皆さまはどんなタイミングでコーヒーをお飲みになりますか? 自分はまさにこの原稿を書いているときなど、仕事の合間に飲むことが多いです。ということで、趣味を実益にしてしまう食べ比べシリーズ、今回は人気ショップ「カルディコーヒーファーム」の人気コーヒー豆7種類を飲み比べてみたいと思います。50種類近くあっていつも悩むので、この際まとめて飲んでみて味の違いをわかっておきたいという思いもありまして…。最初にいっておきますと、画像がほぼ黒で間違い探しみたいになってしまっておりますが、ご了承くださいませ!
カルディコーヒーの中で、人気が高い7種類をセレクトしましたよ
コーヒーをはじめ輸入食品を取り扱う「カルディコーヒーファーム」。皆さまもご利用したことがあるかと思われます。ここって店舗に行くとコーヒーを小さな紙カップで試飲させてくれるじゃないですか。それも楽しみになっていますよね。筆者宅近所にもショップがあるのですが、今回はカルディのオンラインショップを利用してコーヒー豆を購入してみました。というのもオンラインショップ限定の豆を購入してみたかったからです。
今回は豆を購入しました
それを電動のコーヒーミルで挽(ひ)いてドリップしていきます
今回購入したのはブレンド3種類、ストレート4種類です。オンラインショップでも4種類の挽き方を選択して注文できるのですが、今回は豆で購入しました。豆から挽(ひ)いて飲むコーヒーのフレッシュさっていいですよね。それでは7種類のコーヒーをご紹介していきますよ。販売価格はオンラインショップのものを使っています。
店頭で飲ませてくれるコーヒーはこれなんです
まずはおなじみの「マイルドカルディ」から。カルディコーヒーオリジナルブレンドのコーヒー。お店に行くと飲ませてくれるアレです!! お店によっては甘すぎるときもあるのですが、安価で飲みやすいコーヒーですよね。豆のローストは浅めで味のバランスがいいのも特徴です。豆から挽いた直後にドリップしても本当に飲みやすいですね。個人的にはミルクを入れて飲むのが好きです。
酸味や苦み、コクのバランスが平均的で飲みやすく、ミルクや砂糖を入れて飲むのもおすすめです
産地:ブラジル、コロンビアほか
苦み、酸味:ちょうどいい
コク:ちょうどいい
おすすめポイント:安くて飲みやすい
マイルドよりもかなり黒い豆です
マイルドカルディよりも深いコクが欲しいならこちらです。飲んだときの口に残る苦みが効いています。とはいえストレートに比べると飲みやすく、味が濃い分、アイスコーヒーにしてもおすすめですね。ローストは深炒りで豆もかなり黒いです。寝起きの一杯におすすめできるブレンドかと。ブラックで飲むのが好みですが、アイスにしたらミルクをたっぷり入れて飲みたいです。
最初の飲んだときのコクの深さに驚きますが、とても飲みやすいです
産地:ブラジル、コロンビアほか
苦み、酸味:かなり苦い
コク:かなりコクがある
おすすめポイント:アイスでもいけます
「コーヒーの王様」と称されるブルーマウンテンをブレンド
お値段高めでちょっと手を出しづらいのですが、こういうときじゃないと挑戦できない! とのことで憧れのブルーマウンテンブレンドです。ブルーマウンテンエリアで栽培されたコーヒーだけが名乗ることを許される、優雅な香りと甘みのある味わいが特徴の豆です。結論からいうと、とてもおいしかったです。パッケージには酸味より苦みがやや強いとありましたが、ほんのりと口に残る酸味とスッキリとした味わいが心地よいですね。いつかはストレートのブルーマウンテンを飲んでみたいものです。
産地:コロンビア、ジャマイカ、ブラジルほか
苦み、酸味:やや苦み
コク:バランス
おすすめポイント:スッキリとした味わい
豆の時点ですでに濃い香りがします
ここからはストレートです。個性が強く味も際立つコーヒーです。まずはマンデリンフレンチ。最初のひと口からガツンとくる苦みです。これは食後のコーヒー向きですな。そして香りがすごい。鼻奥を刺激する強烈な香りで、豆の時点ですでに濃い香りがします。味わいも深く、よくいうとコーヒー好きを刺激する香りと深みで、悪くいうと胃がキュっとなるような感じですね。
飲んだ後の余韻もすごいです。この価格で満足できる味わいですよ
産地:インドネシア
苦み、酸味:かなり苦み
コク:深いコク
おすすめポイント:ガツンとくる衝撃
豆が黄色い!
今回はあまり個人で飲んだことのないものを注文してみようと思い購入したのが、このカナリオです。写真だとちょっとわかりづらくて申し訳ないのですが、豆が茶色というより黄色いんですよね。香りも独特です。ただ、予想以上のスッキリした味わいとあっさりして飲みやすい感じがおすすめです。濃いコーヒーが好きな方にはちょっと物足りなさもありますが、毎日飲めるコーヒーですね。
あっさりして飲みやすい味です
産地:ブラジル
苦み、酸味:やや酸味
コク:浅煎りのあっさり感
おすすめポイント:スッキリクリアな味わい
アフリカ大陸最高峰キリマンジャロのふもと育てられた豆
今回セレクトした7種類の中で最も酸味の強いコーヒーです。もう飲んだ直後から酸味が口の中にじわーっときます。でもこれクセになりますよね。甘いお菓子を食べた後に飲むと口の中でバランスが取れていいですよ。とはいえコクも程よく、浅煎りの豆なので、口当たりもよく、酸味好きなら絶対ハマるコーヒーです。正直酸味が強いのは苦手だったのですが、これなら飲み続けられますね。
甘酸っぱい酸味が口の中にいつまでも残る感じでおいしいです
産地:タンザニア
苦み、酸味:かなり酸味
コク:程よくバランス
おすすめポイント:甘酸っぱい味わい
パプアニューギニアで屈指のコーヒー農園から届きました
最後はオンラインショップ限定の豆です。個人的に一番興味のあった豆なのですが、これがストレートなのにブレンドしたかのようなバランスのある味で、とてもおいしかったです。香りもよくやや酸味もありコクも深い味わいなのですが、食事にもお菓子にも合うと思いました。バロイダ農園という特定の農園の豆を使っているとのことですが、豆をよく見ると結構大きさもまばらで、これが多彩な味を生んでいる原因かもしれませんね。
仕事の合間に飲むにも最適なちょっと酸味のあるコーヒーです
産地:パプアニューギニア
苦み、酸味:ちょっと酸味
コク:かなりコク深い
おすすめポイント:酸味を効かせたコクのある味
7種類を飲み比べてみて、豆によって本当に全然違うことを再認識しました。まとめとして分布表を作ってみたので、みなさんの豆選びの参考になれば幸いです。
ということで、最近は毎日仕事の合間にカルディコーヒーを楽しんでおります。お高いコーヒー豆もいいのですが、手軽に買えて種類も豊富なカルディも十分楽しめますよ。個人的には「ブルーマウンテンブレンド」と「パプアニューギニア」がおすすめです。