新製品レポート
「Mavic Pro」の基本的性能は継承しながら小型&軽量化に成功!

DJIの新・折りたたみ式ドローン「Mavic Air」は3軸ジンバル付き4Kカメラ搭載で430g!

DJI JAPANは、4K動画が撮れる3軸ジンバルカメラ搭載の折りたたみ式ドローン「Mavic Air」を発表。予約販売を2018年1月24日よりスタートした。

2018年1月25日に日本で公式発表された「Mavic Air」の「オニキスブラック」

2018年1月25日に日本で公式発表された「Mavic Air」の「オニキスブラック」

「Mavic Air」は、2016年に発売された4Kカメラ搭載ドローン「Mavic Pro」の基本的性能は継承しながらも、小型&軽量化に成功。さらに、DJIのドローンシリーズでは初めて内蔵ストレージを搭載したり、追尾機能「アクティブトラック」で複数の被写体を同時に検知できるようになったりと、各機能や性能に磨きをかけた印象だ。

価格は、基本セットが104,000円(税込)で、予備バッテリーやトラベルバッグも付属する「Mavic Air Fly More コンボ」が、129,000円(税込)となる。なお、予約販売品の出荷開始は、2018年1月28日からを予定。

サイズは「Mavic Pro」より小さく「Spark」より大きい

「Mavic Air」は、まずは何と言っても、サイズ感に注目したい。前代モデルと言える「Mavic Pro」と、5万円台のカジュアルモデル「Spark」とで比較していこう。

「Mavic Air」は折りたたんだときに「Mavic Pro」と比べて幅は同じであるが、奥行は3cm、高さにおいては半分近くまでスリム化している。展開時も大幅にサイズダウンしているのがわかる。重量も「Mavic Pro」の約41%の軽量化に成功しており、300gの「Spark」に迫る勢いだ

手前が「Mavic Air」で、奥が「Mavic Pro」

手前が「Mavic Air」で、奥が「Mavic Pro」

「Mavic Air」のカラバリ「フレイムレッド」を折りたたんだ様子。まさに手のひらサイズで、携帯性は高そうだ

他の人気家電と並べたイメージカット。Joy-Conを付けた「Nintendo Switch」の本体よりも小さい

他の人気家電と並べたイメージカット。Joy-Conを付けた「Nintendo Switch」の本体よりも小さい

バックパックのサイドポケットにも収納できるコンパクトさ

バックパックのサイドポケットにも収納できるコンパクトさ

折りたたんでいたアームを展開して、プロペラガードを装着した状態

折りたたんでいたアームを展開して、プロペラガードを装着した状態

「Mavic Air」は、携帯性にすぐれているいっぽうで性能も高い。先代の「Mavic Pro」の最大飛行時間は約27分だったのに対し、「Mavic Air」は上記のようなスリム化を実現したにもかかわらず約21分を誇る。

また、最大風速秒速10mまでの耐風性を持ち、高度は海抜最大5000mまで安定した飛行が可能(※1)。飛行速度(「Sport Mode」において)は、「Mavic Pro」の最大時速約64.8kmに対し、「Mavic Air」は最大約68.4 kmまで達する。

※1:最大飛行実用上昇限度であり、実際に飛ばす際の最大飛行高度は安全上の目的のために制限されている。

次に、撮影と飛行に関する新機能を紹介しよう。

毎秒100 Mbpsで記録する4K/30fps動画撮影を実現

「Mavic Air」はセンサーカメラを含む7つのカメラを搭載しているが、メインのカメラは、1/2.3インチのCMOSセンサーと24mm相当(35 mm判換算)のF値2.8のレンズを搭載。鮮やかできめ細やかな1200万画素の静止画を撮影できる。さらに、HDRに対応しており、明部と暗部の細部もしっかりと再現する。

「Mavic Air」で撮影したサンプル写真1 「Mavic Air」で撮影したサンプル写真2 「Mavic Air」で撮影したサンプル写真3 「Mavic Air」で撮影したサンプル写真4 「Mavic Air」で撮影したサンプル写真5

左がHDRありで右がHDRなしの写真。露出オーバーの明るい部分や暗部があっても、細部をしっかりと再現する

動画に関しては、4K/30fpsの動画を毎秒100Mbpsで撮影可能。また、動きの多いアクションシーンにおいては、1080p/120fpsのスローモーション動画も撮影できる。

「Mavic Air」のメインカメラには、500gを切る同社の小型ドローンでは初めて「3軸ジンバル」を搭載。3方向に衝撃吸収部が配置されていることで、カメラの振れ範囲は角度0.005°まで抑えられ、滑らかで安定性のある撮影が可能になった。

メインカメラは、3方向の衝撃吸収部品から吊り下げられていることで振動が軽減

メインカメラは、3方向の衝撃吸収部品から吊り下げられていることで振動が軽減

「Mavic Pro」にはジンバルカバーが搭載されていたが、「Mavic Air」の吊り下げ式メインカメラはむき出し。メインカメラの上には、2台のビジョンシステム(後述)を搭載する

【「Mavic Air」で撮影された公式動画】

なお、「Mavic Air」は、DJIのドローンでは初めて、microSDカードスロットとは別に、8GBの内蔵ストレージを搭載。microSDカードがフルになっても写真や動画を機体に直接保存できる。データのエクスポートには、新たに追加されたUSB-Cポートを使用する。

パノラマ撮影機能の改良と自動撮影モードの追加

「Mavic Air」は、撮影機能やモードにも改良を加えたり、新機能を追加したりしている。それぞれ確認していこう。

・「スフィアモード」

「Mavic Air」は、水平方向/垂直方向/180°のパノラマ撮影に対応。さらに、25枚の写真を自動で撮影・合成する「スフィアモード」を搭載し、3200万画素の全天球パノラマ写真を約1分間で作成できる。

「スフィアモード」で撮影した写真。実際は、継ぎ目のない美しい360°の全天球パノラマ写真ができ上がる

「スフィアモード」で撮影した写真。実際は、継ぎ目のない美しい360°の全天球パノラマ写真ができ上がる

スフィアモードで撮影すれば、写真のような加工も簡単

スフィアモードで撮影すれば、写真のような加工も簡単

・「クイックショット」

「Mavic Air」は、「Spark」でも採用された動画撮影機能「クイックショット」も搭載。これは、事前に設定した飛行経路を、被写体をフレームに収めながら自動撮影してくれる機能で、「Spark」に搭載されていた「ロケット」「ドローニー」「サークル」「ヘリックス(螺旋)」といったモードに加え、新たに「アステロイド(小惑星)」や「ブーメラン」を追加した。

「アステロイド」は、機体が被写体の後方に上昇し、飛行経路の終点でパノラマ撮影するモード。

【「アステロイド」モードで撮影した動画】

「ブーメラン」は、機体が楕円状に上昇しながら被写体の周辺を周回し、飛行開始地点まで戻るまで撮影を続けるモードだ。

【「ブーメラン」モードで撮影した動画】

・「アクティブトラック」

追尾機能「アクティブトラック」も強化された。複数の被写体を同時に自動検知できるようになったうえ、追尾精度も向上し、被写体が走ったり、自転車に乗ったりするようなシーンも追尾できるようになった。

強化された追尾機能「アクティブトラック」では、複数の被写体を追尾して撮影できる

強化された追尾機能「アクティブトラック」では、複数の被写体を追尾して撮影できる

・「スマートキャプチャー」

「Spark」の目玉機能であった操縦方法「スマートキャプチャー」も搭載。手のジェスチャーだけで、離陸から追尾、写真や動画の撮影、機体の前後操作までを、最大6mの認識範囲で行える。

手のジェスチャーだけで「Mavic Air」を操縦し……

手のジェスチャーだけで「Mavic Air」を操縦し……

ピースサインをすれば、上空からの自撮りができる。もちろん動画も撮影可能だ。写真はコントローラー側のライブビューで映し出される映像

・「フライトオートノミー2.0」

「Mavic Air」は、飛行中に障害物を自動で回避する機能「フライトオートノミー」も「2.0」にバージョンアップ。これは、前方/後方/下部に搭載された7台のビジョンシステムと赤外線センサーからデータを収集し、周辺環境の3Dマップを作成することで、正確なホバリングを実現。さらに、「高度操縦支援システム(Advanced Pilot Assistant System)」と連携することで、最大20m先までの障害物を検知して能動的に自動回避できるようになった。

送信機に着脱式コントロールスティックを採用

最後に、送信機について。「Mavic Air」の専用送信機は、スマートフォンホルダー搭載の折りたたみ式モデル。初めて脱着式のコントロールスティックを採用し、送信機内部に収納できるため携帯しやすくなった。「Mavic Air」との通信には、新しいWi-Fi動画伝送システムを採用し、720pのライブビューを最大2kmの範囲内で実現する。

なお、スマホのアプリでも操作が可能で、その場合の操作可能距離は80mとなる。

「Mavic Air」の専用送信機。スマホと繋げるUSBポートは、Lightning、Micro USB(Type-B)、USB-Cに対応

「Mavic Air」の専用送信機。スマホと繋げるUSBポートは、Lightning、Micro USB(Type-B)、USB-Cに対応

左のコントロールスティックは装着し、右のコントロールスティックは収納されている状態。アンテナやスマホホルダーも折りたたむことでコンパクトに運べる

カラバリは、オニキスブラック(左)、アークティックホワイト(中央)、フレイムレッド(右)の3色で展開

カラバリは、オニキスブラック(左)、アークティックホワイト(中央)、フレイムレッド(右)の3色で展開

104,000円(税込)の基本セットは、機体、バッテリー、送信機、キャリーケース、プロペラガート1組、プロペラ4組などが同梱

129,000円(税込)の「Mavic Air Fly More コンボ」は、基本セットに加え、予備バッテリー2個、トラベルバッグ、予備プロペラ2組、バッテリー充電ハブなどがセットになっている。なお、基本セットも「Mavic Air Fly More コンボ」も、賠償責任保険が1年間無償付帯されている

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牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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