塩レモンです
暑い夏は食欲が衰えがちですが、どのようにして乗り切っていますか? 「水分を取りましょう」「塩分を取りましょう」なんてよく言われますが、どうやって取ればいいのかよくわからないな……筆者も思っていました。
そんな時、「塩レモンがいい」という噂を聞きつけ、興味津々! 野球部の練習とかで“砂糖”に漬けたレモンを食べる話は聞きますが……“塩”に漬けるの? お酒の「塩レモン味」みたいなもの?
気になったので、早速作り方を調べて塩レモン作りに挑戦してみました!
まずは材料を取り寄せてみました。普通の食塩でもいいのですが、ここはせっかくなのでこだわって……
気高塩!
■公害のない時代に海底が隆起し、海水湖となり海水が蒸発してできた原塩
■50℃以下で低温乾燥し、40℃以下で低温加工機で仕上げているので酵素が生きている
■ミネラルたっぷり
と記載してあり、なんだかすごそうです!
開けてびっくり。なんとほんのり茶色い……!
きび砂糖・てんさい糖のような見た目ですが、砂糖も塩も実はこの茶色になる理由は「ミネラル分を豊富に含んでいるから」とのことで、だからこの塩も茶色っぽいのかと納得です。
さらにレモンです。皮ごと使用するため、農薬やワックスなどが皮に付着していないものを選ぶ必要があります。ネットでは「塩レモンに」といった記載で皮ごと使用できるものが多く売られていました。
1s購入したところ、大小のレモン約9個が届きました(数や大きさは注文ごとにバラつきがあります)
さらに、瓶は密閉できるものを選びましょう。
こちらはなんと、塩レモン作りに特化したもの!
塩レモン作成用の容器なので、作り方の説明書や、塩をまぶすスプーンも付いています!
まずは、瓶を殺菌消毒する必要があります。
オーソドックスな方法は「煮沸消毒」ですが、こちらの容器はプラスチックなので、アルコール消毒をしました
瓶が用意できたら、レモンを切っていきます。
塩はレモンの重さの10〜20%の量が目安なので、最初に使うレモンの重さを計っておくことをおすすめします!
今回使用するレモンは約320gなので……
塩は32g用意しておきます
レモンはくし切り、輪切り、みじん切りなどお好みで! 先端と種は可能な範囲で取り除いておきましょう
レモンを瓶に入れ、
上から塩をかけます
その後は冷蔵庫で保管し、1日1回瓶を振って、レモンから出てきた水分が全体に行きわたるようにしましょう。
1週間後、こんなにしんなりとしました! 水分がかなり出ていますね
試しにレモンをひとかけらかじってみると……しょっぱうまい!
すっぱさはほんのりとまろやかになっており、適度にしょっぱくてそのまま食べても美味しい!
さて、完成した塩レモンですが、どのような楽しみ方があるのでしょうか?
一部ですがご紹介しますね!
鶏肉と塩レモンは相性がいいのです! おすすめなのは塩レモンの汁小さじ1と鶏肉をゴマ油で焼いたもの。塩レモンも1〜2かけら入れましょう。
しょっぱさと酸味がちょうどよく、ビールが進む美味しさ! ツマミにもいいですね!
鶏肉だけでなく、意外だったのはエビとのマッチング。レモンってエビと合うんですね、改めて気づきました。オリーブオイルにニンニク(チューブでOK)を入れて、刻んだ塩レモン小さじ1とエビを焦げ目がつくまで焼くだけ!
自分で作ったとは思えないほど深みのある、プロっぽい味になります!
夏バテ防止にもなる爽やかなドリンクも超カンタンです。塩レモン小さじ1と水(炭酸水が美味しい!)180mlにはちみつを小さじ1入れて混ぜます。
スポーツドリンク感(言うなれば「アクエリアス」!)のある清涼感と、ほどよい甘みが気持ちもリフレッシュしてくれます!
さらに、塩レモンは「常備しておけばドレッシング要らず」との声もあり、たとえば「塩レモン+オリーブオイル+しょう油」でオリジナルドレッシングをパパっと作れちゃうんです。調味料として万能かつ汎用性があるのがすごい。
瓶に入れてから約1週間でもこんなに楽しめた塩レモンですが、何年か熟成させることで塩のとがった感じがまろやかになるらしく、何年も熟成させることでさらに楽しみが広がるようです。
というわけで筆者は5年ほど熟成させることを目指していきたいと思います……! みなさんもぜひ、本格的な夏に向けて今から塩レモンを仕込んでみてはいかがでしょうか?
恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。Twitter:@KA_HO_MA