自分で手作りした、ホームメイドのジャムや酢漬けにハマっている筆者。空き瓶やジップロックを利用して、それらを長期保存していますが、もっと本格的に密閉保存が簡単にできる方法がないだろうかと調べていた際に、「これはよさそう!」とこちらの商品に出会いました。
ドイツのWECK社のガラス容器。イチゴのマークがシンボルのメーカーで、かわいらしいデザインだけでも十分に魅かれてしまったのですが、実は1900年の創立以来、家庭でのガラス瓶による瓶詰め加工食品の研究と開発を進めてきた伝統あるメーカーとのこと。そして長い研究と実験の末に生み出された、密閉方法を実践する容器として登場したのがこちらの商品だそうです。
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シンボルのイチゴのマーク |
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マークはフタの部分にも |
基本のセットはガラス製の容器とフタ。これだけでも容器として使えるのですが、これにゴム製のパッキンとステンレス製のクリップを組み合わせることで、加熱による気圧の変化で瓶の中身を真空密閉ができるようになります。
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フタやキャップを、用途に合わせて自由に組み合わせて使えるのが特徴 |
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真空密閉保存したい場合は、クリップとゴムパッキンで留めたビンをお湯を張った鍋の中で加熱。加熱中、容器内の気圧が外気圧より高くなり、温度が下がると容器の中が真空状態になる原理を利用した方法です。真空になることでビンの中の微生物が死滅するため、長期保存が可能になります |
ガラス製のキャニスターは、しっかりとした厚みがある割に軽いのもメリット。また、50〜70%程度がリサイクルガラスを使用しているとのことです。
形状は“モールドシェイプ”と呼ばれる底部に向かって幅が窄まっていくコップ型のものと、“チューリップシェイプ”と呼ばれるチューリップのつぼみのように注ぎ口に向かって括れたタイプ、“デコシェイプ”と呼ばれる壺状のタイプのほか、“ジュースジャー”や“ストレート”などが豊富にラインナップし、さらにそれぞれ容量の異なるタイプが複数揃っています。
WECK社の容器は、口が広いのも特徴のひとつ。食材や液体を詰め替えたり、洗うときにも便利です。プラスチックのフタ(カバー)も別売りされているので、密閉保存するほどでもない場合や、小物入れなどあらゆる用途で使えるのも魅力です。小さなものから大きなものまであるので、使い勝手のいいサイズが必ず見つかるといった印象。保存容器なんて空き瓶で代用すればいいとも思いますが、こだわり派さんなら、見た目のオシャレさと機能性を兼ね備えたアイテムとしてキッチンに並べたいところです。