製品選びに必要なポイントも解説

いざというときに頼りになる!最新ドライブレコーダー5選

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近ごろ注目を集めるドライブレコーダーだが、最近は国内の大手メーカーからも製品が投入され、製品の選択肢が大幅に広がってきた。基本的にシンプルな機能のドライブレコーダーだが、実は細かい部分で差が出てくるのも事実。そのポイントを解説しつつ、それらのポイントを押さえた最新の5製品を紹介しよう。

ドライブレコーダー選びで押さえておきたいポイント

自動車のダッシュボードやバックミラー背面などに設置して、走行状況を動画で記録し続けるのがドライブレコーダーの基本的な機能。機能はシンプルで、どれも大差ないように思える。価格.comに寄せられるレビューや活発なクチコミを調べてみると、ユーザーが予想以上に使い勝手の差を感じていることがわかる。

LED信号のフリッカー対策
最近のドライブレコーダー選びにおける注意点のひとつに、LED光源を利用した信号の灯りがうまく録画できない機種がある、という点がある。ここ数年で急増したLED信号は、使用する交流電源の周波数に依存して短いサイクルで点滅している。この点滅する間隔と動画のフレームレートが一致してしまうとフリッカーが起こり、記録した動画を見ても信号の色がうまく映っていないということがある。これは、まさかのときの証拠となるはずのドライブレコーダーとしては致命的。なお、問題となりやすいフレームレートは、電源周波数が50Hzの東日本では25fps、60Hzの西日本では30fps、およびその倍数(たとえば60fps)となる。

高いコントラスト比に耐える光学性能
もうひとつの注意点は、ドライブレコーダーのカメラに求められるシビアな光学性能だ。ダッシュボード上は、直射日光が当たるので、白とびしないような補正機能はマストになる。また逆に、トンネルや夜間の際には、暗くて何も映らないということのないよう、レベルを上げなくてはいけない。そのため、白とびや黒つぶれを軽減する「WDR」や「HDR」といった画質調整機能を搭載したり、暗所撮影に強いF値1.8や2.0といった大口径レンズを採用しているもののほうが有利となる。

細部の情報をもれなく記録する解像度や広い範囲をカバーする画角
3つ目のポイントは記録解像度と画角だ。ドライブレコーダーには、相手のナンバーやクルマの細かな特徴を記録することが求められるので、記録動画の画面解像度が高いほうが証拠として有利。加えて、画角も、なるべく広いほうが横方向などからの動きもしっかりとらえられる。
ドライブレコーダーのカタログには、水平方向と、垂直方向、対角線という3種類の画角が載っているので、必ずチェックしよう。

なお、マストではないが、以下の機能も、何かと便利な機能となる。必要に応じて有無を確認しよう。

衝撃を感知してデータを自動保存する「Gセンサー」
Gセンサーは、衝突などの衝撃を感知して、自動で録画データを保存するというもの。実際に事故が起こった際に、貴重なデータを保存し忘れたり、上書きして消してしまうといったアクシデントを防ぐのに有効だ。

自車に位置や正確な時間情報を記録する「GPS」
位置情報を計測するGPSがついていれば、撮影した場所をあとで確認できる。また、GPSからは正確な時刻もわかるので、撮影した時間を正確に記録できる。

駐車中の記録が行える「内蔵バッテリー」
ドライブレコーダーの多くは、シガーソケットから電源供給を受けるので、基本的にクルマの電源を切れば使えなくなる。しかし、バッテリーを備えているものなら、駐車中の異変を感知して、録画を始めることもできる。

高い基本機能に加えて、運転支援機能も備える定番モデル
ケンウッド「DRV-610」

ケンウッドのドライブレコーダーで中核モデルとなるのが、この「DRV-610」だ。ボディサイズは、91(幅)×H(高さ、最高部88)×37(奥行き)mm、重量約104gのボディに画素数約340万のCMOSイメージセンサーを採用し、最高解像度2304×1296の動画撮影に対応する。画質に対するこだわりも高く、F1.8の大口径レンズと白とびや黒つぶれを防止する「WDR」機能を備えており、さまざまな撮影条件に対応する。動画のフレームレートは27.5fpsで、東日本と西日本いずれのLED信号でもフリッカーを抑えることが可能だ。動画の記録画角は水平:121°、垂直:59°、対角:141°。

このほか、Gセンサー、GPS、内蔵バッテリーのいずれも搭載。Gセンサーが動作すると衝撃を感知した前後10秒の動画を自動で保存する。内蔵バッテリーは、フル充電で約15分の動作が可能だ。なお、運転支援機能として「前方衝突警告」「車線逸脱警告」を備えているのもなかなかユニークだ。

ハードウェア自体は128GBのmicroSDXCメモリーカード(Class 10)の動作確認が取れており、データ保存用として16GBのmicroSDHCメモリーカードが同梱される。

Wi-Fi対応でスマホとの連携が容易
ユピテル「DRY-WiFiV3c」

約103(幅)×35(直径)×50(高さ、取付ブラケット装着時)mmで、約80gのボディに、約300万画素のCMOSイメージセンサーを搭載し、フルHD(1920×1080)の動画撮影に対応する。なお、本機のカメラはレンズ部分の傾きを変えることができるので、各車種に最適の構図を比較的簡単に調整できるのが特徴だ。フレームレートは30fpsまたは10fpsだが、LED信号のフリッカー対策はなされている。明暗差を補正するHDR機能も搭載。なお、画角は、記録画角は水平:100°垂直:55°、対角:120°。

本機は、GセンサーおよびGPSを搭載するが、バッテリーは搭載されていない。その代わり、本機独自のユニークな点としてWi-Fi機能を搭載している。Wi-Fiを使うことで、スマートフォンからアプリを使ってドライブレコーダーを操作したり、撮影データを手早くスマホに保存して、インターネットにアップロードすることが可能だ。

32GBのmicroSDHCメモリーカード(Class 10)まで動作し、8GBのmicroSDHCメモリーカードが同梱される。

2560×1080で記録できる
PAPAGO「GoSafe 520 GS520-16G」

約98(幅)×61(高さ)×39(厚さ)mm、重量約75mmのボディは、レンズ部分が突き出ており、小型のカメラのようだ。搭載されるセンサーは約400万画素で、なかなかの高精細。動画撮影では、横に広い2560×1080や、縦方向に余裕を持たせた2304×1296といったユニークな記録解像度に対応。なお、LED信号のフリッカー対策が行われた最新版のファームウェアがメーカーサイトで配布されているので安心だ。輝度の差を補正するHDR機能を備えるほか、暗い場所の撮影に強いF2.0のガラスレンズを備える。記録画角は、水平:120°、垂直:64°、対角:146°。

本機は、Gセンサーを搭載しており、衝撃を感知してデータの保存が行える。GPSとバッテリーは搭載されていない。運転支援機能として、「速度制限標識警告」や「出発遅延警告」、「ライト点灯忘れ警告」、「ドライバー疲労警告」を備えている。

本体は32GBのmicroSDHCメモリーカード(Class 10)まで利用対応しており、16GBのmicroSDHCメモリーカードが同梱されている。

バッテリーとGセンサーを備え、駐車監視機能を標準で利用可能
パイオニア「ND-DVR10」

本体サイズは、68.5(幅)68(高さ)×36.5(厚さ)mm、重量約104g(取り付けブラケット含む)で、約207万画素のCMOSイメージセンサーを使用。最高でフルHD(1920×1080)の動画撮影が可能だ。WDR機能を備えており、夜間やトンネルの出入り口付近でも適切な明るさで撮影が行える。動画のフレームレートも27.5fpsなので東日本と西日本のいずれの地域でもLED信号のフリッカーは起こりにくい。レンズは、F値2.0で、記録画角は水平:105° 垂直:55°対角:127°となっている。

本機は、Gセンサーに加えてバッテリーも内蔵しており、これらの組み合わせにより、駐車中でも、衝撃を感知した前後の合計約20秒間の様子を自動で保存できる「駐車監視機能」を備えている。なお、バッテリーの容量も500mAhと比較的大きめで、最大約50分間クルマの様子を録画可能だ。GPSにも対応しているが、これに加えて日本の準天頂衛星「みちびき」の位置情報も利用可能なので、より高い精度の自車位置測定が行える。

本体は32GBのmicroSDHCメモリーカード(Class 10)まで利用対応しており、32GBのmicroSDHCメモリーカードが同梱されている。

動画解像度2304×1296や、なめらかな45fpsなど多彩な撮影モードに対応
アサヒリサーチ「Driveman GP-1」

約92(幅)×61(高さ)×34(厚さ)mmで重量約100gのボディに、約300万画素のCMOSイメージセンサーを使用する。最高解像度は2304×1296だが、なめらかな動画撮影が行える45fpsのフルHD撮影や、長時間録画が可能な7.5fps で1280×720の撮影モードなど用途に応じた多彩な記録モードを備えている。また、保存ファイルの切り替えの際に生じるわずかな空白時間がほぼゼロなので、貴重な一瞬の撮り逃しを最小限に抑えることができる点もユニークだ。搭載されるレンズはF値2.0、アメリカの半導体ソリューションメーカー「アンバレラ」の画像処理チップ「A7」との組み合わせで、夜間でも見やすい画質を実現。画角は水平:114°、垂直:60°、対角:140°。

本機はGPSとGセンサーを備えている。バッテリーは内蔵していないが、同梱されるシガーソケットに差し込む「電圧監視型電源ケーブル」は、駐車録画開始15分後から、車載バッテリーが約11.8Vになるまで電源を供給できる。これによりバッテリー切れを起こすことなく駐車中の監視も長時間行える。

本体は64GBのmicroSDXCメモリーカード(Class 10)まで利用対応しており、8GBのmicroSDHCメモリーカードが同梱されている。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

製品 価格.com最安価格 備考
DRV-610 16,280 運転支援機能などを備えたドライブレコーダー
DRY-WiFiV3c 13,587 Wi-Fiに対応し、スマホとのデータ通信が行えるドライブレコーダー
GoSafe 520 GS520-16G 14,980 2560×1080など多彩な画面解像度に対応するドライブレコーダー
ND-DVR10 17,405 駐車監視機能を標準で利用可能なドライブレコーダー
DrivemanGP-1 GP-1F 22,280 動画解像度2304×1296や、なめらかな45fpsで録画が可能なドライブレコーダー
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2017.3.22 更新
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