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RAV4がいよいよ日本で復活!

トヨタ 新型「RAV4」2019年4月中旬に発売!グレードや予想価格など先取り解説

2019年4月中旬に、トヨタ 新型「RAV4」が発売される。RAV4とは、1994年に初代モデルが発売されたSUVのことだ。初代RAV4は、当時では珍しかった乗用車ベースの5ナンバーSUVで、コンパクトなボディサイズは運転しやすく、使い勝手のよさなどから人気を博した。だが、2代目のRAV4は北米の要望に応えるために3ナンバーへと拡大し、3代目RAV4になるとさらにボディサイズが大きくなったこともあって、日本ではヒットせずに国内販売を終えた。

3代目で日本での販売を終えていたトヨタ「RAV4」だが、5代目モデル(写真)が2019年4月に日本で復活を遂げる

そんなRAV4が、2018年12月の北米でのフルモデルチェンジ(5代目)を機に、日本でも再び発売される。発売時期は、販売店(カローラ店とネッツトヨタ店)によると2019年4月中旬頃が予定されており、3月中旬から予約受注が開始される可能性が高いそうだ。

また、新型RAV4のグレード構成や装備、主要スペックなどがわかったので、発売よりひと足先に皆さんへ情報をお届けしたい。ただし、発売前の情報のために変更が加わる可能性もあるので、情報はあくまで目安として考えてほしい。価格については、記事掲載時点では不明だが、当記事の後半に予想価格を記したのでそちらもご参考まで。

なお、2019年2月20日には、日本仕様(プロトタイプ)のエクステリアとインテリアの写真が公開されたので、こちらもご覧頂ければ幸いだ。

トヨタ「RAV4」日本仕様のプロトタイプモデル(エクステリア)

トヨタ「RAV4」日本仕様のプロトタイプモデル(エクステリア)

トヨタ「RAV4」日本仕様のプロトタイプモデル(インテリア)

トヨタ「RAV4」日本仕様のプロトタイプモデル(インテリア)

■トヨタ 新型「RAV4」の発売予想時期
2019年4月中旬頃(予約受注開始:3月中旬頃)

■トヨタ 新型「RAV4」のグレードラインアップ

-2L直噴ガソリンエンジン-
「X」(2WD/4WD)
主要装備:17インチアルミホイール/ルーフモール
「G」(4WD)
主要装備:インテリジェントクリアランスソナー/パワーバックドア/18インチアルミホイール/パワーシート/スキッドプレートなど
「G-Z Package」(4WD)
※19インチアルミホイール/ダウンヒルアシストコントロール/ダイナミックトルクベクタリング/キック式パワーバックドア
「X Adventure」(4WD)
主要装備:専用外装/フロントアーチモール/19インチアルミホイール/専用フォグランプ

-2.5L HYBRID-
「HYBRID X」(2WD/4WD)
主要装備:17インチアルミホイール/ルーフモール
「HYBRID G」(4WD)
主要装備:インテリジェントクリアランスソナー/パワーバックドア/18インチアルミホイール/パワーシート/スキッドプレートなど
「G-Z Package」(4WD)
主要装備:19インチアルミホイール/ダウンヒルアシストコントロール/ダイナミックトルクベクタリング/キック式パワーバックドア
「X Adventure」(4WD)
主要装備:専用外装/フロントアーチモール/19インチアルミホイール/専用フォグランプ

※以下に掲載しているRAV4の画像は北米モデルのため、日本で発売されるRAV4とは一部仕様が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください(編)

2016年まで日本で販売されていた3代目RAV4と比較すると、その雰囲気は大きく異なり、より力強いエクステリアに変更されている

新型RAV4のフロントマスクは、「ハイラックス」などとも共通性が見られるデザインだ。角張ったボディ形状とブラックのホイールアーチは、レクサス「UX」にも似ている。ボディサイズは、全長が4,600mm、全幅は1,855mm、全高は1,685mm(標準モデル)。ホンダ「CR-V」とほぼ同じ大きさで、全長はあまり長くないが全幅は日本車としてはワイドだ。ホイールベースは2,690mmと少し長く、後席の足元空間を確保するうえで有利だ。荷室容量には、580Lの余裕を持たせた。

トヨタ 新型「RAV4」の悪路走行イメージ

トヨタ 新型「RAV4」の悪路走行イメージ

エンジンは、直列4気筒の2L直噴ガソリンエンジンと、2.5Lをベースにしたハイブリッドがラインアップされる。2Lガソリンエンジンは、レクサス「UX200」が搭載するものと同型で、設計が比較的新しい。最高出力は171PS(6,600rpm)、最大トルクは21.1kg-m(4,800rpm)と、2Lガソリンエンジンとしては高い性能を発揮する。

ハイブリッドは、「カムリ」やレクサス「ES」と同じ、2.5Lエンジンが採用されている。RAV4に搭載されているハイブリッドも動力性能が高く、さらに燃費がいい。

駆動方式は、FF(前輪駆動)の「2WD」と「4WD」をラインアップ。ガソリンエンジンの4WDは、油圧多板クラッチを使って前後輪に駆動力を振り分けるタイプで、ハイブリッドは後輪をモーターで駆動する「E-Four」が採用されている。

WLTCモード燃費は、ガソリンエンジンが15.8km/L(2WD)と15.2km/L(4WD)。ハイブリッドは、21.4km/L(2WD)と、20.6km/L(4WD)だ。ハイブリッドの燃費は、比率に換算するとガソリンエンジンの135%アップになる。トヨタのハイブリッドは全般的に燃費がすぐれているから、C-HRは184%に達するが(ただし、JC08モード燃費だが)、RAV4はそこまで差が開かない。2.5Lエンジンを搭載するハイブリッドは、燃費だけでなく動力性能も重視しているからだ。

グレード構成から考えても、ハイブリッドは低燃費指向というよりも、動力性能と環境性能をバランスよく高めたプレミアムモデルとして位置付けられている。対するガソリンエンジンは実用指向だが、ボディが軽く軽快な運転感覚が得られるはずだ。

トヨタ 新型「RAV4」の外観イメージ

トヨタ 新型「RAV4」の外観イメージ

グレードラインアップは、ベーシックな「X」、中級の「G」、Gをベースに装備を充実させた「G-Z Package」、そして専用の外装を備えたスポーティーで野性的な「X Adventure」の4グレードだ。

注意したいのは駆動方式で、FFの2WDを選べるのは「X」のみだ。ほかのグレードはすべて4WDのみがラインアップされる。RAV4はSUVなので、4WDを基本ラインアップに据えるのは納得できるが、最近ではFFの2WDが売れ筋になるSUVも多く見かける。たとえば「C-HR」などは、ハイブリッドには4WDが用意されていない。

トヨタ 新型「RAV4」の悪路走破イメージ

トヨタ 新型「RAV4」の悪路走破イメージ

RAV4は、195mmの最低地上高など悪路走破性は高いが、大半のグレードで2WDを選べないという設定は少し珍しい。発売後の販売動向次第では、今後上級グレードに2WDを追加することも考えられるだろう。

各グレードの装備内容を見ると、ベーシックな「X」でも充実していることがわかる。緊急自動ブレーキを作動できる「トヨタセーフティセンス」「サイド&カーテンエアバッグ」「17インチアルミホイール」「ルーフモール」「オートエアコン」などが標準装備されている。Xはベーシックグレードだが、その装備内容は買い得グレードの水準に達している。

「G」は装備がさらに充実し、安全性を高める「インテリジェントクリアランスソナー」、リヤゲートが電動で開閉する「パワーバックドア」、さらに「電動調節機能付シート」「スキッドプレート」などが加わり、アルミホイールのサイズも「18インチ」に拡大される。

「G-Z Package」になると、駆動力の制御が上級化する。ブレーキを4輪独立制御して左右の駆動力を変化させ、カーブを曲がる性能を高める「ダイナミックトルクベクタリング」、滑りやすい下り坂を安定して走行できる「ダウンヒルアシストコントロール」が採用される。さらに、バックドアの下側で足を出し入れすると、電動で開閉する「キック式パワーバックドア」なども備わり、アルミホイールは「19インチ」に拡大される。

「X Adventure」は、SUVらしい野性的な雰囲気を強めたグレードで、複数の外装パーツが専用デザインに変更される。

トヨタ 新型「RAV4」の走行イメージ

トヨタ 新型「RAV4」の走行イメージ

装備などから予想される価格は、ガソリンエンジンを搭載するX(2WD)が280万円前後だろう。4WDのXは、20万円プラスの約300万円。ハイブリッドは、2Lのガソリンエンジンに比べて45万円前後の価格アップになると考えられる。したがって、ハイブリッドのX(4WD)は345万円くらいだろう。トヨタが発売するSUVと比べると、C-HRより高くハリアーに比べれば安い。

新型RAV4は、トヨタのSUVでは中堅的な存在となるだろう。C-HRよりも後席が広く、ハリアーに比べると価格が割安になるはずなので、ファミリーユーザーも購入しやすい。ワイドボディなのが気になる点だが、昨今のSUVは北米など海外市場を重視して開発されているから、大半の車種で全幅が1,800mmを超えてしまうのは仕方ないところなのかもしれない。

新型RAV4は、都会的なスタイリッシュさと武骨なイメージをうまく融合させた外観を持ち、パワートレインや機能、装備も新しく、価格のバランスなどを考えても魅力的だ。3代目のRAV4は、当時としては大きすぎたボディサイズによって日本では敬遠されてしまったが、SUVブームも相まって、いまのタイミングならば欲しいと思うユーザーが多くいるはずだ。新型RAV4が、人気車としてヒットすることを願いたい。

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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