ビジネスでもプライベートでも、第一印象は見た目で決まる! 清潔感のある“デキる男”になるための身だしなみ術を、ヘアメイクアップアーティスト・田村俊人が指南します。前回に引き続き、テーマは、「バレない男のメイク」。今回は、小鼻の赤みと目のクマを目立たなくするメイク法をお届けします。
小鼻の赤みは老けた印象を与え、クマがあると、疲れたような覇気のない表情になってしまう原因に。これらをメイクで目立たなくしましょう
目次
・赤みや黒ずみはベージュでカバー
・青クマはオレンジ、茶クマはイエローでカバー
・メイクは必ずその日のうちにオフ
まずは、小鼻の赤みをカバーしていきましょう。こちらも、ヒゲの剃りあとを目立たなくするメイクと同様、コンシーラーを使用します。ちなみに、吹き出物の赤みや、鼻の黒ずみが気になる場合も、同じ方法でカバーできますよ。ヒゲの剃りあとを目立たなくするメイクの回でもお伝えしましたが、ベージュのコンシーラーを使用する時は、自分の肌に近い色を使用しましょう。
小鼻の脇など細かい部分は、小指を使うとやりやすいですよ
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薄い色と濃い色のコンシーラーを手の甲に取り、鏡の前で色味をチェック! 顔に合う色を確認します。必要があれば、色を混ぜて極力顔の色に近い色を作りましょう
気になる部分に塗った後、指で軽くたたくようにしてなじませると自然になじみます
吹き出物の場合は指だとやりづらく、吹き出物への刺激にもなってしまいやすいので、綿棒にコンシーラーを付けて
ちょんちょんとやさしく塗ってください
小鼻の赤みと吹き出ものを目立たなくしたことで、あか抜けた印象になりました※ひげの剃りあともメイクで隠しています
コンシーラーは、クマのカバーにも使用できます。クマが青い場合はオレンジを、クマが茶色の場合はイエローを先に塗って、その上から肌色を重ねることで、自然にカバーできますよ。
クマの色によって、オレンジかイエローのコンシーラーを指に取ります。両方が気になる場合は、2色を混ぜて調整してみてください
クマに色を乗せたあと、トントンとやさしくなじませます
同じ要領で、ベージュを重ねます。肌の赤みを隠す時と同じく、自分の肌に近い色を選ぶのを忘れずに
クマが消えるだけで、目元や、顔の印象そのものが明るく見えますね
今回レクチャーしたのは、男性でも簡単にマスターできる「バレない」メイク法ばかりなので、ここぞという日に、ぜひチャレンジしてみてください。小さなコンプレックスが解消されることで、大切な仕事に自信を持ってのぞめるようになるはずです。
ただし、メイクをした場合は、その日のうちにしっかり落とすことを忘れずに。通常の洗顔だけでは毛穴にメイクが残ることが多いので、クレンジング剤を使用したあと、通常の洗顔を行ってください。2度洗いが面倒な場合は、メイク落としと洗顔が1度にできる洗顔料もあるので、そちらを使えば手軽ですよ。
美容家 Hair&Make-up artist。祖母の代から美容師一家に育ち、自身もヘアメイクの道へ。女性美容術のアレンジではなく、独自の理論で男性美容術を確立。「稼ぐ男のバレない男性美容」(主婦の友社)など著書多数。