私はぬいぐるみが大好きで、大きいものだけでも30個ほどのぬい達と一緒に暮らしています。くつろぎながらギュッとしたり一緒に寝たりするのですが……お気に入りのぬいぐるみほど汚れてくるんですよね。
ぬいぐるみをキレイにする方法を調べたところ、洗濯機に入れるか手洗いするといいとのこと。そこで手洗いしてみたこともあるのですが、確かにキレイにはなったものの、中の綿の形が変わってボコボコの手触りになってしまいました……。
もしかしたらその子は洗濯NGなぬいぐるみだったのかもしれませんが、洗濯表示のタグが付いているぬいぐるみはほとんどないので、判断が難しい……。それ以来怖くて洗えなかったのですが、ついに洗わずにぬいぐるみをキレイにする方法を見つけました!
準備するものは、「ぬいぐるみ専用クリーナー」と、洋服用ブラシ、乾いたクロス、ゴム手袋
まずは洋服用のブラシで、表面のホコリを取り除いてあげます。ぬいぐるみには結構ホコリが付いてしまっているもので、これだけでもちょっとキレイになりますよ。
毛並みを整えてふわふわにする効果もあるので、普段から定期的にブラシをかけてあげましょう
それではここから「ぬいぐるみ専用クリーナー」の出番です。使い方は、直接ぬいぐるみに吹きかけるのではなく、クロスにクリーナーを吹き付けて、トントンとぬいぐるみをたたくようにこすって汚れを拭き取ります。
先に目立たない場所でトントンしてみて、色落ちしないかどうかをチェックすることをおすすめします。そのためにも、クロスは白っぽいものを用意するのがベター
トントンしていきます。このぬいぐるみ(ペンちゃん)は、ところどころに黒ずみや茶色いシミ、繊維が固まってしまっているようなところなどがあり、かわいそうな状態です……
この「ぬいぐるみ専用クリーナー」は、具体的に言うと「水系有機物分解洗浄剤」。水由来成分の環境対応型修復洗浄剤で、残存性が低く毒物性もなく、子供のぬいぐるみにも安心して使えるとのこと。
液性はアルカリ性なので、手あかや皮脂、油汚れ、食べこぼしといった酸性の汚れを中和して落としてくれます。そのため、もしぬいぐるみにアルミや天然の革などが使われている部分があれば、そこに使用するのは避けてください。
成分は、水、水質軟化剤、アルカリ助剤、キレート剤、非イオン系界面活性剤。水由来かつアルカリ性ということで、最近よくある「アルカリ電解水」とも違うようです。水洗いしないのに、界面活性剤が入っているのは大丈夫かな?と思って調べてみたのですが、非イオン系界面活性剤は、界面活性剤の中でも最も安全性が高く、化粧品などにも使われているもののようでした。もし心配なら、アルカリ電解水を使うのもいいと思います。
水由来で洗浄成分が残らないため、すすぎや二度拭きは必要ありません。全体をトントンし終わったら、陰干しして乾かすだけでOK! 最後にもう一度ブラシをかけてあげると、毛並みもふわふわになりますよ。
では、「ぬいぐるみ専用クリーナー」でお手入れした結果どうなったのか、Before→Afterをご覧ください!
5年ものの汚れがこの通り!
繊維が固まってしまっていた部分もサラサラふわふわになり、黒ずみや茶色いシミがかなり薄くなりました! 実は過去に、手洗いやセスキスプレーでお手入れしたこともあったのですが、そのときは落ちなかった汚れが「ぬいぐるみ専用クリーナー」で落ちたので驚きです。
全体的に黒っぽくなってしまったマスコットも、新品のように明るく復活!
そして、この「ぬいぐるみ専用クリーナー」を使って個人的に一番うれしかったのが、カピカピに固まったよだれの跡が何事もなかったかのようにキレイになること! よだれの跡ってなぜかなかなかキレイに取れないんですよね。
トントンしていると、途中からどこによだれの跡があったのかわからなくなるほど! コツはいろいろな角度からトントンすることです
「ぬいぐるみ専用クリーナー」は、水洗いするのが不安な大事なぬいぐるみや、とても洗えない大きいぬいぐるみ、しゃべるぬいぐるみなどのお手入れにぴったりなアイテム。汚れが落ちるだけでなく、アルカリ性による除菌・抗菌効果も期待できますよ。
中の汚れまではキレイにできないので、定期的にぬいぐるみをポンポンたたいて干して、中に入ったホコリを表面に追い出してあげましょう。もしダニが心配な場合は、ホットカーペットや布団乾燥機のダニ退治モードで温めてあげるといいですよ。
そして表面の汚れが気になってきたら、「ぬいぐるみ専用クリーナー」でお手入れしてあげてください♪
大事なぬいぐるみをいつまでもキレイに保って、めでてあげましょうね!
自称ポテチマスター。ポテトチップスを中心に、1日3袋のスナック菓子をたいらげるお菓子狂。お菓子関係のグッズやちょっと変わったアイテムをメインに紹介します。