ガンプラ組み立てレビュー
5体作ってみました

“36機セット”で話題の「HG マグアナック」は、史上最高の組み立てやすさだった!

ガンプラ歴40年の筆者ですが、今回ご紹介するこのガンプラほど作りやすさを感じたガンプラは今までにありませんでした。どんなガンプラでも、作る楽しさと同時に、作る煩わしさもあったのですが、それすらも皆無。「Fine Build」というテーマを掲げているとおり、まさにガンプラ界のストレスフリーモデルと言っても過言ではないでしょう。ご紹介しましょう、ご存じ! 「マグアナック」です!

2019年、平成最後のHGとして発売されたマグアナック

2019年、平成最後のHGとして発売されたマグアナック

え、ご存じではない? まぁそうですね。ガンダム大好き筆者も、名前だけではどんな機体か思い出せませんでした。では、まずはマグアナックという機体のご紹介から始めましょう。登場作品は1995年にTV放映された「新機動戦記ガンダムW」。宇宙世紀を舞台にしていないアナザー世界観のガンダムです。その主役機……ではなくて、登場する5機のガンダムの1機、「ガンダムサンドロック」に付き従う従者的な機体こそがマグアナックであります。公式サイトを見ると、タガログ語で「家族」っていう意味なんですって。ぶっちゃけ5機のガンダムの中でも人気が高いというわけではないサンドロックの、さらに従者的な機体のマグアナックが、なぜ、今ガンプラに? しかも肝心のサンドロックは旧キットしかないよ! という疑問があったりするのですが、まずは1体、作っていくことにしましょう。

ランナーは5枚。ていねいな色分けがされていて塗装せずとも再現度の高い仕上がりになります

ランナーは5枚。ていねいな色分けがされていて塗装せずとも再現度の高い仕上がりになります

肘関節、膝関節が3ステップで組み上がり、そしてよく動く!

ガンプラ製作の楽しみは毎回いろいろあるのですが、煩わしさというとだいたい、両腕、両脚と同じものを2個作るところだったりしませんか? 最近は関節パーツなどは最初から2個作らせて、最後に外装をかぶせる方式がほとんどですが、HGシリーズでよくあるのが、肘関節を起点に前腕部と上腕部をそれぞれ作り、ポリキャップを使用して、最後に肩関節にはめて……みたいな。ポリキャップへの差し込み式のものは動かしているとよく取れることも……。
今回のマグアナックはそんなストレスを解消すべく、とてもシンプルな構造でできています。

この3つのパーツで腕の内部構造を作ります

たとえば腕。この3つのパーツで腕の内部構造を作ります

3つをはめ込みます。するとこんなふうに可動します

3つをはめ込みます。するとこんなふうに可動します

これに外装を付ければ、あっという間に腕が完成。外装を付けても可動はスムーズ

これに外装を付ければ、あっという間に腕が完成。外装を付けても可動はスムーズ

どうでしょう。この3ステップで腕完成です。内部構造パーツは同じ型番で左右を作りますが、外装は左右でパーツが異なるので、ここは間違えないようにいきましょう。ただ最新のガンプラって左右違うパーツをはめた場合、ちゃんとはまらずに「これ間違ってますよ」ってわかるようになっていますよね。で、ちゃんと左右をはめるとしっかりはまる。これもまた作る楽しみというか、作る快感になってます。
続いて脚を見ていきましょう。

膝関節も同様に4つのパーツを組み合わせれば完成

膝関節も同様に4つのパーツを組み合わせれば完成

こんなふうに可動します。上がもも部分、下がすね部分

こんなふうに可動します。上がもも部分、下がすね部分

そして極めつけはすね部分との合体。ポリキャップなしです。この差し込み口に入れるだけ

そして極めつきはすね部分との合体。ポリキャップなしです。この差し込み口に入れるだけ

これで、すね部分完成。もも部分も外装をはめ込むだけになっています

これで、すね部分完成。もも部分も外装をはめ込むだけになっています

特に感心したのは脚です。膝関節のパーツを組んだら、すね部分、もも部分の外装部に差し込むだけ。ここもポリキャップなしです。さらにすね部分は内部構造なしで、前面と背面を貼り合わせるだけ。足首周りのパーツをはめて、足先部分をはめ込めば完成です。足先との接続にはポリキャップを使用します。

圧倒的な組みやすさ! あっという間に完成です

腕と脚が完成したらもうできたも同じ。顔、胴体部分、腰部分を作れば完成です。上記のようなシンプルな構造でありながら、しっかり可動しますし、プロポーションもよく、また最近のガンプラにはなかった渋めの茶色と黄土色のようなカラーもなかなかいい感じです。

肩アーマー部分のイエローはシール

肩アーマー部分のイエローはシール

マグアナック完成です。武装はビームライフルとヒートトマホーク。シールドもあります

マグアナック完成です。武装はビームライフルとヒートトマホーク。シールドもあります

発売中の主役機、ウイングガンダムと並べるとこんな感じ。早くサンドロックと並べたいですね

発売中の主役機、ウイングガンダムと並べるとこんな感じ。早くサンドロックと並べたいですね

シールドは背中にマウントすることができます

シールドは背中にマウントすることができます

ヒートトマホーク、ビームライフルは左右どちらでも持てます

ヒートトマホーク、ビームライフルは左右どちらでも持てます

また、ヒートトマホークは腰のラックに引っかけたり、シールド背面に付けることも可能

また、ヒートトマホークは腰のラックに引っかけたり、シールド背面に付けたりすることも可能

シールド上下の白いラインはシール。背面にはシールドラックとヒートトマホークラックがあります

シールド上下の白いラインはシール。背面にはシールドラックとヒートトマホークラックがあります

肘関節を起点に腕の可動はかなり広範囲でスムーズ。肩アーマーも可動します

肘関節を起点に腕の可動はかなり広範囲でスムーズ。肩アーマーも可動します

脚の可動はこんな感じ。腰フロントアーマーが干渉して膝立ちはやや厳しいです

脚の可動はこんな感じ。腰フロントアーマーが干渉して膝立ちはやや厳しいです

マグアナック隊は全40体! 雰囲気だけでも味わいたくて5体作っちゃいました

そうなんです。実はTVに登場するマグアナックはなんと40体! 中東出自の機体なので、アリババと40人の盗賊的な感じでしょうか? しかも、どの機体も各パイロットの好みにカスタマイズされているという凝りよう。40機のうち小隊長機のような専用機が4体という感じです。通販限定のプレミアムバンダイでは、マグアナック隊を再現できる専用機4機+36機セットの販売が決まっており、正直筆者もちょっと欲しくなったのですが、現実に戻って、とりあえず5体くらい作ってみようかなと思い立ちました。

同じ機体を5体も買うのは人生初。毎日マグアナックを組み立てられましたよ!

同じ機体を5体も買うのは人生初。毎日マグアナックを組み立てられましたよ!

そして完成! 5機揃ってマグアナック小隊です!

そして完成! 5機揃ってマグアナック小隊です!

ナンバーのマーキングシールが付属しているので、自分好みに番号を振れます

ナンバーのマーキングシールが付属しているので、自分好みに番号を振れます

では”小さい前ならえ”で整列!

では”小さい前ならえ”で整列!

チューチュートレイン的に整列!

チューチュートレイン的に整列!

正直5つ買ったときは「やっちゃった感」がありましたが、作りやすさのおかげで、ストレスなく5体を組み上げてしまいました。もう3体目くらいから取説なしで作れるようになりましたよ。1体あたり1時間弱と、通常のHGよりもかなり早く組み立てられました。ガンプラって「自分の好きな機体を作りたい!」というところから始まると思うのですが、こういった「作りやすくシンプル」というのも購入の理由になるのかなと思いました。「ガンプラあるある」じゃないですが、欲しい機体が来月発売なんだけど、それまで待てないからちょっとしたものを作りたくなる!みたいな。そんなときにもぴったりな機体だと思うのですよ。で、その作りやすさゆえにとりこになってしまうという。

複数あると、いろいろなポージングやシチュエーションが楽しめますよね

複数あると、いろいろなポージングやシチュエーションが楽しめますよね

背中はお前にまかせた! みたいな

背中はお前にまかせた! みたいな

スタンドを使えば、さらにポージングや組み合わせの範囲が広がります

スタンドを使えば、さらにポージングや組み合わせの範囲が広がります

勝利のポーズ! 量産機を集めて飾るような楽しみ方ができます

勝利のポーズ! 量産機を集めて飾るような楽しみ方ができます

サンドロック発売に備えて、もう数体マグアナックを買っておこうかと……

サンドロック発売に備えて、もう数体マグアナックを買っておこうかと……

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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