4,700回転)に達する。従来の3.5L V6エンジンに比べて21馬力、1.7kg-mの上乗せになった。あわせて、ATも従来の6速から8速に多段化されている。

トヨタ 新型「ヴェルファイア」試乗・走行イメージ

トヨタ 新型「ヴェルファイア」試乗・走行イメージ

実用回転域の余裕を十分に確保しながら、その吹け上がりは従来以上にパワフルで、かつとても滑らかとなった。V6エンジンで生じやすい粗さは払拭されていて、ノイズも低減されている。

3.5L V8のJC08モード燃費は10.6〜10.8km/Lにとどまり、ハイブリッドの18.4〜19.4km/Lに比べると、数値上は1.7倍の燃料を消費する。環境や燃費性能については劣るが、高い動力性能と快適性を求めるユーザーには適しているだろう。ただし、3.5L V6エンジン搭載車は装備も充実しているから、価格は500〜700万円にも達する。

これに対して、より一般的なのは2.5L 直4エンジンだ。今回のマイナーチェンジで2.5L 直4エンジンは特に変更を受けていないものの、以前に試乗したイメージでは実用回転域の駆動力を重視していて扱いやすい。車重が2トンに達するからパワフルではないものの、力不足を感じることもない。上級ミニバンとあって遮音を入念に行っているので、登坂路などでエンジン回転が高まってもノイズはさほど気にならない。さらに、価格は3種類のエンジンの中では最も安い。

ハイブリッドの動力性能については、2.5L 直4と3.5L V6の中間に位置する。モーターの駆動力が比較的高く、巡航中にアクセルペダルを踏み増した時などの反応は相応に力強い。ハイブリッドは市街地走行が得意で、発進加速は滑らかで静粛性もすぐれている。この上質感もアルファード、ヴェルファイアのイメージには合っているだろう。

トヨタ 新型「アルファード」試乗・走行イメージ

トヨタ 新型「アルファード」試乗・走行イメージ

今回、ハイブリッドグレードはマイナーチェンジを受けて構造用接着剤の使用個所を増やし、高剛性ガラス接着剤も採用した。この効果によってボディ剛性が高まり、走行安定性が底上げされている。さらに、ショックアブソーバーの減衰力を見直して、乗り心地も向上している。

実際にハイブリッドへ試乗してみると、重くて高重心のボディで走行安定性を確保することを優先させたためか、セダンやSUVに比べれば操舵に対する反応は鈍い。それでも、曲がりにくいといった印象はない。峠道ではボディが大きめに傾く場面もあるが、挙動の変化がおだやかに進むから、不安は感じにくいだろう。

評価:★★★☆☆(3点)
コメント:動力性能は2.5L 直4エンジンでも満足できる。3.5L V6は従来以上にパワフルで、改良を受けたことにより吹け上がりと静粛性も向上した。ハイブリッドは低燃費に加えて、静粛性もすぐれている。上質な走りが魅力的だ。

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」の乗り心地

トヨタ 新型「アルファード」試乗・走行イメージ

トヨタ 新型「アルファード」試乗・走行イメージ

新型アルファード エグゼクティブ・ラウンジSは、足まわりのセッティングが快適性を重視した専用タイプで、車重は2,240kgに達する。タイヤサイズは17インチ(225/60R17)だ。エグゼクティブ・ラウンジSの性格を考えると、少し芯のある硬さを払拭してほしいが、ミニバンの中では最も快適な部類に入る。

トヨタ 新型「ヴェルファイア」試乗・走行イメージ

トヨタ 新型「ヴェルファイア」試乗・走行イメージ

新型ヴェルファイアZGは18インチタイヤ(235/50R18)を装着して、時速50km以下で市街地を走る時などに少し硬さを感じるが、速度が上昇するに連れて快適になっていく。

評価:★★★★☆(4点)
コメント:全般的に快適だが、ボディが重く重心は高いので、乗り心地と調和させるのが難しい。

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」の安全&快適装備

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」に搭載されている、第2世代の「トヨタ セーフティセンス」

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」に搭載されている、第2世代の「トヨタ セーフティセンス」

緊急自動ブレーキを作動できる安全装備は、第2世代と呼ばれる新世代の「トヨタセーフティセンス」を採用している。現時点のトヨタセーフティセンスは、ベーシックな「セーフティセンスC」と上級の「セーフティセンスP」に区分されるが、今後はコンパクトカーも含めて機能が充実した仕様に一本化される。

新型アルファード、ヴェルファイアの全車に標準装備されている第2世代のトヨタセーフティセンスは、新たに自転車の検知を可能とし、歩行者の夜間における検知機能も高められた。

運転支援としては、車線を読み取ってパワーステアリングの操舵を支援する機能の正確性を向上させ、道路標識(制限速度や一時停止など)をディスプレイに表示する機能も採用した。
このほか、ドライバーの死角に入る後方の並走車両を知らせてくれたり、後退時の危険を警報して緊急自動ブレーキを作動する機能もある。

評価:★★★★☆(4点)
コメント:スバルのアイサイトなどと同様に自転車の検知も可能になり、夜間では歩行者の検知性能を高めるなど安全性を向上させた。

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」の価格の割安感

トヨタ 新型「アルファード」イメージ

トヨタ 新型「アルファード」イメージ

アルファード、ヴェルファイアは機能の充実したミニバンとあって価格が高い。2.5L 直4エンジンを搭載してエアロパーツなどを装着した「アルファード 2.5S」「ヴェルファイア 2.5Z」が373万5,720円(7人乗り)。前述の、販売の30%以上を占めている「アルファード2.5S・Cパッケージ」「ヴェルファイア2.5Z・Gエディション」は、436万2,120円に達する。カーナビとブラインドスポットモニターなどをセットにしたメーカーオプションを加えると、総額では438〜500万円にもなる。

たとえば、同額の上級セダンと比較した場合、2L直4ターボを搭載したトヨタ「クラウンアスリート S-T」が約458万円、同じエンジンのレクサス「IS 300」が470万円になる。ただ、これらの上級セダンと同じ価格帯で多人数乗車の可能な広くて豪華な室内、多彩なシートアレンジが得られるアルファード、ヴェルファイアは十分魅力的に映るだろう。

そのために、両姉妹車を合計すると冒頭で述べたように1か月平均で7,000台も売れるのだ。見方を変えると、上級セダンの販売が落ちている背景にはアルファード、ヴェルファイアの好調な販売もあるだろう。

グレードは使用目的に応じて選べばよいが、エンジンの価格差も大きい。大雑把に言って、3.5L V6は、2.5L 直4よりも装備差を補正して約50万円高い。そして、ハイブリッドはさらに30万円高い。つまり、2.5L 直4とハイブリッドの実質差額は80万円だ。

こうなると一般的な推奨グレードは、「アルファード 2.5S」「ヴェルファイア 2.5Z」(373万5,720円/7人乗り)あたりになるだろう。

評価:★★★☆☆(3点)
コメント:機能が充実していて、上級セダンよりは割安だが、それにしても高い。諸費用を含めると、少なくとも450万円の予算は必要となる。

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」の総合評価

トヨタ 新型「アルファード」ロゴ

トヨタ 新型「アルファード」ロゴ

多人数で快適に移動できる豪華なミニバンが欲しいユーザーにとって、アルファード、ヴェルファイアは有力な候補車種だろう。

マイナーチェンジによって安全装備も充実し、選ぶ価値はさらに高まった。また、運転支援機能も進化しているので、長距離移動の疲労が抑えられ、安全性をさらに向上させている。

ただし、視界と取りまわし性が悪いので、ディーラーの試乗車を使って縦列駐車や車庫入れを行っておきたい。床が高めだから、乗降性も確認してほしい。そして、そこに納得して購入されたならば、立派な外観にふさわしい、周囲の人やクルマにやさしい運転を楽しんでいただければと思う。

総合評価:★★★★☆(4点)

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」の採点結果

運転のしやすさ(取りまわし性/視界):★☆☆☆☆(1点)
内装(質感/スイッチの操作性とメーターの視認性):★★★★☆(4点)
居住性&荷室(前後席の居住性/荷室の使い勝手):★★★★★(5点)
走行性能(動力性能/走行安定性):★★★☆☆(3点)
乗り心地:★★★★☆(4点)
安全&快適装備:★★★★☆(4点)
価格:★★★☆☆(3点)
総合評価:★★★★☆(4点)

トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」の納期

マイナーチェンジを実施した直後で人気も高く、納期は約4か月を要する。本革シートを装着すると5か月になる場合もある。またハイブリッドの納期は、2.5L 直4と3.5L V6エンジンに比べて、半月ほど伸びる。

ちなみに、現時点で契約しても登録できるのは4月以降だから、3月決算の大幅値引きを狙うのは難しいだろう。また、値引きを競争させる場合、ライバル車の日産「エルグランド」やホンダ「オデッセイ」は人気が低いので、勝負になりにくい。エルグランドやオデッセイを買う時に、アルファードやヴェルファイアと競わせるのは効果的だが、その逆は成り立ちにくい。むしろ、ネッツ トヨタ店のヴェルファイアと、トヨペット店のアルファードを競争させたほうが、効果的かもしれない。

※新型アルヴェルを購入したユーザーからの情報が続々と投稿されています!クチコミやレビューなど、詳しくは以下のURLからどうぞ!
>>価格.comでトヨタ 新型「アルファード」のクチコミ・レビュー評価を見る
>>価格.comでトヨタ 新型「ヴェルファイア」のクチコミ・レビュー評価を見る

新型アルファード・ヴェルファイア 関連記事

>>新型アルファード・ヴェルファイアは何が変わった!? マイナーチェンジ 徹底解説

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る