ガンプラ組み立てレビュー
ガンプラ40周年の集大成!

まさに究極のガンプラ! 3万円弱の「PG UNLEASHED RX-78-2 ガンダム」を自腹レビュー

2020年12月、ガンプラ40周年プロジェクトの集大成とも言えるキットが発売されました。「PERFECT GRADE UNLEASHED RX-78-2 GUNDAM」です。お値段は驚異の27,500円(税込)ですが、筆者は迷わず買ってしまいました。ということで今回はその組み立てレビューをお届けします。先にお伝えしておくと、お値段分の価値は十二分にあるガンプラでした。

1/60スケールのPGということで、40×60cmの大型のパッケージです

1/60スケールのPGということで、40×60cmの大型のパッケージです

「PERFECT GRADE」(以下、PG)とはガンプラ最高峰のシリーズで、1/60スケールで展開される大型キットです。“究極のガンプラ”を目指し、精密なパーツ分割、内部構造、電飾などにこだわったシリーズ。過去には「ユニコーンガンダム」、「ストライクガンダム」、「ガンダムエクシア」など、主役クラスのガンダムがキット化されています。「RX-78-2ガンダム」も、1998年にPG第1弾として発売されていますが、今回「UNLEASHED(解き放たれた)」を冠して22年ぶりに再PG化されました。今回のPG版ガンダムを、以下「PGUガンダム」と表記します。

従来のガンプラの定義や制限から“解き放たれた”ガンプラということで、要素が盛りだくさんなのですが、主な特徴を列記してみましょう。
【1】「組立」「可動」「構造」「外装」の4つのフェイズ+「演出」でガンプラの進化を体感できる組み立て設計
【2】ガンプラ史上最高の全身90か所以上の可動、最多のハッチオープンを実現
【3】シルバーメッキ、つや消しメッキ、クロームメッキに金属パーツ、エッチングシールなど多彩なマテリアルを使用
【4】新規LEDユニットを内蔵+ビームサーベル内に電飾ユニットを内蔵

まずは【1】の組み立て設計から見ていきます。

4つのフェイズに分かれた構造&驚きの組み立てやすさ

今回の「PGUガンダム」の目玉は、4つのフェイズに分かれた組み立て構造です。基本となるフレームに外装を取り付けていくパターンなのですが、その工程が4段階で構成され、まるで本物のガンダムを作っていくかのような楽しさが味わえます。

フェイズ1:骨格とも言うべき内部フレームの組み立て
フェイズ2:骨格に可動領域を追加して内部構造を組み立て
フェイズ3:メッキパーツやメタリック成形色のパーツでトラスフレームの組み立て
フェイズ4:外装パーツの組み立て

工程が4段階と聞くと、組み立てが大変そうに思えるかもしれませんが、今回声を大にして言いたいのが、「究極の作りやすさ」です。従来のPGは、数十枚のランナーからパーツを切り出すだけでひと苦労……というイメージがありましたが、今回は簡潔なランナー構成とマニュアルにより、とても作りやすくなっていました。以下に、筆者が感心した親切さをまとめてみます。

・使うランナーが少なく、各部位でまとまっており、部位を組み立て終わるとランナーが終了する仕組み
・パーツ脇に、使う部位のイラストが付いていてわかりやすい
・ひとつのランナーが、「B1」「B2」「B3」など複数のランナーで構成されており、使い終わった部分は切り外せるようになっている

この工夫のおかげで、MGですら40枚以上ランナーがあるものも多い中、今回の「PGUガンダム」はランナー枚数が33枚+ビームサーベルと、とても少なくまとまっています。

たとえばこちら、脚部分のマニュアルです。使うランナー数がとても少なく、またその部位で完結するようになっており、あちこちのランナーからパーツを探す苦労がまったくありません

たとえばこちら、脚部分のマニュアルです。使うランナー数がとても少なく、またその部位で完結するようになっており、あちこちのランナーからパーツを探す苦労がまったくありません

さらにランナーには、どの部位で使うかのイラストも付いており、間違えることもありません

さらにランナーには、どの部位で使うかのイラストも付いており、間違えることもありません

マニュアルには「ランナーが終了しました」というアナウンス付きで、パーツを忘れにくくなっています

マニュアルには「ランナーが終了しました」というアナウンス付きで、パーツを忘れにくくなっています

フェイズ1&2:骨格とガンプラ史上最高の可動数を誇る内部構造を作る

それでは組み立てていきましょう。マニュアルではフェイズ1と2が一緒になっており、骨格と可動構造を同時に作るようになっていました。

最初は脚部からスタート。今回の「PGUガンダム」の特徴として、脚部、腕部、腰部に「インサートフレーム」と呼ばれるパーツが使用されています。これはRGシリーズの骨格を作る「アドバンスドMSジョイント」のPG版といった感じで、可動部とフレームがすでに完成されたパーツとなっています。

脚部のインサートフレームです。展開すると18cmの大型パーツで、組み立ていらずで膝部分の可動が完成しています

脚部のインサートフレームです。展開すると18cmの大型パーツで、組み立ていらずで膝部分の可動が完成しています

フェイズ1の右脚が完成。1/144スケールの「EGガンダム」と並べると、もうこの時点で巨大さがわかります

フェイズ1の右脚が完成。1/144スケールの「EGガンダム」と並べると、もうこの時点で巨大さがわかります

フェイズ2ではメッキパーツを使ってガンダムの金属感を演出します。キラキラしていてとてもきれいです

フェイズ2ではメッキパーツを使ってガンダムの金属感を演出します。キラキラしていてとてもきれいです

さらに金属感を出すエッチングシールが15枚付属。赤いパーツ右上の金属パーツがエッチングシールです

さらに金属感を出すエッチングシールが15枚付属。赤いパーツ右上の金属パーツがエッチングシールです

そしてこれがフェイズ2まで完成したガンダムです。まだあまりガンダム感はありませんが、骨格と可動機構はできあがりました

そしてこれがフェイズ2まで完成したガンダムです。まだあまりガンダム感はありませんが、骨格と可動機構はできあがりました

この時点でグリグリ動きます。パーツポロリや部位ポロリがいっさいありません。要所にメッキパーツが配置されており美しいですね。バーニアは金属製の1パーツとなっています

この時点でグリグリ動きます。パーツポロリや部位ポロリがいっさいありません。要所にメッキパーツが配置されており美しいですね。バーニアは金属製の1パーツとなっています

一気にフェイズ2まで組み立てました。ランナー数が少なく作りやすいこともあって、ここまでの組み立て時間は5時間弱くらいでしょうか? 特に苦労することもなかったのですが、強いて言うなら、頭部バルカンが金属パーツとなっており、かなり小さいので落としてなくさないように注意したことくらいですね。
作っていて、この時点で可動領域の広さと動きやすさを実感しました。詳しくは後述しますが、特に胸部と肩部の可動は初めて体験する構造で、今までにないくらいよく動くのでびっくりしました。

頭部バルカンは金属パーツです。小さいので取り扱い注意。いつもはツインアイなどにシールを貼るのですが、今回はLED発光させるのでシールは不要。ただ、シールも付属していました

頭部バルカンは金属パーツです。小さいので取り扱い注意。いつもはツインアイなどにシールを貼るのですが、今回はLED発光させるのでシールは不要。ただ、シールも付属していました

肩周りが前にもうしろにもグリグリ動きます。外装を付けても動くのか楽しみです

肩周りが前にもうしろにもグリグリ動きます。外装を付けても動くのか楽しみです

のけぞりポーズもなんのその。ガンダムはコア・ブロックシステムなので、いつも腹部の可動が制限されていたのですが、今回はそんな心配はなさそうです

のけぞりポーズもなんのその。ガンダムはコア・ブロックシステムなので、いつも腹部の可動が制限されていたのですが、今回はそんな心配はなさそうです

フェイズ3:密度を高めるトラスフレームの組み立て

フェイズ3は「トラスフレーム」と呼ばれる、メッキ加工とメタリック成形色のパーツを使ったフレームを追加していきます。全59パーツと多いですが、フェイズ2で作った内部構造にかっちりとハマるので、組み立て自体はまったく問題なく進みました。ガンプラのすごいところは、パーツが裏返しだったり左右逆だったりするとうまくハマらず、合っていると本当に気持ちよくハマるところですよね。

メッキ加工パーツを使ってトラスフレームを組み立てていきます

メッキ加工パーツを使ってトラスフレームを組み立てていきます

こちらは2時間弱くらいで完成。メカメカしくなりました。多重構造で、重厚感のある密度の高い仕上がりになりますね

こちらは2時間弱くらいで完成。メカメカしくなりました。多重構造で、重厚感のある密度の高い仕上がりになりますね

フェイズ4:複数色のパーツを組み合わせ、リアル感あふれる外装に

いよいよ外装パーツの組み立てです。ガンダムといえばホワイトをベースに、レッド、ブルー、イエローのトリコロール配色ですが、今回はホワイトだけでなく、レッド、イエローも濃さの異なる2色ずつが用意されており、陰影を楽しめるようになっています。
さすがに外装パーツはゲート処理をていねいに行ったので、完成まで2時間以上かかりました。ここまでで合計9時間弱くらいでしょうか。

外装完成。ついにガンダムになりましたね。ボリューム感もあっていいプロポーションです。スミ入れをしなくてもきれいにパーティーラインがわかるのがいいですね

外装完成。ついにガンダムになりましたね。ボリューム感もあっていいプロポーションです。スミ入れをしなくてもきれいにパーティーラインがわかるのがいいですね

「EGガンダム」と並べて。1/60スケールでこれだけのハイディテールはさすがです。そして脚周りの太さと接地力の高さでしっかり自立します。ここまで大きくてもふらつきがないのは驚き!

「EGガンダム」と並べて。1/60スケールでこれだけのハイディテールはさすがです。そして脚周りの太さと接地力の高さでしっかり自立します。ここまで大きくてもふらつきがないのは驚き!

頭部です。今回は目の下の赤い部分に、最初から黒いスミが入っています

頭部です。今回は目の下の赤い部分に、最初から黒いスミが入っています

ではここから、さらにディテールアップしていきます。今回はマーキングシールのほかに、3Dメタリックシールという赤と緑のシールが付属しており、これがまるで発光しているように見え、存在感のあるシールになっていました。

今回はマーキングシール、ホイルシール、3Dメタリックシール、エッチングシールの4種のシールが付属。右上が3Dメタリックシールです

今回はマーキングシール、ホイルシール、3Dメタリックシール、エッチングシールの4種のシールが付属。右上が3Dメタリックシールです

シール貼り作業も1時間ちょいくらいでしょうか。マーキングシールは全部貼らずに、好みの場所にだけ貼りました。ついに完成です

シール貼り作業も1時間ちょいくらいでしょうか。マーキングシールは全部貼らずに、好みの場所にだけ貼りました。ついに完成です

ガンプラ史上最大の可動軸&変形構造

それでは、外装を取り付けた後の可動領域を見ていきましょう。フェイズ2の骨格だけだったときと比べてみると……まったく変わりませんでした! 外装パーツを付けても問題なくグリグリと動くので、これはすごいです。さらに、脚部と腰部が干渉しないようなプチ変形構造なども取り入れられており、1/60スケールでも細やかに動き、しっかりポージングが可能なキットとなっていました。

脚部を横から見た写真です。通常は写真左の位置で固定されていますが、脚部をここまで下げることができます(写真右)

脚部を横から見た写真です。通常は写真左の位置で固定されていますが、脚部をここまで下げることができます(写真右)

そのままでは脚を曲げると腰部のスカートなどに干渉します(写真左)が、脚を下げることでスカートとの干渉が減ります(写真右)

そのままでは脚を曲げると腰部のスカートなどに干渉します(写真左)が、脚を下げることでスカートとの干渉が減ります(写真右)

これにより、重心の低い膝立ちのようなポーズが可能になります

これにより、重心の低い膝立ちのようなポーズが可能になります

続いて肩部。通常は写真左のようにピッタリと収まっていますが、左右に引っ張ることでここまで引き出せます(写真右)

続いて肩部。通常は写真左のようにピッタリと収まっていますが、左右に引っ張ることでここまで引き出せます(写真右)

引き出した肩は前後に動かせるため、このように腕部を胸の手前まで持ってくることができるほど

引き出した肩は前後に動かせるため、このように腕部を胸の手前まで持ってくることができるほど

上半身ののけぞりも問題なし。天を仰ぐガンダムなどもできちゃいます

上半身ののけぞりも問題なし。天を仰ぐガンダムなどもできちゃいます

極小LEDユニットで、頭部、胸部が発光!

続いては発光ギミックです。本体に小型のLEDユニットが付属しており、ボタン型電池のLR41(別売り)を2個入れて、胸部に収納することで頭部と胸部のダクト部分が発光します。あまり強く光らないので明るいところだと見えにくいですね。暗いところだとよく見えますが、ダクト部分はそんなに目立つような発光ではありません。点灯は4パターンですが、そのうち2パターンはかなり短く、スイッチ押し込みと同時に点灯しすぐに色が変わってしまうため、見逃すことが多かったです。

本体胸部のコックピットブロックを素早く押し込むことで点灯します。1回押すと、ツインアイとダクトが青色で点灯。この青は一瞬です

本体胸部のコックピットブロックを素早く押し込むことで点灯します。1回押すと、ツインアイとダクトが青色で点灯。この青は一瞬です

その後、ツインアイは黄色に、ダクトも黄色に変わり明滅します

その後、ツインアイは黄色に、ダクトも黄色に変わり明滅します

スイッチを2回押すと、ツインアイとダクトがピンク色で点灯。一瞬です

スイッチを2回押すと、ツインアイとダクトがピンク色で点灯。一瞬です

その後、ツインアイは黄色に、ダクトは赤色になって明滅します

その後、ツインアイは黄色に、ダクトは赤色になって明滅します

光るビームサーベルでテンションも最大に!

武装はビームライフル、ビームサーベル2本、LEDのビームサーベルとシールドです。欲を言えば、ハイパーバズーカは付けてほしかったですね。

メッキパーツを使った、ガンプラ史上最高とも言えるビームライフルのかっこよさ! 照準スコープは左右に動くだけでなく、回転する機構になっています

メッキパーツを使った、ガンプラ史上最高とも言えるビームライフルのかっこよさ! 照準スコープは左右に動くだけでなく、回転する機構になっています

今回は指の可動はなし。すべて固定されており、握り指、平手、ライフル持ち手、サーベル持ち手の4パターンを取り替える形です

今回は指の可動はなし。すべて固定されており、握り指、平手、ライフル持ち手、サーベル持ち手の4パターンを取り替える形です

平手を使うとビームライフル両手持ちがきれいに再現できます

平手を使うとビームライフル両手持ちがきれいに再現できます

そしてやはり目玉は、光るビームサーベルです。ピン型のリチウム電池を使うことでサーベル持ち手部分の内部が発光し、クリアパーツのサーベル刃を光らせるというもの。これはガンプラとしては初の試みで、とてもきれいに発光します。

ビームサーベル通常時(発光なし)は、いつものガンプラ同様クリアの刃を持ち手に差し込んで使用。専用の手首でしっかり保持できます

ビームサーベル通常時(発光なし)は、いつものガンプラ同様クリアの刃を持ち手に差し込んで使用。専用の手首でしっかり保持できます

こちらが、スイッチ付きのLED内蔵サーベル。ここにピン型のリチウム電池(付属)を入れて、サーベル刃を付けます

こちらが、スイッチ付きのLED内蔵サーベル。ここにピン型のリチウム電池(付属)を入れて、サーベル刃を付けます

暗くするとかなり光ってかっこいいです。ついにガンプラもここまで来たかという感じ!

暗くするとかなり光ってかっこいいです。ついにガンプラもここまで来たかという感じ!

ツインアイも発光させればより雰囲気が出ますね

ツインアイも発光させればより雰囲気が出ますね

光るサーベルの持ち手をバックパックに装備させてスイッチをオンにすると、バーニアを光らせることもできます

光るサーベルの持ち手をバックパックに装備させてスイッチをオンにすると、バーニアを光らせることもできます

また、巨大なシールドは、ガンプラ初となるマグネットを使って保持する仕組みになっていました。

両腕に鉄の丸いパーツを仕込みます。最初はいったいなんのパーツだろうと思っていたのですが……

両腕に鉄の丸いパーツを仕込みます。最初はいったいなんのパーツだろうと思っていたのですが……

実はシールドのジョイントにマグネットが仕込まれており、それが腕の鉄のパーツにしっかり密着して、大きなシールドを保持するようになっていました。なのでポーズを付けてもシールドはしっかり保持され、ズレたり落ちたりすることがありません。

シールドはジョイントでバックパックにも接続可能

シールドはジョイントでバックパックにも接続可能

ガンプラ史上最多のハッチオープン。まさに”解き放たれた”ガンダムに

さらなる「PGUガンダム」の特徴として、ガンプラ史上最多のハッチオープン機能があります。特に脚部分は、ハッチを開くことによって内部のメッキ加工パーツが見え、メカメカしくてかっこいいですよ。ハッチは小さなパーツで、かなり小さな突起で接続されているものもあり、特に腕やバックパックのハッチを開ける際は注意したほうがいいですね。

フルハッチオープン! 特に脚は細かく開きます

フルハッチオープン! 特に脚は細かく開きます

ガンプラ40周年のトリを飾るにふさわしい完成度!

今回の「PGUガンダム」の完成度の高さは、密度の高さや可動などはもちろんですが、筆者としてはとにかく作りやすさの点で顕著だと思います。上記の通り、4つのフェイズに分けて、むだのないランナーとパーツで組み立てる仕組み。パーツ同士がピッタリとハマる精密さ。ガンダム愛にあふれる人が楽しみながら作ったという感じがひしひしと伝わってきました。本当に最近のマスターグレードよりも作りやすかったです。初心者には無理!と思われそうですが、むしろそんな方に作ってもらいたいですね。

ちゃんと変形するコア・ファイターも付属。ただ、パーツが小さく、翼の構造を理解するのに時間がかかり、実は組み立てに一番時間がかかったという……。ガンダムに内蔵する際は、コア・ファイターか専用のコア・ブロックを選択可能です

ちゃんと変形するコア・ファイターも付属。ただ、パーツが小さく、翼の構造を理解するのに時間がかかり、実は組み立てに一番時間がかかったという……。ガンダムに内蔵する際は、コア・ファイターか専用のコア・ブロックを選択可能です

また同スケールのパイロットフィギュアが2体、アムロとセイラさんまで付属しています

また同スケールのパイロットフィギュアが2体、アムロとセイラさんまで付属しています

2020年はガンプラ40周年ということで、1年にわたって「RX-78-2ガンダム」のHGガンプラが多数発売されました。2019年末の「G40」から始まり、2020年には、「オリジン版」、「BEYOND GLOBAL版」、「横浜実物大モデルF00」、「エントリーグレード」と、実に5種類。どれも異なる解釈で立体化されており、さまざまなガンダムを楽しむことができました。このPGU版もまた、いずれのガンダムとも違う解釈とスタイルで、好みのガンダムを探す楽しみも増えたと思います。個人的には、今回のPGUのガッシリとした感じはとても好きですね。

前述のHGシリーズたちと一緒に

前述のHGシリーズたちと一緒に

満足度の高いPGU版ですが、不満点をあげるとするなら、まずは在庫問題ですね。2020年はガンプラが転売の餌食となり、品薄なうえ、高額転売がされていたことも多く、この価格のPGUまでターゲットになっていたのは残念でした。このあたりは次の10年に向けての課題でもあるかと。ただ2次出荷などの予定がありそうなので、しばらく待つと購入できそうですね。

あとは、ガンダムのコア・ブロックという構造上、やはり腹部と腰の接続がちょっとゆるくなる感じがやや不満ですね。もう少しがっちりハマる仕組みにしてほしかったです。また、前述のとおり武器にハイパーバズーカが欲しかったかなというところ。ただこれは、以前のPG版では武器セットが別途発売されたので、今回のPGU版もあるかもしれません。最後に、マーキングシールでなく水転写式デカールがよかったかな、といったところです。

組み立ては、素組み+ゲート処理+マーキングシールのみですが、なんやかんやで10時間以上はかかっています。最後はちょっと疲れてきて、コア・ファイターで1時間くらいかかっちゃいましたよ。それでもとても楽しく、わくわくしながら組み立てられてとても幸せな時間でした。このスケールでガシガシ可動させて遊べるガンプラなのはとても画期的で、現時点で「究極のガンプラ」と言っても過言ではないでしょう! 筆者のホビー人生はガンプラ40年の歴史とともにありましたが、当時、300円でガンプラを買っていた小学生の自分にこのPGUを見せてあげたいです。

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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