時節柄、満員電車はちょっと……ということで、自転車で通勤・通学している人が増えていると言います。
とはいえ自転車は自転車で、交通事故などのトラブルに巻き込まれるのが心配です。特に最近は昔と違って、自転車も車道を走るのが基本になっているので、怖い思いをすることも多いですよね。
もはや自動車には必須の装備となった感のある「ドライブレコーダー」が自転車にも付いていたらいいのに……
ということで、自転車用のドライブレコーダーを見つけました!
サンコー 自転車用テールライトドラレコ「バッカム」!
見ての通り、テールライトとドライブレコーダーが一体となった商品です。
こちらのパーツでサドル下のシートポストに固定します
ちなみに、録画用のmicroSDカードや充電用のUSBケーブルは付属しないので、別途用意が必要です!
充電中は、テールライト用のランプがピカピカ光るため、若干まぶしい……
それでは実際に取り付けて使ってみましょう。
シートポストに固定用パーツを装着して
本体を取り付け、角度調整すれば準備オッケー
スイッチオン!
充電中のピカピカでだいたい予想はしていましたが、結構な光量。テールライトとしてはバッチリ活躍してくれそうです。
ボタンを押すと、ランプの点灯パターンを変えられるのですが……。
さらに派手になるので、まあまあ勇気が必要ですね。
さて、実際に走ってみましょう!
電源を入れると自動的に録画が開始されるので、ランプさえついていれば録画されているということになります(ボタン操作でランプを消すことも可能)。
いざというときに「録画されてなかった!」なんてことがなく安心です。
さて、撮れた映像を見てみましょう。
映像を見てみると、意外とキレイに録れていますが……
自動車のナンバーは判別できるかできないかギリギリの画質ですね。たとえば真後ろから追突されたというような場合にはバッチリ録ってくれそうですが。
録画ファイルは、このように3分ごとに分割されてmicroSDカードに記録されます
録画し続けて容量がいっぱいになったら、古いファイルから削除されて録画が続けられるという方式。
こんな、いざというときの録画ファイルをロックしてくれる「Gセンサー」付き!
なお、何らかのトラブルで転倒して、本体が45〜50°傾くと、その時間帯のファイルがロックされ、容量がいっぱいになっても削除されずに保存してくれるという機能も付いています。
フル充電で約6時間稼働。128GBのmicroSDカードなら最大26時間分の映像を保存可能と、自転車で日本1周くらいのムチャなチャレンジでもしない限り、運転中の様子をキッチリ記録してくれそうです。また、IP66の防水性能を備えているので、雨の日でも大丈夫。
さて、本製品はテールライト一体型ドラレコということで、本領発揮するのはやはり夜間の運転!
テールライトの光量は夜でもギンギン! かなり目立ちます
さて、映像は夜でもちゃんと録画できるのでしょうか?
暗い夜道も、思ったよりはキレイに録れていますが……。
ヘッドライトの光などでナンバーの判別は厳しいですね
やはり、真後ろからぶつかってきたら……という感じでしょうか?
昼間以上にナンバーの判別は難しそう……。
テールライトとしての機能は十分なので、あくまで「テールライトのおまけのドラレコ」くらいの認識でいたほうがいいのかも。もちろんナンバーが判別できなくても、「何が起こっていたか」はちゃんと記録できるので、トラブルの際の証拠としては活用できるんじゃないでしょうか。
取り付けの条件として、シートポストの部分にある程度のスペースが必要です。目安として縦8cm以上、そしてカメラの前方に部品などの障害物がないか確認してください。
ちなみに今回はこんな折りたたみ自転車に取り付けましたが
タイヤの大きい普通のママチャリなどは、シートポストとタイヤの間隔が狭いんですよね
無理やり取り付けられないこともないですけど……
映像にタイヤが思いっきり映っちゃうので注意が必要です
この商品、「バッカム」というだけあって、基本的にはバック、つまりうしろ方向の映像しか撮ることができません。
おそらく、車道を左側通行で走らなければならない自転車が、自動車に追突されたときなどを想定したドラレコなんでしょうけど、こちらが通行人などにぶつかってしまったときの証拠も記録しておきたいですよね。
ということで一応、前カゴなどにも取り付けることは可能です(フロントライトに「赤」はNGなので、走るときはランプを消して使おう!)
うん、正面用のドラレコとしても普通に使えますね。
バッテリー駆動なので、自転車に取り付けていなくても普通に使えます。ということは、首から提げておけば、日常の風景をすべて記録してくれるライフログカメラにもなるんじゃ……!?
思いっきり目立つので、周りから変な目で見られそうですけどね
自転車に乗っていてヒヤッとしたことがある方は、導入を検討してみてもいいんじゃないでしょうか!