スマートフォンやタブレットは、カーオーディオやカーナビの代わりとしても活用できるが、そこで問題となるのがバッテリー消費だ。特に、GPSを使うカーナビを、バッテリーだけで長距離を使うのは心もとない。そこで活用したいのが、シガーソケットからUSB電源が簡単に取れる、シガーソケットUSBチャージャーだ。市場には膨大な数の製品があるが、なかでも機能面に特徴のある7製品を取り上げてみた。
2基のUSBポートを搭載。出力は2基合計で3.4Aと高く、iPhoneとAndroidのいずれでも急速充電が可能だ。さらに、iPhoneとAndroidを専用ICが自動で判別し、それぞれに最適の充電を行うバッファロー独自の機能「AUTO POWER SELECT」を搭載している。消費電力の大きな大型のタブレットを車内で存分に使いつつ、スマートフォンも充電したい場合などに、本機はぴたりとはまりそうだ。12Vおよび24V車に対応している。
USBポートを4基備えており、しかも、それらがいずれも2.4Aの大出力に対応。大型のタブレットを4台同時に急速充電できるだけのパワーがある。ヘッド部分はアルミダイキャスト製で質感も高く、高さも75mmに抑えられているので、4ポートを備える割にコンパクトな点も魅力だ。12Vおよび24V車に対応している。
長さ90cmの巻き取り式Lightningケーブルと、USBポートを1基備えており、iPhone/iPad
とその他のデバイス2台を同時に充電することができる。なお、出力はLightningケーブルとUSBポートそれぞれが最大2.4Aで、iPhone/iPadの急速充電はもちろん、Androidスマートフォンやタブレットの充電にも強い。12Vと24V車のいずれにも対応している。
一部のノートPCや一部のAndroidスマートフォンなどで採用されることが増えてきたUSB Type-Cポート。そんなUSB Type-Cに対応した機器を車内で充電する場合に使いたいのがこの製品だ。備わるUSB Type-Cケーブルは長さ90cmの巻き取り式で、充電能力も5V/3AのUSB Type-Cのフル規格に対応している。また、USBポートも1基搭載されており、こちらは2.4Aの出力に対応している。12Vと24V車に対応。
長さ1mのmicroUSBケーブルを持つケーブル一体型チャージャー。急速充電の規格である「QuickCharge 2.0」に対応しており、同規格に適合するAndroidスマートフォンやタブレットを、通常の急速充電の約1.25倍の速度でフル充電できる。12Vと24Vの両方に対応している。
スマートフォンとBluetoothでワイヤレス接続するFMトランスミッターだが、1基のUSBポートを充電用に備える。USBポートの出力は1Aとスペック的には平凡だが、FMトランスミッターとしての機能が高い。最大の特徴は、Bluetooth接続時の圧縮コーデックとして、高音質な「AAC」および「apt-X」に対応していることだ。AACは、iPhoneなどのiOSデバイスで、apt-XはAndroidでは「Xperia Z」シリーズや「Galaxy S7 Edge」など、比較的高性能な製品で対応しているものが多く、標準コーデックの「SBC」よりも遅延やノイズが少ない高音質で再生できるのだ。なお、本製品は12V車のみの対応となっている。
こちらもBluetooth接続のFMトランスミッター。充電用のUSBポートは、2.1A対応と、1A対応のものと2基が備わっている。2.1Aのものを使えば、大型のタブレットでも十分な速度で充電が行えるだろう。Bluetooth接続のFMトランスミッターの機能を見ると、一部のAndroidスマートフォンで対応する高音質のコーデック「apt-X」に対応している。また、ヘッドホン端子も搭載しているので、スマートフォンとアナログ接続することも可能だ。12Vと24V車の両方に対応している。