防災グッズは使わないにこしたことはないですが、せっかく買ったのだから何かしら役に立ってほしいと思ってしまう矛盾もありますよね? 今回ご紹介するのは、海水浴などのアウトドアでも活躍してくれそうな3wayテントです。
最近よく見かける、ワンタッチ式のテントです
これは「カプセルテント」。重さは2.15kgと軽量で、専用のケースが付いていて持ち運びにも便利です。この状態での直径は約65cm。
まずはどんな形なのか、広げてみましょう。
袋から出すと簡単にこの状態になります
まれに勢いよく広がることがあるので、周囲に注意してください。
次にパカッと開いて
内側に折り込まれていた壁を引き出せば…
あら不思議、簡易テントの完成です!
縦長で高さは2m15cmもあります。完成時の奥行きと幅は90cmです。
見た目は細長いテントですね。では、これがどう3wayなのか、1つずつご紹介していきます。
完全クローズ式の更衣室として使えます(撮影のため開けています)
ダブルファスナー式の入り口はご覧のように大きく開きます。外からでも中からでも開けたり閉めたりできます。先ほど書いたように高さが2m以上あるので大きな男の人でも余裕で着替えられると思います。
海水浴に行ったときなどに役に立ってくれそうです。
簡易トイレとトイレットペーパーを設置すれば!
個室トイレの完成です(※簡易トイレは別売りです)
マジックテープ式のトイレットペーパーホルダーが付いています
上下段2か所にファスナー式のメッシュの窓が付いているので、通気性も心配なし
これで暑い夏でも比較的快適に用が足せると思います
トイレがない場所でのキャンプや、災害時に役立ちそうです。
テントを横向きに置けば災害用テントの完成です!
災害時の避難場所では、プライベートな空間の確保が大事だといいますよね。これなら収納時はコンパクトになりますし、避難所に常備しておくと非常時には役に立つのではないでしょうか。
ファスナーを閉めれば、完全個室です
実際に寝てみたところ、若い頃によく利用していた繁華街のカプセルホテルを思い出します。寝るには十分の空間です。横幅は90cmあるので、子供と一緒に寝ることもできそう。
入り口の扉は3か所のマジックテープで固定できます
先ほどのトイレットペーパーホルダーが上にくるように置きましょう
カプセルテントとして使うときには、このトイレットペーパーホルダーにランタンを取り付けると夜も明るくていいかもしれないですね!
本体は軽いので、外で使う際は風に弱いかもしれません。しかしそこも考えられていて、外でも十分使えるようになっています。
下に4か所
上に4か所
ペグやロープを取り付けられる設計になっています。(縦置き横置きどちらでもOK)。
付属品のペグとロープ
ペグは8本、長さ調節可能なロープが4本付いています。
ペグでテントを固定できます
外で使うときは風で飛ばされないよう必ずペグを打ちましょう! 強風の日にはさらに4本のロープを使って固定するといいと思います。
自在金具付き
自在金具は金属素材ではありません…が使いやすかったです。これで簡単にロープをピンと張ることができますよ。
ただ残念ながら防水仕様ではないので、雨の日の使用はおすすめしません。
著者は何個かワンタッチテントを持っているのですが、このカプセルテントは通常のワンタッチテントより収納には少々慣れが必要に感じました(縦長の形状のためでしょうか)。実際に使う前に十分練習したほうがよいと思います。
いかがでしたか? 防水ではないので野外の宿泊をともなうテントキャンプなどにはおすすめできませんが、災害時以外にも普通にレジャーに使えるのではないかと思いました。著者は今年の夏、海水浴場に更衣室兼日よけとして持っていく予定です!
◆こちらの記事もおすすめ
⇒ 【防災の日】いざというときのために! きっと役立つ防災グッズ25選