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PS4ソフト、カプコン「モンハンワールド」が史上最高の盛り上がりに!

PS4ソフトでは過去最高の盛り上がりとなった「モンハンワールド」の発売

カプコン「モンスターハンター:ワールド」

カプコン「モンスターハンター:ワールド」

2018年1月26日(金)、カプコンからPS4用ゲームソフト「モンスターハンター:ワールド」(以下、モンハンワールド)が発売された。人気シリーズの最新版であり、初のPS4向けの同シリーズタイトルということもあって、もとより注目度は高かったが、発売後の勢いを見ると、予想以上の盛り上がりを見せていることがわかる。

図1:「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーにおける売れ筋ランキングベスト5製品のアクセス推移(過去3か月)

図1は「価格.comトレンドサーチ」で見た、過去3か月間の「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーにおける売れ筋ランキングベスト5製品のアクセス推移を示したものだ。これを見ると、今人気のPS4タイトルの中でも、「モンハンワールド」はケタ違いの人気となっていることがわかる。発売日の1月26日が最大のピークになっているが、そこから10日ほどが過ぎた今でも、高い人気はまだまだ弱まっていない。一般的に、ゲームタイトルは発売日を過ぎるとアクセスが急激に下がる傾向にあるので、ここまで人気を維持している例は珍しい。

図2:「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーにおける主要5メーカー別のアクセス推移(過去3か月)

図2:「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーにおける主要5メーカー別のアクセス推移(過去3か月)

同期間で、「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーにおける主要5メーカー別にアクセス推移を見たのが図2だ。こちらを見ても、「モンハンワールド」を発売するカプコンのアクセスがほかのメーカーのアクセスをぶっちぎっており、PS4ソフト市場では、2018年に入ってからというもの、ほぼ「モンハンワールド」1色という状況であったことが読み取れる。

図3:「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーにおける主要5メーカー別のアクセス推移(過去2年間)

図3:「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーにおける主要5メーカー別のアクセス推移(過去2年間)

ちなみに図2の主要5メーカー別のアクセス推移を、過去2年間に引き延ばしてみたのが図3だ。こちらを見ても、今回の「モンハンワールド」発売に関連するカプコンのアクセスの伸びが、ほかのいずれのピークをも上回っていることがわかる。なお、2017年11月のピークは、スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXV」発売によるもので、2018年7月は同社の「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」の発売によるもの。2018年10月のピークは、SIEの「グランツーリスモSPORT」の発売によるものとなっているが、これら人気タイトルよりも、今回の「モンハンワールド」発売のほうが、人気という意味では上を行っていると言ってもよさそうな状況となっている。

図4:「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーのアクセス推移(過去2年間)

図4:「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーのアクセス推移(過去2年間)

この動きは、結果としてPS4ソフト全体の人気を押し上げている。図4は、過去2年における「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーのアクセス推移を示したものだが、図3で示したいくつかのピークをテコにしつつ、全体のアクセスが大きく右肩上がりで上昇していることがわかるだろう。人気タイトルの発売が、PS4自体の人気を上げ、ゲームソフト市場全体の底上げに大きく寄与していることが推察される結果だ。なかでも、今回の「モンハンワールド」が与えている影響はかなり大きい。

図5:「プレイステーション4(PS4) ソフト」と「Nintendo Switchソフト」のアクセス推移比較(過去2年間)

図5:「プレイステーション4(PS4) ソフト」と「Nintendo Switchソフト」のアクセス推移比較(過去2年間)

人気絶好調が伝えられる任天堂の「Nintendo Switch」と比べると、この違いが明らかになる。図5は、過去2年における「プレイステーション4(PS4) ソフト」カテゴリーと「Nintendo Switchソフト」カテゴリーのアクセス推移を比較したものだが、昨年2017年12月には一時、PS4ソフトのアクセス数を上回ったNintendo Switchソフトであるが、クリスマスシーズンを境に、そのアクセス数は大きく下げに転じている。これに対して、PS4ソフトは、年明けさらに大きくアクセスを伸ばしており、現状では両者の差は倍程度に開いている。PS4ソフトのほうは、クリスマスシーズンにビッグタイトルの発売がなかったものの、年明け1月にビッグタイトルの「モンハンワールド」が発売されたため、大きく伸ばしたが、Nintendo Switchソフトのほうは、クリスマスシーズン前に予定されていたビッグタイトルがすべて発売されて出切った形になったため、クリスマスシーズン以降は、あまり大きなトピックがなく、アクセスも大きく戻している。2018年1月18日に「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」という新タイトルがリリースされているが、アクセスには大きく影響していないようだ。

図6:「ゲーム機 SONY」と「ゲーム機 任天堂」のアクセス推移比較(過去3か月)

図6:「ゲーム機 SONY」と「ゲーム機 任天堂」のアクセス推移比較(過去3か月)

ゲームソフト側のこうした動きは、ハードの販売にも影響する。図6は、過去3か月での「ゲーム機 SONY」と「ゲーム機 任天堂」のアクセス推移比較を示したもの。なお、ここには、PS4やNintendo Switchだけでなく、「PS VITA」や「ニンテンドー3DS」などの携帯ハードも含まれるが、分母に対してはほとんど無視していい数字で、ほぼPS4とNintendo Switchの注目度と見て差し支えない。これを見ると、昨年2017年は、発売と同時にずっと品薄状態が続き、大人気を誇ったNintendo Switchも、2017年12月後半くらいから製品供給が順調になってきたことから、ややアクセスを落としてきている。これに対して、PS4のほうはじりじりと注目度が上がってきており、今回の「モンハンワールド」の発売を機に、アクセスを下げてきたNintendo Switchのアクセスを、トータルでは上回ったような形となっている。

絶好調の人気でスタートした「モンハンワールド」。ゲームとしての評価はほぼ二分

このように、今回の「モンハンワールド」の人気はかなりのものとなっており、PS4自体の売れ行きまで大きく左右するほどだが、その評価を見ると、かなり意見が二分されている。

図7:「モンハンワールド」のユーザー満足度推移(過去1か月)

図7:「モンハンワールド」のユーザー満足度推移(過去1か月)

図7は、「モンハンワールド」のユーザー満足度推移を示したもの。2018年2月7日時点での、ユーザー満足度は3.57(レビュワー16名)と、実はあまり高くない。満足度の推移を見ると、発売後数日で2.7まで大きく評価を下げ、そこから徐々に戻し始めて現在に至るという流れとなっていることがわかる。このような動きになっているのは、発売後数日のうちにネガティブな意見が多く寄せられ、その後、ポジティブな意見が増えてきたことによる。各ユーザーレビューの内容を見ても、本作に対する意見はほぼ真っ二つに分かれていると言っていい。

まず、最初の頃に寄せられたネガティブ系の意見からいくつかコメントをピックアップした。

基本的に敵を攻撃→敵が逃げる→狭い道を追いかける(途中迷う)→敵を攻撃の繰り返し

グラフィックは綺麗でも汚くもなく中の中レベルですが全体の質感が同じ(草や幹、岩や敵など)なため、とにかく見づらい。ごちゃごちゃして道や戦闘エリアが狭い

武器、防具、アイテムを作るのに素材集めをするゲーム。武器を上げたり作ったりするのに また めんどくさいヤツの所に行き素材が出るまで倒し続ける

モンスターの数が想像以上に少ない。クエスト支持を受理していくが全体的に同じことの繰り返し

従来のシステムが大幅に変更になった!!というわけではありませんが、オンラインで手軽に誰かと繋がれるというのが、良いのか悪いのかを考えさせられるソフトになったのではないでしょうか

上記のように、ゲーム自体が同じことの繰り返しで単調、しかも面倒。作業感たっぷり。その割にモンスターなどの数は少ない。マルチプレイヤーの扱いが難しい。フレンドがいないと楽しくない。などの、ネガティブ意見が寄せられている。

逆に、ポジティブな意見からいくつかコメントをピックアップしよう。

今まで上がっていた不満点の多くを積極的に潰して行った結果、相当プレイしやすくなりました。モンスターだけじゃなく、MAPを熟知すればする程に違った攻略の仕方が見えてくるのはMHWの新しい特徴だと思えます

武器が弱いとか、モンスターが理不尽とかいろいろありますが、武器は狩りをして強力な武器を手にして、後に苦戦したモンスターを瞬殺することで爽快感や達成感が得られ、理不尽モンスター・無駄にモーションの長い回復など・・・いつものモンハンです

時間が奪われるほどハマります。まだハンターレベル14でボスはソロです。素材欲しい人は山ほどいるでしょうから信号弾を打つか悩みます。ダークソウルは、どはまりしましたが同じぐらいハマります。

海外のオープンワールドゲームの良い部分もしっかり生かして、ガラパゴスからワールドワイドなゲームへと進化してます

上記のように、PS4版になってグラフィックがキレイになったということのほか、操作性が向上した点などは評価されている。なお、ゲーム的には、従来の「モンスターハンター」シリーズよりも、オープンワールド的な属性が強くなったため、そこで好き嫌いが分かれるだろうという部分は、多くのユーザーのコメントからも見て取れた。これを作業と取るか、面白さと取るかで、ゲームとしての評価が分かれそうだ。

なお、今回の「モンハンワールド」では、オンライン協力のマルチプレイもひとつの特徴となっているが、まだサービス開始間もないこともあり、他プレイヤーのモラルやコミュニケーションなどによっても、ゲーム内容が損なわれることがあり、この点についての問題指摘もなされていた。

このようにゲームとしての面白さは二分されている状況だが、そもそも「モンスターハンター」シリーズは、これまで「PSP」や「ニンテンドー3DS」などの携帯型ハードでかなり多くのユーザーを獲得してきた人気シリーズであり、ある意味で完成されていた部分もあるだけに、ハード変更、システム変更などによるネガティブな反応はある程度致し方ない部分ではある。まだマルチプレイなどで改良の余地はありそうだが、これだけの注目度と人気が裏付けているように、全体的には悪いスタートではないように思われる。

図8:「モンハンワールド」の価格推移(過去1か月)

図8:「モンハンワールド」の価格推移(過去1か月)

なお、図8は、「モンハンワールド」の価格推移を示したものだが、発売以降大人気ということもあって、価格がほとんど落ちていないのは特筆すべき点。ゲームソフトの場合、発売とともに価格が大きく下落する例が多く、ゲームの評価が悪いとさらに下げる危険性もあるが、発売から10日ほど経っても、こうした兆候はまったく見られない。それどころか、多くのショップでパッケージ版が品切れとなっており、ゲームタイトルとしては珍しく、入手困難に近い状況にある。こうした点も、今回の「モンハンワールド」が、いかに人気だったかを示すひとつの証拠といえるだろう。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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