7年ぶりに新車を購入した、自動車ライターのマリオ高野です。
スバル新型「BRZ(Rグレード・6MT)」を購入。新車注文時に選んだディーラーオプションのコーティングがすばらしく、メンテナンスキットに用意されるアイテムもまた秀逸でした。
今回はこちらを紹介します。
コーティングを施した愛車のスバル・BRZ。評判どおりのはっ水性と光沢、手入れのしやすさを実感し、6万6,000円で施工できるコーティングとしては高い満足度が得られています
筆者の新型BRZに施したコーティングは、ディーラーオプションの「ウルトラグラスコーティングNE’X」。スバルや三菱、マツダなど、国産車ディーラーで採用されるボディコーティング剤で、ポリシラザン由来の成分が大気中の水分と結びつくことで、長期耐久性を有するガラス系の硬質被膜を形成。最高峰のボディコーティングとして、長期的な撥水性と光沢が維持できると定評があります(5年間の光沢保証付き)。
筆者の新型BRZは納車から3か月近くが経過し、1万3,000kmほど走りましたが、納車時とまったく変わらないコーティング効果を持続しています。コーティングそのものもいいのでしょうが、施行すると付いてくるメンテナンス用のアイテムの性能と質が高いおかげでもあると実感しました。
「ウルトラグラスコーティングNE’X」のメンテナンスキットに用意されるアイテムは単品でも購入でき、同コーティングを施工していない人にもおすすめできるモノがあります。
今回は、なかでも個人的に特に気に入っている2つのアイテムを紹介しましょう。
まずひとつ目は、「スリーボンド 6644E 自動車ボディ用ウルトラグラスコーティング専用クロス」です。
洗浄から拭き取りまでコレひとつで完了できるスグレモノ。価格は1,000円前後と、洗車用スポンジよりは高くなりますが、もはや手放せなくなりました
水洗いまたはシャンプー洗車をする際、洗車用スポンジと同じように使ってボディの汚れを落とすクロスで、長年使ってきた洗車用スポンジに比べて、吸水性およびボディの汚れを落とす効果、そしてボディへの攻撃性の少なさが感動レベルですばらしく、大変重宝しています。
コーティング施工済みのボディなら、ボディを水にぬらしながらこれで拭き取るようにして洗うだけで、ほぼ完ぺきにキレイになります(ピッチやタール系などの油汚れが付いた場合は専用ケミカルも併用しましょう)。
その吸水性の高さにより、拭き取り作業にも引き続きこのクロスが使えるのも便利なポイント。これを使うようになってから洗車が圧倒的にラクになり、汚れたらすぐ洗う習慣がつきました。こまめな洗車はボディのコンディションをよい状態に保つために重要なので、強くおすすめします。
乾燥するとカチンコチンに硬くなりますが、ぬらせばすぐ元に戻ります。購入後20回以上洗車していますが、まだ劣化は見られず耐久性も高そうです
水をかけながらこれで洗うと、ボディ塗装に吸い付くような手応えがあり、物理的な汚れを落とす効果の高さを実感。それでいて磨きキズが付きにくいのがすばらしいです
拭き取り作業でもそのまま使えます。筆者は仕上げに拭き取り専用のクロスを併用していますが、作業効率がさらに高まるので、そちらもおすすめします
2つめは、汚れ落としのクリーナー。
「ウルトラグラスコーティングNE'X 専用クリーナー」です。
「ウルトラグラスコーティングNE’X」のメンテナンスキットに付属する専用クリーナー。塗布用のスポンジは専用品以外でも使用可能です。洗車用、またはワックス塗布用のスポンジでもOKです。使う量はごくわずかでよいので、使いすぎないように注意しましょう
水洗いやシャンプー洗車だけでは取れない虫の死骸や鳥フンなどのタンパク質系の汚れから、雨スジやタール、ピッチなど油脂類に至るさまざまな汚れを落とす効果が猛烈に高いのです。
コーティングも塗装面もよい状態がまだキープできている新型BRZではもちろん、やや古くなったほかの愛車の汚れ落としにも抜群の効果を発揮しました。
基本的には「ウルトラグラスコーティングNE’X」専用のクリーナーなのですが、クリーナー単品でも購入できるので、しつこい汚れにお悩みの皆さんにおすすめです。
100mlで約6,000円と、お値段がかなり張るのがネックに感じるものの、それだけの価値はあるクリーナーです。ただし、鳥フンや昆虫の死骸はこびりついたまま長く放置するとどんなクリーナーを使っても落ちなくなるので、可能な限り早く除去するように心がけましょう。
今回ご紹介したのは、ボディコーティングを施していなくとも、愛車をキレイに保ちたい方におすすめできるアイテムです。ご興味あればぜひ試してみてください!