ガンプラ組み立てレビュー
「∀ガンダム」放映時にはキット化されなかったあの機体

幻の機体が20年の時を超えてガンプラ化! 「ウォドムポッド」がマニアックすぎて泣ける

今回紹介するガンプラは「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」より、「ウォドムポッド」です。またすごいものがガンプラ化されたなと、ガンプラファン驚愕の機体となっております。

主人公チームの機体です

主人公チームの機体です

まずパッケージを見て驚かれたと思いますが、「何これ? ガンダムどころか、全然モビルスーツっぽくないじゃん!」と突っ込みたくなりますよね。この「ウォドムポッド」は、ベースとなっている機体も、そのバックボーンもなかなかおもしろいのです。ご説明する前に、まずは完成した「ウォドムポッド」をご覧ください。

これってモビルスーツ?と、多くの方の頭に「?」が浮かぶのではないでしょうか

これってモビルスーツ?と、多くの方の頭に「?」が浮かぶのではないでしょうか

この「ウォドムポッド」は、TVアニメ「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」に登場する機体で、主人公チームの紅一点「メイ」のガンプラです。そのベースとなった機体は、1999年にTV放映された「∀(ターンエー)ガンダム」に登場する、「ムーンレィスの機械人形」ことモビルスーツ「ウォドム」。

「ウォドム」の機体名は「ウォーキング・ドーム」の略で、長い脚を使った格闘術と豊富な火器類を使う機体です。劇中では第2話から登場し、強烈なインパクトを与え、後に「∀ガンダム」などとともに戦うことに。メカニックデザインは「スタートレック」などを手がけたシド・ミード氏。この「ウォドム」は、放映当時から今日にいたるまで、ガンプラとして製品化されたことはありません

そうなんです。ベースとなる「ウォドム」は、ガンプラ化されずはや20年。そんな幻の機体が今回、「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」で、しかも主人公チーム側のメイン機体として脚光を浴びることになったのです。これはまた感慨深い。「ウォドムポッド」としてアレンジはされていますが、ベースとなった丸っこいスタイルや長い脚、短い手などは「ウォドム」そのもの。先日、YouTubeのガンダムチャンネルで「∀ガンダム」が配信されていたので、元祖「ウォドム」と、「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」での「ウォドムポッド」の、両方の勇姿が見られるという、奇跡のコラボまで生み出していました。

ガンプラとしてはとてもシンプルで組み立てやすいキット

前置きが長くなりましたが、「HG ウォドムポッド」を見ていきましょう。HGなのでシンプルな作りなのは当然ですが、パーツが大きかったり、頭と胴体が一体化していたりするため、かなり簡単に組み立てられます。最近のMGやRGシリーズ、ビルドダイバーズの最新機体などを作った後だと、正直物足りなく感じるくらいです。また色合いもシンプルで、塗り分けもほぼありません。そのため、最近のガンプラと並べると、ややチープに見えてしまう感じは否めませんでした。

ランナーは8枚+スタンド。シールが1枚。大きめのパーツでサクサク作れます

ランナーは8枚+スタンド。シールが1枚。大きめのパーツでサクサク作れます

素組みなら1時間弱で完成。黒と白とターコイズの3色構成になっています

素組みなら1時間弱で完成。黒と白とターコイズの3色構成になっています

丸い頭部と胴体が一体化しているので、モビルスーツというよりはロボット感の強い機体です

丸い頭部と胴体が一体化しているので、モビルスーツというよりはロボット感の強い機体です

前方に小さな手が付いており、可動しますが、あまり使わないというか、武器も持たないので戦闘時には使い道がないですね

脚部はよく可動します。劇中にもあったキックを再現可能。専用スタンドが付属するので、脚部のポーズを付けて飾ることができます

一応、高速飛行モードというのがあるのですが、脚をたたむだけですね。ちょっとかわいい

一応、高速飛行モードというのがあるのですが、脚をたたむだけですね。ちょっとかわいい

丸い体に長い脚という一見アンバランスな感じもしますが、飾ってみると意外とバランスがよく、スタイリッシュだということがわかります

2ndシーズン仕様の「ウォドムポッド+」にパワーアップ可能

「ウォドムポッド」は、「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」の2ndシーズンで、追加装甲で強化した「ウォドムポッド+」になります。本キットでも再現可能になっており、脚部と頭部後ろにプラスアーマーを装備することで、「ウォドムポッド+」にパワーアップします。

膝部分と頭部後ろにプラスアーマーを装備。取説によると、推進力が強化されるそうです

膝部分と頭部後ろにプラスアーマーを装備。取説によると、推進力が強化されるそうです

頭部後ろのプラスアーマーは可動します

頭部後ろのプラスアーマーは可動します

一見すると、青いリボンを付けたように見えるので、女の子っぽく見えてしまいそうな……

一見すると、青いリボンを付けたように見えるので、女の子っぽく見えてしまいそうな……

パイロットにも秘密アリ! 「モビルドール メイ」と「ウォドムポッド」

さて、「ウォドムポッド」が異形のガンプラだということがわかっていただけたと思いますが、実はパイロットのメイにも重要な秘密が隠されております。というか、メイ単体でガンプラとして発売されております。

パイロットがガンプラ? そう、ここに秘密があるのです

パイロットがガンプラ? そう、ここに秘密があるのです

「ビルドダイバーズ」の世界では、「GBN」と呼ばれるオンラインゲームの世界でプレイヤーがアバターとなり、その世界にダイブし、ガンプラを操縦します。メイは女性の姿をしているのですが、彼女の正体は、「GBN」の世界で生まれた電子生命体「ELダイバー」と呼ばれる存在。人間としての実体はなく、リアルの世界ではガンプラにその命を宿して活動しており、「GBN」の世界ではガンプラとして活動できるという設定です。そのため、このメイのガンプラキットは、アバターの姿とガンプラ化した姿の互換キットとなっています。

左がアバターとしてのスタイルのメイ。右がガンプラとしてのスタイルのメイです

左がアバターとしてのスタイルのメイ。右がガンプラとしてのスタイルのメイです

前作「ガンダムビルドダイバーズ」でも、サラというELダイバーが登場し、アバターとしての姿とガンプラとしての姿のコンパチキットがガンプラ化されております。この流れは過去作の「ガンダムビルドファイターズ」から続いており、以前ご紹介した「すーぱーふみな」などの、美少女+ガンプラという流れの製品でもあります。今作は以前と比べてかなり進化しており、今回のメイでは、フェイスパーツが3種類、目線のシールがデカールと水転写式の2種類、さらに、目線違いや眉毛、瞳別など、シールがてんこ盛り状態になっております。

こちらが目線シールとフェイスパーツ。水転写式が追加され、よりリアルな表情を表現することができるようになりました

左が水転写式。右がデカール式。好みに合わせて選択可能です

左が水転写式。右がデカール式。好みに合わせて選択可能です

目線を付けられることで、より表現力の高い表情とポージングができますね

目線を付けられることで、より表現力の高い表情とポージングができますね

ガンプラ状態ではロボットスタイル。髪パーツなどもグレーにチェンジします

ガンプラ状態ではロボットスタイル。髪パーツなどもグレーにチェンジします

ガンプラ状態では、ビームサーベルなどの武装でそのまま戦闘スタイルにチェンジ

ガンプラ状態では、ビームサーベルなどの武装でそのまま戦闘スタイルにチェンジ

ビームシールドも装備可能。1stシーズンでは少しだけこのスタイルでの活躍がありましたが、2ndではどうなるのか?

劇中では、破壊された「ウォドムポッド」の中からガンプラ化したメイが登場するという驚きの演出でした

劇中では、破壊された「ウォドムポッド」の中からガンプラ化したメイが登場するという驚きの演出でした

かろうじて自立できます。そして毎度のことながら、ガンプラなのにヒップへの力の入れ具合がすごい

かろうじて自立できます。そして毎度のことながら、ガンプラなのにヒップへの力の入れ具合がすごい

「∀ガンダム」ファンにはうれしいキット

まさか令和の「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」で、あの「ウォドム」が姿を変えて活躍するとは驚きましたし、まさかガンプラとして発売されるとはなかなか想像できませんでした。「∀ガンダム」が好きだった人ならなおさらですね。「ウォドムポッド」のガンプラとしてはこの後、「最終決戦仕様」というキットが発売予定で、どのようなスタイルになるのか楽しみです。ぜひ「モビルドール メイ」と並べて飾ってください。

主役機、「サタニクスガンダム」と。今後の劇中での活躍に期待しましょう

主役機、「サタニクスガンダム」と。今後の劇中での活躍に期待しましょう

「ウォドムポッド+」としての活躍や新しい武装なども楽しみです

「ウォドムポッド+」としての活躍や新しい武装なども楽しみです

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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