松田さんのコラボカップ麺チェック
“ラーメン大好き松田”さんのコラボカップ麺チェック! 鳴龍編

「マツコの知らない世界」でも話題の担担麺、ミシュラン一つ星「鳴龍」の味を攻略する

2017年5月16日放送「マツコの知らない世界」(TBS系列)の担担麺特集で紹介され、実食したマツコ・デラックスさんが「いや、初めてだわ」と感心することしきりだったのが、大塚にある「創作麺工房 鳴龍(なきりゅう)」の担担麺。テレビを観て、気になっていた方もいるのでは?

今回、ミシュランガイド東京2017で「一つ星」を獲得した同店の味を確かめ、日清食品から発売された「有名店シリーズ 鳴龍 担担麺」と食べ比べて、再現度をチェックします。今、もっとも注目すべき担担麺の味とは? マツコさんの真意を、さまざまな角度から探ってみましょう。

日清食品から発売された「有名店シリーズ 鳴龍 担担麺」。人気ラーメン店が監修したカップ麺「有名店シリーズ」の最新版です。今回は、お店のトッピングと同様にパクチーも用意しました

マツコ・デラックスさん「いや、初めてだわ」の言葉がすべて

美味しい飲食店やレストランを紹介するガイドブックとして知られる「ミシュランガイド」。最新版の「ミシュランガイド東京2017」では、巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦(つた)」に続いて、大塚の「創作麺工房 鳴龍」がラーメン店として史上2店目となる 「一つ星」を獲得しました。われわれラーメンファンにとって、何と、誉れ(ほまれ)高きお店でありましょうか。

そんな一流店のコラボカップ麺が日清食品から登場したので、食べ比べてみない手はありません。前述のように、「マツコの知らない世界」でマツコさんが絶賛していただけに期待が高まりますが、何せミシュラン掲載店なので、行列は必至。今回は11時30分の開店よりも1時間早い、10時30分にお店にうかがいましたが、すでに10人ほどの行列が! しかも、そのうち半分以上が外国人のお客さんだったので、これもミシュラン掲載効果なのかと驚きました。

JR山手線「大塚」駅南口より徒歩数分のところにある「創作麺工房 鳴龍」。10時30分にはすでに10人ほどの行列ができており、11時30分の開店時には、何と、列は50名まで伸びていました

行列に1時間並んだ後、ついに11時30分に鳴龍がオープン。店内は、10名が入れるカウンター席のみ。カフェのような雰囲気で、リラックスできるBGMが流れています。とてもラーメン店とは思えません

卓上には、黒胡椒の入ったペッパーミルと、花椒の入った容器が置いてあります。担担麺好きにとって、花椒がかけ放題なのはうれしいポイント

ついにやってきました、美しい輝きを放つ担担麺(850円)!さらに今回は、パクチー盛(100円)も注文。さぁ、どうなるか?

具材の中心は、肉ミンチとネギ。他店の担担麺の中では、肉ミンチをしっかりと味付けするケースもありますが、鳴龍はあっさり味。自己主張しない程度に、肉の味がしっかり楽しめます。とても上品です

麺は、まるで豚骨ラーメンのような細麺。実際に、豚骨ラーメンのシステムと同様に、替え玉(100円)もありました。えぇ、もちろん筆者は替え玉を注文しましたよ

マツコさんが「初めてだわ」と言った意味がすぐわかりました。鳴龍のスープは、鳥、牛骨、野菜、牡蠣など13種からダシをとったスープをベースに、黒酢とリンゴ酢を使ったさわやかな酸味が主張します。ひと口食べて、「これはまるで、黒酢入り酸辣湯ではないか!」とビビッときました。確かに、レンゲでひと混ぜすると、黒酢で仕上げた酸辣湯スープのような黒っぽいスープが確認でき、すっぱい香りがふわぁ〜と漂います。

これに、胡麻の甘味と深いコクがからむんです。美味しくないわけ、新しくないわけがありません。酸味を繰り返し飲むと、酸っぱ辛さがクセになります。辛さはほどよく、「担担麺は辛くて苦手だ」と遠慮しがちな方でも、安心して食べられるレベル。刺激は少なめですが、スパイシーさを増したいのであれば、卓上の花椒をふりかけるといいかも。

替え玉をスープに入れたと同時に、パクチーをどっさり投入!

替え玉をスープに入れたと同時に、パクチーをどっさり投入!

パクチーと酸味のあるスープの相性は抜群で、アジアンテイストが楽しめます

パクチーと酸味のあるスープの相性は抜群で、アジアンテイストが楽しめます

さらに、「マツコの知らない世界」で、お店のおすすめとして紹介されていたパクチートッピングにも挑戦。パクチーが苦手なマツコさんは番組内で、「ないほうがいい」「もう、(パクチーを入れる前の)あれには戻れないのね」と嘆いていましたが……パクチー好きの筆者にはドンピシャ!

というのも、黒酢の酸味とパクチーの組み合わせは、もはや担担麺という枠を超えた旨さ。酸っぱ辛さとパクチーによって、“アジアンテイスト”が全開。最上級の担担麺なのに、パクチー入れると、もはや担担麺では表現しきれない旨さになるという、食べていて何なのか、よくわからなくなってくる衝撃です。箸を持つ手が止まらず、マツコさんの「いや、初めてだわ」のひと言に、すべてが凝縮されているのだなぁと実感しました。

“あの酸味”はどこへ行った?

“ミシュラン一つ星”の担担麺を堪能した後は、日清食品から発売されたカップ麺「有名店シリーズ 鳴龍 担担麺」を食べて、お店の味をどこまで再現しているのか、チェックしてみます。コラボカップ麺シリーズとして、いつも安定したクオリティを提供してくれる「有名店シリーズ」だけに、いやが上にも期待が高まります。はたして、どうなのか。

パッケージに記載された「ミシュランガイド東京2017」の表記もまぶしい「有名店シリーズ 鳴龍 担担麺」。パッケージ正面やフタには、鳴龍で実際に食べてきた担担麺の写真も描かれています

フタの上には、唐辛子の辛みを効かせた特製油がありました。仕上げに入れるタイプで、実際に味見してみましたが、それほど辛くはないようです

フタを開けると、お店の担担麺と同様に肉ミンチとネギが入っていました。見た目の再現度は、この時点でかなり高いです

お湯を入れて4分。仕上げに特製油をかけて、鳴龍のコラボカップ麺が完成です!

お湯を入れて4分。仕上げに特製油をかけて、鳴龍のコラボカップ麺が完成です!

麺もお店と同様に、豚骨ラーメンを彷彿とさせる細麺タイプです

麺もお店と同様に、豚骨ラーメンを彷彿とさせる細麺タイプです

スープをかき混ぜてみましたが、お店と異なり、黒っぽくはありません。見た目、味ともに、黒酢の風味に欠けていたのが残念なところ

スープはかなり美味しいです。胡麻の甘みや風味がしっかりとしていて、かなりハイレベルな担担麺カップ麺に仕上がっています。具材として入っている、“謎肉”のような肉ミンチは、噛むとやわらかく、上品な肉の味を楽しめます。後入れの特製油は、さわやかな辛さでほどよく、とてもバランスがいいです。

ただし、お店の担担麺ほど、酸味が強くありません。美味しい担担麺カップ麺であるのは間違いありませんが、お店の担担麺とベクトルが違うように感じたので、少々、とまどってしまったのも事実。“こちらのカップ麺に、黒酢などの酸味を加えた味”をイメージしていただければ、お店の味に近いかと思います。

お店と同様に、パクチートッピングに挑戦!

お店と同様に、パクチートッピングに挑戦!

細麺やパクチートッピングの姿はお店そっくりですが……

細麺やパクチートッピングの姿はお店そっくりですが……

お店で頼んだのと同様に、麺が見えなくなるほどパクチーを投入してみました。お店の担担麺では、酸っぱ辛さとパクチーの香りによって、“アジアンテイスト”が全開でしたが、酸味のひかえめなカップ麺では、パクチーの味が主張しすぎて、残念ながら、相性抜群とまでは言えませんでした。酸味さえ、もう少し強ければ……。

お店の担担麺とベクトルが異なるものの、担担麺カップ麺として、かなりハイレベルなクオリティな一杯でした。担担麺や麻婆豆腐など、四川料理に目がない筆者も美味しくいただいたほど

総じて、上品な担担麺カップ麺でしたが、胡麻の旨味を中心にアレンジしてしまったのが残念。おそらく、酸辣湯のように酸味が強ければ、お店にグンと近づいたし、パクチーとの相性も抜群だったはず。

さらに、お店の担担麺はさすがミシュラン掲載店だけあって、一見さっぱりなスープの中にも複雑な旨味がからみ、マツコさんが「初めてだわ」と感服したほど唯一無二の味でしたが、カップ麺では、シンプルな担担麺にまとまってしまったようです。幅広く食べやすいようにアレンジするより、もう少し冒険してもらいたかったというのが、正直な感想。次回作にぜひ期待したいところ!

松田真理(編集部)

松田真理(編集部)

デジタル製品全般からホビーやカップ麺・スナック菓子まで、オールジャンルをカバーする編集部員。大のプロレス好き。読み方は、まつだ・しんり。

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