自動車ライターのマリオ高野です。
愛車での移動中、スーツの上着やジャケットなどはシワにならないよう脱いでハンガーに掛けますよね。
一般的な車は車内にハンガーを引っ掛ける場所がないため、後席のアシストグリップにハンガーを引っ掛けることが多いと思います。
しかし、そうすると後席の窓が見えなくなり、後方視界が悪くなって安全上よろしくありません。そこで、車内用のハンガー「AP 車内用 ハンガー 鉄・PU材質 AP-HANGER-002」を試してみました。
かなり頑丈なケースに入っていました。中国製で説明は英語です
質感は、価格相応という感じ。柄の部分を回してつなぐだけのシンプルなものです
ハンガー部分は少しソフトな素材になっており、衣類にやさしい気がしました
ヘッドレストが引っこ抜けるタイプかどうか確認するのを忘れずに! 超重要ポイントです
ヘッドレストのバーに挿し込むのですが、これがかなり硬いので、穴を少し広げてから挿し込んでください
マイナスドライバーのような硬いものでこじ開けるようにして広げると入りやすくなります
ヘッドレストの支柱バーが1.5cm以上あると取り付け困難になりますので、使用前にご確認を
フロントシートのヘッドレストの支柱となっているバーに固定するタイプで、普通のハンガーのように車が揺れてもブラブラしたりせず、しっかりとホールド。
かなり上のほうにマウントされるので、大きめのジャケットでも裾などが床につきにくい配慮がなされています。
上着を掛けても視界が遮られることはなく、地味な配色のおかげで衣服を掛けていないときでも室内の雰囲気をあまり損ねません。
取り付けた様子。シート地がグレー系かブラック系であればインテリアの美観を損ねませんが、シート地が白だとハンガーが目立ってしまうかも
ドライバーの頭まわりの違和感、および後方視界の悪化はほとんど気にならないレベルです
ただし、追突や衝突時など、後席乗員の安全性に影響する部分については未知数なので、なるべく後席に人を乗せない状態で使われるのがベターでしょう。1〜2人で移動することが多いビジネスマン向きといえますね。取り外すのは簡単なので、後席に人を乗せるときはすぐに撤去できます。
使用はヘッドレストが完全に抜けるタイプの車に限定されますので、まずはご自分の愛車のヘッドレストが抜けるかどうかを確かめてください。
このようにヘッドレストを抜けないシートには使用できません