コカ・コーラシステムは、「コカ・コーラ」ブランド初となるエナジードリンク「コカ・コーラ エナジー」を、2019年7月1日から発売します。
また、ライムの爽やかな香りが引き立つ透明炭酸飲料「コカ・コーラ クリア」を2019年6月10日から発売。さらに、「コカ・コーラ」と「コカ・コーラ ゼロ」の新パッケージ版を2019年6月17日から期間限定発売します。
「コカ・コーラ エナジー」の250ml缶。メーカー希望小売価格は190円(税別)。なお、自動販売機限定で190ml缶も発売。メーカー希望小売価格は148円(税別)。ちなみに同社は以前、カフェインやアルギニンに加え、BCAAやリボースを配合するベリー風味の「バーン エナジードリンク」を販売していた
「コカ・コーラ エナジー」は、カフェイン、ガラナエキス、ビタミンB6、ナイアシンなどを配合するエナジードリンク。「コカ・コーラ」ならではのおいしさと爽快さはそのままに、エナジードリンクならではの刺激的な味わいを楽しめると言います。
まずは、「コカ・コーラ エナジー」の栄養成分をチェックしましょう。ここでは、エナジードリンクの2大ブランド「レッドブル」および「モンスター」と比較してみました。
各パッケージに書かれた栄養成分表示をまとめたもの
成分表を見る限り、「コカ・コーラ エナジー」はほかの2品に比べて、どの項目も値が低く、身体にやさしい設計。医薬品成分「タウリン」の代替成分として使われているアミノ酸「アルギニン」も、配合されていません。この3品の中では、「モンスター エナジー」が一番栄養価が高いと言えるでしょう。
中身の色は、薄い茶色
飲み口ですが、口の中に入れた瞬間や、舌に触れて味わいが広がった瞬間は、炭酸弱めの「コカ・コーラ」という印象。もちろんサントリーの「ペプシコーラ」より甘さは控えめでドライな口当たりです。ひとつ「コカ・コーラ」と異なる点は後味。原材料として「ガラナエキスパウダー」が使用されていますが、その「ガラナ」の風味が飲み込んだあと口の中に広がりました。
パッケージの栄養成分表示。なお同社は、「コカ・コーラ エナジー」を主に18歳から35歳の若者を対象とした飲料として販売を行っていく予定です
パッケージは、ウェーブを全体に配したユニークなデザインを採用
プルタブ周りは、缶には珍しいレッドを使用
もうひとつの新製品は、ライムの爽やかな香りとスッキリとした後味が特徴の透明炭酸飲料「コカ・コーラ クリアライム」。500mlペットボトルのメーカー希望小売価格は140円(税別)。
「コカ・コーラ クリアライム」
「コカ・コーラ クリアライム」は、2018年に発売されたレモンフレーバーの「コカ・コーラ クリア」に続く透明炭酸飲料第2弾。前作よりさらなる爽快感を実現するために、ライムフレーバーを新たに採用しています。
「コカ・コーラ」と「コカ・コーラ ゼロ」には、期間限定で「コールドサインデザイン」をパッケージに採用。ラベルのイラストには「示温インク」を使用しており、冷やすと氷のイラストの色が変わり、見た目がより涼しくなります。冷えていることがわかる指標としても便利ですね。
左が冷えていない「コカ・コーラ」で、右が冷えた「コカ・コーラ」
月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。