新製品レポート
ついに日本No.1加熱式タバコデバイスがフルモデルチェンジ

【使ってみた】新型アイコスは、「コンパクト」「連続10本吸い可能」の2機種!

左が従来のアイコスを踏襲した「アイコス3」、右がバッテリー一体型で連続10本吸いを可能にした「アイコス 3 マルチ」

現在、日本で販売されている3大加熱式タバコと言えば、「アイコス(IQOS 2.4 Plus)」「グロー(glo)」「プルーム・テック(Ploom TECH)」。どれもこれまで本格的なモデルチェンジはしていなかったが、今回ついにその先駆者であるアイコスが、本格モデルチェンジを果たす。しかも、コンパクトな「アイコス3(IQOS 3)」、連続吸い可能な「アイコス 3 マルチ(IQOS 3 MULTI)」の2機種が登場。2018年11 月15 日(木)から全国のアイコスストアおよびアイコス 2.4 Plus オンラインストアにて発売予定で、価格は「アイコス3」が10,980 円(税込)、「アイコス 3 マルチ」が8,980 円(税込)となる。

カラーバリエーションは、「アイコス3」と「アイコス 3 マルチ」ともに「ウォームホワイト」「ブリリアントゴールド」「ステラ―ブルー」「ベルベットグレー」の4種類で展開される

。豊富なアクセサリー(別売)で、最大576 通りの組み合わせ色合いや質感を楽しめる

。豊富なアクセサリー(別売)で、最大576 通りの組み合わせ色合いや質感を楽しめる

2017年3月発売の「アイコス 2.4 Plus」が、ブレードや開閉部の改良といったマイナーチェンジだったことを考えれば、今回が初めての大々的なバージョンアップとなる。果たしてどんな進化を遂げたのか?

アイコスは2種類に枝分かれして進化!

2017年3月の現行最新機種「アイコス 2.4 Plus」発売時、販売元であるフィリップ モリスはユーザーの声を受け、壊れやすいポケットチャージャーの開閉部や折れやすい加熱ブレードの強化、充電時間の短縮などの改善を図った。しかし、その後もユーザーからさまざまな声が寄せられた結果、幅広い要望を1機種でかなえることは不可能という結論に至ったようだ。

そして、今回の2機種同時リリースとなった。基本的に「アイコス 2.4 Plus」の改良コンパクト版となるのが「アイコス3」。まったく新しい、バッテリー一体型となって連続吸い可能になったのが、「アイコス 3 マルチ」である。それでは1機種ずつ、その特徴を見ていこう。

コンパクトかつスタイリッシュに生まれ変わった「アイコス3」

まずは、順当な変化を遂げた「アイコス3」。アイコスホルダー(以下、ホルダー)の充電時間は約40 秒スピードアップ。連続で吸いたいユーザーにとってはうれしい進化だ。ポケットチャージャーのフル充電までの時間は約2時間で、充電をしながらの使用も可能だという。ホルダーの形状は、キャップがななめにハマるようになったこと以外、サイズ感は変わらないので、今までのユーザーは何も抵抗なく切り替えることができるだろう。

ポケットチャージャーは小型化され、随分とスリムになった。しかもフタが上オープン式ではなく、サイドオープン式に変わった。そして、従来はホルダーをしっかりボタン方向に前を向かせて挿入しなくてはならなかったが、「アイコス3」では全方位対応のマグネット式ホルダーにより、どの向きでも挿し入れても収納・充電が可能に。地味な変化のようだが、使い勝手はかなりよくなる。ホルダーのななめキャップも地味だが、いくぶん開けやすくなった気がする。何より、従来機をシャツの胸ポケットに入れるとほかのものを入れる隙間はなくなったが、スリムな「アイコス3」なら、ペンなどを一緒に入れることができる。さらに、すべての素材・設計を見直し、衝撃試験を重ねているというから、耐久性の向上にも期待できそうだ。

「アイコス3」。サイズはポケットチャージャーが46.3(幅)×22.3(奥行)×114.7(高さ)mm、 ホルダーが14.4(直径)×92.3(高さ)mm。重さは合わせて125gとなる。すっきりとして、カラー次第では女性が持ってもより違和感の少ないデザインに変化した

10本連続で吸えてしかも軽い!「アイコス3 マルチ」

かたやダイナミックな変貌を遂げたのが、「アイコス3 マルチ」だ。これまでアイコスユーザーが連続吸い(チェーンスモーキング)をしたい場合は、ホルダーを買い足して2本体制にするか、合間に紙巻きタバコを吸うなど、いささか無理があった。

「アイコス 3 マルチ」は、左上のキャップをスライドさせたら、その穴にヒートスティックを差し込み、吸い終わったらスライドして取り出す。そして時間を開けなくても、再びヒートスティックをセットすれば、連続で最大10本吸うことが可能なのだ。フル充電までの時間は約75分で、こちらも充電をしながらでも使用できる。

今まで連続吸いをしたいがために「グロー」を選んでいた人も多いことを考えると、この変化はかなり強力。しかも、手に持った時の軽さの衝撃! まさにスマートだ。これこそアイコスユーザーが長年待ち望んでいたものではなかったか。さらに、筆者はどうしてももったりとしたホルダーのデザインが苦手だったのだが、これならモノとしての魅力も絶大だ。

「アイコス 3 マルチ」。サイズは25.4(幅)×15.1(奥行)×119.3(高さ)mm、重さが50g。小さい、軽い、チェーンスモーキング可能というまさに無敵の進化だ

さながら重めの多色蛍光ペン

さながら重めの多色蛍光ペン

「アイコス3」「アイコス3マルチ」を使って実際に吸ってみた!

2018年10月23日に行われた「アイコス3」「アイコス3マルチ」の発表会がパークハイアット東京で行われ、そこでタッチ&ゴー(試し吸い)コーナーが設けられていたので、実際に製品を試してみることにした。実装しているテクノロジーは「アイコス 2.4 Plus」と同一ということだが、充電時間の短縮やバッテリー容量の倍増、ホルダーのスリム化という変化は、どの程度使用感に影響するのだろうか。

まずは「アイコス3」を使用してみる。感動! というほどではないものの、ホルダーの出し入れは確かに簡単に、所作もスマートなった。マグネット付きで内部にホルダーをしっかりホールドしてくれるのは、落下の危険を防いでくれるのでおっちょこちょいにはいいかも。

使い心地はほぼ同じ。既存ユーザーなら何の迷いもなく使える

使い心地はほぼ同じ。既存ユーザーなら何の迷いもなく使える

ヒートアップ時間は「アイコス3マルチ」と共通の20秒。丈夫さ・耐久性に関しては使い続けていないので不明だ。肝心な味わいは「アイコス 2.4 Plus」ユーザーなら、あっけないほど同じだ。スリムになったホルダーも、「アイコス3マルチ」を見た後ではインパクトは少なめ。筆者としては、現時点では「アイコス3」をあえて発売する意味がわからないというのが正直なところ。これはもう継続的に使用してみて判断するしかない。

タッチ&ゴーのコーナーの人にも聞いたが、「アイコス3」は既存の使い慣れたアイコスユーザーのフィールを大切にしているのでは、とのこと。ちなみに、「アイコス3 マルチ」がどんなに軽いといってもホルダー単独では「アイコス3」の方が軽い。

「アイコス 2.4 Plus」と喫味に違いはなし

「アイコス 2.4 Plus」と喫味に違いはなし

続いて、「アイコス3 マルチ」を使ってみる。こちらはチェーンスモーク必須の一定層にしてみれば、まさに夢のアイコスだ。また、ポケットチャージャーがずっしり重くて嫌だと思っていた人にとっても、この50gは奇跡。生卵1個より軽いポータビリティと、スリムなフォルムで、携帯性は最強だ。では、保護カバーをすっとずらして、ヒートスティックを差し込んでみよう。これが差しにくいと大きなストレスだが、問題はない。ヒートアップ時間も「アイコス3」と同様だ。肝心の味も同じ。

保護カバーはスライドさせてずらす仕様なので、紛失の心配はない

保護カバーはスライドさせてずらす仕様なので、紛失の心配はない

吸った後は本体中央の接合部分をスライドさせて、ヒートスティックを取り出す。50gをそのまま吸うのが重いといったら、グローユーザーに怒られると思うし、VAPEやヴェポライザーにしても軽い部類。それでいて価格が安いというのはどういうことか。通常こうしたデバイス/ガジェット系というのは軽いほど高いという法則があると思っていたが、アイコスに関してはその法則に当てはまらないだ。

これはすごい。見た目は少々でかいけど、軽い。ちょっとしたVAPEのような大きさなので、喫煙所で少しは目立つかも

大きさ比較。写真左からヒートスティック、「アイコス3マルチ」、「アイコス3」、「アイコス2.4Plus」

大きさ比較。写真左からヒートスティック、「アイコス3マルチ」、「アイコス3」、「アイコス2.4Plus」

日本唯一の高温加熱ブレード式が進化を遂げ、加熱式タバコの未来を大きく変える予感

現在の3大加熱式タバコであるアイコス、グロー、プルーム・テック。プルーム・テックは低温加熱方式という独自の路線なので置いておき、残るアイコス、グローを比較した時に、アイコスがリードしている点は何だろうか。

それは加熱ブレード式だということ。登場当初こそ折れやすいなどの不評も買った(アイコス 2.4 Plus で改良)が、これがアイコスのキモである。というのも、タバコ葉は約200℃以上に加熱されることでニコチンが気化し始める(アイコスは300〜350℃で加熱)。その時に一部は焦げ付き、一部は加熱されないなどの加熱ムラが生じると、そのせいで途端に味が悪くなるのだが、タバコ葉の中心から加熱できる加熱ブレード式は、この加熱ムラが起こりにくいのだ。

グローはネオスティックを細身にすることで加熱ムラを防いでいるのだが、その分タバコ葉の量は少なくなる。結果として、タバコ葉をより多く使用しつつ、ムラを押さえながら加熱できるアイコスが喫味を1番重くできるようになっているというわけだ。このしっかりとした喫味のまま、コンパクト化した「アイコス3」および連続吸い可能な「アイコス 3 マルチ」は、今後の加熱式タバコの行く末を大きく変える新製品となるだろう。

なお、旧モデル「アイコス 2.4 Plus」は、引き続き併売される。また今後、現行より手頃な価格帯の「ヒートスティック」の新ラインも発売予定だ。

【関連リンク】
・【新旧比較】新型アイコス「アイコス 2.4 Plus」はどこが変わった? どう変わった?
・ヘビースモーカーが話題の加熱式タバコ「アイコス 2.4 Plus(アイコス)」に2週間完全移行してわかったこと
・メーカーに聞いた! アイコスの本当に正しい掃除の仕方&新製品速報
・「プルーム・テック」と「アイコス」を徹底比較! 話題の新方式タバコどっちがいいの?
・「glo(グロー)」は「アイコス」の欠点を解消できる? 第3の加熱式タバコをいち早く体験した

清水りょういち

清水りょういち

元「月刊歌謡曲(ゲッカヨ)」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ!

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
関連記事
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る