レビュー
水面をなめらかに進むユニークなドローン。最高速度は10km/hです

水空両用のハイブリッド! ミニドローン「Hydrofoil」を小川で試してみました

地面を猛スピードで走ったり、上空50mまで上昇して飛行したりと、小さなサイズながら手軽に遊べる点で人気の高い仏Parrotの「ミニドローン(MiniDrones)」シリーズ。これまで価格.comマガジンでは、陸上を走行する「Jumping」シリーズ、空中飛行型の「Airborne」シリーズといった、同シリーズの製品を紹介してきましたが、今回は、水上走行が可能な「Hydrofoil Drone(ハイドロフォイル・ドローン)」を試してみました!

ミニドローンのHydrofoil Drone。4枚のプロペラを持つミニドローンを、付属の船体に装着することで水上走行が行なえます。価格は21,800円(税抜)です

Hydrofoil Droneは、ミニドローンのプロペラの力を使って、水面から5cmほど浮いた上体を維持しながら水面を移動します。通常は空中を飛行するミニドローンをそのまま流用するのがユニークなところ。発泡スチロール製の船体の上にミニドローンを装着して、ミニドローンを90度起き上がらせてプロペラの力で進むようになっています。

こんな感じで、船体に装着したミニドローンが90度起き上がるような形になり、プロペラの力で進みます

こんな感じで、船体に装着したミニドローンが90度起き上がるような形になり、プロペラの力で進みます

小川を走らせてみました!

では、最初にHydrofoil Droneを操縦している動画をご覧ください。小川に浮かべて、川の流れに逆行するように走らせてみました!

川の流れがあると運転にコツがいるのですが、初めてにしては、上手に運転できたと思います。水上をなめらかに動いてきれいですねー。意外と小さく回転できるのでUターンもできそうです。途中、20秒くらいでつまずいているのは、川底に石があって羽が引っかかってしまったからです。川の向こう側に行ってしまうと、水草に絡まってしまい回収できなくなりそうでしたので、ひやひやしながらの運転でした……。最初のうちは、池など水面の流れが少なくて広いところで試したほうがいいと思います

こちらは、操縦に慣れている方(ホフマンジャパンの小池さん)によるお手本の操縦です。流れに逆らって川を上っていき、流れに沿ってターンして戻ります。川を下るのは速いですね!

製品名の「Hydrofoil(ハイドロフォイル)」とは、船底に水の抵抗を小さくするためのプロペラ(水中翼)を搭載した「水中翼船」と呼ばれるもののことだそうです。Hydrofoil Droneにも、船の下に羽が2つついています。あまり見たことない形ですが、意外に速く水上を走りますね。

ドローン単体で空を飛ばせます!

Hydrofoil Droneは、船の上に、空中飛行型のミニドローンAirborneシリーズと同じ形のドローンを装着して、そのドローンの4枚のプロペラの起こす風の力で進みます。左に旋回するときは右の羽が回り、右に旋回するときは左の羽が回ります。また、Hydrofoil Drone の操縦は、ミニドローンシリーズの他製品と同じように、専用アプリ「FreeFlight 3」をインストールしたスマートフォンやタブレットを使います。スマホ/タブレットとドローンの接続はBluetoothになります。通信距離は25mほどです。公式の紹介によると、最高時速は5.4ノット(10km)になるそう。今回は流れがあったのでそれよりはゆっくりでした。

走行中、コントローラーとしてのアプリ画面です。いつもの「takeoff」を押すと進み、「Landing」で停止します。右の左右のバーで右旋回と左旋回、左は上に操作すると本体の速度が速くなります

船の上に装着する(動力となっている)ミニドローンは、Airborne と同じですので、単体で空を飛ばして遊ぶことが可能です。

Airborneシリーズと同じように、機体の底部にはカメラが搭載されていて、アクロバット飛行も、手から放り投げて離陸させることも同じようにできます。ただし、「Airborne Cargo」のようにブロックをくっつけられる突起や、「Airborne Night」のような高出力LEDは搭載されていません

船体は組み立て式。5分くらいで組み立てられます

Hydrofoil Droneの船体は組み立て式になっています。組み立てに難しいところはありません。

これがHydrofoil Droneのパッケージ。細長い箱です

これがHydrofoil Droneのパッケージ。細長い箱です

ふたを開けると、他のMini Droneと同じように「Hi! Nice to meet you.」のあいさつが書いてあります。「どうも初めまして、よろしくお願いします」という気持ちになります

中身をすべて出してみます。本体は組み立て式で、いくつかのパーツに分かれています。ねじは9つあります。ねじ回し(ドライバー)が付属していて便利

船の本体に、羽みたいなアーム(いちばん上のバー)を2本のねじで取り付けます

船の本体に、羽みたいなアーム(いちばん上のバー)を2本のねじで取り付けます

取り付けました

取り付けました

次に、ミニドローンのサポート(右上のフレーム)、中心軸(右上から2番目の細長いバー)、ネジを4つ用意します

次に、ミニドローンのサポート(右上のフレーム)、中心軸(右上から2番目の細長いバー)、ネジを4つ用意します

次に2つのサイドフロート(白い発泡スチロール)と2つのサイドフォイル(黒いへらみたいなもの)をそれぞれアームの左右の先端に取り付けます。T字のリアセンターボードもねじ1つを使って取り付けます

サイドフォイルとサイドフロートは同じ形の凹凸でつなげるようになっています

サイドフォイルとサイドフロートは同じ形の凹凸でつなげるようになっています

アームとサイドフロートも、ティー字の凹凸があるので向きに注意して取り付けます

アームとサイドフロートも、ティー字の凹凸があるので向きに注意して取り付けます

ねじをしめて完成です

ねじをしめて完成です

ミニドローンを取り付けました

ミニドローンを取り付けました

ミニドローンは、前方から、サポートの取っ掛かりにミニドローンのフレームを引っ掛けるようにして装着します

同梱のミニドローン。Airborne Cargo や Night と同じサイズです

同梱のミニドローン。Airborne Cargo や Night と同じサイズです

まとめ

Hydrofoil Droneは、少しの風ならあまり影響を受けずに進めるので、コントロールが意外に簡単だと思いました。流れがあっても船体がひっくりかえってしまうこともなく、機体の安定性も高いと思いました。今回のような、ゆるい水の流れがあるところでは、流れに逆らって走行させてみると、操縦のしがいがあって楽しいと思います。水中翼のおかげで水の抵抗が減って、思ったよりも速く走れます。

ただ、流れのあるところでは船体が流されてしまったり、茂みにひっかかってしまうこともあるので、操縦に慣れないうちは、少し広めの池やプールで(※利用可能なところに限ります)、遊んでみるといいのではないでしょうか。

操縦での注意点は、前進しかできないことです。ドローンが90度逆に起き上がって後退もできればさらに楽しいと思うのですが、それはできません。ただし、前に進まなくても旋回できるのがポイントで、いったん止まってから旋回をうまく使うことで障害物を避けやすくなります。思ったよりも、俊敏に小さくターンができますよ。

さらに、Hydrofoil Droneは、ドローン部だけで空中飛行を楽しむこともできます。(ただし、風除け用のハルは付属しません)。水上でも空中でも遊べるのがお得なところだと思います。

協力:流山市フィルムコミッション

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堤 智代(編集部)

堤 智代(編集部)

ホビーやおもちゃを中心にレビュー記事を担当しています。ラジコンやプラモデル、フィギュアを取り上げることが多いですが、それら以外でも楽しそうな製品を紹介していきたいと思います!

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