新・無煙タバコブランド「ノルディックスピリット」がJTから登場しました。
2026年3月3日に「ノルディックスピリット・コーラフィズ・ミディアム」を、同月中旬からは「同ベリーミックス・ミディアム」を「CLUB JTオンラインショップ」で発売しており、価格はそれぞれ14パウチ入りで500円(税込)です。
「ノルディックスピリット・コーラフィズ・ミディアム」(左)と「ノルディックスピリット・ベリーミックス・ミディアム」(右)
無煙タバコは「嗅(か)ぎタバコ」や「オーラルタバコ」とも呼ばれ、JTでは「ゼロスタイル・スヌース」(18個入り500円〜)というブランドも展開されています。競合製品には、BATジャパンの「VELO」(15パウチ入り360円〜)や、フィリップ モリス ジャパンの「ZYN(ジン) BY IQOS」(12パウチ入り500円)などがあげられます。
本稿では無煙タバコ市場全体に軽く触れつつ、「ノルディックスピリット」の誕生背景や、各フレーバーの味わいをレポートします。
「ノルディックスピリット」が従来製品「ゼロスタイル・スヌース」と大きく異なる点は、タバコ葉ではなく、食物由来の繊維をベースにした「モダンオーラル」タイプであること。クリアな風味が楽しめるほか、パウチが白く清潔感があることが特徴で、特に海外市場では飛躍的に伸長しています。
「ノルディックスピリット」は、「モダンオーラル」発祥国のスウェーデン製。タバコ葉ではなく、植物性繊維のセルロースを用いています
また、「モダンオーラル」は水分量の違いから「ドライ」と「モイスト」にカテゴリが分かれており、「ノルディックスピリット」は後者の「モイスト」タイプ。「モイスト」タイプは水分量が多いため、口に含んでから広がるフレーバーがスピーディーかつ豊かに感じられるそうです。
日本は「モダンオーラル」の後進国であり、だからこそ成長ポテンシャルは高いそう
「モダンオーラル」はスウェーデンで2016年に生まれて以来、欧米を中心にユーザーが拡大。いっぽうの日本では現在のユーザーこそ少ないものの、今後の使用意向は高いという見立てがあるため、JTは今回「ノルディックスピリット」の発売に乗り出したのです。
先行発売される「ノルディックスピリット・コーラフィズ・ミディアム」から、テイスティングレポート。
味わい方は、パウチを唇と歯ぐきの間にセットするだけ。1パウチで、約30分間フレーバーが続きます。
パッケージ側面のミシン目に沿って切り込みを入れて開封。パッケージに表記されている数字は刺激レベルの強さを表しており、こちらは最もやさしい「1」
パッケージを開封した瞬間から、コーラの香りがフワッと感じられます。コーラは紙巻きや加熱式タバコでも珍しいフレーバーということもあって、この香りはとても印象的。次に口内にセットしてみると、すぐにピリッとした刺激が。これはオーラルタバコ特有の“キック”で、強弱には個人差があるものの、次第に慣れてきます。
パウチはこのくらいのサイズ
オーラルタバコならではのピリピリ感がある分、フレーバーはコーラ味のガムやグミよりもスパイシーでビター。そんな味わいがパウチからにじみ出てきます。同時に、妖艶さをはらんだコクもじんわりと。これはニコチンの成分によるものでしょう。メンソール的なスースーする爽快感は控えめですが、確かにタバコを吸ったときのようなリラックス感やリフレッシュ感が楽しめるテイストです。
次は「ノルディックスピリット・ベリーミックス・ミディアム」。こちらも刺激レベルは「1」
後発の「ノルディックスピリット・ベリーミックス・ミディアム」は、「コーラフィズ」ほど強いフレーバーではないものの、その分、メンソール的なミントの香りが感じられます。製品が標榜する果実はカシスとワイルドベリーで、ほんのり深みとコクがある甘酸っぱさ。ピリピリとした刺激やコクの強さは「コーラフィズ」と同レベルで、喫味の満足度も十分あると感じました。
現時点では、両製品ともに買えるのは「CLUB JTオンラインショップ」のみ。ただ、「ノルディックスピリット・コーラフィズ・ミディアム」は、2026年4月6日から順次、全国の「セブン-イレブン」「ローソン」「NewDays」でも販売されます。
「ファミリーマート」以外の主要コンビニでは、4月6日から左の「ノルディックスピリット・コーラフィズ・ミディアム」のみ登場
先の展開は発表こそされていないものの、フレーバーの拡充はあると言えるでしょう。なぜなら、メディア向けに行われた発表会会場には全6銘柄が並んでいたからです。そもそも「ノルディックスピリット」はすでにグローバル展開されているブランドであり、海外にはより多彩なフレーバーが存在。日本国内での動向にも注目です。
発売日は未定ながら、「クールミント」「トロピカルミックス」「リッチメロン」など、会場には全6種のフレーバーが並んでいました
「ノルディックスピリット」を始めとする無煙タバコは、場所を気にせず楽しめるので、「喫煙所が少ない」と感じる愛煙家にとっての受け皿にもなるでしょう。特に、電車や飛行機、映画館など、長時間タバコを我慢しなくてはならない場所での使用が想定されます。
JTはお試しモニターや総計100万人への無料サンプリングといった企画を予定しているので、手に取る機会があれば、ぜひお試しを。