キリンビールは、新ジャンル飲料において12年連続売上No.1の「キリン のどごし<生>」ブランドから、アルコール度数7%の力強い飲みごたえが楽しめる「キリン のどごし STRONG」を、2018年1月23日より発売する。
市場想定価格は、350ml缶が145円前後(税込)、500ml缶が203円前後(税込)。
黒ビールではないが、力強い味覚を感じさせるブラックをパッケージに採用した「キリン のどごし STRONG」
酒類市場はいま、消費者のコストパフォーマンス意識の高まりを背景に、高アルコール飲料カテゴリーが伸長している。
特に、栓を開けてそのまま飲める、度数7〜9%のアルコール飲料「高アルコール系RTD」は、2013年から毎年2ケタ増の成長を続けている
そんな中、キリンビールいわく、「“飲んだ”という満足感が得られるビール」「しっかり酔えるビール」を求めるビール好きユーザーが年々増加しており、また、「アルコール度数の高い商品でも味には妥協したくない」というユーザーも増えているそう。
このようなニーズに注目し、アルコール度数を7%に高めて“飲みごたえ”を実現したのが、「キリン のどごし STRONG」だ。
「キリン のどごし」の高アルコールタイプは初
「キリン のどごし STRONG」は、高アルコールになっただけではない。高発酵技術でキレを高めて後味をスッキリさせ、さらに発酵により生まれる香りを複数のアロマホップの香りと調和させて飲みやすい香味に仕上げている。
7%の高アルコールな新ジャンル飲料として先行しているのが、サントリーの「頂(いただき)」だ。この製品も「飲みごたえ」を推しているため、両者を飲み比べてみた。
左が「キリン のどごし STRONG」で、右がサントリー「頂」。液体の色の違いはさほどなさそうだ
両者ともに、「高アルコール」「高発酵」をうたっているが、味わいがまったく異なっていた。サントリー「頂」は、旨み成分が多い「旨味麦芽」をはじめとした麦芽をふんだんに使っているため、飲みごたえと力強いコクが印象的だ。つまり“ビール味”が濃いめ。
いっぽう、「キリン のどごし STRONG」は、「頂」と同じようにノドにグッとくる力強い飲みごたえはありながら、キレのある後味を実現していた。アルコール度数は高いものの、とてもスッキリとした味わいだ。
力強いコクが持ち味の「頂」と、キレのある味わいの「キリン のどごし STRONG」。ビール好きのユーザーの中でも、両者のどちらが好みかは真っ二つに分かれるだろう。
「キリン のどごし<生>」ブランドの4製品。今回加わった「キリン のどごし STRONG」のほか、糖質とプリン体ゼロの機能系タイプ「キリン のどごし ZERO」や、麦100%の発泡酒タイプ「キリン のどごし スペシャルタイム」がそろう
月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。