企業ブースはキャラクターものがメインですが、個人ブースは多種多様。アニメやゲームのキャラクターをモチーフとした作品が多いのは事実ですが、作家独自のテイストにアレンジされており見てるだけでも楽しいです。また、昭和の時代のおもちゃや食玩、アクセサリーといったフィギュア以外のアイテムもたくさん販売されていました。来場者は小学生から年配の方まで幅広く、それだけの年齢層をカバーできる作品群がそろっています。
忠実な再現ではなく、作家の特色が全面に出た「鶯丸」(刀剣乱舞)はエロさがハンパじゃない! 表情もですが、服の質感と身体のくねらせ方がヤバイです。トップス右側の、ちょっと上がった感じがたまらん。セクシー!!! 午後に訪れたため、すでに完売でしたが「FOREST FIELD」の次郎左衛門さんは要チェックしておかねばと思いました
個人ブースにあったデフォルメされた刀剣男士で一番かわいいと思ったのは、「Windflower」の作品
寝そべっている鶴丸国永がほしかったけれど、完売でした。ほわーんとしててかわいいよ、鶴ぅ
企業ブースの原型でも絶賛していたKaNAさんのブース(Daisy Bell)に行ってみたところ、小さな堀川くん付き和泉守兼定の原型が展示されていました。やはり身体のラインがきれいです
KaNAさん同様に推している原型師さとさんのブース(hacca)には、刀剣男士がずらり。さとさんが作るフィギュアはイケメンなので、眼福です。スリットのゆらめきまで美しい。そしてただキレイなだけじゃなく、今にも動き出しそうなのがすばらしいところ。まわりの空気の流れまで見えるかのようです
取材で早く来れなかったことをもっとも後悔したのは、「造形処御陀仏庵」の「ペルソナ5」の主人公&アルセーヌのデフォルメ。デフォルメ具合も絶妙ですが、細かいところまでしっかり作り込まれているのがすばらしい。再販されたら絶対ゲットしたいです
エロいインキュバスだなーと「GILLGILL」塚田貴士さんの作品に目を奪われ……、その並びにある展示物を見たら、とてもおもしろい試みが実施されていました
塚田貴士さんが原型製作した「ニナ・ドロノ」(PHANTOM CORE)に、4人のクリエイターがそれぞれ彩色。担当されたのは、左上から時計回りに菅野貴司さん、K2さん、矢竹剛教さん、村上圭吾さん。彩色が変われば印象もまったく違うものになります。こういう作品が見られたのは、かなりうれしい
圧倒的なクオリティで独特の世界観を展開していた「Kamaty Moon」ブースには感動しました。動物たちが擬人化されているのですが、衣装もメカもおしゃれ。2017年3月13〜26日に個展が開かれるそうなので、気になった方はチェックしてみて!(個展会場:横浜ギャラリー元町)
最後に訪れたのは、動物のお面やブローチを販売していた「〜八感〜 HAKKAN」。色粉を使って、彩色しているそうです。もふもふな感触がすごく気持ちいいし、顔がかわいい! パーティーで個性を出したい時に、いいのでは!?
結局、「ワンダーフェスティバル2017[冬]」で購入したのは「〜八感〜 HAKKAN」のうさぎのブローチのみ。耳を曲げて雰囲気を変えられるので、気に入ってます
実際に行ってみるまではオタク度が高くないとついていけないイベントだと思っていましたが、アニメなどを深く知らなくてもかなり楽しめます。企業ブースはキャラクター属性が濃いですが、個人ブースはさまざまなので見て回るだけでも満足度「大」! 普段は自分の好きなものしか目にしませんが、自然といろいろな作品に触れることができるため自分自身が気付かなかった好みを発見できるなど、思いも寄らぬワクワクが「ワンダーフェスティバル」にはありました。購入目的でも、見るだけでも、撮影しに行くだけでも楽しみ方は自由。今度の開催は夏予定なので、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。