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2015クリスマス商戦。人気のゲームは、3DS「モンハンクロス」、PS4「スター・ウォーズ」「Fallout 4」、WiiU「スプラトゥーン」

3DS用ゲーム「モンスターハンタークロス」(カプコン)

3DS用ゲーム「モンスターハンタークロス」(カプコン)

クリスマス商戦まっただ中の現在、2015年のゲーム市場はどうなっているのだろうか。「価格.comトレンドサーチ」で、この冬のゲーム市場の状況を見てみよう。

ゲーム機本体では「PS4」「ニンテンドー3DS LL」を中心に、「Wii U」のセットモデルが追い上げる展開

図1:「ゲーム機」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス推移(過去3か月)

図1:「ゲーム機」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス推移(過去3か月)

図2:「ゲーム機」カテゴリーにおける人気5製品の売れ筋ランキング推移(過去3か月)

図2:「ゲーム機」カテゴリーにおける人気5製品の売れ筋ランキング推移(過去3か月)

まず、ゲーム機本体であるが、図1に示したようにソニーの「PS4」を中心に動いている状況が長く続いており、クリスマス商戦でもその傾向は変わっていない。ただし、ここへ来て携帯ゲーム機である、任天堂「New ニンテンドー3DS LL」の人気がグンと高まってきており、12月上旬には一時「PS4」の人気を上回る瞬間もあった。これについては後述する、カプコン「モンスターハンタークロス」発売の影響が大きい。また、同様に任天堂の「Wii U スプラトゥーンセット」もクリスマスシーズンが本格化した12月中旬以降にグンとアクセスを伸ばしており、12月24日現在の「ゲーム機」カテゴリーの売れ筋ランキングでは、「PS4」や「New ニンテンドー3DS LL」を抜いて堂々の1位の座に輝いている(図2)。大量のCM投下の影響もありそうだが、やはりこの時期のプレゼント需要としては、手堅いセット商品と言えそうだ。

図3:「ゲーム機」カテゴリーにおける人気5製品の最安価格推移(過去3か月)

図3:「ゲーム機」カテゴリーにおける人気5製品の最安価格推移(過去3か月)

なお、これらのゲーム機(セット商品を含む)がどれくらいの価格で販売されているかを示したのが図3だ。意外なことに、ハッキリと2つの価格帯に分かれているのがわかる。上の35,000〜37,000円くらいの最安価格ゾーンに含まれるのが、「PS4(CUH-1200AB)」「Wii U スプラトゥーンセット」「Wii U スーパーマリオメーカーセット」の3つ。メーカー希望小売価格では、「PS4」が34,980円(税別)、「Wii U」のセットモデル2製品がそれぞれ34,000円、33,000円(いずれも税別)なので、ほぼ値下がりはなく定価ベースでの販売となっている。

いっぽう、下の18,000円台の最安価格ゾーンには、「New ニンテンドー3DS LL」と、ソニー「PlayStation Vita(Wi-Fiモデル PCH-2000シリーズ)」が含まれるが、こちらも価格差はほとんどなく、ガチンコ勝負と言える状態だ。なお、こちらもメーカー希望小売価格との格差はほとんどなく、ほぼ定価ベースでの販売となっている。

これら任天堂のセット商品の人気もあって、ソニーと任天堂のアクセス数ベースでの差は現状ほとんどなくなってきている(図4)。1年を通じて比較的大きな差が開いていた2社であるが、クリスマス商戦について見れば、パーティーや子ども受けするタイトルをそろえた任天堂の底力が現れた形で、両者互角の戦いをしていると言えそうだ。

図4:「ゲーム機」カテゴリーにおける、ソニーと任天堂のアクセス数推移(過去3か月)

図4:「ゲーム機」カテゴリーにおける、ソニーと任天堂のアクセス数推移(過去3か月)

ゲームソフト、PS4では「Fallout 4」「スター・ウォーズ バトルフロント」などのハード系タイトルが人気

図5:「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーにおける人気5製品の売れ筋ランキング推移(過去3か月)

図6:「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移(過去3か月)

図6:「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移(過去3か月)

次に、ゲームソフトの売れ筋製品を見てみよう。まずは、据え置き型ゲーム機の「PS4」であるが、図5で示した2015年12月24日現在の売れ筋ランキングでは、1位がベセスダのRPG「Fallout 4」(12/17発売)、2位がスパイク・チュンソフトのRPG「イグジストアーカイヴ」(12/17発売)、3位がエレクトロニック・アーツのシューティングゲーム「スター・ウォーズ バトルフロント」(11/19発売)となっている。ただ、ランキングの推移を見るとわかるように、全体的に大きな人気となっているのは、ベセスダ「Fallout 4」と、エレクトロニック・アーツ「スター・ウォーズ バトルフロント」というところで、そのほかの3製品は、発売日に合わせて急激に売れてきたという感じが強い。

図6のアクセス推移で見るとよりわかりやすいが、シーズン全体で見ると「スター・ウォーズ バトルフロント」の人気がいちばん高く、次いで、12月10日の発売日に合わせて瞬間的な人気となった5pb.のアドベンチャーゲーム「シュタインズ・ゲート ゼロ」が大きなアクセスの山を作っている。現状1位の「Fallout 4」に関しては、じわじわと人気を高めてきており、発売後も好調に推移している。現状2位の「イグジストアーカイヴ」は、唯一のダークホース的存在だが、国産の正統派RPGということで「PS Vita」版も人気になってきており、息の長いタイトルになることも予想される。

今年年末のPS4のタイトルは、全般的には映画やアニメとのコラボ作品が多く、それらが順当にヒットしているという感じを受ける。9月に値下げされた「PS4」本体の影響もあって、爆発的ヒットタイトルはないものの、全体としてよく動いているという印象だ。

ゲームソフト、3DSでは「モンスターハンタークロス」がダントツ人気に

図7:「ニンテンドー3DS ソフト」カテゴリーにおける人気5製品の売れ筋ランキング推移(過去3か月)

図7:「ニンテンドー3DS ソフト」カテゴリーにおける人気5製品の売れ筋ランキング推移(過去3か月)

図8:「ニンテンドー3DS ソフト」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移(過去3か月)

図8:「ニンテンドー3DS ソフト」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移(過去3か月)

次は、携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」用ソフトの売れ筋製品を見てみよう。図7の売れ筋ランキングを見るとわかるように、カプコンの人気アクションゲーム「モンスターハンタークロス」(11/28発売)がほぼずっと首位を独走している。2位以下は混戦模様だが、2015年12月24日時点では、2位が任天堂のリズムゲーム「リズム天国 ザ・ベスト+」(6/11発売)、3位がバンダイナムコエンターテインメントの「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ2」(11/5発売)となっている。現在4位につけているmixiの「モンスターストライク」(12/17発売)も注目だ。今年スマホで大ブレイクしたタイトルの3DS版となるだけに、今後どこまで人気を集めるか注目したい。

このように、「ニンテンドー3DS」用ゲームは、新旧タイトルが入り交じる展開となっているが、この時期は何と言ってもカプコン「モンスターハンタークロス」の人気がダントツとなっている。図8は、人気5タイトルのアクセス推移を示したものだが、「モンスターハンタークロス」の注目度は、他タイトルの比ではなく、まさにケタ違いの強さだ。ここ数年、毎年年末になると新タイトルを市場に投入しているモンハンシリーズだが、今年の「モンスターハンタークロス」は比較的ユーザーからの評判も高く、その強さをまざまざよ見せつける形となった。

Wii Uは「スプラトゥーン」「スーパーマリオメーカー」でこの時期再人気。PS Vitaはヒットタイトル不足な雰囲気

図9:「Wii U ソフト」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移(過去3か月)

図9:「Wii U ソフト」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移(過去3か月)

それ以外のゲーム機のタイトルでは、まず任天堂の「Wii U」が、異例の人気を博していることがあげられる。据え置き型ゲーム機では、ライバルの「PS4」に年間を通じて大きな差をつけられていた「Wii U」だが、この時期、人気タイトルの「スプラトゥーン」(5/28発売)と「スーパーマリオメーカー」(9/10発売)が、大量のCM投下などの影響もあって再度人気となり、セットモデルも好調に推移している(図9)。どちらもクリスマス商戦を狙ったタイトルではないが、大人数で遊ぶのに適したゲーム性が、この時期特有のパーティー需要や、子どものプレゼント需要に合致したものといえるだろう。なお、「Wii U スプラトゥーンセット」は、12月24日現在、価格.com上のすべての店舗で売り切れとなっているほどの人気だ。

図10:「PlayStation Vita ソフト」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移(過去3か月)

図10:「PlayStation Vita ソフト」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移(過去3か月)

最後にソニーの携帯ゲーム機「PlayStation Vita」のソフトについて見てみよう。図10を見ると、PS Vita用のソフトについては、かなり低空飛行が続いており、今ひとつ人気タイトルに恵まれていない状況が見て取れる。比較的安定した人気を見せているのが、今年3月に発売された「Minecraft: PlayStation Vita Edition」という状況で、クリスマス商戦向けのタイトルも今ひとつパッとした印象がない状況だ。そんな中で唯一伸びているのが、バンダイナムコエンターテインメントのバトルアクションゲーム「機動戦士ガンダム EXTREME VS-FORCE」(12/23発売)で、急激に人気を伸ばしている。ただ、本体トルもクリスマス商戦向けのタイトルとしては、ギリギリのタイミングの発売となってしまったことで、PS Vita事態はやや盛り上がりにかける展開となってしまった感が強い。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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