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初代の発売から1年、新型「PSVR」が発売開始! 今度は買いやすくなった?

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初代「PSVR」よりも供給数は多め? 当日に買えたという声も

SIE「PlayStation VR PlayStation Camera同梱版」

SIE「PlayStation VR PlayStation Camera同梱版」

2017年10月14日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(以下、SIE)より、新型「PlayStation VR」(型番「CUH-ZVR2」)とVRカメラを同梱にした「PlayStation VR PlayStation Camera同梱版」(型番「CUHJ-16003」。以下、新型「PSVR」)が発売された。初代「PlayStation VR」(以下、PSVR)の発売から約1年。需要に対して供給が追いつかず、予約開始後即完売するという人気で「買いたくても買えない」というユーザーが続出したのは記憶に新しいところだが、はたして新型「PSVR」は、ユーザーにどのように受け止められたているのだろうか。

図1:新旧「PSVR」3製品のアクセス推移(過去2年)

図1:新旧「PSVR」3製品のアクセス推移(過去2年)

図1は、過去2年における新旧「PSVR」3製品のアクセス推移を、「価格.comトレンドサーチ」で示したもの。初代「PSVR」は、2016年3月16日に発表され、同年6月18日より予約開始。10月13日より正式発売された。しかし、発売前からかなりの注目度を集めており、6月の予約開始時にはほぼ速攻で完売。10月13日の発売日に注目度もピークを迎えるが、この時点では、購入したくても買えないという状況となっていた。その後も、何度か追加生産、追加発売されたが、そのたびに速攻で完売となるなど、発売から1年が経った今でも、共有が需要に追いついていない状況が続いている。

そして、今回、10月14日に新型「PSVR」が発売になったわけだが、やはり注目度自体は旧モデル並みに高いと言っていい。製品の供給状況自体も初代よりはだいぶ増えているようで、初代モデル発売時のような「混乱」とも言うべき状況ではないが、それでも発売日は、2万PV近いアクセス数を集めており、依然として人気であることを印象づけた。

図2:新旧「PSVR」3製品の最安価格推移(過去2年)

図2:新旧「PSVR」3製品の最安価格推移(過去2年)

需要と供給のバランスがやや改善されたのは、価格推移からも見て取れる。図2は、過去2年における新旧「PSVR」3製品の最安価格推移を示したもの。これを見ると、初代モデルは、発売からしばらくの間、かなり高めのプレミア価格がついており、カメラ同梱版の価格は、最高89,800円まで高騰した(メーカー小売希望価格は税別49,980円)。直近ではだいぶ落ち着いてきたものの、それでも55,000円前後で推移していた。これに対して、新型「PSVR」は、現状50,000円前後で推移しており(メーカー小売希望価格は税別44,980円)、若干のプレミア価格ではあるものの、さほど高騰しているわけではない。初代モデルから5,000円の値下げが行われたことも大きいが、製品の供給自体も、初代モデルよりはだいぶ増加した模様で、クチコミなどでも、発売に「普通に買えた」という報告が多くなされている。ただ、本稿執筆時の10月25日時点では定価販売のショップは皆無で、品薄状況であることには変わりない。

新型の評価はそこそこ。ほぼ同時発売の「グランツーリスモSPORT」とともに年末商戦に期待

図3:新型「PSVR」のユーザー評価(2017年10月25日時点)

図3:新型「PSVR」のユーザー評価(2017年10月25日時点)

では、新型「PSVR」の評価はどのようになっているだろうか。まだ発売から10日あまりしか経っていないので、あくまで出だしの評価になるが、ユーザーレビューの点数は4.35(レビュワー数12名)と、期待値ほどには高くないように思える(図3)。ただし、初代モデルのカメラ同梱版の評価が3.92(レビュワー11名)だったことを考えると、評価自体は上がったと見ることもできる。

詳細を見てみると、「デザイン」「使用感」はそこそこ高めだが、肝心の「画質」が3.49と低めなのが気になる(初代は3.00)。ユーザーレビューのコメントを詳細に見てみると、「新型も仕様で画面がずれていく欠陥があります」「こんなものなんでしょうけど、ボケますね。ゴーグルの位置を探り中です」「PS4 Proでグランツーリスモ スポーツをやった感想ですが、VRで見ると解像度が低く感じられドットが分かってしまうのが残念でした」といったコメントが目に付く。VR画面では、一般的なテレビ表示に比べて解像度が下がってしまうのは無理ない部分ではあるが、そこに期待しすぎると、思わぬ失望感を抱いてしまうかもしれない。基本的には、初代モデルと見え方自体は変わっていないようだが、初代モデルでもやや指摘されていた映像がズレて見えるという状況はあまり解消していないようだ。

しかしながら、初めてVRに触れたユーザーからは驚きの声も多く聞かれている。「あまり違和感なく没入し、一人でスゲースゲー言いながら時代の進化に驚きました・・・」「バイオ7はあえて予備知識なしでVRでプレイしましたが、たまげました。投入感は文句なしです。ただ怖すぎます。期待していたグランツーリスモもVRは二台までの対戦でしかもAIとしか対戦できません。が、速度感や距離感がわかるので臨場感はすごいです」「とにかく驚きでした。グランツーリスモで後ろを振り返ると実際に車で後ろを振り返ったように後席が見渡せます。横に首を振ればサイドミラーが見えるなど...驚きと感動でいっぱいでした」といったように、VRによる新たなゲーム体験と没入感には満足しているというユーザーが多いのもまた事実だ。

なお、初代モデルを体験したことのあるユーザーからは、「プロセッサーユニットが4K HDRパススルー対応になったため、切り替え機を必要とする部分が無くなったので、そこはとても良かったです」「HMDとプロセッサユニット間のケーブルが細くなり、途中の端子接続部と音量調整部が無くなりました。さらにイヤホンもHMD部と一体感のあるものが付属されました。これらの変更点が、使用感に想像以上の変化を生むことになり驚きました。すごく良いです」といったように、新たに採用された「HDRパススルー対応」と、ケーブル回りの取り回しがよくなったことが評価されている。

SIE「グランツーリスモSPORT」

SIE「グランツーリスモSPORT」

なお、今回の新型「PSVR」の発売にほぼ合わせるような形で、10月19日にソニーからPS4向けのゲームタイトル「グランツーリスモSPORT」が発売された。こちらは「ドライビングシュミレーター」と銘打たれているように、車の運転をPS4ならではの美麗なグラフィックでリアルに再現したレースゲームだが、VRにも対応しており、「PSVR」を持っていれば、コックピットから360°の視界を見渡せる点が大きなウリとなっている。当然ながら、新型「PSVR」とセットで購入して、そのリアルな世界観を体験してみたいと思っていたユーザーも多く、クチコミ・レビューなどでも、VRモードでのプレイ体験が投稿されているが、こちらの評価も現状3.48(レビュワー数4名)と今ひとつふるわない。

図4:「グランツーリスモSPORT」のユーザー評価(2017年10月25日時点)

図4:「グランツーリスモSPORT」のユーザー評価(2017年10月25日時点)

評価に関しては、「グラフィックは確かにきれいだけど、ゲーム性が前作に比べてやや失われた」というものが多い。「ただ今回、一番のデメリットはオンラインをメインとしたゲームになってしまいました。これによりオン、オフでやれることが制限されます」「なんだろう。面白くないんです。シリーズはほぼ買ってきたんだけど、もう初期の様に夢中にはなれないなぁ」「まあそれなりに楽しめます。車種が少ない。コース少ない。今後のアプデに期待したいものです」など、オンライン前提でのゲームモードが多いことや、レースゲームとしてののめり込み度が足りない、といった点で、やや厳しい評価がなされているようだ(図4)。ただ、新型「PSVR」のレビューにもあったように、VRモードでのプレイは、少々解像度の粗さは気になるものの、その没入感、臨場感はすごいという声が多く、本作は「PSVR」と組み合わせてプレイするのが最良の選択と言えるかもしれない。

図5:PS4用主要ゲームタイトルのアクセス数推移(過去3か月)

図5:PS4用主要ゲームタイトルのアクセス数推移(過去3か月)

もちろん、「グランツーリスモSPORT」自体の注目度は高い。図5は、PS4用主要ゲームタイトルのアクセス数推移を示したものだが、さすがに7月29日に発売されたビッグタイトル「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」ほどの盛り上がりはないが、それでも、「グランツーリスモSPORT」と、同時発売の「グランツーリスモSPORT リミテッドエディション」の2つを足し上げた合計は、かなりの数にのぼる。現時点での売れ筋ランキングでもこの2タイトルが1位、2位を占めており、年末・クリスマス商戦にかけての人気も期待できる出だしだ。ようやく供給が追いついてきた新型「PSVR」とともに、年末のゲーム商戦をどれだけ盛り上げられるか、期待したい。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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2017.11.17 更新
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