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日産が提案する新ハイブリッドカー「ノート e-POWER」の注目度が急上昇中!

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日産「ノート e-POWER」

日産「ノート e-POWER」

発売から同時に急激な注目度上昇を見せる、日産の新提案型ハイブリッドカー

日産が2016年11月2日に発売開始した「ノート e-POWER」の注目度が急上昇している。価格.comの「自動車」カテゴリーでは、発売から2週間経たないうちに、注目ランキングで2位の座を獲得。コンパクトカーとしても、EV(電気自動車)としても、また日産の自動車としても、例のないほどの注目度の高さとなっている。

「ノート e-POWER」は、日産が提案する新たなカタチのハイブリッドカーだ。ハイブリッドとは言っても、他社の製品のように、モーターとエンジンを交互に切り替えたり、アシストするというような仕様ではなく、基本的にはEVとしてモーターで走行する。搭載されるガソリンエンジンは、基本的にモーターの充電用に搭載される「発電用」で、ガソリンエンジンによる動力での走行は行わない、というのが、このシステムの特徴だ。ご存じの通り、日産は、すでに「リーフ」でEVを実用化し、国内ではEVにもっとも力を入れているメーカーであるが、その「リーフ」で培ったモーター技術を、コンパクトカーの「ノート」に応用したという、まさに日産ならではの新しいチャレンジが詰め込まれた製品だ。

図1:「自動車」カテゴリーにおける注目ランキング上位5車種のランキング推移(過去3か月)

図1:「自動車」カテゴリーにおける注目ランキング上位5車種のランキング推移(過去3か月)

図1は、価格.comの「自動車」カテゴリーにおける、注目ランキング上位5車種のランキング推移を、「価格.comトレンドサーチ」で示したもの。これを見ると、ここ3か月ほどはほとんど顔ぶれに変化のない人気上位の製品に、11月に入ってから急激に注目度を増してきた「ノート e-POWER」が食い込み、発売から12日後の11月14日には、堂々の2位を獲得するにいたっている。ちなみに、現在ランキングの上位を占めるのは、トヨタ「ヴェルファイア」「アルファード」、日産「セレナ」といったミニバンが中心で、スバル「レヴォーグ」が唯一スポーツ系の自動車として根強い人気を維持しているものの、「ノート e-POWER」のようなコンパクトカーがランキング上位に顔を出すのは、実に珍しいと言える。ちなみに、日産のコンパクトカーでは、「ノート 2012年モデル」が44位で、EVの「リーフ」が116位となっており、単なる車種人気、EV人気というわけではないことがわかるだろう。

図2:「自動車」カテゴリーにおける、メーカー別アクセス推移(過去6か月)

図2:「自動車」カテゴリーにおける、メーカー別アクセス推移(過去6か月)

この「ノート e-POWER」の注目度アップによって、メーカーである日産の注目度もアップしている。図2は、「自動車」カテゴリーにおける、メーカー別のアクセス推移を示したものだが、これを見ると、これまで日産は、メーカー別の注目度では4〜5位というあたりでずっと推移しており、首位のトヨタはもちろん、ホンダ、スバル、マツダにも及ばないという状況だった。しかし、この8月にモデルチェンジした「セレナ」の発売でマツダを抜き、単独4位に浮上。さらに今回の「ノート e-POWER」の発売で注目度がさらに増しており、2位グループのホンダ、スバルに迫る勢いとなっている。

図3:「自動車」カテゴリーにおける、注目ランキング1-5位の車種のアクセス推移(過去3か月)

図3:「自動車」カテゴリーにおける、注目ランキング1-5位の車種のアクセス推移(過去3か月)

図4:「自動車」カテゴリーにおける、注目ランキング6-10位の車種のアクセス推移(過去3か月)

図4:「自動車」カテゴリーにおける、注目ランキング6-10位の車種のアクセス推移(過去3か月)

なお、最近の「自動車」カテゴリーの人気動向であるが、ここしばらくの間、人気ランキングの顔ぶれはほとんど変化がないという状況が続いていた。図3、図4は、「自動車」カテゴリーにおける、注目ランキング上位10車種のアクセス状況を示したものだが、ここ1か月ほどの間に注目度が上がっている車種としては、こちらの日産「ノート e-POWER」のほか、スバル「インプレッサ スポーツ 2016年モデル」(注目ランキング8位)や、「CX-5 2012年モデル」(同9位)がある。「インプレッサ スポーツ」については、来たる12月1日より販売開始される注目のスポーツカーであり、「CX-5」については、次期新モデルが先日の「ロサンゼルスモーターショー2016」で公開されたことで、それぞれ注目が集まっているものだ。ここのところ、安定感・高級感のあるミニバンが再び人気という状況が続いていたが、ここへ来て、ややスポーツ寄りの新車種の発表が相次いだこともあり、注目ランキングの上位車種にも若干の変化が見られる。上述のメーカー別アクセス推移でも、2位のホンダに、日産、スバル、マツダの3社が急激に迫りつつあり、年末から年明けにかけての動向が注目されるところだ。

新しい乗り心地にユーザー評価も良好。ネックは高い価格設定

図5:「ノート e-POWER」のユーザー評価(2016年11月24日時点)

図5:「ノート e-POWER」のユーザー評価(2016年11月24日時点)

では、その「ノート e-POWER」のユーザー評価はどのようになっているのだろう。図5は、2016年11月24日時点での「ノート e-POWER」のユーザー評価であるが、満足度は4.59と比較的高い。項目別に見ると、「エンジン性能」が5点満点であるほか、「走行性能」が4.64、「燃費」が4.57、「乗り心地」が4.30となっており、特に、エンジン周りの評価が高いことがわかる。

詳細なレビュー内容を見ていくと、本製品の最大の特徴であるモーター走行の評価がすこぶる高いことがわかる。「さすがに電気自動車、加速の力強さと滑らかさ、それと静かさは、エンジン車とは別格です」「アクアの試乗にも行きましたが、あらゆる面で(特にリニアな電気自動車ならではの加速・減速感)NOTE e-POWER >>> アクア といった感じがしました」「とにかく加速が驚くほど良いです。スカッと気持ちいい!」など、電気自動車のモーターならではの、低速域でのトルク感・加速感に対する評価が高い。また、本製品の操作系での特徴ともなっている、アクセルワーク(アクセルを離すと、減速・停止するワンペダルモードなど)についても、「急ブレーキが必要な時以外はアクセルペダルのみで走行させることができて運転がとても楽になります」「回生ブレーキといいアクセルワークは面白い。市内走行、坂道では走りやすいです」「繋ぎ目のないシームレスな超加速とアクセルワークだけで加減速から停止までできる、夢のような走行フィールに唖然としました」「特筆すべきは山道下りの運転のしやすさ。アクセルの開閉のみで充分減速できるので、カーブ手前でブレーキを踏む必要がありません」など、慣れるとかなり楽で楽しい、といった感想が多く見られる。

もちろん、基本がEVなだけに、燃費面も高評価。ただ、「通常の街中実燃費は24km/Lくらいで、高速だと20km/L弱ほどだそうです」「嫁が通勤で使用してますが、エアコン使用で22〜23km/Lを表示してるそうです」など、街中での運転で20km/L台前半、高速走行で20km/L弱といったところのようで、トヨタ「アクア」などのハイブリッド車には及ばないようだ。ただ、そのあたりは、特に気にならないとする声が多く、必要十分であると感じているユーザーが多いようだ。

逆に、評価が分かれるのは「価格」だ。4.07という評価は決して低くはないが、価格設定についての評価には厳しい意見も目立つ。「Sグレードはエアコンレスの燃費スペシャルグレードですので、Xグレードの195万円からとなります。これにオプションなどが加わるとやはり高く感じてしまいます」「やっと技術の日産らしい車が出てきたかなと思いますが、いかんせん値段が高い。250万なら納得ですが300万、昔ならスカイラインが買えた金額。みんな慣らされてますが高いですよ」など、上級グレードの「e-POWERメダリスト」の場合、乗り出し価格で300万円近くいってしまう点が、やや嫌われている。ただ、EVの「リーフ」が400万円近いことを考えれば安いという声もあり、「日常使いのコンパクトカーとしては高額ですが、優秀なシリーズハイブリッドシステムを載せている点から見れば高くはないと思います」「価格も、普通車と大きく違わないので、電気自動車にはなかなか手が出せなかったユーザーにも、選択の幅が広がるような気がします」といったように、これくらいの価格であれば、新しい価値に見合ったものだ、とする擁護の意見もあるなど、意見は分かれるところだ。

とはいえ、全体的には非常に高い評価となっており、「結論から言うと『この車はすごい!』です」「売れすぎて値引きが渋くなるのが今の最大の心配です。良いものを作りましたね、日産さん」「革新的な車です。普通のハイブリッドは、もう過去のものかもしれません。日産は、将来、世界No1の自動車メーカーになるかもしれないですね」など、本製品の革新性、新しい感覚の乗り心地に満足しているユーザーは多い。ただ、それだけに、「ノート e-POWERは新しいジャンルとして期待できる感じがします。やっぱり専用車種として出してもらいたかった。そうすれば技術の日産としてのイメージも消費者に伝わると思うしインパクトもあったと思う」というように、従来型の「ノート」に、「リーフ」のモーターを乗せるだけでなく、もっと全体的に新機軸の車種として発表してほしかった、といった声も聞かれた。

いずれにしても、本製品が新たに提案する、モーター駆動を基本とするハイブリッドシステムは、今後の日産の新たな武器となっていくかもしれない。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

製品 価格.com最安価格 備考
ノート e-POWER 2016年モデル 0 EV駆動をベースに発電用のガソリンエンジンを搭載した、新型ハイブリッドシステム搭載のコンパクトカー
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2017.2.20 更新
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