洗濯物を干す際に必須のピンチハンガー。ただ洗濯バサミがぶら下がっているだけの代物ではありますが、実はその使い勝手は商品によってピンキリ。今回ご紹介する商品は、ピンチハンガーでありがちなちょっとした不満点の解消に挑んだ、まさに“かゆいところに手が届く”商品です。
エヌケー「伸縮式洗濯ハンガー」。最も畳んだ状態ではこんなにもコンパクト
その名のとおり、伸縮式のピンチハンガー。本体がパンダグラフのように伸び縮みし、最も縮めたときのサイズは幅が15cmほどですが、伸ばすと最大で114.5cmまで広がります。高さは22cmで、奥行きは伸縮に応じて約7cmから39cm。
洗濯物を干す量やスペースに合わせて幅や奥行きを変えることができるという自由度の高さで、よくある長方形の角ハンガーが使いづらい壁際のような場所でも、これなら伸ばせば奥行きが縮まるので、効率よく設置することができるというわけです。また、外干しの際の突然の雨などで洗濯物を取り込む際にも、サッと縮めて楽に移動できるのも助かります。
両サイドを引っ張ると徐々に広がっていきます
最大時には幅114.5cmに。任意の幅に広げて使用できます
ソファカバーのような大物を干すのにも便利。スペースに応じて幅を変えられます
畳むと小さくなるだけでなく、全部で29個あるピンチが畳んだときにも交互にならない配置なので、それぞれが絡まないのもストレス激減。伸縮させることでピンチ同士の間隔も調整できるので、早く乾かしたいときにはハンガーを広げて使うなど自由度が高いのも◎です。
畳んだ状態でもピンチ同士が重ならず、絡まないのもポイント
また、ピンチが本体に直接ぶら下がっているので、通常のハンガーよりも高い位置で干せるのも特長。低い位置の物干しさおにつるした場合にも、タオルなど長めの洗濯物が地面につきにくいのが地味にうれしかったりします。
ピンチが本体直付けなので、長さのあるものも干しやすい。通常のハンガーよりも高い位置から干すことができます
材質はポリプロピレン・ポリエチレン・スチールとあり、外側は樹脂製ですが、日本製でしっかりとした作りで安定感があります。3点式フックなので、洗濯物の重さのバランスを考えなくてもぐらつくことはありません。たかがピンチハンガーとはいえ、干す場所の自由度を高め、収納時もじゃまにならず、家事効率を改善してくれる、一石三鳥以上の秀逸品です。