話のネタになる最新ITニュースまとめ
話のネタになる最新ITニュースまとめ

赤いテスラが宇宙をドライブ。ファルコン・ヘビーが打ち上げ成功

「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界で先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。

SpaceXが大型ミサイルの打ち上げに成功。火星移住への一歩になるか

先週最も注目されたのは、なんと言っても大型ロケット「ファルコン・ヘビー」のニュースです。火星移住を掲げるイーロン・マスク氏が手がける民間宇宙開発企業、SpaceXが、ファルコン・ヘビーの打ち上げに成功。ペイロードに設置された赤いテスラ(ロードスター)が地球をバックに宇宙空間をドライブする姿は、映画のような光景でした。

ペイロードに搭載されたロードスターからの映像は息を飲むような美しさ

ペイロードに搭載されたロードスターからの映像は息を飲むような美しさ

SpaceXは、日本時間の2月7日5時45分にファルコン・ヘビーの打ち上げを実施。打ち上げは成功し、打ち上げから2分半後に2基のサイドブースターを分離。その1分後にメインブースターを分離し、ペイロードは地球と火星の公転軌道に入って火星へと向かいました。

イーロン・マスク氏が公開した、ファルコン・ヘビーの打ち上げからブースター分離までのシーケンス

イーロン・マスク氏が公開した、ファルコン・ヘビーの打ち上げからブースター分離までのシーケンス

分離した2基のサイドブースターは、フロリダ州ケープ・カナベラルに設置された着陸ポッドに無事着陸し回収に成功。しかし、メインブースターのほうは、燃料不足のため着陸時の減速に失敗し、回収できなかったとのことです。

メインブースターを分離したペイロードは、イーロン・マスク氏が所有するロードスターを先端部分に搭載しており、取り付けられた3台のカメラによる映像を中継。地球をバックにまるで宇宙空間をドライブしているかのようなロードスターの姿は、まるで映画を見ているかのような現実感のない映像。しかし、これは実際に起こっていることであり、今回の実験が火星移住への大きな一歩だと思うと、見ているだけで感慨深い気持ちになります。

イーロン・マスク氏によれば、ロードスターを搭載したペイロードは軌道修正を行い火星の向こう側にある準惑星ケレス付近まで行って帰ってくる軌道を航行しているとのことです。

ペイロードの軌道。地球を出発した後に火星付近を通り、準惑星ケレスの近くまで行って引き返してくる軌道をたどります

SpaceXは、打ち上げからブースターの分離、ペイロードが航行する様子をYouTubeでライブ配信しており、その映像は公式チャンネルから閲覧可能になっています。興味がある人は一度見てみてはいかがでしょうか。

打ち上げからブースターの分離までは以下の動画から確認できます。打ち上げのカウントダウンは21分51秒ごろからスタート。25分45秒ごろには、ロードスターがデヴィッド・ボウイ の楽曲「スターマン」とともに登場します。

テスラを搭載するペイロードが宇宙を航行する映像は以下の動画から。

実施された発射実験のアニメーション動画はこちら。発射からブースター分離までのシーケンスが約3分半にまとめられており、今回の打ち上げがどのようなプロセスをたどったのか一発でわかるはずです。

ソース:イーロン・マスク氏Twitter

インテルがギネス記録となる1200機以上のドローンショー平昌五輪で披露

2018平昌冬季オリンピックが2月9日に開幕し、2月25日までの17日間に渡ってさまざまな競技が実施されます。この平昌冬季オリンピックの始まりを盛大に祝う開会式では、インテルによる1218機のドローンを使った圧巻のショーが映し出されました。

1218機のドローンが空に描き出したオリンピックマーク

1218機のドローンが空に描き出したオリンピックマーク

大空を羽ばたく鳥やトリックを決めるスノーボーダーの姿、そして夜空に映し出された巨大なオリンピックマークなど、1218機のドローンが描き出した光のショーは、インテルのドローンシステム「Shooting Star」によって実現したものです。

LEDを搭載した各ドローンのサイズは、全長30.5pで重量は約227g。1218機のドローンは、LEDの色の組み合わせやドローンの飛行経路、配置などがたった1台のコンピューターで制御されていると言います。

まるで生き物のように動き回る光の一つ一つがすべてドローンなんて、にわかには信じられないレベル

まるで生き物のように動き回る光の一つ一つがすべてドローンなんて、にわかには信じられないレベル

ドローンショーの映像は以下の動画の1分49秒から。

「Shooting Star」のチームは、平昌冬季オリンピックの開会式のショーのために2年前からドイツやフィンランドでテスト飛行を繰り返し実施。しかし、平昌ではマイナス10℃以下にまで下がる気温や強風が大きな問題になりました。たとえば、気温が下がりすぎるとバッテリー凍結の恐れがあり、チームを悩ませたそうです。

気候や安全性の問題からか、開会式ではライブでショーを実施せずに、事前に撮影した映像を放送することになりました。実際に開会式を見ていて、ドローンの映像に度肝を抜かれたという人も多かったのではないでしょうか。

これまでのドローンの群衆飛行のギネス記録は1000機でしたが、インテルは平昌冬季オリンピックのドローンショーで記録を更新。夜間に行われるメダル授与式では、ライブパフォーマンスを実施予定とのことで、そちらにも期待がかかります。

YouTubeが不適切な動画を取り締まるべくユーチューバー対策を強化

青木ヶ原樹海で遺体を撮影した動画により大炎上したローガン・ポール氏の一件以降、YouTubeは、ユーザーに悪影響を及ぼす動画を投稿するユーチューバーの対策を強化してきましたが、2月9日に新たな規約を追加し、本腰を入れて悪質なユーチューバーの締め出しを図っています。

YouTubeは健全なコミュニティの運営を目指し、悪質なユーチューバー対策をより一層強める

YouTubeは健全なコミュニティの運営を目指し、悪質なユーチューバー対策をより一層強める

ローガン・ポール氏の遺体動画騒動を受け、YouTubeはユーチューバーが収入を得ている広告プログラムへの参加基準を2018年1月に厳格化し、コミュニティの改善に取り組んできました。

2月9日には、ローガン・ポール氏のチャンネルから広告を一時的に取り下げたと発表。YouTubeはこの処置について「ローガン・ポール氏の最近の行動を受けて、広告の一時停止を決めた」と説明しています。ローガン・ポール氏は、遺体動画の騒動直後こそ謝罪動画で反省の色を見せていましたが、最近は再び過激な動画を投稿して議論を呼んでいました。

この発表の後、YouTubeはコミュニティガイドラインに違反する動画への対策強化を発表。一部のユーチューバーの行動が、ほかのユーチューバーを含むコミュニティ全体の評判を落とすとし、ガイドラインに違反したユーチューバーには収益化プログラムからの除外や広告配信の停止、トップページや“急上昇”、“次の動画”への掲載停止といった厳しい処分を下すとのことです。

YouTubeは、分別のつく大人だけでなく多くの子どもも利用するサービスであり、不適切な動画への厳しい対応はもう少し早く実施してもよかったのではとも思われます。いずれにせよ、誰しもが安心して利用できるサービスになってほしいものです。

ソース:YouTube

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

関連記事
ページトップへ戻る