サントリー「パーフェクトサントリービール」にエールビールが登場。通常版と飲み比べてみました
サントリー「パーフェクトサントリービール」から、2024年5月に新フレーバー「パーフェクトサントリービール〈エールビール〉」が数量限定で登場しました。本作は、糖質ゼロ(※1)という「パーフェクトサントリービール」シリーズの大きな特徴を受け継ぎながら、エールビールらしい味わいが実現されているとのこと。そこで、2本を飲み比べて味の違いを確かめてみました。
※1:食品表示基準に基づき、100mLあたり0.5g未満を「糖質ゼロ」としています
サントリー「パーフェクトサントリービール」(通称PSB)は、ビールならではの力強い飲み応えと糖質ゼロによる爽快な後味が楽しめるラガービールです。サントリーが開発した、麦芽の糖質をうまさに変えるPSB独自技術によって作られています。サントリーこだわりの「ダイヤモンド麦芽」と天然水、アロマホップを使用し、同社のプレミアムビール「ザ・プレミアム・モルツ」にも使われている「トリプルデコクション」製法で麦汁を煮出すなど、素材と製法にもこだわりが凝縮されています。
サントリー「パーフェクトサントリービール」は2023年11月にリニューアル。「ダイヤモンド麦芽」の旨味がさらに引き出されました
糖質ゼロのビールが登場した背景には、近年、健康法のひとつとして定着した糖質制限があります。糖質を気にする人が増えたことで、各メーカーから糖質オフ食品が次々と登場しました。その波はビール業界にも及び、糖質オフや糖質ゼロのビールが増加しているのです。
そして、今回発売された「パーフェクトサントリービール〈エールビール〉」は、ダイヤモンド麦芽を一部使用することで、飲み応えがありつつも、爽やかな香り立ちとフルーティーな香りの余韻が楽しめます。もちろん糖質ゼロ。
爽やかな青のグラデーションがエールビールらしいデザイン
ビールの製造工程のひとつが発酵。ラガービールとエールビールは発酵に違いがあります
そもそもビールにはたくさんの種類があります。主な分類の仕方は、原料、発酵の仕方、熱処理の有無などですが、特に発酵の仕方によって区別されるのが、ラガービールとエールビールです。ビールの発酵には下面発酵と上面発酵があり、下面発酵したものはラガービール、上面発酵したものはエールビールと呼ばれます。ラガービールはすっきりとした味とキレのよさ、エールビールは華やかでフルーティーな香りが大きな特徴です。
「パーフェクトサントリービール」シリーズ2本を飲み比べて味をチェックします! ラガービールとエールビールなので、味わいはもちろん香りも大きく違うはず。ちなみに、2本飲んでもどこか安心感があるのは、糖質ゼロビールならではですね!
「パーフェクトトリービール〈エールビール〉」は数量限定。お早めに!
泡立ちや香りは一般的なビールとほぼ変わらず
まずは「パーフェクトサントリービール」。キレのいい爽快感があるのはラガービールならでは。ファーストタッチでは麦芽のコクが濃密に味わえて飲み応えもあります。飲みやすさもあって、気軽に飲める味わいに仕上がっています。
エールビールならではの華やかな香りが立ち上がります
「パーフェクトサントリービール〈エールビール〉」は、フルーティーな香りが鼻腔をくすぐり、期待値が高まります。口に含んでも華やかで繊細な味わいが楽しめて、もちろん麦芽のコクもしっかりと味わえます。香り高い分、後味も軽く感じるので、スイスイと飲めるのが魅力というか、やや危険なところというか……(笑)。味わいの特徴のせいもありますが、暑い日に飲みたいビールだと感じました。
糖質が気になって存分にビールを楽しめないという人をメインターゲットとして開発されたに違いない「パーフェクトサントリービール」。ビール単体としての完成度も高く、ちゃんと満足できる味わいでした。「パーフェクトサントリービール〈エールビール〉」は、エールビールならではのフルーティーな香りと軽快な飲み心地で、より飲みやすくなっています。
1日の締めに飲むなら、罪悪感少なめでゴクゴクいける通常の「パーフェクトサントリービール」がおすすめだと感じました。そして、特に汗をたっぷりかいた暑い日の終わりには、今回発売した「パーフェクトサントリービール〈エールビール〉」をどうぞ!